はじめまして。これから1年近く、2020年卒の皆さんをサポートさせていただきます、ワンキャリ編集部と申します。この記事では
「就活って、何からスタートすればいいの?」
「どうすれば憧れの企業に内定できるの?」
という皆さんに、就職活動を始める前に、知っておいてほしい7つのポイントをお伝えします。
1. 就活の「空前の売り手市場」に油断するなかれ。人気企業は依然として狭き門
まず1つ目は「倍率」の話です。今の就職市場は、全体では求人倍率1.78倍であり、「就職者優位」ですが、人気企業は全く逆です。下の表を見てみてください。
※ ワンキャリア調べ
上表は、人気企業の内定者数と2016年卒の学生数です。
もちろん、全ての学生が上記企業を志望するわけではありませんが、東京大学の入試倍率が、約3倍であったことを踏まえると、極めて「狭き門」ということを覚えておきましょう。
倍率が高いのは人気「企業」だけではありません。就活生の注目度が高い金融・保険業は業界全体で見ても「10人中8人が落ちる」というデータがあり、これは就職氷河期より厳しい競争であることを意味しています。
2. 6割以上が6月までに内定。20卒、21卒は早期化がさらに進む見込み
日本の新卒就活市場は、年々早期化しています。その理由は「3月説明会、6月面接&内定解禁」という経団連が定めたルールを、多くの企業が守っていないからです。早速ですが、以下の衝撃的なデータをご覧ください。
実際に2,000人を超える18年卒の内定企業実績をワンキャリアが分析したところ、6割以上が6月の就活解禁前に内定を得ていました。インターンや少人数セミナーを事実上の選考と捉えると、就職活動は3年の夏から始まっていると言っても過言ではありません。
また、2年後の就職活動(21年卒)から、面接解禁が6月から3月へ前倒しされる方向で経団連が動き始めました。これに伴い、20年卒の就活も一層早まるのではないかと言われています。とにかく、20年卒の就活生は早め早めの準備をしないと相当なハンデとなってしまうことが予想されます。
3. 20卒が押さえておきたい「リアルな就活スケジュール」
では、具体的に就活のスケジュールはどうなっているのでしょうか。
さまざまな大手就活サイトが就活スケジュールを掲載していますが、残念ながらその多くは現実に即していません。というのも、外資系の就活や経団連の目をかいくぐって出される内々定を無視したものとなっているからです。
その就活スケジュールを信じてしまうと、対策を練る時間が少なくなってしまい内々定を取るのが難しくなる可能性があります。
以下の図は、トップ就活生へのヒアリングをもとに作成した「リアルな」就活スケジュールです。遠い話と思われるかもしれませんが、これを頭に入れておくだけでかなり就活がイメージしやすくなると思います。
まず対策をすべきは、直近に控えるサマーインターンです。サマーインターンは外資系企業だけでなく、日系大手企業も実施します。インターンへの参加が本選考において重要な役割をなすことも多く、中にはそこから内定が出ることも少なくありません。
このグラフから分かるように、選考は早くて5月から、遅くとも6月下旬から始まります。トップの企業を目指す就活生は、遅くとも5月には就活モードに心が切り替わっておいた方がいいでしょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
・【20卒向け】サマーインターンに必要な対策一覧〜ES・志望動機・筆記テスト・GD・面接など選考対策を一挙解説〜
ワンキャリアの調査によると、業種別のリアルな内定時期は以下のようになりました。
この図から、外資の内定は夏から、日系企業も4月から出始めていることがわかります。
ピークが早まりつつある就活戦線。志望企業から内定を取るためには、どの段階で、自己分析・業界分析・面接練習をやるべきかを逆算して就活を進めましょう。
4. トップ内定者の半分が「6月までに」就活を意識している現実
では「第一志望に内定できる人」と「落ちる人」、この差はどこから生まれるのでしょうか?
