こんにちは、ワンキャリ編集部です。
就活の面接では適切に敬語を使えるかが重要なポイントになってきます。本記事では二重敬語などのよくありがちな誤用例や、会社を表す敬語表現・適切な一人称の使い方などについて解説します。面接での入退室や逆質問に関するフレーズ集もあるので、ぜひご覧ください。
<目次> ●面接で敬語が重視される理由と評価のポイント ・なぜ面接官は言葉遣いをチェックしているのか? ・完璧じゃなくても大丈夫?面接で求められる敬語のレベル ・面接での敬語の評価ポイント ●【基本形】面接で使う3つの敬語(丁寧語・尊敬語・謙譲語) ・丁寧語(です・ます調) ・尊敬語(相手を高める表現) ・謙譲語(自分をへりくだる表現) ●面接では避けよう!よくあるNG敬語と正しい言い換え一覧 ・日常会話で使いがちな言葉遣い ・丁寧すぎて間違いやすい「二重敬語」の罠 ・NG敬語表現と正しい言い換え一覧 ●【そのまま使える】面接の場面別・敬語表現フレーズ集 ・受付・入室するときの敬語 ・面接中に質問へ答える・逆質問するときの敬語 ・退室・お礼を伝えるときの敬語 ●咄嗟に敬語が出てこない!面接本番で焦らないための対策 ・声に出して面接の模擬練習を繰り返す ・間違えても途中で言い直せばOK ●まとめ
面接で敬語が重視される理由と評価のポイント
まずは、面接で敬語が重視される理由とポイントについて解説します。
なぜ面接官は言葉遣いをチェックしているのか?
面接官が言葉遣いを見る主な理由は、ビジネスマナーの基礎や社会人としての常識が身についているかを確認するためです。正しい敬語が使えることは、TPOに応じた適切なコミュニケーションが取れる証になります。
また、入社後に顧客や社内の人と良好な関係を築けるかという「実務での再現性」もチェックされています。言葉遣いひとつで印象が大きく変わるため、企業の一員として安心して仕事を任せられる人材かどうかが見極められています。
完璧じゃなくても大丈夫?面接で求められる敬語のレベル
完璧な敬語でなくても大きな問題はありません。面接官が重視しているのは「完璧に間違いのない文法」ではなく、「相手に敬意を伝えようとする姿勢」だからです。
緊張で多少言い間違えたり、二重敬語になってしまったりしても、すぐに言い直せば評価が大きく下がることはありません。
面接での敬語の評価ポイント
面接において敬語がどのように評価されているのか、具体的なポイントを見ていきましょう。評価の軸は主に「基本的なマナー」と「会話のスムーズさ」の2点です。
最低限のマナーを守れているか
フランクすぎる日常会話の癖(「マジで」「〜っす」など)が出ていないかが評価されます。語尾を伸ばさず「〜です」「〜ます」と言い切れているか、一人称を「私」と表現できているかといった基本の徹底がチェックされます。
会話に支障が出ていないか
敬語を意識しすぎるあまり言葉に詰まり、伝えたい主張が曖昧になってしまっては本末転倒です。文法にとらわれすぎて会話のテンポを損ねていないか、相手の質問に対して自然なキャッチボールができているかが評価されます。
【基本形】面接で使う3つの敬語(丁寧語・尊敬語・謙譲語)
面接では、正しい敬語を使えるかどうかも見られています。敬語は大きく分けて丁寧語・尊敬語・謙譲語の3種類があり、まずはこの基本を押さえることが第一歩です。それぞれの役割と使い方を確認していきましょう。

丁寧語(です・ます調)
丁寧語は、言葉全体を丁寧にして、相手に敬意を示す表現です。「です」「ます」「ございます」などが代表的で、面接での受け答えの基本となります。
たとえば「行く」は「行きます」、「そうだ」は「そうです」と言い換えます。まずは文末を「です・ます」でそろえるだけでも、落ち着いた丁寧な印象を与えられます。すべての敬語の土台となる形です。
尊敬語(相手を高める表現)
尊敬語は、相手の動作や状態を高めて敬意を表す表現です。面接官や企業側の行動について話すときに使います。
