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就活サイトトップ就活記事お祈りメールに返信すべきか?ケース別の例文6選と注意点8つ

お祈りメールに返信すべきか?ケース別の例文6選と注意点8つ

返信 お祈りメール
2024年8月24日(土) | 39,456 views

こんにちは、ワンキャリア編集部です。

お祈りメールに返信すべきか悩む方は多いでしょう。

本記事では、お祈りメールをもらった際の返信の必要性や返信すべきケースについて解説します。また、返信用のテンプレートやケース別の例文、注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

<目次>
●お祈りメールとは?
●お祈りメールに返信する必要はある?
 ・一般的に返信は不要
 ・返信しても結果は変わらない
 ・面白い返信をするメリットはない
●お祈りメールに返信するケース|6選
 ・担当者に感謝の気持ちを伝えたい場合
 ・企業に対して強い思いがある場合
 ・最終面接まで進んだ場合
 ・メールに個別のフィードバックやメッセージが記載された場合
 ・友人の紹介で応募した場合
 ・将来再応募したい場合
●お祈りメールに返信するテンプレート
 ・件名:お祈りメールの件名をそのまま使う
 ・宛先:担当者名を記載する
 ・あいさつ:自分の大学名、学部、名前を書く
 ・本文:感謝の意、残念な気持ち、今後の意気込みを伝える
 ・結び:あいさつと署名を記載する
●【ケース別】お祈りメールに返信する例文
 ・担当者に感謝の気持ちを伝えたい場合
 ・企業に対して強い思いがある場合
 ・最終面接まで進んだ場合
 ・メールに個別のフィードバックやメッセージが記載された場合
 ・友人の紹介で応募した場合
 ・将来再応募したい場合
●お祈りメールに返信する際の注意点
 ・企業への不満や嫌みを書かない
 ・残念な気持ちだけでなく、前向きの姿勢を示す
 ・不採用の理由を問わない
 ・フィードバックを求めるのは避ける
 ・不採用の結果に抗議しない
 ・メール以外の方法で返信しない
 ・正しく敬語を使う
 ・メールを送る時間に注意する
●企業からお祈りメールをもらっても再応募は可能?
 ・企業の採用サイトで確認する
 ・気持ちを切り替えることが重要
●まとめ

お祈りメールとは?

「お祈りメール」とは、就活において、応募先の企業から届く不合格通知メールのことです。

このメールの終わりには、「今後のご活躍をお祈り申し上げます」といった表現が頻繁に使われています。このフレーズから、就活中の求職者が「お祈りされた」と表現するようになり、その呼び方が一般化しました。

メール自体は不合格の通知ですが、表現はあくまで丁寧であり、受け取った側に対する敬意を示しています。こうした通知に対して、落ち込むのではなく、次のチャンスに向けて前向きに活用することが大切です。

お祈りメールに返信する必要はある?

お祈りメールを受け取った際の対応について、就活生の中には、返信をすべきか悩む人もいるかもしれません。ここでは、一般的に返信が必要かどうか、返信が採用結果に与える影響、およびユーモアを交えた返信の効果について解説します。


一般的に返信は不要

お祈りメールへの返信は、一般的に不要です。不合格通知を受けた時点で選考は終了しており、返信をしてもしなくても評価に影響を与えることはありません。不採用となった企業に固執せず、次の機会に向けて前向きに動きましょう。

お祈りメールを受け取って落ち込んでしまうのは自然なことですが、「ダメなら次へ」という気持ちの切り替えが重要です。また、メールを送っても返信が来るとは限らないうえ、多くの企業は返信をしない方針を取っています。期待を抱かず、次のステップに進むことが精神的な安定を保つために大切です。


返信しても結果は変わらない

お祈りメールへの返信をしても、結果が変わることはほとんどありません。返信によって採用担当者の印象に残ることはあるかもしれませんが、選考や面接はすでに終了しているため、結果に影響を与えることは難しいでしょう。

仮に内定者が辞退したとしても、企業は次点の候補者をすでに決定していることが一般的です。メールの返信内容が魅力的であっても、決定を覆すほどの効果を期待するのは現実的ではありません。次のチャンスに備えて気持ちを切り替えることが大切です。


