本選考を通じた企業へのクチコミ

斜陽産業。発行部数の低下は止めることができない。一次面接で社員から、ネット事業がうまくいっていていないが新聞に未来はあると思うかと聞かれた。なんだその投げやりな質問はと思いつつ、未来はないが絶対に無くなることはない仕事だと回答した。

やはり就活生にプライベートがないが大丈夫かと聞くのは好きではない。こちらに選択肢がないし、プライベートが必要だから自分が会社を変えていくというにも無理がありそう。また、先日入って2ヶ月の新入社員が取材先で逮捕という驚きのニュースが。普通の会社と違うとは言え、社会の常識では行動でき

20代はとにかく駆け回り、30代後半で東京や海外などの支社を経て、40代で管理職。どこの新聞社でも問題視されていることだが、現場にベテランがおらず、若手が取材先と会社の板挟みになることがあるようだ。天変地異がない限りこの仕組みは中々変わらないだろう。

プライベートは確かにないが、文字を仕事にするのは圧倒的なスキルの習得に繋がる。たとえ離職したとしても、仕事はなくならないだろう。

転勤が2、3年に発生するので、給料はやはり良い。また、住居が会社の借り上げなので節税も可能。自分が選んだ家にしばらく住めないというデメリットもある。

ESはほとんど通過するが、その後の筆記試験は大手新聞社よりも字数や課題が多い。それを乗り越えても、最終で半分近くが落とされる。適正や文章力など、多くの視点から分析されるので、準備は常に足りないと感じる。面接は1日に2回行うため、精神的にもかなり大変。