2次面接では逆質問を促されることもあり、高評価を得るためには1次面接と異なる対策が必要です。企業・業界について詳しく調べるなど、逆質問のための準備をしておきましょう。
本記事では逆質問で自身をアピールし、入社意欲を伝えるためのポイントを解説します。逆質問の具体例やNG例も紹介しますので、参考にしてください。
<目次> ●2次面接の逆質問で面接官は何を見ている? ・コミュニケーション能力があるか ・自社で働く意欲・熱意があるか ・自社に合った人柄か ●1次面接の逆質問との違い ・1次面接よりも上の年次の面接官が多い ・深掘りされやすい ●面接官に高評価を受ける逆質問のポイント ・1次面接と同じ質問はしない ・入社後の活躍をイメージさせる ・面接官の役職に合わせた質問をする ・自分の考えを述べながら質問をする ・相手の話した内容に対し興味を示す ●2次面接の逆質問で必要な準備 ・企業・業界について詳しく調べる ・質問を通してアピールしたいことを決める ・質問は5個以上準備する ・逆質問の回答を想定しさらに深掘りする質問を考える ●2次面接で使える効果的な逆質問例【40選】 ・自社への関心を表す質問 ・詳細な職務内容を尋ねる質問 ・成長やキャリアパスに関する質問 ・企業の価値観や文化に関する質問 ●2次面接のNG逆質問例 ・「質問は特にありません」と回答する ・賃金・福利厚生に関する質問 ・「はい」「いいえ」で答えられる質問 ・業績やうわさに関する質問 ●2次面接の逆質問まとめ
2次面接の逆質問で面接官は何を見ている?
2次面接の逆質問で、面接官は学生のコミュニケーション能力や入社意欲、人間性などを見ています。就職活動の選考では2〜3回の面接が行われることも多く、1次面接を経た2次面接で求められる逆質問には、1次面接とは異なる目的があると考えてよいでしょう。
2次面接の逆質問で、面接官は学生の何を見ているのかについて詳しく解説します。
コミュニケーション能力があるか
面接官が逆質問を求めるのは、学生のコミュニケーション能力を見るためです。
面接官は逆質問の内容をもとに、学生が「何に疑問を持ったか」、「何に興味を持ち深掘りしたいのか」を知ろうとしています。つまり、自分の意見や考えを的確に伝えられる力や、会話の中で疑問を解消できたのかを明確に伝えられるコミュニケーション能力が必要です。
そして、質問に対する回答に対してさらに話題を広げていけるか、という点においてもコミュニケーション能力が求められます。コミュニケーション能力がある学生であれば、一方的な質問だけで終わらず、対話をする中でお互いの理解を深めます。コミュニケーションが苦手な人は、事前に回答を予想して深掘り質問を用意しておくとコミュニケーションが弾むはずです。
自社で働く意欲・熱意があるか
2次面接の逆質問では、質問内容によって学生にどれだけの入社意欲や熱意があるかを判断しようとしています。
逆質問で「質問は特にありません」と答えたり、仕事内容に関連のない質問をしたりすると、入社意欲や熱意が感じられません。
学生の入社意欲や熱意を確認し、採用のミスマッチや内定辞退を防ぐことも逆質問をする目的のひとつといえるでしょう。
仕事を円滑に進めるためには、他者とスムーズに意思の疎通ができる能力が欠かせません。そのため面接でも、学生に基本的なコミュニケーション能力があるかがしっかりチェックされます。
自社に合った人柄か
逆質問は、学生の人柄を判断する目的もあります。自社に合う人柄かどうかは、入社後のミスマッチを防ぐためにも重要な項目です。
基本的に面接は学生が受け身で質問を受けるため、あらかじめ質問を想定してそれに対する答えを準備しているケースが多いでしょう。
それだけでは学生の考え方や人柄を十分に見極めるのが難しく、自由度の高い逆質問をすることで学生の人柄を判断しようとします。
1次面接の逆質問との違い
2次面接は、1次面接とは面接官が変わるケースが多く、1次面接よりも上の年次の面接官が多い傾向にあります。質問も「自社に合う人材か」を見極めるために深掘りされやすいでしょう。そのため、1次面接とは異なる準備が必要です。
ここでは、1次面接の逆質問との違いを解説します。
1次面接よりも上の年次の面接官が多い