面白い返信をするメリットはない

お祈りメールに対して面白い返信をすることには、実際のところ特にメリットはありません。むしろ、失礼な印象を与えるリスクがあります。

企業の人事担当者は、他社の人事担当者とセミナーや交流会で交流することがあり、情報交換を行うこともあります。失礼なメールが話題になれば、あなたの名前が広まる可能性があります。

さらに、将来的にその企業があなたの勤務先の取引先になる可能性もゼロではありません。そのため、面白い返信を試みることはリスクが高く、おすすめできません。ネタっぽい返信は避け、社会人として誠意ある対応を心がけましょう。

お祈りメールに返信するケース|6選

特定の状況ではお祈りメールへ返信することが適切である場合があります。ここでは、感謝の意を示したい場合、企業に対する強い興味がある場合、または最終面接まで進んだ場合など、返信を検討すべき6つの具体的なケースを紹介します。


担当者に感謝の気持ちを伝えたい場合

就活の中で、面接や選考でお世話になった担当者に感謝の気持ちを伝えたい場合は、お祈りメールに返信するのがおすすめです。特にインターンや座談会などで特定の社員に相談やアドバイスを受けた経験がある場合、不採用通知への返信を通じて、時間を割いてくれたことや丁寧な対応への感謝を伝えられます。

このような感謝の返信は、単に礼儀正しさを示すだけでなく、将来的な関係構築にもつながる可能性があります。たとえ今回の結果が不採用であっても、感謝の言葉は担当者の心に残り、今後の機会での再会や推薦につながることもあるでしょう。丁寧な言葉で感謝を伝えることは、あなたの誠実な人柄を印象付ける良い機会です。


企業に対して強い思いがある場合

志望度の高い企業からの不採用通知にショックを受ける学生もいるでしょう。そんなときこそ、気持ちを切り替えるために不採用通知への返信を活用するのが効果的です。返信という形で自分の思いや感謝を言葉にすることで、心の整理がつき、前向きな気持ちになれることがあります。

お祈りメールへの返信を通じて、自分の気持ちを言語化することで、面接で伝えきれなかった点や今後の改善点を見つけることができるかもしれません。次の選考に向けて新たなスタートを切るきっかけになります。不採用を1つの区切りとして、企業に対する強い思いを前向きなエネルギーに変えることが大切です。


最終面接まで進んだ場合

最終選考まで進んだ場合、内定者が辞退した際に備えて、企業が再選考を行う際に考慮される可能性があるため、不採用通知に返信することが役立つ場合もあります。非常にまれなケースですが、企業は選考を一からやり直すよりも、すでに面接を経験した候補者の中から選ぶほうが効率的です。

最終選考まで進んだということは、企業があなたを高く評価していた証しです。返信メールを送ることで、採用担当者に自分の存在を印象付けられ、再選考のチャンスを得る可能性が高まります。また、丁寧な返信は他の応募者との差別化にもつながり、あなたの人間性や能力の高さを示す機会にもなります。


メールに個別のフィードバックやメッセージが記載された場合

通常、不採用通知は他の応募者と同様の内容ですが、まれに採用担当者が個別のフィードバックやメッセージを添えてくれることがあります。これには、改善点や評価など、今後に役立つ情報が含まれていることがあります。

不採用通知に個別のコメントがある場合は、その心遣いに感謝の意を示すことが大切です。たとえ結果が「不採用」であっても、プロの意見をもらえることは貴重であり、今後の就活において別の場面で役立つ可能性があります。

このようなフィードバックに対してお礼を述べることで、企業との良好な関係を築け、将来的に別の機会での接点が生まれる可能性もあります。感謝の気持ちをしっかりと伝えることが重要です。


友人の紹介で応募した場合

友人の紹介で応募した場合、お祈りメールへの返信は必須ではありませんが、場合によっては返信を考慮することをおすすめします。特に、紹介者と企業の関係が密接である場合、返信することで紹介者の顔を立て、良好な関係を維持できます。

大学のキャリアセンターやゼミの教授など、大学関係者からの紹介で応募した場合も、大学の名誉を背負っていることを考慮し、礼儀正しく返信しておくといいでしょう。これにより、大学の関係者にも悪印象を与えることなく、適切な対応ができます。

