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面接で重要なのは「ワード」より「姿勢」

2020.03.01

  • 面接

ライター : 吉川翔大

編集者 : 池田憲弘/田中裕子

就活生を最後まで悩ます問題が「面接での受け答え」だ。ワンキャリアにも、実際の面接で受けた質問の内容が企業ごとにクチコミとして掲載されており、関心の高さがうかがえる。6月以降本格的に始まる面接に備え、先んじて面接のノウハウを内定者に聞いた。

「『第一志望ではない』はNG。この瞬間だけは建前を言った方が必ず得をする」。20卒の学生ライター、ドンドコマンさんはこう指摘する。

ドンドコマンさんは投資銀行、商社、ディベロッパー、広告代理店から内定を得た。極意は志望度や能力に関係なく就活を効率的に進めるために編み出した「上っ面の就活ライフハック」。持ち前の世渡り上手さを生かして、面接でも受け答えを工夫した。「志望動機も社員訪問で聞くと、利用する狙いが見えすぎる。こっそりワンキャリアから盗む方がいい」とも語る。

一方で、面接に関しては「企業に忖度した受け声をしたくなるが、それは自分の発言の一貫性を失わせるだけ」というクチコミもある。確かに、近年はインターンで学生の素質を見極める企業が増加。三井物産でも2泊3日の合宿選考を始めるなど、日系大手でもその傾向は強まっている。面接での「建前」以上に、インターンでの「本音」が見られている。

そんな状況だからか、多くの内定者からは「面接では発言内容よりも自分という人間の見せ方に気を付けた」との声が挙がった。「就活ライフハッカー」であるドンドコマンさんも、面接で最も意識したのは「姿勢」だそう。「面接にも一寸たりとも姿勢をぶらさないつもりで臨んでいた」と、背筋を伸ばすことで第一印象を良くしていた。総合商社の最終面接では、座ったときの姿勢の良さを役員に指摘されたこともあり、「『緊張が姿勢に出てしまった』と話したら少しウケた」と振り返る。

ドンドコマンさんのやり方は極端に感じるかもしれないが、内定者のクチコミを見ても「大きな声でハキハキと話すようにした(アクセンチュア内定)」「(同じグループ面接の)もう一人の就活生の話にも耳を傾け、良い雰囲気づくりを心掛けた(伊藤忠商事内定) 」といった意見が目立つ。学生をじっくりと見極める採用手法が広がりつつある現状を踏まえると、短時間の面接の合否が第一印象で決まる傾向はより進むとみられる。面接では「何を話すか」よりも「どう話すか」が重要になりそうだ。

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