こんにちは、ワンキャリ編集部です。
今回は、東京海上日動火災保険・損保ジャパン日本興亜と並び、3大メガ損保の一角を占める三井住友海上火災保険(以下、三井住友海上)の、本選考突破へ向けた対策ポイント6選をお届けします。選考前にぜひご一読ください。
三井住友海上火災保険の特徴
アジアNo.1の保険会社
三井住友海上はMS&ADグループの中核企業の1つであり、損害保険業を扱っています。世界45ヶ国にビジネスを展開しており、国内では保険料シェア1位、ASEAN(東南アジア諸国連合)でも総保険料シェアNO.1の総合保険グループとして君臨しています(企業HPより)。
三井住友海上火災保険の選考フロー
2017年卒MSの本選考は以下のフローで行われました。
・エントリーシート(以下、ES)
・Webテスト
・1次面接
・2次面接
・3次面接
・最終面接
それでは、各選考のポイントについて見ていきましょう。
三井住友海上火災保険の本選考ポイント6選
1. ESには、「なぜ三井住友海上なのか」を重視した内容を構成しよう
2017年卒本選考のESでは以下の内容が問われました。
(1)困難に向き合い、乗り越え、実現してきた経験を教えてください。(300字以内)
(2)異なる価値観に影響を受けた経験を教えてください。(300字以内)
(3)自ら学び考え、行動した経験を教えてください。(300字以内)
(4)他者を巻き込み、リーダーシップを発揮した経験を教えてください。(300字以内)
(5)三井住友海上を志望する理由を教えてください。(200字以内)※出典:三井住友海上火災保険|全域社員2017年卒のエントリーシートより
ESでは、(5)の「なぜ三井住友海上を志望するのか」について特に注力しましょう。というのも、損害保険業界を志望する学生は、東京海上日動や損保ジャパン日本興亜といった他のメガ損保を併願することが多く、内定後にそれらの企業に流れてしまう可能性がないかを確認したいと考えるためです。
事実、その後の4回の面接中でも常に志望理由が問われていたそうです(選考対策ページより)。
ここでは、三井住友海上を選んだ根拠として納得感のある内容を記載しましょう。例えば、「お客様の役に立ちたい」という漠然とした内容を記述してしまうと、後の面接で「それって他の会社でもできるよね」と容易に反論されてしまいます。そのため、「会社の特徴であるアジアNo.1の保険会社で働きたいと考えました。なぜなら過去の経験からアジアの経済発展に寄与したいという思いを持っているからです」といったように、三井住友海上でなければならない特徴を挙げるとよいでしょう。
下記の、選考参加者のESも参考にしてください。
・三井住友海上火災保険|全域社員2017年卒選考参加者のエントリーシート
2. Webテストは最低限の勉強を
Webテストは、内定者が「ボーダーはそこまで高くないと感じた」と話していたことからも、ボーダーがあまり高くないことが伺え、特別な対策は必要ないといえるでしょう(選考対策ページより)。もしWebテストに苦手に感じている学生は、取りこぼしがないように事前に参考書を1周しておけば十分でしょう。
オススメの参考書はこちらです。
・必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法[1]【2021年度版】
3. 1次面接は相手の印象に残るかが勝負の分かれ目! コミュニケーションの取り方1つにも気を配ろう
2017年卒の1次面接は、1人20分という短時間で行われ、1日に1,500人もの学生の面接を評価していたそうです。
このような面接では、相手の印象に残ることが第一条件だといえるでしょう。実際に、ある内定者は、強みである元気さをアピールするために、部屋に入った瞬間に会場に響き渡るような声であいさつをしたそうです(選考対策ページより)。
内容はどんなものでも構いませんが、自分を印象づける意識を常に持って臨みましょう。
4. 2次面接では、激務への耐性をアピールしよう
この2次面接では精神的・肉体的なタフさが求められます。その背景には、日々発生しうる新たなリスクを広範囲に渡って考え続け、それらに対応した保険を常に考えていかなければならない、損害保険業の業務内容が関係しているといえるでしょう。実際に、ある内定者は、「『激務だけど大丈夫か』と何度も聞かれたこともあり、この2次面接では論理的思考力よりも忍耐力があることをアピールすることが重要だと感じた」と話していました(選考対策ページより)。
自分が過去に体験した、精神的・肉体的に厳しい状況下で結果を出した経験を語り、激務への耐性があることをアピールしましょう。内定者は、メンバーが半分やめてしまうほど厳しいゼミを2年間やり抜いた経験を話したそうです。
5. 3次面接では過去の行動の一貫性を示し、自分の価値観をアピールしよう!
この面接では、学業成績への言及がなされるため、特に成績が悪い場合には「なぜ自分がこの成績をとったのか」を説明する必要があります。
GPAが低い場合には、ただ「怠惰であった」と伝えるだけでは悪印象です。その際には、成績が低い科目に関して一貫性のある説明が有効でしょう。実際にGPAが1.9の内定者は、「ただ聞くだけの授業は嫌いだが、参加型の授業は好きだと伝え、成績の悪い科目と良い科目の一貫性を意識した」と話したそうです(選考対策ページより)。
至らない部分がある場合にはそれを素直に認め、その中でも理由をしっかりと説明することは好印象につながるでしょう。
6. 最終面接では、深掘りに耐えられる確固たる志望理由を語ろう
最終面接では志望理由については、「なぜ損保なのか」「なぜ三井住友海上なのか」といった志望理由に関する質問が長時間に渡って深掘りされ、入社意思を問われたそうです。従って、自分が志望理由の主張と根拠の内容を、今一度確認しましょう。
下記に、主張とその根拠の確認点について具体例を掲載します。
(1)志望理由が「人」の場合:
・社員のどのような人柄に惹かれたのか
・その社員はどこの部署で働いているのか
・その社員と同じような社員はいないかもしれないがそれでも大丈夫なのか(2)志望理由が「社風」の場合:・その社風のどの点が好きなのか・その社風が他の会社と異なるのはどこだと把握しているか
おわりに
いかがでしたか。
三井住友海上の2017年卒本選考では、主に三井住友海上でなくてはいけない理由について語ることが重要でした。事前に社員訪問や企業分析を通して、納得感のある志望理由を構成するようにしましょう。
さらに詳しい選考の情報を知りたい方は以下をご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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