一方、就職エージェントなどの企業を通じた紹介の場合、返信の必要性は低くなります。しかし、ケースバイケースで判断し、紹介者と企業の関係性を考慮して適切に対応することが重要です。


将来再応募したい場合

将来的に同じ企業やそのグループ会社に再応募を考えている場合、不採用通知に返信することを検討しましょう。

返信することが採用に直結するわけではありませんが、熱意のある言葉が採用担当者の記憶に残る可能性があります。採用窓口の担当者が複数の部門を担当していることもあり、将来の選考で役立つかもしれません。

将来の再応募を視野に入れつつ、今回の面接に対するお礼を述べておくことは、積極的な姿勢を示す方法の1つです。

お祈りメールに返信するテンプレート

ここでは、件名、担当者名の記載方法や適切なあいさつ文、感謝の意や将来の意気込みを伝える文章まで、お祈りメールに対する適切な返信をするための一連のテンプレートをご紹介します。


件名:お祈りメールの件名をそのまま使う

お祈りメールに返信する際は、企業からの不採用通知メールの件名をそのまま使用しましょう。これにより、採用担当者がどのメールに対する返信であるかをすぐに認識でき、混乱を防げます。

例えば、不採用通知の件名が「【企業名】選考結果のご連絡」の場合、返信メールの件名は「Re:【企業名】選考結果のご連絡」となります。やり取りが続く場合でも、「Re:」が多くならないように調整し、1つにまとめるとスッキリします。

また、企業が件名をもとにメールを分類している可能性があるため、件名を変更するとメールが見つかりにくくなることも考えられます。件名の変更は避け、元の件名を活用しましょう。

<例文>
件名「Re:【企業名】選考結果のご連絡」


宛先:担当者名を記載する

返信メールを送る際は、不採用通知を送った担当者の名前を明記しましょう。会社名や団体名は正式名称で記載し、個人名には「様」を付けて丁寧に表現します。Ccで複数の担当者に送信する場合は、役職が高い順に記載するといいでしょう。

担当者の名前が分からない場合には、「採用担当者様」といった宛名を使用しても構いませんが、可能であれば担当者の名前を確認し、記載することで敬意を示せます。

<例文>
株式会社◯◯
人事部 採用担当
◯◯ 様

相手に対する敬意を示しつつ、礼儀正しく返信することを心がけましょう。


あいさつ:自分の大学名、学部、名前を書く

メールの最初のあいさつでは、自分の所属を明確に示すことが重要です。一般的には、「◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯年生の◯◯と申します」といった形で、自己紹介を行います。このようにすることで、相手がすぐにあなたが誰であるかを認識しやすくなります。

冒頭では簡単な自己紹介に留め、連絡先の詳細などはメールの末尾に記載するのが一般的です。

<例文>
お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯年生の◯◯と申します。

このように簡潔かつ明確に自分を紹介することで、メールの受け手に安心感と信頼感を与えられます。


本文:感謝の意、残念な気持ち、今後の意気込みを伝える

あいさつと自己紹介の後、本文で採用担当者への感謝の意を伝えましょう。面接の機会を与えてくれたことや選考結果を知らせてくれたことへの感謝の気持ちを述べます。

「企業について詳しく説明していただいた」「貴重なアドバイスをいただいた」など、特に印象に残った出来事があれば、それについても触れて感謝を表すといいでしょう。

<例文>
・面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
・選考結果のご連絡をいただき、心より感謝申し上げます。貴社の業務について学べ、大変勉強になりました。

お礼の後、不採用となったことに対する残念な気持ちを伝えますが、長々と述べるのではなく、今後の意気込みと合わせて簡潔にまとめましょう。

<例文>
・今回はご縁がありませんでしたが、この結果を受け止め、さらなる成長を目指して就活に励みたいと思います。
・不採用となり残念ではありますが、今回の経験を生かし、次の選考に向けて努力を続けていきます。
・残念な結果ではありますが、自分の成長につなげるために、今後も精進して参ります。

このように感謝の意と今後の抱負を伝えることで、誠実さと前向きな姿勢を示せます。


結び:あいさつと署名を記載する

メールの結びには、丁寧なあいさつと署名を必ず記載することが重要です。結びのあいさつは、以下のような言葉で文章を締めるのが一般的です。

<例文>
・今後の貴社のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
・貴社のさらなるご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
・末筆ながら、貴社のご繁栄をお祈り申し上げます。
・貴社の今後のご繁栄をお祈り申し上げます。

