2020年も残りわずかとなりました。本年もワンキャリアの記事をたくさん読んでいただき、誠にありがとうございました。
今回は年末恒例、「年間記事ランキング」の発表企画です! 2020年、一番読まれた記事はなんだったのでしょうか? 早速ランキングを見ていきましょう!
1位:【6月速報:東大京大 22卒就活人気ランキング】コロナ直撃の採用前線、人気企業は変わったのか?《ライター:吉川翔大》
2020年に最も読まれたのは2022年卒の東大・京大就職ランキング記事でした。
新型コロナウイルスの感染拡大で、さまざまな変化が起きた2020年の就活。
採用スケジュールの変更や各選考のオンライン化など、まさに前例のない就活の形が生まれた1年でした。
大きく状況が変わった今年も、根強い人気を示したのがコンサル業界。TOP10社のうち7社をコンサルティングファームが占めました。
新型コロナウイルスなどの要素が重なり、昨年以上に早期化が進んだ2022年卒の就活では、早期から選考が始まるコンサルを「とりあえず」志望する学生の増加傾向が強まったとも考えられます。
定量データと学生のリアルな声の両面から就活の最新動向を分析する本記事が、年間ランキング1位に輝きました。
2位:【速報:東大京大・21卒就活ランキング】「電博」2強時代が終わり、ついにサイバーが広告2位へ。そして、1位にはあの総合商社が。《ライター:北野唯我(KEN)》
就活解禁日直前のデータで作成したランキングから2021年卒の就活動向を読み解く、「東大京大・21卒就活ランキング」が今年2番目に読まれた記事でした。
このランキングで1位を獲得したのは三井物産。TOP10を見てもコンサルと商社のみで構成されており、安定して就活生からの人気を得ていることが分かります。
本記事で見逃せないポイントとしては広告業界の動向でしょう。「電博」と呼ばれて長らく広告業界を志望する学生の人気を独占していた2トップに、サイバーエージェントが食い込みました。「DCH(Dentsu、CyberAgent、Hakuhodo)」の時代の幕開けかもしれません。
金融、デベロッパー、スタートアップなどの業界動向についても解説しているので、これらの業界を志望している方は必見です。
3位:三井物産出身の起業家が断言「今、商社に行く学生はセンスがない」《ライター:池田憲弘》
「商社特集」の中から、新卒入社した三井物産を辞め、スタートアップを立ち上げた佐藤さんのインタビュー記事が3位にランクイン。
「今、商社は大人気で『ストップ高』のような状態。そこに入ろうとするなんて、商人としてセンスがないと思いませんか?」と語ります。
なんとなく人気業界を受けるのではなく、考え抜いた上で自身が納得できる選択を下す。「自分の人生やキャリアのハンドルを離さない」というメッセージは、すべての就活生の皆さんに届けたい一言です。
新卒から10年商社に勤めたから分かる、商社の強みと弱みについても語ってもらいました。ぜひご確認ください。
4位:ナンパ話に凍りつく面接会場。でも僕はそこに就活の進化を感じた。《ライター:西島悠蔵》
筆者が人事をしていて出会った、学生時代頑張ったことで「ナンパ」と答えた学生のエピソードをもとに、ガクチカ(学生時代力をいれたこと)が本来持つべき多様性について考察した本記事。
本当に自分らしさが詰まったものになっていますか?
他人が決めた「良い基準」に当てはめてつくっていないですか?
この記事を読んだ後に、改めて自分のガクチカを見直してみてください。
5位:東大法学部生が知っておきたい「年収重視なら、弁護士と外銀のどちらがオススメ?」《ライター:鷹津》
東大文系の中でも最難関ともいわれている法学部。その就職先は官僚・弁護士が王道でしたが、近年若いうちから数千万円の年収を期待できる外銀志望者が徐々に増えてきているとのこと。
エッジの効いた切り口と文章で人気を博し、自らも外資系金融機関で働く鷹津氏(@hedgefund30m)が、年収の観点から弁護士と外銀を比較しました。
記事に出てくる2職種を志望していなくても、年収の捉え方や考え方を学べる記事です。
6位:「オンラインでは空気なんて読むな」 Web面接1,000回超えのガイアックス人事が伝授する攻略法《ライター:スギモトアイ》
2020年の就活を振り返る上で外せない「オンライン面接」。新型コロナウイルスの影響を受け、一気に就活のスタンダードとなりました。
対面の面接とWebでの面接は、皆さんが思っている以上に異なります──。
こう語るのはガイアックスで採用マネジャーを務める流さん。
オンライン面接で起こりがちなトラブルとその対策、オフライン面接との違いとは? 詳しくはぜひ記事をご覧ください。
7位:【現役声優が解説】「緊張で声が出ない」「滑舌に自信なし」 そんなアナタに贈る、就活でも使える「いい声」のつくり方《ライター:藤東 知夏》
面接などの緊張する場面で、喋(しゃべ)るスピードが早くなってしまったり、声が上ずってしまったり……。こんな経験はありませんか?
