「就活はいつからスタートするのだろう?」「何から始めればいいのか?」と悩む学生の方も多いのではないでしょうか。
周りから「インターンシップに参加した」「OB・OG訪問をした」「エントリーして企業説明会に参加した」などと聞くと、自分の状況と比べて焦ってしまうこともあるかもしれません。
今回は、「就活はいつから始まるのか」「どのタイミングで何から始めればいいのか」について紹介します!
<目次>
●就活はいつから始まるのか
●理系の就活はいつから始まるのか
・学校推薦
・公募
●就活スケジュールから逆算! いつ、何から始めればいいのか
・自己分析
・企業研究
・ES対策
・筆記試験対策
・面接対策
●まとめ
就活はいつから始まるのか
まず、就職活動はいつから始まるのかについて説明します。
政府と経団連(日本経済団体連合会)が協議して、就活のスケジュールを決定します。企業は就活が解禁されると、公のスケジュールに沿って、新卒採用スケジュールを定めて選考を開始し、学生に内々定・内定を出すのが基本的な流れです。中にはインターンシップの開催など、独自のスケジュールで進める企業もあり、就活の早期化も見られます。
そのため、気になる企業がある場合は、早い段階からコーポレートサイトなどを見て、学生に向けたイベントなどを調べておくことをおすすめします。
・大学3年で選考終了も。早期就活のメリットと、今から始める就活ロードマップ
理系の就活はいつから始まるのか
理系学生の就活の方法は文系学生とは異なり、「学校推薦」「公募」の2種類があります。それぞれ詳しく紹介していきます。
学校推薦
1つ目は、学校推薦です。学校推薦とは、大学の中でも一定の学力を持った学生が大学の推薦状を添えて特定の企業に応募する方法です。一般試験に比べて合格率が高めといわれており、応募者に対してほぼ合格を出す企業もあります。
学校推薦は、大学側から学生に掲示があり、企業名と応募時期・学内での選考方法が発表されます。募集時期は、大学3年生・大学院修士1年の2〜3月頃が多く、学内で説明会と選考があります。その後、志望企業のエントリーシート(ES)、面接などのステップがあります。推薦の場合は、面接は1回のみが多いでしょう。推薦枠が決まれば4月から採用活動が始まり、6月には結果を出す企業も多いでしょう。
公募
2つ目は、公募です。公募の場合は、文系学生と変わりません。公に発表された就活スケジュールに沿って活動していきます。3年生のときにインターンシップを開催する企業もあるため、志望する企業があるときはコーポレートサイトや学内掲示板などで必ずチェックしましょう。
就活スケジュールから逆算! いつ、何から始めればいいのか
就活は、一般的なスケジュールはあるものの、いつ、何から始めればいいのかは、人によって異なります。個人が置かれた状況・目指す業界が違うため、それぞれのスケジュールに合わせて逆算的に決めていく必要があります。ここからは、就活開始時に取り組むべきこと・対策のタイミングについて紹介していきます。
自己分析
選考を受ける前に、自己分析にしっかりと取り組むことが大切です。ESで自分の思いを伝えるためにも、「自分が何に興味があり何をやりたいのか・どのような職種につきたいのか・なぜその職業でなければならないのか」「仕事を通じて何を目指していきたいのか」を考えていきましょう。
自己分析は、自分の過去を振り返って、好きなこと・強み・弱み・嫌いなこと・頑張ったことなどを見つめて理解していくことが大切です。時間をかけて自己分析をすることで、ESの完成度を高めることに役立ちますし、自己PRをしっかりと伝えられるようにもなります。
自己分析をすべき時期は決まっていませんが、できるだけ早い段階からスタートすることが大切です。ESをスムーズに書くためにも、企業へのエントリー前には自己分析がいったん終わっているようにしましょう。さらに、就活をしていく中で、自己分析をアップデートすることも重要なポイントです。
・もう「自己分析」で悩まない。簡単なやり方から面接突破の裏ワザまで徹底解説
企業研究
大学3年生の春から夏(6月ごろ)にかけて、サマーインターンが始まります。企業研究をした上で、サマーインターンの選考に臨むのが理想ですが、サマーインターンを通じて企業研究をするのも良いでしょう。インターンシップに参加しない学生は、企業のコーポレートサイトで業界や企業の研究、事業内容など、情報収集をしていくのが良いでしょう。
また、企業でどのような人が働いているのかを知るためにも、合同説明会への参加や大学の先輩などへのOB・OG訪問をおすすめします。直接話を聞くことで、実際の業務内容を具体的に把握できます。
インターンシップに参加することで、選考の際に優遇されることもあります。また、自分の適性や企業について詳しく知ることができるため、良い経験となるでしょう。希望する企業がインターンシップを開催していたら申し込みましょう。
インターンシップは大学4年生でも参加できるものもありますので、早めに調べてみてください。大学1・2年生が参加可能なインターンも掲載しています。
募集中のインターンシップ一覧
ES対策
ESへの対策も重要です。オンライン上でESを書いて提出する企業も多くあります。ESでは志望動機や自己PR、長所・短所などが問われます。応募する際に何を書くかを考えるのではなく、就活の早い段階で準備するようにしましょう。自分らしさが伝わり、どの企業に対しても書ける共通した内容も準備しておいた方が良いです。
企業にエントリーする際は、なぜその企業に入りたいのか、入ってどのようなことを成し遂げたいのか、なぜこの企業でなければならないのかなど、自分の思いを明確に書くことが大切です。
過去のESや就活の体験談を見て早い段階で対策をスタートしましょう。
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ESは誤字脱字がないこと、客観的に読みやすいことも重要です。必ず提出前に家族や友人・知り合いなどに一度はチェックしてもらうようにしましょう。
・【エントリーシート(ES)完全対策版】下準備(自己分析)から書く際のコツ・書き方、頻出質問への回答例、業界ごとの特性まで全て解説!
筆記試験対策
SPIなどの筆記試験対策も早めに開始すべきです。本屋でその年度の筆記試験対策の参考書・問題集が発売されますので、発売に合わせて開始するのが良いでしょう。筆記試験の種類として、自宅で受検するWebテストや、直接会場で受けるテストセンターがあります。。企業によって独自の試験を開催しているところもあるため、志望する企業でどのような試験があるのか、過去の情報を調べておくことが重要です。
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面接対策
面接対策も必要です。想定質問と、その回答を準備しておくことで、当日、面接の場で落ち着いて受け答えができるようになります。一人で練習するだけでなく、友だちや大学のゼミの教授などに見てもらうと良いでしょう。面接対策も時期は決まっていませんが、本選考前に数回は練習して本番に備えることが大切です。ワンキャリアにも面接対策の記事はたくさんあります。ぜひチェックしてみてください。
・【面接対策の総集編】事前準備や評価基準からよくある質問への回答例まで。面接のマナーとコツを押さえて好印象!
まとめ
ここまで就活はいつ、何から始めればいいのかについて解説しました。就活は、一般的なスケジュールはあるものの、自分の状況や目指している企業に合わせて逆算して始めることが大切です。周りが始めたからといって焦るのではなく、自分のペースでスタートしましょう。
何もやっていなかったと慌てることのないよう、あなたが志望する業界・企業に合わせて、早めに開始することをおすすめします。