最後に署名を入れる際は、フルネームと所属、連絡先を明記しましょう。不採用通知への返信に限らず、ビジネスメールでは署名を含めることが基本です。

具体的には、氏名・大学名・学部・連絡先を含めるといいでしょう。多くのメールサービスには署名を自動挿入する機能があるため、あらかじめ設定しておくと便利です。

<例文>
名前(氏名)
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
携帯電話:090-xxxx-xxxx
メール:one career@☓☓☓☓.co.jp

丁寧な結びと署名を心がけることで、メール全体の印象が良くなります。

【ケース別】お祈りメールに返信する例文

お祈りメールへの返信は、その状況や目的によって異なるアプローチが求められます。ここでは、ケース別の返信例文を紹介します。それぞれの状況に応じた適切な表現を学び、効果的な返信を作成しましょう。


担当者に感謝の気持ちを伝えたい場合

担当者に感謝の気持ちを伝えたい場合の例文は以下のとおりです。

【件名】Re:【企業名】選考結果のご連絡

株式会社○○ 
人事部 
◯◯様
お世話になっております。
◯◯大学 ◯◯学部 ○○学科の佐藤花子です。

この度は選考結果のご連絡をいただき、ありがとうございます。
ここまで選考の機会をいただき、貴重な時間を割いていただいたことに心より感謝申し上げます。

選考を通じて、貴社の◯◯について伺え、大変勉強になりました。
特に、面接で伺った◯◯についてのお話は非常に刺激的で、貴社のビジョンに深く共感いたしました。

残念ながら今回はご縁がありませんでしたが、この経験を通じて多くの学びを得られました。今後も精進して参ります。

貴社のさらなるご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

───────────────
佐藤 花子(さとう はなこ)
◯◯大学 ◯◯学部 ○○学科
メールアドレス:sato hanako@☓☓☓☓.com
電話番号:090-☓☓☓☓-☓☓☓☓
───────────────


企業に対して強い思いがある場合

企業に対して強い思いがある場合の例文は以下のとおりです。

【件名】Re:【企業名】選考結果のご連絡

株式会社○○ 
人事部 
◯◯様
お世話になっております。
◯◯大学 ◯◯学部 ○○学科の田中一郎です。

この度は選考結果のご連絡をいただき、ありがとうございました。
貴社の選考に参加できたことを大変光栄に思います。
残念ながら今回は不採用という結果でしたが、貴社の◯◯への取り組みやビジョンに共感し、ますます貴社で働きたいという気持ちが強まりました。

面接では、貴社の◯◯プロジェクトに関するお話を伺い、大変感銘を受けました。
このプロジェクトに参加できることを目指し、今後も自分を磨き続けていきたいと考えています。

改めて貴社で働くことを目指し、再度チャレンジさせていただけるよう努力して参ります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。

───────────────
田中 一郎(たなか いちろう)
◯◯大学 ◯◯学部 ○○学科
メールアドレス:tanaka_ichiro@☓☓☓☓.com
電話番号:090-☓☓☓☓-☓☓☓☓
───────────────


最終面接まで進んだ場合

最終面接まで進んだ場合の例文は以下のとおりです。

【件名】Re: 選考結果のご連絡

株式会社◯◯
人事部 採用課
◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学○○学部◯◯学科の山本太郎と申します。

この度は貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。
最終面接を通じて、貴社のビジョンと働く環境に対する理解を深め、ますます魅力を感じられました。

結果としてご縁がありませんでしたが、貴社で学んだことを生かし、自己成長に努めて参ります。
改めて御社で働くことを目指し、次のチャンスに向けて精進いたします。

貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

───────────────
山本 太郎(やまもと たろう)
◯◯大学○○学部◯◯学科
メールアドレス:yamamoto_taro@☓☓☓☓.com
電話番号:090-☓☓☓☓-☓☓☓☓
───────────────


メールに個別のフィードバックやメッセージが記載された場合

メールに個別のフィードバックやメッセージが記載された場合の例文は以下のとおりです。

【件名】Re: 選考結果について

株式会社◯◯◯
人事部 採用教育課
◯◯ ◯◯様
お世話になっております。
◯◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯年の山田太郎と申します。