2次面接では、人事部の責任者や現場の管理職クラスなど、1次面接よりも上の年次にあたる人が面接官になることが多い傾向にあります。企業によっては、役員が担当するケースもあるでしょう。
面接官が変わるのは、見極めるポイントや質問内容が変わるためです。1次面接は、主に学生の人数を絞り込む目的で行われ、基本的なビジネスマナーがあるかを見極めます。
一方、2次面接は自社に合う人材かを見極めることに重点が置かれ、人事と現場の双方から、より踏み込んだ質問が行われます。
深掘りされやすい
2次面接は、1次面接の質問で答えた内容が深掘りされる傾向にあります。自社に合う人材かを、より厳密に確認するためです。逆質問も、同じく深掘りされると考えてよいでしょう。
1次面接との一貫性に注意しながら、企業への理解を深め、「その企業を選んだ理由」を意識して質問を用意しておきましょう。
逆質問の内容を考える際は、面接官が答えられる質問を考えることも大切です。2次面接のお知らせには面接官の立場や名前が記載されていることもあるため、チェックしておくことをおすすめします。
例えば、現場の責任者が担当する場合、仕事内容や業務に携わる際の心がけなどを質問すると求める回答を得やすく、入社意欲があることをアピールできるためです。
▼先輩の体験談 思っていたより逆質問が多かったので、あまり用意していなかったため焦った。そのため用意していた質問をして、その答えからさらに質問するようにして時間を稼いだ。
※出典:ケン・コーポレーション|2022年卒総合職本選考の1次面接
▼1次面接の特徴について詳しく知りたい方はこちら ・1次面接の対策!よく聞かれる質問と落ちる人の特徴を詳しく解説
面接官に高評価を受ける逆質問のポイント
逆質問は、学生にとって自己をアピールできるチャンスです。入社意欲や熱意を伝えられ、面接でのアピール不足や失敗を挽(ばん)回できるかもしれません。
そのためにも、面接官に高評価を受けるポイントを把握しておきましょう。
1次面接と同じ質問はしない
逆質問で面接官に高評価を受けるポイントは、1次面接と同じ質問をしないことです。2次面接は1次面接とは異なり、「自社の求める人材か」という点から質問される傾向にあります。逆質問も、1次面接とは異なる視点で準備する必要があるでしょう。
逆質問の準備としては、次の点を意識してみてください。
- 1次面接で感じた企業についての疑問を整理する
- 応募する職種で求められる人物像・スキルをチェックする
1次面接を経て感じた、企業に関する気になることや新たな疑問点がある場合、全て洗い出しておきましょう。疑問をあらかじめ整理しておけば、逆質問を促されたときにスムーズに質問できます。
2次面接は1次面接と異なり、現場の責任者が担当するケースもあります。企業の求める人物像だけでなく、応募する職種で求められる人物像・スキルも確認しておくことで、現場の責任者に対する的確な逆質問ができます。
入社後の活躍をイメージさせる
入社後に活躍する姿を想像できるような逆質問は、面接官の印象にも強く残るため効果的です。面接官に入社後の活躍をイメージさせるためには、まずは入社後の自分をイメージし、やりたいことや頑張れることを考え質問につなげます。具体的にイメージすることで質問の精度も上がり、入社後の活躍が見えることで熱意も伝わり既に入社する心構えができているという印象を与えられます。
実際に最終面接を受けた方の体験談でも、入社後の活躍をイメージさせる逆質問をされていることが分かります。
▼先輩の体験談 焦らずに落ち着いて話すことを心がけました。実際に店長になったときのことを想像して自分がやりたいと思うことよりも現実的に考えて何ができるかを回答するようにしました。全ての回答に自信を持って答えることで相手の方にも納得してもらいやすい雰囲気作りを意識しました。
※出典:良品計画(無印良品)|2025年卒総合職本選考の2次面接
面接官の役職に合わせた質問をする
基本的に面接の段階ごとに面接官は異なるため、質問内容も相手に応じて変えることが大切です。
面接が進むごとに面接官の役職も上がるケースが多く、役職に関連した逆質問ができれば、与える印象も変わるでしょう。企業の魅力などについて面接官個人の意見を聞くのも、コミュニケーションを深める効果が期待できます。
具体的な役職が分かっていれば、その人の立場だからこそ聞ける内容や担当部署の仕事内容など、答えやすい質問をするのも効果的です。
