履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書くべきか、迷ったことはありませんか。実は職歴欄には基本的に記入せず、自己PRやガクチカで伝えるのが一般的です。
ただし応募先と関連が深い経験や長期間続けた経験は、あえて職歴欄に書くことでアピールにつながる場合もあります。
本記事では、履歴書とESそれぞれでのアルバイト経験の書き方や記入例、押さえておきたいポイントを詳しく紹介します。
<目次> ●アルバイトは「職歴」に含まれるのか? ●アルバイト経験の書く・書かないの判断基準 ・履歴書の職歴欄には基本的には書かない ・履歴書に書いておいた方がよいアルバイト経験 ・履歴書に書かない方がよいアルバイト経験 ●【履歴書】アルバイト経験の記入例 ●【履歴書】アルバイト経験の記入ポイント ・かっこ書きで「アルバイト」と記載する ・「現在に至る」「以上」と記載する ●【ES】アルバイト経験の記入例 ・一行の場合 ・200文字程度の場合 ●【ES】アルバイト経験の記入ポイント ・一行の場合は簡潔に職歴を書く ・200文字程度の場合は自己PRとして使用する ・会社名・店舗名は伏せて書く ・社内用語・専門用語を使わない ・複数のアルバイトがある場合は優先順位をつける ●まとめ
アルバイトは「職歴」に含まれるのか?
「職歴」とは、正社員や契約社員として企業に雇用され、働いた経験を指すのが一般的です。そのため、学生時代のアルバイト経験は、原則として履歴書の職歴には含まれません。
ただし、これはあくまで基本的な考え方です。応募する立場や書類の種類によっては、アルバイト経験を書いたほうが効果的な場合もあります。まずは職歴の基本的な定義を押さえたうえで、書くかどうかを判断していきましょう。
アルバイト経験の書く・書かないの判断基準
アルバイト経験を履歴書に書くかどうかは、その経験が応募先にとって意味を持つかどうかで判断します。基本の考え方と、書いたほうがよいケース・書かないほうがよいケースを整理しておきましょう。
履歴書の職歴欄には基本的には書かない
新卒の就活では、履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書かないのが基本です。職歴欄は正社員などの雇用経験を記入する欄であり、学生の本分は学業とされているからです。
そのため、職歴が一つもない場合は「なし」と記入します。アルバイト経験をアピールしたいときは、職歴欄ではなく自己PR欄やガクチカとして伝えるほうが効果的です。
履歴書に書いておいた方がよいアルバイト経験
応募先の仕事内容と関連が深いアルバイト経験は、あえて記入するとアピールになります。実務に近い経験や、長期間続けた経験は、意欲や継続力を伝える材料になるためです。
たとえば、接客業を志望する人の販売スタッフ経験や、事務職を志望する人の一般事務のアルバイトなどが挙げられます。担当した業務や身についたスキルを具体的に添えると、より説得力が高まります。
履歴書に書かない方がよいアルバイト経験
応募先と関連がなく、短期間で終わったアルバイト経験は、無理に書く必要はありません。数日で辞めた経験や単発の仕事は、かえって定着性への不安を与えることがあります。
また、職歴欄にアルバイトを並べると、正社員の経験と混同されるおそれもあります。書くかどうか迷ったときは「この経験は応募先で活かせるか」を基準に取捨選択しましょう。
【履歴書】アルバイト経験の記入例
アルバイト経験を履歴書に書く場合の記入例を紹介します。職歴欄に記入する際は、雇用形態が分かるように書くことがポイントです。
たとえば「2023年4月 株式会社〇〇 入社(アルバイト)」「2025年3月 株式会社〇〇 退職」のように、会社名のあとにかっこ書きで「アルバイト」と添えます。
現在も続けている場合は、退職の行の代わりに「現在に至る」と記入し、最後に「以上」で締めくくります。
【履歴書】アルバイト経験の記入ポイント
アルバイト経験を履歴書の職歴欄に書くときは、正社員の職歴と区別できるように、いくつかのルールを守る必要があります。ここでは、記入時に押さえておきたい2つのポイントを解説します。
かっこ書きで「アルバイト」と記載する
アルバイト経験を職歴欄に書く際は、会社名や入社の記載のあとに、かっこ書きで「アルバイト」と明記します。雇用形態を示さないと、正社員としての勤務と誤解されるおそれがあるためです。