◯月◯日の選考では、面接の機会を与えていただき、誠にありがとうございました。

またご多用のところ、貴重なフィードバックをいただき感謝します。
今回は採用には至りませんでしたが、不採用に至った原因を今一度改め、今後の成長につなげてまいりたいと考えています。

最後になりますが、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
───────────────
山田 太郎(やまだ たろう)
◯◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯年
携帯電話:090-xxxx-xxxx
メール:tarou.yamada@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
───────────────


友人の紹介で応募した場合

友人の紹介で応募した場合の例文は以下のとおりです。

【件名】Re: 採用選考結果のお知らせ

株式会社◯◯◯◯
人事部 採用担当
◯◯ ◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科△年の山田 一郎と申します。

このたびは、貴社の採用選考において貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
今回は不採用となり残念ですが、面接を通じて貴社の素晴らしい企業文化に触れられ、大変有意義な経験をさせていただきました。この経験を生かし、今後さらに成長できるよう努力を続けます。
また、紹介いただいた友人の◯◯様にも感謝の意をお伝えいただければ幸いです。

最後に、貴社の今後のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

───────────────
山田 一郎(やまだ いちろう)
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯年
携帯電話:080-xxxx-xxxx
メール:ichiro.yamada@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
───────────────


将来再応募したい場合

将来再応募したい場合の例文は以下のとおりです。

【件名】Re: 採用選考結果のご連絡

株式会社◯◯◯◯
人事部 採用担当
◯◯ ◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科△年の佐藤 花子と申します。

このたびは、貴社の採用選考において貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
今回は不採用という結果となりましたが、面接を通じて貴社のビジョンに共感し、私の貴社への入社意欲は一層高まりました。今後さらにスキルを磨き、再び応募する機会を得られればと願っております。

このたびは迅速にご連絡をいただき、心より感謝申し上げます。
貴社の今後のさらなるご発展をお祈り申し上げます。引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

───────────────
佐藤 花子(さとう はなこ)
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯年
携帯電話:070-xxxx-xxxx
メール:hanako.sato@☓☓☓☓☓☓.ac.jp
───────────────

お祈りメールに返信する際の注意点

お祈りメールへの返信を検討する際には、適切なマナーとポジティブな態度が求められます。

こでは、企業への不満を表現することを避け、前向きな姿勢を保つ重要性や、不採用の理由やフィードバックの要求をしないほうが良い理由、抗議を含む不適切な対応を避ける方法、メール以外の返信手段の使用を控えるべき理由に焦点を当てて解説します。


企業への不満や嫌みを書かない

お祈りメールを受け取った際、もし不採用の結果に納得がいかずに怒りや失望を感じた場合は、返信を急がずに一度冷静になりましょう。感情のままに返信を書いてしまうと、不満や嫌みを含めてしまう恐れがあります。

お祈りメールに対して、不満や嫌み、暴言などのネガティブな感情を表現することは避けるべきです。こうした行動は、結果を変えることはできず、採用担当者や企業に悪い印象を与えるだけです。

たとえその企業に再応募しないと思っていても、社会人としてどこかで関係者と再会する可能性があります。お祈りメールの返信に怒りや失望などの感情をぶつけず、新たなチャンスや今後の就活に気持ちを向けましょう。


残念な気持ちだけでなく、前向きの姿勢を示す

お祈りメールに返信する際は、単に残念な気持ちを伝えるだけでなく、前向きな姿勢を示すことが大切です。不採用の結果に対する失望は自然なことですが、そこで終わらせずに感謝の意を表し、自分の成長意欲を伝えることが良い印象を与えます。

例えば、「今回の結果は非常に残念ですが、貴社の選考を通じて学んだことを生かし、さらなるスキルアップを目指します」といった言葉を添えるといいでしょう。このように前向きな意欲を伝えることで、採用担当者に誠実な印象を残すことができます。

また、感謝の気持ちを忘れずに。「貴重な機会をいただき、ありがとうございました」といった一文を入れることで、感謝の意をしっかりと伝えられます。このような姿勢が、将来の関係性や新たなチャンスにつながるかもしれません。