たとえば「言う」は「おっしゃる」、「見る」は「ご覧になる」、「来る」は「いらっしゃる」と言い換えます。主語が相手のときに使うのが基本です。自分の動作には使わないよう、次に紹介する謙譲語と区別して覚えておきましょう。
謙譲語(自分をへりくだる表現)
謙譲語は、自分の動作をへりくだって表現し、間接的に相手を立てる言葉です。自分の行動について話すときに使います。
たとえば「言う」は「申す」、「見る」は「拝見する」、「行く」は「伺う」と言い換えます。主語が自分のときに使うのが基本です。尊敬語と混同しやすいため「相手には尊敬語、自分には謙譲語」と押さえておくと使い分けやすくなります。
面接では避けよう!よくあるNG敬語と正しい言い換え一覧
面接では、話す内容だけでなく、正しい敬語を使えているかも見られています。普段は気にならない言葉遣いも、無意識のうちにマイナスの印象を与えてしまうことがあります。ここでは、面接でつい使いがちなNG敬語と、その正しい言い換えを整理して紹介します。
日常会話で使いがちな言葉遣い
普段の会話では自然でも、面接の場ではふさわしくない言葉遣いがあります。無意識に口から出てしまいやすいものだからこそ、事前に確認しておくことが大切です。特に間違えやすい3つの例を取り上げます。
「僕・俺・うち」はNG!正しい一人称の使い方
面接では、一人称に「僕」「俺」「うち」を使うのは避けます。これらはくだけた印象を与え、公式の場にはふさわしくありません。
面接での一人称は「私(わたし)」または「私(わたくし)」を使います。「私(わたくし)」のほうが、より丁寧な印象になります。緊張すると普段の言葉が出やすいため、話し始める前に意識しておきましょう。
「御社」と「貴社」はどちらが正解?
相手の会社を指す言葉には「御社」と「貴社」がありますが、使う場面が異なります。話し言葉と書き言葉で使い分けるのが基本です。
面接など口頭で話すときは「御社」を使います。一方、エントリーシートや履歴書など文章で書くときは「貴社」を使います。同じ意味でも使う場面が違うため、混同しないよう注意しましょう。
「なるほど」「確かに」が面接官に失礼な理由
相づちとして使いがちな「なるほど」「確かに」は、面接では避けたい表現です。これらは、目上の人の話を評価するようなニュアンスを含むためです。
面接官の話に反応するときは「おっしゃるとおりです」「承知しました」などに言い換えます。相づちひとつでも、相手を立てる意識が伝わります。丁寧な受け答えを心がけましょう。
丁寧すぎて間違いやすい「二重敬語」の罠
敬語を丁寧にしようとするあまり、同じ種類の敬語を重ねてしまうのが「二重敬語」です。かえって不自然で、誤った表現になります。代表的な2つのパターンを知り、正しい形を身につけましょう。
「ご覧になられる」などの尊敬語+尊敬語のパターン
「ご覧になられる」は、尊敬語を二つ重ねた二重敬語です。「ご覧になる」だけで、十分に尊敬の意味を含んでいます。
そこに「〜られる」を加えると、敬語が過剰になり誤りとなります。正しくは「ご覧になる」です。丁寧にしようとするほど陥りやすいため、一つの動作に尊敬語は一つと覚えておきましょう。
「拝見させていただく」などの謙譲語+謙譲語のパターン
「拝見させていただく」も、謙譲語を重ねた二重敬語です。「拝見する」自体が「見る」の謙譲語であり、そこに「させていただく」を加えると重複してしまいます。
正しくは「拝見します」です。へりくだろうとして言葉を重ねると、かえって不自然になります。敬語は重ねず、一つの表現で伝えることを意識しましょう。
NG敬語表現と正しい言い換え一覧
面接でよく見られるNG敬語を、正しい言い換えとあわせて整理します。提出前や面接前の確認に役立ててください。

「了解しました」は「承知しました」、「すみません」は「申し訳ございません」、「どうしますか」は「いかがなさいますか」が正しい表現です。