自分の考えを述べながら質問をする
逆質問は、自分の考えや強みを盛り込むと、アピールにつながります。面接官の印象にも残りやすいでしょう。面接中に、自分の考えや強みを十分伝えきれなかった場合にも効果的です。
例えば、逆質問で自分の考えや強みを伝え、それが業務に生かせるか聞いてみるとよいでしょう。
保有している資格があればそれも伝えて、さらにどのようなスキルを身につければよいかを質問してみましょう。自己アピールになるとともに、仕事への意欲や熱意を伝えられます。
相手の話した内容に対し興味を示す
逆質問では、ただ質問をするだけでなく、相手の回答・意見に対して理解度や興味を示すためにリアクションを取ることも大切です。話を聞いているときにはしっかりうなずき、相づちを打つなどして、表情にも注意しましょう。
回答してもらったあとはお礼を述べ、理解できたことや感じたことを一言述べると、相手に与える印象も変わってきます。
また、相手の自己紹介をもとに逆質問を考えるのもおすすめです。例えば、「転職前◯◯をしていました」という自己紹介に対しては、転職前後の違いを聞く逆質問があげられます。自己紹介に自分と共通する部分があれば、それを逆質問につなげてもよいでしょう。
2次面接の逆質問で必要な準備
2次面接に向けて、逆質問の準備も大切です。企業・業界について詳しく調べたり、質問を通してアピールすることを決めたりなど、どのような準備が必要かを把握しておきましょう。
ここでは、2次面接の逆質問で必要な準備を解説します。
企業・業界について詳しく調べる
2次面接では、学生の入社意欲や志望度の高さが見られるため、企業・業界について理解を深めることが必要です。公式サイトや応募要項などに記載されているような、すぐに調べれば誰にでも分かる内容を逆質問しても、面接官の高評価は得られません。
企業について調べる際は、企業研究を行い、企業理念やビジョン、事業の方向性、提供する商品・サービスなどについて深く調べたうえで、出てきた疑問について逆質問で確認するとよいでしょう。
企業研究で見えてきた特性を逆質問に盛り込めば、志望度や入社意欲の高さを示せるでしょう。
▼企業研究のやり方を詳しく知りたい方はこちら ・企業研究のやり方を解説!企業研究ノートの作成方法や項目を紹介
質問を通してアピールしたいことを決める
まずは、逆質問をする目的と、その質問を通してアピールしたいことを決めましょう。逆質問は企業への熱意や関心の高さ、自分の能力の高さを自由にアピールできる場です。もちろん、企業について知りたいことや疑問を解消するための質問もあると思いますが、自分をアピールできる質問を用意すると、逆質問を通して面接官に好印象を与えられます。
面接で伝えきれなかった自分のよさをアピールできる機会でもあるため、アピールしつつ質問をするといった質問ができると尚よいでしょう。
質問は5個以上準備する
2次面接では、1次面接に比べて質問数が多いことも多く、面接の時間自体が比較的長く設けられる傾向にあります。そのため、質問は5個以上用意しておくとよいでしょう。
また、同じようなジャンルの質問を5個用意してしまうと、しつこいといったマイナスイメージを与えてしまう可能性があるため、ジャンルの違う質問を用意しておきましょう。1次面接で質問に対する回答が比較的短かった場合などは、時間が余ってしまうことを見越してそれ以上の質問を用意するのもおすすめです。
ここで、逆質問の個数とその目的に関する体験談をご紹介します。
最後の面接なので、志望度の高さを伝えようと逆質問をたくさんした。日本のために日本企業で頑張りたいと伝えて、そのために現在はIT資格の勉強をして、経営学も学んでいるとお伝えすると好感触をいただけた。楽しい面接だった。
※出典:富士通|2024年卒Openコース本選考の最終面接
逆質問の回答を想定しさらに深掘りする質問を考える
面接官は逆質問の際に、学生の「思考力」も見ていることが多いです。用意してきた質問を質問するだけの学生に比べて、質問の回答に合わせて新たに質問を展開できる学生の方が思考力があるという印象を与えられます。
他の学生と差別化するために、逆質問に対する面接官の回答をいくつか想定し、さらに深掘りできる質問を事前に考えておくのがおすすめです。