不採用の理由を問わない

不採用の通知を受けた際に、その理由を企業に問い合わせたくなるかもしれませんが、これは避けるべき対応です。理由を尋ねることで、かえって採用担当者に悪い印象を与える可能性もあるでしょう。

企業は多くの応募者を扱うため、個別の理由を説明する時間やリソースがないことがほとんどです。また、理由を開示することでトラブルを招くリスクもあるため、企業側としては回答を控えるのが一般的です。

不採用通知を受けた際は、自分自身の内省が重要です。自己分析を通じて、自分のスキルや経験を客観的に見直すことで、次のステップに向けてより前向きに準備を進めることができるでしょう。


フィードバックを求めるのは避ける

不採用通知を受けた際に、フィードバックを求めたい気持ちは理解できますが、それを当然の権利と考えるのは避けるべきです。強い口調でフィードバックを要求したり、企業の判断に異議を唱えるような態度を取ったりするのはマナーに反します。

フィードバックを求めること自体は悪いことではありませんが、採用担当者にお願いする際は、非常に丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。また、返答がない場合や断られる場合もあることを理解しておくことが重要です。

不採用の理由があなたの能力不足ではなく、他の応募者がより適任だっただけの可能性もあります。不採用理由に執着せず、次の選考に向けて準備を続けることが成功への近道です。


不採用の結果に抗議しない

不採用の結果に不満がある場合でも、企業に対して抗議するのは避けるべきです。選考結果に異議を申し立てることは、採用担当者だけでなく、自分自身にも負担をかけることになります。また、そのような行動が今後の就活に悪影響を及ぼす可能性もあります。

採用プロセスは企業ごとに基準や判断が異なります。納得がいかない点があっても、それを受け入れ、次のステップに進むことが重要です。不満を抱えていると、新しいチャンスに対しても消極的になってしまうかもしれません。

お祈りメールを受け取った際は、一度立ち止まり、気持ちを整理してから、次の目標に向けて前向きに準備を始めましょう。自己成長の機会と捉え、自分のスキルや経験をさらに磨くことで、次回の挑戦に生かせます。


メール以外の方法で返信しない

通常、お祈りメールはメールで届きますが、基本的にはメールでのコミュニケーションを心掛け、効率的でスムーズな対応を心がけましょう。

メールでの通知に対して、手紙や電話など他の方法で返信するのは避けるべきです。採用担当者が迅速に対応できなくなる可能性があるため、コミュニケーションが円滑に進まない場合があります。

ただし、応募書類の返却が必要な場合や正式な書類を送る必要がある場合は、例外的に郵送が必要になることもあります。その際は、不採用通知に対する返信文を同封して、郵送する方法を取ります。

郵送時は封筒を使用し、書類が折れないように気をつけましょう。重要な書類である場合は、速達や書留を利用して確実に届くように配慮することが大切です。


正しく敬語を使う

間違った敬語や誤字には十分気をつけましょう。「注意力が足りない」「丁寧な対応ができない」という印象を与え、マイナスなイメージを持たれてしまいます。メール作成後は内容を見返し、誤字・脱字や敬語の誤りがないか、日本語としておかしくないかをチェックしてください。

メールでよく使う敬語や間違いやすい日本語を見てみましょう。


敬語一覧


敬語には尊敬語と謙譲語があり、この違いが分からないと間違いやすくなります。

尊敬語とは相手を高めるときに使うもので、相手の動作について言葉を変えるのが特徴です。

尊敬語の一覧は、次のとおりです。


通常の言葉
尊敬語
例文
言う
おっしゃる
◯◯様がおっしゃるとおり
見る
ご覧になる
◯◯をご覧ください
する
される・なさる
◯◯されるように
知る ご存じ
ご存じのとおり
思う お考えになる
〜とお考えのように

一方、謙譲語は自分を下げることで相手を立てる敬語です。相手の位置は変わらず、自分の動作について言葉が変わります。


通常の言葉
謙譲語
例文
言う
申し上げる
申し上げましたように
見る
拝見する
〜を拝見しました
する
いたす そのようにいたします
知る 存じ上げる
存じ上げません
思う 存じる 〜と存じます

二重敬語にも注意しましょう。二重敬語とは、1つのフレーズに同じ種類の敬語を二重に使うことです。

  • お読みになられる→「読む」の尊敬語である「お読みになる」と尊敬語の「〜られる」の二重敬語
  • おっしゃられる→「言う」の尊敬語である「おっしゃる」と尊敬語の「〜られる」の二重敬語

