自分に合った仕事の見つけ方！適職が分からないときのポイントを解説

2025年3月29日(土) | 6,863 views

自分に合った仕事を見つけたいけど、適職が分からない人必見！　こちらの記事では、自分に合った仕事の特徴や見つけ方をご紹介します。また、自分に合った仕事に就くメリットや適職を見つけるときの注意点なども解説するので、仕事にやりがいを持って長く勤めるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

＜目次＞
●自分に合った仕事とは？
　・自分の強みや得意なことを生かせる
　・自分の好きを生かせる
　・ストレスをためずに続けていける
　・社風が合っている
　・キャリアの展望に合う
●自分に合った仕事を見つけることが重要な理由
　・モチベーションを維持できる
　・成果を上げやすくなる
　・早期退職のリスクを減らせる
　・過度なストレスを感じにくくなる
●自分に合った仕事の見つけ方
　・1. 自己分析を行う
　・2. 業界・企業研究をする
　・3. 自己分析と業界・企業研究をもとに、優先順位をつける
●【性格・行動傾向別】自分に合った仕事の見つけ方
　・タイプ例1：キャリア志向が強く行動力がある
　・タイプ例2：几帳面で責任感が強い
　・タイプ例3：発想力があり集中力が高い
　・タイプ例4：コミュニケーションをとることが好き・得意
　・タイプ例5：ルーチンワークが好き・得意
　・タイプ例6：ロジカル思考で分析力にたけている
●自分に合った仕事を見つけるときの注意点
　・すべての条件が合う会社はない
　・好きな仕事が合うとは限らない
　・自分だけで考え込まない
　・業務内容だけでなく社風も考慮する
●まとめ

自分に合った仕事とは？

自分に合った仕事とは、以下に該当するものを指します。

自分の強みや得意なことを生かせる

自分の強みや得意なことを理解して、それらを生かせる仕事を選ぶことで、仕事で成長しやすくなり成果を残せるでしょう。また、自分の適性に合った職種を選ぶことで、仕事の充実感も増してやりがいを感じやすくなります。

例えば「人と話して相手の意見を聞くことが得意」という場合は、営業やカスタマーサポートがおすすめです。また、「論理的に物事を考えることが得意」なら、エンジニアやコンサルタントが向いているかもしれません。

自分の好きを生かせる

自分の好きな分野を生かせる仕事であれば、働くモチベーションを維持しやすくなります。例えば「デザインが好き」ならグラフィックデザイナー、「文章を読むことが好き」なら編集者という選択肢がおすすめです。働くモチベーションが高まり自発的に仕事に取り組むようになれば、より業務への知見がたまってどんどん成果を残しやすくなるでしょう。

ただし、好きなことが必ずしも仕事として向いているとは限りません。趣味の範囲だからこそ好きでいられるケースもあるため、就活の際は「仕事として続けられるか？」を踏まえ業務の実態を事前に確認することが大切です。

ストレスをためずに続けていける

長く働くためには、過度なストレスがたまらない仕事を選ぶことが重要です。例えば、ルーチンワークが苦手な人が事務職に就くと、単調な作業の繰り返しにストレスを感じるかもしれません。また、安定してゆったりした環境を好む人がベンチャー企業に入ると、周りの変化に付いていけず働き続けることが難しくなるでしょう。

このように、なるべく長く快適に働くには性格や得意分野などを踏まえて、自分に合った働き方ができる仕事を選ぶことが大切です。

社風が合っている

社風は企業ごとに異なるため、自分の価値観に合った企業を選ぶことが重要です。例えば「同僚とたくさんコミュニケーションを取りたい」と考えているなら、職場内でのコミュニケーションが活発に行われている企業が向いています。また、決められたルールのもとで毎日提携業務を行いたい場合は、ある程度大手ですでに組織体制が整った企業が良いでしょう。

入社後のミスマッチを防いで長く働くためにも、事前に企業の文化や働き方をリサーチし、自分に合った環境を選ぶことが大切です。

キャリアの展望に合う

自分が目指す将来のキャリアにマッチした仕事を選びましょう。キャリアの展望にマッチした企業であれば、業務が自分の目標につながっている実感が湧くため、仕事へのモチベーションを高めやすくなります。

例えば「どんどん出世したい」と考えているなら、若いうちに裁量権を持って経営層と近い仕事を任せてもらえる企業を選ぶと良いでしょう。仕事へのモチベーションを保つためにも、長期的な視点を持ち自分の目標達成につながるような職場を選びましょう。

