※こちらは2016年6月に公開された記事の再掲です。
こんにちは、ワンキャリ編集部です。外資系企業と聞くとどういったイメージを抱くでしょうか?
「高給取り」「実力主義」「激務」
さまざまなイメージがあると思いますが、企業の業種や本社所在地によって、その実態は大きく異なります。今回は、平均年収、ホワイト度(有給消化率、平均残業時間)の業界別ランキングを見ながら、外資系企業の実態に迫っていきたいと思います。
<目次>
● 1. 外資系企業 業界別平均年収ランキング
・1-1. 平均年収はNo.1:外資系投資銀行/証券会社
・1-2. 外銀に次ぐ高い年収と昇進スピードを持つ:外資系コンサル
・1-3. インセンティブ給の幅が狭い:外資系消費財メーカー
・1-4. 人によって年収が大きく異なる:外資系IT企業
● 2. 外資系企業 業界別ホワイト度ランキング
・2-1. 環境改善に努め、残業時間が減少:外資系投資銀行/証券会社
・2-2. 残業時間は多いが、有給消化率は高い:外資系コンサル
・2-3. 米系と欧系で異なるホワイト環境を持つ:外資系消費財メーカー
・2-4. 会社により残業時間が大きく異なる:外資系IT企業
● おわりに
1. 外資系企業 業界別平均年収ランキング
多くの外資系企業の年収は、
・ベース給
・インセンティブ給
の2つから成り立っています。ベース給は昇進とともに上がるのに対し、インセンティブ給は個人の成績や市場環境により大きく左右されます。以下、各業界ごとの平均年収を一覧形式でご紹介します。
1-1. 平均年収はNo.1:外資系投資銀行/証券会社
外資系金融の魅力はなんといっても「インセンティブ給の高さ」です。
外資系金融は
(1)投資銀行部門(IBD)
(2)マーケット部門(証券部門)
(3)リサーチ部門
(4)アセットマネジメント部門
の4つの部門からなり、部署ごとに平均年収が大きく異なります。新卒の頃から比較的高額な年収がもらえますが、業界の市場環境の影響を大きく受けてしまうので、企業間の人材の移動が激しいようです。中でも人気の高い投資銀行部門は、ベース給の30~100%に設定されているインセンティブ給が、ベース給の高さと相まってかなりの額です。
役職ごとのベース給の目安は以下のようになっています。
・新卒アナリスト:800万円~1,300万円
・アソシエイト:1,100万円~1,500万円
・ヴァイスプレジデント:1,500万円~2,000万円
・マネージングディレクター:2,500万円~4,000万円
今回は外資系金融業界で人気の高い「投資銀行部門」の平均年収をランキング形式で紹介していきます。
※出典:Vorkersのクチコミをもとにワンキャリアが作成
最初の役職のベース給を見ると、トップは「ゴールドマン・サックス」で、ベース給は大体700万円~900万円、インセンティブ給を含めた平均年収は約1,200万円となりました。ある社員によると、新卒で入社する際にMBAを取得しているなど専門性の高さを示せると、ベース給だけで1,300万円を超えることもあるそうです。
また、同率1位でクレディ・スイス証券も平均年収は約1,200万円でした。これは、ある社員によると、とりわけ欧州系のファームは新卒入社の社員に対し比較的高額なベース給を提示し、内定辞退をされないように工夫した結果だということです。
ワンキャリアでは会員限定で外資系投資銀行各社の選考対策ページを公開しています。
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1-2. 外銀に次ぐ高い年収と昇進スピードを持つ:外資系コンサル
外資系コンサルは平均年収の面では外資系銀行に劣るものの、外資系企業の中では高水準の年収をもらうことができます。さらに昇進スピードが早い外資系コンサルでは、入社後数年でベース給が1,000万円の大台に乗ることも多いようです。
役職ごとのベース給の目安は以下のようになっています。
・アナリスト:400万円~800万円
・アソシエイト:800万円~1,500万円
・プロジェクトマネジャー:1,500万円~2,000万円
・プリンシパル:2,000万円~3,000万円
・パートナー:3,000万円~5,000万円
ただし、新卒入社してから次の役職に上がるまでの年収は低く、案件によっては毎日深夜近くまで作業する必要があり、時給換算をするとアルバイトと同じか、それ以下になってしまうという社員の声もあります。
次に外資系コンサル業界の各ファームの平均年収は以下の通りです。
※出典:Vorkersのクチコミをもとにワンキャリアが作成
1位は「マッキンゼー・アンド・カンパニー」「ボストンコンサルティンググループ(BCG)」「ベイン・アンド・カンパニー」で、若手(新卒1~3年目)の平均年収は約800万円です。
マッキンゼーでは、人によっては30歳でシニアマネージャーになり、ベース給1,500万円+インセンティブ給という破格の待遇を受けることができます。また、BCGは最速1年9カ月で昇進する可能性があり、昇進するとベース給が1,000万円ほどまで上がるため、ここ数年の好調な業績連動インセンティブ給を加えると、計1,500万円前後にもなるという社員の声もありました。
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1-3. インセンティブ給の幅が狭い:外資系消費財メーカー
外資系消費財メーカーの特徴は他の外資系と比較して、給料の差が小さいことです。インセンティブ給の占める割合が低いため同期とはほぼ同じ年収です。また、住宅手当や残業代を加味すると日系大手メーカーとほぼ同じ水準の年収になりますが、外資系メーカーは昇進スピードが早いため、長期的に見ると外資系メーカーの方が高給取りであるといえます。
次に外資系消費財メーカーの平均年収をランキング形式で紹介します。
※出典:Vorkersのクチコミをもとにワンキャリアが作成
1位は「P&G Japan」で平均年収は約600万円です。P&G Japanは年俸制であり、残業代やインセンティブ給をすべて含めた年収となっています。実力主義のP&G Japanでは、30代までにマネージャーに昇格し年収は1,000万円を超える社員もいるそうです。
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1-4. 人によって年収が大きく異なる:外資系IT企業
外資系IT企業はベース給の変化がほとんどないことが特徴です。新卒の平均年収は400万円~600万円で外資系消費財メーカーとあまり変わりませんが、昇進の機会が少なく、ベース給の増加率も低いため、30代に入ってもベース給が新卒時とほとんど変わらない社員もいるそうです。一方で、インセンティブ給が年収に占める割合が非常に高く、30代で年収400~1,200万円まで幅が出ることもあるそうです。
次に外資系IT企業の平均年収をランキング形式で紹介していきます。
※出典:Vorkersのクチコミをもとにワンキャリアが作成
1位は「グーグル(Google)」で平均年収は約650万円です。また功績に応じてストックオプションが付与されるため、合計するとかなりの高収入です。
2位は「日本オラクル」で平均年収は約500万円。日本オラクルは高額なベース給であるものの昇進の機会はほとんどなく、ベース給のまま30代になることがよくあるという社員の声が多いです。そのため当期業績や個人の功績によって付けられるインセンティブ給が大きく年収に影響してきます。
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