電通「データ×ビジネス創造型」インターンシップとは

電通は、日本有数の広告会社として広く知られています。その電通が、このたび「データを活用したビジネス創造」をテーマとしたインターンシップを開催することになりました。
この企画の背景や狙いを、企画メンバーの一人である若手社員へのインタビューとともに紹介していきます。

電通は広告だけじゃない!
新規事業開発からベンチャー支援まで

『電通』と聞くと、「広告」「クリエーティブ」といったイメージを持つ方も多いでしょう。確かにそれらは電通を代表する仕事ですが、最近では広告以外の領域の業務も積極的に手掛けています。例えば、スノーピーク社とは「未来をつくるパートナー」としてビジネスデザインを行いました。スノーピークの本質的価値は「キャンプ用品メーカー」にとどまらず、「人間回帰」であると再定義した上で、さまざまな新規事業をクライアントとともに徹底的に考え抜き、一緒に作り上げました。

また、ユーグレナ社がスタートアップだった頃から、ビジネスパートナーとしてその事業を支援してきました。「ミドリムシが地球を救う」として、栄養問題から環境問題、燃料問題といった様々な社会課題と向き合う姿勢に感銘を受け、電通は同社への出資およびパートナー契約を締結しています。

このように電通が手掛けるのは広告だけではありません。時にはクライアントのビジネスパートナーとして、新たな事業を一緒に創造することもあるのです。今回のインターンシップでは、こうしたビジネス創造まで含めた、電通の業務領域の広さを知ってもらいたいと思っています。

データという素材を活用し、
「人」を基点に課題解決やビジネス創造を実現する

電通が大切にしているのは、「人」を基点に課題を捉え、解決策となるアイデアを生み出し、それを実現していくことです。そして、この「人」を基点にするための取り組みとして近年特に力を入れているのが、データ領域への進出です。

電通には、さまざまなパートナー企業との連携を通じて集めた膨大なデータが蓄積されています。これらのデータを最大限活用し、「人」への理解をさらに深め、クライアントが抱える課題を解決するためのアイデアを生み出したり、アイデアを具体的に実現させたりしていきたいと考えているのです。

言うなれば、私たちが手掛けているのは、データという素材を活かして実際に料理をつくる料理人のようなものです。そして今回のインターンシップで学生の皆さんに体験いただきたいのも、データを集めることや分析することだけにとどまらず、「いかにデータという素材を活用し、『人』を基点として課題解決に活かすのか、あるいはどんな新しいビジネスを創造していくのか」ということです。
これは、いま私たち電通が最も問われている課題の一つであり、多くの業界に通じるテーマでもあります。

インターンシップ企画者インタビュー

『データ×ビジネス創造型』インターンシップの企画メンバーの一人である、電通データ・テクノロジーセンターの松田一樹氏(入社5年目)へのインタビューを紹介します。

電通データ・テクノロジーセンターの松田一樹氏

Q:松田さんの担当業務について教えてください。

入社以来、データに関係する領域に携わってきましたが、一言で言えば「データを使うと何ができるのかを考える仕事」を担当してきました。データに関わる業務と言うと「データ分析」をイメージする人も多いかもしれませんが、私の仕事では課題解決や目標達成のために「データをどのように使うか」まで考える機会が多いです。データを用いた新たなサービス開発設計や事業企画、またそれを支えるシステムの要件整理など、仕事の範囲は非常に広範囲にわたります。

近年はテクノロジーの進歩にともない、取得できるデータ量も膨大になっています。クライアントやパートナー企業から「蓄積されたデータを使って新しいことができないか」と相談を受けることも多くなってきました。私のような業務に携わる人材の必要性がどんどん高まっていると感じますね。

Q:仕事の中で感じる面白さや、やりがいは何ですか?

仕事そのものの面白さはもちろん、仕事を通して自己成長の機会を得られるのが一番のやりがいになっています。電通では、さまざまな角度でデータ領域の仕事に関わっていきます。広告の評価のためにデータを分析するだけでなく、データ同士の掛け合わせで新サービスを検討する、事業開発のような業務まで担当することがあります。それはつまり、関わる人や必要とされる視点の幅が広いということであり、多くの体験と学びから自己成長できるということでもあると思います。

Q:電通がデータ領域の業務で求める人材像を教えてください。

データの領域は、現在進行形で開拓が進められています。まだまだ未開の地もたくさんあり、クライアントやパートナー企業が抱える課題やニーズも一つとして同じものはありません。だからこそ大切なのは、新しいことに興味を持つ「好奇心の豊かさ」と、目的に応じて最適な手段を熟考できる「思考の深さ」を併せ持っていることだと思います。現時点では必ずしもデータについて詳しい必要もありませんし、実際にデータに触れたことがない人であっても、十分に活躍する余地があると思います。

Q:最後に、就活中の学生に一言メッセージをお願いします。

今回のインターンシップは、課題の本質に向き合い、その解決のあり方を考え抜くことに関心のある学生であれば、データの取り扱いの習熟度も問わず、文系理系も問わず、取り組めるように企画しています。皆さまからの幅広いご応募をお待ちしています。

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