また「見れます」「食べれます」などのら抜き言葉は「見られます」「食べられます」と直します。 こうした言い換えは、意識して使ううちに自然と身につきます。よく使う表現から少しずつ覚えていきましょう。
【そのまま使える】面接の場面別・敬語表現フレーズ集
敬語のルールを理解したら、実際の場面で使えるフレーズとして覚えておくと安心です。ここでは、面接の流れに沿って、受付から退室までのそのまま使える敬語表現を紹介します。
受付・入室するときの敬語
面接は、受付や入室の瞬間から始まっています。最初のあいさつで好印象を与えられるよう、フレーズを準備しておきましょう。
受付では「本日〇時より面接のお約束がございます、〇〇と申します」と名乗ります。入室時は、ドアをノックして「失礼いたします」と述べてから入ります。
着席をすすめられたら「失礼いたします」と一言添えて座ります。丁寧なあいさつは、それだけで落ち着いた印象を与えます。
面接中に質問へ答える・逆質問するときの敬語
面接中は、質問に答える場面と、こちらから質問する逆質問の場面があります。それぞれで使う敬語を押さえておきましょう。
質問に答えるときは「〜だと考えております」「〜させていただきました」と、丁寧な文末を意識します。聞き取れなかったときは「恐れ入りますが、もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか」と尋ねます。
逆質問では「〇〇について、お伺いしてもよろしいでしょうか」と切り出すと、丁寧に質問できます。
退室・お礼を伝えるときの敬語
面接の終わりも、最後まで丁寧な言葉で締めくくることが大切です。退室時の印象は、意外と記憶に残ります。
面接が終わったら「本日はお忙しいなか、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」とお礼を伝えます。席を立ったあと、ドアの前で「失礼いたします」と一礼してから退室します。
最後まで気を抜かず、感謝の気持ちを言葉と態度で示すことで、よい余韻を残せます。
▼面接の流れについて詳しく知りたい方はこちら ・面接の流れを入室から退室まで一連で徹底解説【完全版】 | 新卒向け
咄嗟に敬語が出てこない!面接本番で焦らないための対策
ここで、面接の際に咄嗟に敬語が出てこない時のための対策を二つ紹介します。
声に出して面接の模擬練習を繰り返す
敬語は頭で理解していても、いざ本番になるとスムーズに出てこないものです。そのため、実際の面接シーンをイメージしながら、必ず声に出して模擬練習を繰り返しましょう。
特に意識したいのが、受付や入室、退室といった動作に伴うタイミングです。「受付で名前を告げる(〜と申します)」「入室時に挨拶をする(失礼いたします)」「着席を促されてお礼を言う(よろしくお願い申し上げます)」など、一連の流れを敬語とセットで口に出して練習しましょう。体に敬語の感覚を染み込ませておくことで、本番の緊張感の中でも自然と言葉が出てくるようになります。
間違えても途中で言い直せばOK
緊張している面接の場では、敬語を言い間違えたり、言葉に詰まったりすることは誰にでもあります。万が一間違えてしまっても、焦って黙り込んだりパニックになったりする必要はありません。
大切なのは、間違いに気づいた時点で落ち着いて「大変失礼いたしました。〇〇でございます」と自然に言い直すことです。途中で丁寧に訂正できれば、面接官にマイナスな印象を与えることはほとんどありません。むしろ、自分の誤りを認めて即座に修正できる誠実さや、臨機応変な対応力をアピールする機会にもなります。「間違えてもやり直せば大丈夫」と心に余裕を持って臨みましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
敬語は社会人にとって重要なマナーです。適切な敬語を学んでから面接に臨みましょう!
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