「株式会社〇〇 入社(アルバイト)」のように書けば、採用担当者はひと目で雇用形態を把握できます。事実を正確に伝えることが、信頼につながります。
「現在に至る」「以上」と記載する
現在もアルバイトを続けている場合は、職歴の最後に「現在に至る」と記入します。その勤務が今も継続していることを示す表現です。
そして、職歴欄の記入がすべて終わったら、次の行の右端に「以上」と書いて締めくくります。「現在に至る」と「以上」はセットで使うことが多いため、あわせて覚えておきましょう。
【ES】アルバイト経験の記入例
エントリーシート(ES)では、アルバイト経験を職歴の記録としてだけでなく、自己PRの材料として書くこともあります。求められる文字数に応じた記入例を、一行の場合と200文字程度の場合に分けて紹介します。
一行の場合
一行で書く欄では、いつ・どこで・どのような仕事をしたかを簡潔にまとめます。詳しいエピソードは省き、事実が分かる形にするのがポイントです。
たとえば「2023年4月〜現在 カフェにて接客・レジ業務を担当」のように書きます。期間と業務内容を端的に示すことで、読み手が経験の概要をすぐに理解できます。
200文字程度の場合
200文字程度の欄では、経験から何を学び、どう成長したかまで踏み込んで書きます。単なる業務の説明ではなく、自己PRとして活かす意識が大切です。
たとえば「カフェで3年間接客を担当し、常連のお客様の好みを覚える工夫を続けた結果、担当時間帯の売上向上に貢献しました。相手の立場に立って考える力は、貴社の営業職でも活かせると考えています」のように、成果と応募先とのつながりを示すとよいでしょう。
【ES】アルバイト経験の記入ポイント
ESにアルバイト経験を書くときは、読み手に伝わりやすく、好印象を与えるためのコツがあります。ここでは、記入時に意識したい5つのポイントを解説します。
一行の場合は簡潔に職歴を書く
一行で書く場合は、情報を詰め込みすぎず、要点だけを簡潔にまとめます。限られたスペースで多くを語ろうとすると、かえって読みにくくなるためです。
「期間」「勤務先の業種」「担当業務」の3点を押さえれば、経験の概要は十分に伝わります。詳しい内容は面接で話す前提で、まずは端的に書くことを心がけましょう。
200文字程度の場合は自己PRとして使用する
200文字程度の欄がある場合は、アルバイト経験を自己PRとして活用します。業務内容の説明で終わらせず、工夫したことや得られた学びを盛り込むことが大切です。
結論を先に述べ、具体的なエピソードで裏づけ、最後に応募先でどう活かすかを示す流れにすると、説得力のある文章になります。経験を通じて身についた力を、仕事につなげて伝えましょう。
会社名・店舗名は伏せて書く
アルバイト先の会社名や店舗名は、原則として伏せて書きます。具体的な社名を出す必要はなく、業種が分かれば経験の内容は十分に伝わるためです。
「大手コンビニエンスストア」「個人経営のカフェ」のように、業種や規模感が伝わる表現に置き換えましょう。守秘義務の観点からも、固有名詞を避けるほうが無難です。
社内用語・専門用語を使わない
アルバイト先で使っていた社内用語や専門用語は、そのまま使わないようにします。その職場でしか通じない言葉は、採用担当者に意味が伝わらないためです。
たとえば店舗独自の呼び名や略語は、誰が読んでも分かる一般的な言葉に言い換えます。相手に伝わる表現を選ぶことは、仕事における配慮の姿勢を示すことにもつながります。
複数のアルバイトがある場合は優先順位をつける
複数のアルバイト経験がある場合は、すべてを同じ比重で書くのではなく、優先順位をつけて記入します。応募先で活かせる経験を中心に据えることが大切です。
関連性が高い経験や、長く続けて成果を出した経験を優先し、詳しく書きます。関連の薄い経験は簡潔にまとめるか、思い切って省くことで、伝えたい強みが際立ちます。
まとめ
アルバイト経験は、履歴書の職歴欄には原則書かず、書く場合は「アルバイト」と明記して雇用形態を区別することが大切です。
ESでは自己PRの材料として、業務内容だけでなく学びや成果まで盛り込むと説得力が増します。会社名を伏せる、専門用語を避けるといった配慮も忘れずに、複数の経験がある場合は優先順位をつけ、応募先で活かせる強みを中心に伝えましょう。
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