自分に合った仕事を見つけることが重要な理由

自分に合った仕事を見つけることが重要な理由は、大きく以下の通りです。

モチベーションを維持できる

毎日自分に合った仕事に取り組めれば、業務への過度なストレスを感じにくいため、自然とモチベーションを継続しやすくなります。特に「昔から興味があった分野」「自分のキャリアにつながる仕事」で働ければ、自分が仕事で活躍できることに達成感を覚えるため、より新しい知識を学ぶ意欲が高まり仕事に対する前向きな姿勢を保ちやすくなるでしょう。

成果を上げやすくなる

得意分野を生かせる仕事であれば、自分のスキルを生かせるため自然と成果を残しやすくなります。例えば「相手の話に耳を傾けることが得意」という人が営業職で働けば、自分のコミュニケーション能力を生かして成約件数を増やせるでしょう。また、タイピングが得意な人が事務職に就けば、毎日効率的に作業して、多くの書類を作成したり緊急の案件に対応できたりします。

このように自分に合った仕事を選び成果を残せれば、企業からの評価を得やすくなり、キャリアアップのチャンスも増えるでしょう。

早期退職のリスクを減らせる

自分に合わない仕事を続けると、ストレスがたまり、早期退職してしまうリスクがあります。せっかく入社した企業を短期間で離職してしまうと、なかなかスキルが身に付かず、次の転職で苦労するかもしれません。例えば、コミュニケーションが苦手な人が接客業を続けると、精神的な負担が大きくなり、仕事を続けるのが難しくなるでしょう。

しかし、自分の得意分野や好きなジャンルの仕事であれば、ストレスを感じず長く働き続けられます。長く働いて多くのスキルを身に付ければ、今後のキャリアアップにも役立つでしょう。

このように、将来のキャリアの選択肢を増やすためにも、自分に合った仕事を選び早期離職のリスクを減らすことが大切です。

過度なストレスを感じにくくなる

自分に合った仕事なら、無理なく業務をこなせるため、ストレスを感じにくくなります。例えば「他人とコミュニケーションを取ることが好き」という人なら、チームワークが必要なエンジニアなどの仕事に就けば、ストレスを感じず働きやすいでしょう。また、「一人で集中して作業したい」という人は、事務職のように黙々と仕事ができる環境のほうがストレスを感じません。

もちろん仕事である以上、一定のストレスはかかるものです。とはいえ、過度なストレスは仕事のモチベーション低下や早期離職のリスクを高めるため、なるべく自分への負担を減らせる仕事を選びましょう。

自分に合った仕事の見つけ方

では次に、自分に合った仕事の見つけ方について解説します。ここでは、大きく3つの段階に分けて見つけ方を解説します。

1. 自己分析を行う

最初のステップは、自己分析を行うことです。自己分析を行うことで、自分が気づいていなかったスキルや興味を認識できたり、価値観を改めて考えたりできます。

「何から自己分析をすればいいか分からない」という方は、以下の4つの観点で自己分析を進めていきましょう。

▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・他己分析のやり方と質問リスト【例28選】ツールと自己分析に生かす方法
・ジョハリの窓とは？診断を就活に生かせる自己分析のやり方を解説
・方法は2通り。就活の悩みを複雑化しないための自己分析術
・自己分析シート｜就活に役立つテンプレ7選と効果的な活用法を解説

自分の強みやスキルを洗い出す

1つ目の観点が、自分の強みやスキルを洗い出すことです。自分に合った仕事の特徴の1つに、「自分の強みや得意なことを生かせる」ことがあります。

自分の強みやスキルを生かすことができる仕事を見つけるためにも、下記の記事を参考にして、自己分析を進めてみましょう。

▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら
・自分の強み・弱みの見つけ方と診断法！得意×需要×好きで簡単に発見

自分の興味・関心を見極める

2つ目の観点が、自分の興味や関心を見極めることです。興味や関心のあることを仕事にできれば、モチベーションを維持しやすくなったり、過度なストレスを感じずに仕事を進めたりできます。

仕事選びの基準となる価値観を明確にする

3つ目の観点が、仕事選びの基準となる価値観を明確にすることです。自分がこれまで大事にしてきた価値観や、将来大切にしたい価値観などを考えることで、自分に合った仕事を選ぶときの基準を作ることができます。

価値観を明確にするとき、これまでのモチベーションについて考えてみると自分の価値観を整理しやすいかもしれません。下記の記事を参考にして、自己分析を進めてみましょう。

▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら
・モチベーショングラフの書き方【テンプレート付き】就活活用法を紹介

理想の将来像を描く

4つ目の観点が、理想の将来像を描くことです。

これまでの自己分析で、自分の強み・スキル、興味・関心、価値観を洗い出してきました。その自己分析を踏まえて、自分が将来的にどうなっていたいのか、将来的にどんな仕事に就いていたいのか、どんなことを成し遂げたいのかなどの理想像を描いてみましょう。

2. 業界・企業研究をする

次のステップは、業界・企業研究をすることです。自己分析では自分の強みや興味、価値観、理想像を把握することに焦点を当てていました。次は、業界や企業の研究をしてみましょう。

適職診断ツールを活用する

適職診断ツールを使うことで、客観的な意見を得ることができたり、自分に合った仕事を見つけることができたりします。ツールを使って見つけた仕事が該当する業界・企業について、詳しく調べてみてもいいかもしれません。

▼適性診断ツールについて詳しく知りたい方はこちら
・結果は9パターン「適職診断」

企業の求人情報を読む

業界・企業研究をするにあたって、自分で企業の求人情報を読むことは最低限行いましょう。求人情報には、給与や労働時間、福利厚生など非常に重要な情報が記載されています。

ワンキャリアの「企業一覧」を参考にして、目指している企業の求人情報をチェックしてみましょう。

▼企業の求人情報について詳しく知りたい方はこちら
・企業からインターンシップや新卒の就職活動情報を探す

インターンシップなどのイベントに参加する

実際に企業のインターンシップなどのイベントに参加することで、企業の社風や働き方、詳しい業務内容などを知ることができます。また、インターンが採用に直結する場合もあるので、少しでも興味がある企業のインターンシップにはぜひ応募してみましょう。

▼インターンシップについて詳しく知りたい方はこちら
・インターンとは？参加するメリットや募集の探し方・面接対策を解説

OB・OG訪問で実際の業務イメージをつかむ

OB・OG訪問で実際の業務イメージをつかむことも有用です。OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらったり、就活イベントを利用して社員と接点を持ったりすることで機会を得ることができます。これにより、説明会では得られないリアルな情報を知ることができ、業界や企業についての理解が深まることは間違いありません。

さらに、業界や企業によっては、OB・OG訪問の有無や訪問時の評価が選考に影響することもあります。訪問の回数が多いと「熱意がある」と評価されたり、質の高い質問をすることで「優秀だ」と思われたりすることがあります。

OB・OG訪問については以下の記事で詳しく記載してありますので参考にしてみてください。

▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら
・OB・OG訪問とは？やり方から内定者が使うアプリまで完全解説

3. 自己分析と業界・企業研究をもとに、優先順位をつける

最後のステップは、自己分析と業界・企業研究をもとに優先順位をつけることです。自己分析で自分の強みや興味、価値観、理想像を把握し、業界や企業の研究も行った後は、職種や企業の優先順位をつけていきましょう。

優先順位に関して迷った場合、以下の4つの観点で考えてみるといいでしょう。

自己分析の結果がマッチしているかを考える

1つ目の観点が、「自己分析の結果がマッチしているかを考える」です。自己分析を通して把握した自分の強み・興味・価値観などと、業界や企業の研究内容を照らし合わせ、本当に自己分析の結果とマッチしているかを考えます。

自己分析の結果と業界・企業の研究結果がマッチしなければ、その仕事は自分に合っていない仕事である可能性が高いでしょう。

キャリアプランを実現できるかを考える

2つ目の観点が、「キャリアプランを実現できるかを考える」です。自己分析では、理想の将来像を描いてみました。自分が目指している企業や仕事が、理想の将来像・キャリアプランを実現できるかを考えましょう。

周囲から客観的なアドバイスをもらう

3つ目の観点が、「周囲から客観的なアドバイスをもらう」です。周囲の人からの客観的なアドバイスをもらうことで、優先順位を考える際のヒントを得ることができるかもしれません。

また、主観的になりやすい自己分析や業界・企業研究に周囲の人の意見を組み込むことで、より一層自己分析や業界・企業研究が進むでしょう。

キャリアアドバイザーに相談してみる

4つ目の観点が、「キャリアアドバイザーに相談してみる」です。経験や知見が豊富なキャリアのプロに相談することで、優先順位を考えるにあたっての重要な指標をもらうことができます。

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（Photo：siro46／Shutterstock.com）

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