現役声優の筆者は、これらの原因は「声のコントロールがうまくできていないから」だと言います。
この記事では、声のコントロールの仕方と簡単にできるボイストレーニング方法が学べます。
8位:本当にこの会社でいいの……?不安をごまかすため「内定先自慢」に走った愚かな私《ライター:つっきー》
つっきー氏(@olunnun)が自身の就活を振り返る人気連載「キラキラOLなりそこない どっこい就活記」から、内定後に抱いた不安を綴(つづ)った記事。
多くの人にとって就活は、「自分の進む先を、自分で考えて、自分で決める」初めての経験です。孤独を感じることや、誰かと自分を比べて不安になることもあるでしょう。
それでも前に進んでいく就活生の皆さんに、エールを送る記事となっています。
就活に少し疲れたときや、不安を抱いたときにぜひご覧ください。
9位:自分の中での「100点ES」が全然通らない、たった1つの理由《ライター:Mary》
秀逸なガクチカのエピソードを選び、徹底した業界研究と企業研究を行って、何度も推敲(すいこう)をして作り上げた自分の中での「100点ES」。それでも通過率は3社に1社程度だったと筆者は語ります。
こんな状況を打破したのは「エントリーシート(ES)を知人や先輩に添削してもらう」というたった1つのアクションでした。
本記事ではESを添削してもらうメリットや、添削仲間の探し方について紹介しています。
10位:三井物産内定を辞退した東大生が、Jリーガーになったその後。「安定」「王道」は外しても「どうありたいか」というゴールは変わらなかった《ライター:吉川翔大》
三井物産の内定を辞退し、史上2人目の東大卒Jリーガーとなった添田さんの「生き方」に迫ったこちらの記事。
「もともとサッカー選手になるつもりは全くありませんでした」という添田さん。
それでも人気企業に就職する王道ルートではなくJリーガーの道を選んだ理由や、異色の経歴を歩んできた中で大事にしてきたこと──プロスポーツの世界に入り、多くの挫折や出会いを経験した添田さんの生き方は、就活という大きな決断が迫る皆さんの背中をきっと押してくれるはずです。
ワンキャリアは就活の「ニューノーマル」と本質を追い続けます
2020年に読まれた記事ベスト10、いかがでしたか?
例年同様、ワンキャリアを支えてくれている個性的なライターの皆さんが大活躍した1年でした。「商社特集」や「生き方就職」など編集部発の新企画もランクインしました。
2020年のトピックとして、新型コロナウイルス感染拡大が就活に与えた大きな影響は無視できません。
1位の「東大京大・22卒就活ランキング」の内容や、6位の「Web面接1,000回超えのガイアックス人事が伝授する攻略法」などが象徴的ですが、新型コロナウイルスは、選考のオンライン化や、さらなる早期化の要因になるなど、就活にさまざまな変化をもたらしました。
今年起こった変化は就活のニューノーマルとなり、来年以降も継続する可能性は高いです。しかし、自身のキャリアを考える第一歩、という就活の「本質」は変わりません。ランキングに入った数々のコラム、そしてインタビューがそれを物語っています。
2021年も有益な就活情報や就活のあり方を問い直すような企画を、皆さんにお届けできるよう、ワンキャリア編集部一同、邁進(まいしん)してまいります。
良いお年をお迎えください。 来年もよろしくお願いいたします。
▼過去の記事ランキングはこちら
2018年 上半期・下半期
2019年 年間ランキング
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