さらに、深掘りする質問を考える癖をつけることで、面接内容からとっさに質問を考える思考力を発揮できるでしょう。
2次面接で使える効果的な逆質問例【40選】
2次面接の逆質問に備えるためには、実際の質問例を確認しておくとよいでしょう。実際の質問例を把握しておくことで、スムーズに会社に合った質問を考えられるでしょう。
ここでは、質問例を内容別に紹介します。具体的な質問例を参考にして、自分なりの逆質問を用意してください。
自社への関心を表す質問
業務内容や求められるスキルについての逆質問は、自社への関心が高いことをアピールできます。さらに、入社までにやるべきことを聞くことで、自社での活躍に向けた前向きな気持ちを伝えられるでしょう。
- ◯◯部署で成果をあげている方の共通点をご教示ください
- 入社するまでに準備しておくべきこと、身につけておくべきことはございますか
- 新入社員研修を終えたら、いつ頃から業務に携われますか
- 御社で◯◯の仕事に挑戦するためには、どのようなことを学べばよいでしょうか
- 業務は主にプロジェクトチームごとに進めると伺いました。チームの仕事で心がける点はなんでしょうか
- 留学の経験で身につけた語学力を仕事に生かしたいと考えています。早い段階から海外で活躍できる機会はございますか
- ◯◯部署での業務を志望しています。◯◯部署がどのような雰囲気なのかご教示ください
- 他部署や他の支社とはどのように交流しているのでしょうか
- 学生時代は◯◯に取り組んできました。御社で活躍するためには、さらにどのような努力が必要ですか
- 御社の看板商品ともいえる◯◯について、開発の経緯についてご教示ください
詳細な職務内容を尋ねる質問
具体的な仕事内容や、配属部署への理解を深めるための質問は、入社意欲をアピールできます。企業研究をしてきたことも伝わるでしょう。
- 入社後は◯◯の業務で活躍したいと考えています。業務のイメージをつかむため、担当者の一日のスケジュールをご教示ください
- ◯◯様(現場担当者)が働いていて感じる御社の長所と短所について教えていただけますか
- ◯◯様(現場担当者)は、どのようなときに仕事のやりがいを感じますか
- 仕事が大変だと感じるのはどのようなときですか
- 部署でリーダーとして活躍するためには、どのようなスキルや心がけが必要でしょうか
- 新卒の社員が、業務で最初につまずきやすいのはどのような場面ですか
- 御社がこれから力を入れていこうとしている事業があればご教示ください
- 御社の事業について、課題に感じている点や強化したいところはございますか
- 御社はここ数年で飛躍的に業績をあげていますが、その要因は何ですか
- 御社で働く際に大切にすべきことを、意識とスキルの観点からご教示ください
成長やキャリアパスに関する質問
入社後の成長やキャリアパスに関する質問は、その会社で活躍し、キャリアアップしたいという熱意が感じられる質問です。
人材育成の方針やキャリアパスは、企業研究をしただけでは分からないことも多いため、逆質問で聞いてみるとよいでしょう。
- 御社では、社員のキャリア開発をどのようにサポートしていますか
- 御社に入社してからすぐに活躍できるよう◯◯について勉強をしていますが、さらに勉強をしておくことはございますか
- 社員へのフィードバックはどのような方法で行われていますか
- 配属後、スキルを高めるためにどのような教育を受けられるのかご教示ください
- 業務に関して、日常的に先輩社員などに相談や質問ができる環境はございますか
- 教育制度が充実しているとお聞きしました。企業独自の研修などはございますか
- 御社の◯◯の業務に携わるためには、どのようなキャリアパスを積めばよいのでしょうか
- 御社で高く評価され、順調に昇進している方の特徴をご教示ください
- ◯◯の業務に興味があります。1人で業務を任せていただけるまでにはどのようなステップが必要ですか
- 入社して配属される予定の部署からのキャリアパスをご教示ください
企業の価値観や文化に関する質問
企業の価値観や文化を知ることは、入社後のミスマッチを防ぐためにも重要です。企業研究だけでは分からない部分もあるため、価値観や企業文化で疑問点があれば積極的に質問するとよいでしょう。
- 公の資料では分からない企業独自の文化があれば、教えていただきたいです