一つは「いつから就活を意識し始めたか」です。下の表をご覧ください。
これは、18年卒のトップ就活生が「就活を意識し始めた時期」を表しています。これを見るとトップ学生の半分が6月にはもう就活を意識していたことがわかります。早めの意識は、早めの準備・対策に、そして納得のいく結果につながります。
対策にあたっては、早期から情報源を持っておくことが大切です。手前味噌ではありますが、ワンキャリアをぜひ活用してください。
・ワンキャリア新規会員登録(無料):各種イベント情報や、各社の選考突破のポイントを閲覧できます。
5. 逆転内定の秘訣は「信頼できる情報源」「地道な積み重ね」「就活を乗り越える自信」
上述のとおり、人気企業は狭き門であり、東大・京大生でも内定することが難関とされる一方で、中堅大学から内定する学生がいます。
彼らの特徴は以下の3つです。
(1)信頼できる情報源を持つ…情報を握っているかどうかで選択肢が大きく異なる
(2)就活へのモチベーションの持続力がある…就活は地道な活動が多く、モチベーションの有無で明暗が分かれる
(3)他の就活生のスペックに萎縮しない自信がある…そもそも自信がないため大手を受けない人も多いが実際は能力的には想像よりは大差がない
早めからこの3点を意識して、就活を有利に進めてください。
そんなこと言われても、どう頑張ったらいいかわからない!という方もご安心を。ワンキャリアでは、早めの準備で逆転内定を果たした先輩たちの事例を紹介・解説しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
・町田イチローシリーズ 「普通すぎる」MARCH生の就活全勝メソッド
6. 就活とお金。都内20万円/地方50万円。万全の備えを
もう一つ忘れてはいけないのは「お金」の話です。就活は、スーツ代や飯代・交通費など、意外とお金が掛かります。就活が本格的にスタートすると、アルバイトはしづらくなりますので、それまでにお金を貯めておきましょう。特に地方学生にとっては交通費とホテル代は痛い出費です。
目安として、都内では20万円ぐらい、地方の学生は50万円程度は貯金しておいた方がいいでしょう。お金がないから、対策に集中できなかったり、選択肢を狭めないといけないのはとても悲しいことです。
お金に泣いてしまう就活生を一人でも少なくするため、ワンキャリアでは就活生のシビアなお財布事情に寄り添う数多くのコンテンツも用意しています。就活が本格化する前にみておくだけで、あなたの進路も大きく変わるかもしれません。
・読むだけで10万円節約できる!就活を生き抜くためのマネー術
・【地方就活生向け】東京都内のインターン前泊でおすすめ!主要エリア別宿泊施設まとめ《要スクショ》
7. 1,200社分の「面接ウラ情報」!ワンキャリを使い尽くして、就活のスタートダッシュを決めよう!
ここまでのポイントを読んだら、いよいよ就活スタートです。まずは「企業を知ること」と「イベントで練習」してみましょう。この時期、2020年卒の皆さんにとってまだ受けられる選考などは数少ないです。
そこで、まずできることは「企業を知ること」と「練習」です。
みんなが知っている総合商社やメーカー・コンサルティングファームなどを見て、「仕事内容をなんとなく」想像してみてみることから始めましょう。そんな時に大活躍するのが、ワンキャリアの最大の強みである「豊富な選考情報」。約1,200社の面接ウラ情報が載っています。
例えば、外資系消費財メーカーのP&Gのマーケティング部門(18年卒)ではGDにて
学生6人で1時間にかけて、『歯磨き粉の新商品投入に関する戦略』
を議論させ、合否を判定しました。
あるいは、マッキンゼーでは例年ケース面接が課されますが、2019年卒では、
売上が低下している病院の原因を資料を用いて突きとめ、経営再建策を複数提示する
という課題が与えられました。
これら約1,200社の全ての面接情報と突破のポイントが載っているのが、ワンキャリアの「選考ステップ」です。実際に企業を受けるフェーズになったら、ぜひ使いこなしてください。(閲覧には無料の会員登録が必要です)
・P&G Japan|マーケティング職2018年卒の選考対策ページ
・マッキンゼー・アンド・カンパニー|ビジネスアナリスト職2019年卒の選考対策ページ
また、早期から就活イベントに参加するのもオススメです。ワンキャリアでも合同企業説明会や各種セミナーを開催しますので、ぜひ参加してみてください。
合同企業説明会
ワンキャリアでは5月末に「ONE CAREER EXPO」と題した合同企業説明会を開催します。外資・日系の人気企業が一堂に介するので、夏の選考やインターンに向けた企業・業界研究を1日で済ませることができます。
東京:5月31日(木)/京都:5月29日(火)/福岡:6月15日(金)
東京:5月31日(木)/京都:5月29日(火)/福岡:6月15日(金)
選考対策セミナー
ワンキャリアでは毎年3〜5月にグループディスカッションや面接対策のセミナーを実施していますが、例年、多くの学生が参加しています。選考に関係なく、さらに事前準備は不要かつ無料ですので、気軽に参加して「就活って、なんとなくこんな感じなんだな」と全体像を理解してみてください。論より実践です。
イベント情報は、会員登録された方に順次ご案内します。気になる方は参加してみてはいかがでしょうか。
各種イベント情報や、各社の選考突破のポイントを閲覧できます
各種イベント情報や、各社の選考突破のポイントを閲覧できます
それでは、これから末長く、ワンキャリアをよろしくお願いします。ワンキャリ編集部でした。