ただし、二重敬語でも次の言葉は慣習として定着しており、使用しても間違いとはみなされません。

  • 尊敬語の「お召し上がりになる」「お見えになる」
  • 謙譲語の「お伺いする」

また、役職名に「様」をつけることも二重敬語になるため注意してください。役職名自体が敬語になっているため、「社長様」「部長様」とするのは間違いです。


間違いやすい日本語


就活メールで間違いやすい日本語は、次のとおりです。

  • 御社・貴社
    • 「御社」は話し言葉で、面接の際や担当者と直接話すときに使います。エントリーシートや就活メールなどの文書では、書き言葉である「貴社」を使いましょう。
  • 了解しました
    • 「了解しました」の「了解」は対等な立場や目下の人に対して使う言葉であり、就活の場面にはふさわしくありません。「承知いたしました」もしくは「かしこまりました」を使いましょう。
  • 大変参考になりました
    • 「大変参考になりました」の「参考」とは「自分の考えを決める際の足しにする」という意味で、「足しにしかならない」と捉えられかねません。目上の人に対して使う言葉として適切ではないため、「大変勉強になりました」といった表現を使いましょう。


メールを送る時間に注意する

就活メールを送る時間にも注意が必要です。夜遅い時間帯に送るのは、悪い印象を持たれる可能性があります。営業時間外でも業務内容によってはメールの通知をオンにしていることもあり、夜遅いメールは驚かれることもあるでしょう。

やむをえず遅い時間に送る場合は、「夜分遅くに申し訳ございません」というおわび文を添えましょう。

▼就活メールについて詳しく知りたい方はこちら
・就活メール【例文6選】基本マナーや署名の仕方、返信、日程調整のテンプレを紹介

企業からお祈りメールをもらっても再応募は可能?

お祈りメールを受け取った後でも、再応募できる可能性は存在します。ここでは、企業の採用サイトで再応募の条件を確認する方法と、不採用通知後に前向きな気持ちを保つ重要性について詳しく解説します。


企業の採用サイトで確認する

再応募を考えている場合は、まず応募先の企業の採用サイトを確認することをおすすめします。企業によっては再応募の条件や可能性について具体的に記載されていることがあります。もし該当の情報が見つからない場合は、企業の採用担当者に直接問い合わせて確認するのも1つの手です。

再応募が難しいと判断された場合は、他の職種や条件を検討してみることも有効です。もしくは、別の企業に目を向けてみるのもいいでしょう。

再応募が可能な場合、将来的に再挑戦の機会が訪れるかもしれません。それまでの間に他の企業で経験を積み、スキルを向上させることで、次のチャレンジに備えられます。長期的な視野でキャリアを考えることが、成功への鍵となるでしょう。


気持ちを切り替えることが重要

お祈りメールを受け取っても、いつまでも落ち込む必要はありません。世の中には魅力的な企業がたくさんあるので、気持ちを切り替えて新たな可能性を探すことが大切です。再応募を考えるにしても、すぐに応募できるとは限らないため、次のステップを見据えることが重要です。

特定の企業にこだわりすぎると、新たな機会を見逃してしまうこともあります。企業風土や方針が合わなかった場合、他にもっと自分に合った企業があるかもしれません。

もちろん、思い入れのある企業で働くという夢を捨てる必要はありませんが、不採用となった際は一度視野を広げ、他の企業や求人にも目を向けることが大切です。新しい挑戦をすることで、自分自身の成長や新たな出会いが期待できるでしょう。

まとめ

就活でお祈りメールをもらった際、基本的に返信は不要ですが、返信すべき場合もあります。

本記事では、担当者に感謝の気持ちを伝えたい場合や、企業に対して強い思いがある場合、最終面接まで進んだ場合、メールに個別のフィードバックやメッセージが記載された場合、友人の紹介で応募した場合、将来再応募したい場合の6つのケースを解説し、各ケースの返信メール例を紹介しました。

また、基本マナーを守り、適切なタイミングで失礼のないメールを送ることも大切です。

記事内のテンプレートを参考に、正しい返信メールを送りましょう。

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