- 御社の企業理念が社員の方々に浸透していると感じられる場面があれば、ご教示ください
- 御社で働いていてよかったと思える点をご教示ください
- チームで共同作業をすることが多い職場ですか
- 御社で最も大切にしている価値をご教示ください
- 御社では何か社会貢献活動を行っていますか
- 功績をあげた社員に対して表彰をするなどの制度はございますか
- 御社の働き方改革はどのような取り組みをしているか、一例をご教示ください
- 御社はユニークな企業文化があることで有名ですが、それを象徴するようなエピソードがあればご教示ください
- 御社では事業部や部署によって、組織風土に違いはございますか
2次面接のNG逆質問例
逆質問の内容によっては面接官によくない印象を与え、評価を下げてしまう可能性もあります。
ここでは、逆質問として避けるべきNGの質問例を解説します。
「質問は特にありません」と回答する
2次面接では、入社意欲や将来的に会社で活躍できる人間であるかどうかを見極める目的があります。
質問がないということは、企業への熱意や事業内容への関心がないということだと判断され、他に入社したい会社があるのではないかという誤解を与える可能性もあります。そのため、「質問は特にありません」と答えるのは絶対にやめましょう。
賃金・福利厚生に関する質問
説明会に参加して企業のサイトを見ていれば知っていて当然の情報であるため、2次面接の場で質問するのはNGです。
説明会やホームページに記載されていなかった場合は、次の選考に持ち越さず、早いうちに消化しておきましょう。(事前に聞けていなければ内定後に質問できます)
<NG例> 「◯◯職の平均給料をご教示ください」 「福利厚生はどのようなものがございますか?」
「はい」「いいえ」で答えられる質問
「はい」「いいえ」などの2〜3択で答えられる質問のことを、クローズドクエスチョンと言います。クローズドクエスチョンをしてしまうと話が展開していかないため、企業への熱意などを十分に伝えられません。
また、質問をした意図がはっきりしている場合は、「私は◯◯と考えていますが、」といったように質問した意図を盛り込んで質問をすると面接官も回答しやすく自分のアピールにもつながります。
オープンクエスチョンになるように質問の仕方を工夫してみましょう。
<NG例> 「入社後2年以内に職種移動することはございますか?」 ↓ <OK例> 「入社後に社内でジョブチェンジされた方は、どのようなキャリアを歩まれていますか?」 または 「私は幅広く職種を経験したいと考えているのですが、入社後に社内でジョブチェンジされた方はどのようなキャリアを歩まれていますか?」
業績やうわさに関する質問
業績やうわさに関して、ネガティブな内容の逆質問はNGです。例えば、業績が悪化している点を捉えてその原因を質問したり、インターネットの掲示板に書かれている悪いうわさについて真偽を尋ねたりするようなケースがあげられます。
業績に関する質問などは、逆に質問で返されて墓穴を掘ることにもなるため、避けた方がよいでしょう。
ネガティブな内容の逆質問は質問の意図が伝わりにくく、面接官によい印象を与えません。どうしても気になり、不安を解消しておきたい場合は、その旨を伝えてから質問するとよいでしょう。
2次面接の逆質問まとめ
今回は、2次面接の逆質問を考えるにあたって押さえておくべきポイントや伝え方のテクニック、実際の質問例とNG例を多数ご紹介しました。
2次面接では、実際に業務を行っている現場社員にしか聞けない質問や、マネジメントなどを行う立場の面接官にしか聞けないような質問を意識して準備するとよいでしょう。ご紹介した質問例をもとに逆質問のシナリオを考え、企業への熱意や関心の高さだけでなく自身の能力もアピールできると他の学生と大きく差をつけられるはずです。
逆質問を通して面接官に好印象を残して内定を勝ち取りましょう。
▼面接の逆質問について詳しく知りたい方はこちら ・【1次面接:逆質問】2次面接との違いや効果的にアピールできる質問例・ポイント ・社長面接【逆質問例40選】内定者の好事例からNG例まで解説 ・最終面接の逆質問【厳選20例】NG例や評価アップのコツも一覧で紹介
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