※こちらは2017年2月に公開された記事の再掲です。新型コロナウイルスの感染拡大などにより、働き方やライフスタイルに関して変化している部分もあります。
こんにちは、ワンキャリ編集部のトイアンナです。
外資系・日系企業で幅広くキャリアを積み、現在は就活や恋愛に関する執筆活動などを行っています。
以前、一般職女性へのインタビューを基に「合コン男子マップ」を作成したところ大きな反響をいただきました。しかし巷(ちまた)には女性が男性の企業をジャッジする記事があふれる一方、その反対は網羅されていません。
そこで今回はトップ大学の男子就活生27名へ調査を実施。各種業界で働く女性に対するイメージを主観的に並べてもらいました。
キラキラの極北は外銀女子!?
まずは実際に作成したマップをご覧ください。
この画像はトップ就活生たちに主観で図を動かしていただいた結果です。まず特筆すべきは、外銀女子がキラキラ女子のトップに位置している点でしょうか。キラキラ企業として知られるサイバーエージェントよりさらに上位となった理由を伺ってみると、
「外銀は最近キラキラ女子を積極的に取っている気がします。キャバ嬢のように働いてもらう候補なんだろうなと思います」と偏った意見が。外銀は部門ごとにカルチャーの差が大きいのですが、このコメントは接待の多いリテール部門のイメージに引きずられた結果かと思われます。
「銀行一般職は知的刺激ゼロ」一般職でも見られる偏ったイメージ
トップ就活生による職業イメージは、一般職でもギャップがありました。
まず、商社の一般職へのイメージは「婚活最強」。
「育ちが良く、しっかりしていて、ルックスもいいみたいな。結婚市場最強だと思います」
「キラキラ女子が多い一方、志望理由の背景には『堅実さ』がある」
と、バランスのとれたキャリア観を高く評価する声が目立ちました。
その一方で銀行の一般職へは賛否両論。
「お金持ちの家庭が甘やかして育てられた結果、何もかもやってもらうのが当たり前になっていて知的刺激ゼロというのが約10人のサンプルを見た印象」と、筆者も絶句するくらい厳しいコメントも。
その一方で「銀行窓口にいる女性はみな口調が優しく、癒やされる。窓口で高齢者の相手をすることも多い。よって銀行の一般職女子は辛抱強く優しい人が多いのだと思う。知り合いの内定者の方もこの傾向がある」
と、業務で培われる忍耐力へのポジティブな意見も見られました。
商社や銀行の一般職女性へインタビューする中で思うのは、業務内容こそ違えども仕事の重みはさほど変わらないという実情。自分でお金を動かす決裁権こそありませんが、優秀なアシスタントとして総合職をしのぐ活躍をされる方も少なくありません。
また、一般職は結婚までの腰掛け職というイメージを抱いた就活生が目立ちましたが、昨今は出産後も復職する女性が見られ、一般職の位置付けも変わりつつあります。内定段階で就活生が抱く職業イメージは一部の部署が与える印象や過去のイメージに影響され、現状とズレがあることが見えます。
学生による偏りはなぜ生まれるのか?
トップ就活生は複数社から内定をもらうことも多く比較的多くの業種を見ています。それでも実情とズレが生じてしまう理由には、ある真実が絡んでいます。就活生は自分が受けた業界へのコメントは辛辣(しんらつ)になり、知らない業界については良い面を見がちなのです。
たとえば金融業界を志望する学生は銀行の一般職を辛辣に語りますし、広告代理店内定者は自分の内定先を謙遜します。よく調べたからこそ、むやみに礼賛できないのでしょう。
コントラストを描くように、回答者がエントリーしていない分野では褒め言葉が目立ちます。
例えば、「歯科衛生士は美人が多い」とストレートなコメントがあった他、「知り合いの公認会計士合格者はみな堅実な人が多い。将来の安定を考えて、大学入学当初からコツコツ努力をしている」など、民間企業内定者の彼ら・彼女らとは異なる進路をポジティブに捉えていました。
また、この傾向には年収はあまり関係がなく、国家公務員I種から地方公務員まで民間志望の学生は受けなかった業界へ良いイメージを抱く傾向が。深く知らないからこそ隣の芝は青く見えるのかもしれません。
偏りを自覚して他業種を理解しよう
就活では時間に余裕があって調べ尽くせる業界もあれば「友達がエントリーしたから取りあえず……」とあまり知らないままエントリーすることもあるでしょう。
しかし、知らない業界ほど一部の部署イメージを全体へ当てはめてしまったり、良いように捉えたりしがちです。逆に志望している業界ほど「実は残業が多い」「パワハラがある」など決してキレイで済まされない現実を目の当たりにします。そこで志望企業へ失望し、他の業界へいきなり切り替えると同じく失望してしまうかもしれません。
この現象は新卒だけでなく転職者でもよくあります。「コンサルは休みがないからホワイトな業界へ行きたい」と転職したにもかかわらず「ここではやりがいや成長がない」と次の業界へも失望してしまう。全ての条件を満たせる企業はありませんから、キャリアの海でさまよいかねません。
「今◯◯業界が輝いて見えるのは、まだよく知らないからかもしれない」と自覚することが、正確な理解の第一歩です。企業の課題も理解した上で、自分と相性のよい企業を見つけていってください。
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