こんにちは、ワンキャリ編集部です。
就活で選考を受けていると、「テストセンター」という言葉を聞いたことがあると思います。実際に適性検査をテストセンターで受けるように案内された方もいるかもしれません。
そこで今回は、テストセンターの概要・受検方法・準備・当日の流れなどをご紹介します。事前に知っておくことで、受検への心構えをしておきましょう。
テストセンターとは
テストセンターとは、選考に必要なステップである、適性検査「SPI」の受検方法の1つです。応募した企業がテストセンターで試験を受けることを指定した場合、期限までに学生は自分の都合がよい日時を予約し、訪問もしくはオンラインで受検します。
訪問の場合はリクルートマネジメントソリューションズが用意したテスト会場に足を運び、会場のパソコンでテストを受検します。2022年10月からオンライン会場も開設しています。
テストセンターで出題される問題
テストセンターで出題されるSPIの問題には、以下があります。
言語分野(基礎能力検査)
言葉を並べて同じ関係のものを選ぶ内容や、熟語の意味、空欄補充の問題など、言葉に関する問題が出題されます。
非言語分野(基礎能力検査)
推論・組み合わせや確率など、数学の問題が出題されます。
英語検査
英語の読解力を問われる問題です。同意語から長文読解まであります。
構造的把握力
ものごとの背景にどういった構造があるのかを問われる問題です。ものごとの共通点や関係性の理解に対する問題もあります。
出題される問題例は以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
▼関連記事はこちら
・【SPI対策】SPIテストセンターとは?言語・非言語等の問題形式と出題内容を例題付きで解説!
テストセンターの受検方法
テストセンターの受検方法について「リアル会場」と「オンライン会場」の2カ所に分けて紹介します。
リアル会場
テストセンターは、各地域にあるリアルな会場で受検できます。全国7都市(東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・福岡)に会場を用意しています。受検するためには、事前に場所を指定して予約する必要があります。自宅に近いところや、通学範囲など行きやすい場所を選びましょう。
オンライン会場
自宅をオンライン会場として、受検することも可能です。リアル会場に行くのが距離的に難しい場合や感染対策で外出を控えたいときなどに、オンライン会場を選択すると便利でしょう。オンライン会場は自宅で自分のパソコンを使って受検するため、事前に動作環境を満たしているか、集中して受検できる環境かを確認してから予約することをおすすめします。
テストセンターでの受検前に必要な準備
テストセンターで試験を受ける前に必要な準備について、それぞれ詳しく紹介していきます。
ID取得
テストセンターで試験を受けるためには、テストセンターで使用するIDを取得する必要があります。応募している企業から発行された企業IDとは全く別のものです。テストセンターで使用するIDとは、そのテストセンターで受ける、ほかの企業の試験や資格試験など、さまざまな試験を受けるために必要なIDのことです。1社を受けた後も使う可能性があるため、受検後も忘れないように管理することが大切といえるでしょう。
会場選択
IDを取得したら、試験を受けるテスト会場を選択していきます。行きやすい場所を選びましょう。
申し込み
IDを取得して会場を選択したら、受検する日時を選び、テストを申し込みます。テストを申し込んだ後はいよいよテストセンターで受検します。
テストセンターに持ち込むもの
テストセンターに持ち込むものとして、受検票と身分証明書(顔写真付き)が必要です。それぞれ詳しく紹介していきます。
受検票
テストセンターでテストを受ける際、必須となるのが受検票です。テストを申し込むときに、そのテストに沿った受検票が毎回発行されます。テストセンターのマイページの表示画面、もしくは予約確認メールが受検票となることが多いです。テストセンターに行く前に、自宅や学校などで、事前に印刷して持っていく必要があります。スマホ画面で提示するのではなく、紙で持参しましょう。
身分証明書(顔写真付き)
テストセンターには、本人を証明する身分証明書(顔写真付き)が必要です。例えば、学生証・運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなどがあるでしょう。運転免許証・パスポートなどは有効期限が切れていたら試験を受けることができないため、必ず事前に有効期限内かをチェックしましょう。
テストセンターオンライン会場で用意すべきもの
テストセンターをオンライン会場で受検するときに用意すべきものとして、筆記用具・メモ用紙があります。それぞれ詳しく紹介します。
筆記用具
オンライン会場で受検する際は、鉛筆・シャープペンシルなどの筆記用具が必要です。
自宅のパソコンを用意する際に、一緒に準備しましょう。パソコンのメモ帳を使おうとすると、画面の切り替えに時間がかかったり、テスト画面が閉じてしまったりするのでやめましょう。
メモ用紙
オンライン会場で受検する際は、メモ用紙も必要です。SPI3のサイトでは、A4サイズの用紙2枚を用意する必要があると書かれているように、自分が受けるテストに合ったサイズのメモ用紙を準備しましょう。テスト問題で少し書いて考えたいとき、手元にメモ用紙と筆記用具があるとすぐに取り掛かれますので、必ず事前に準備して手元に置いておきましょう。
テストセンター受検時の注意点
テストセンターを受検するときは、いくつか気をつけなければならないことがあります。ここでは、4つの注意点について説明していきます。
余裕を持ったスケジュール管理
テストセンターで試験を受けるときには、余裕を持ったスケジュールで受けることが大切です。直前に予約すると、希望する日程が既に埋まっていて、予約できないこともあります。特に、本選考の時期だと試験を受ける学生が多いため、直前に申し込むことは避けた方がよいでしょう。就活スケジュール全体に影響することもありますので、企業からテストセンター受検の案内メールが届いたら、すぐに予約すべきです。試験対策の勉強よりも、先に予約しましょう。また、受検当日も混雑時に備えて、余裕を持った時間帯に会場に到着することが大切です。遅くとも、試験が始まる15分前には着くようにしましょう。
チュートリアル・練習問題も読む
テストセンターで受検をする際は、テストの問題の前に案内されるチュートリアルや練習問題を隅々まで読むことが大切です。本番の問題でないからといって読み飛ばすことなく、必ず全部に目を通しましょう。中には、重要な解答方法が書いている場合や、受検準備をした人にとって復習にもなる場合があるため、じっくりと読むべきです。
動作環境の確認(オンラインのみ)
テストセンターで受検会場としてオンライン会場(自宅など)を選択した場合、パソコンが動作環境を満たしているかを事前に確認しましょう。例えば、SPI3を受検する場合は、リクルートのサイトに推奨環境のOS、対応ブラウザーとバージョン、スペック、ネットワーク回線について書かれていますので、必ず確認しましょう。
持ち込めないものの確認
テストセンターに持ち込んではいけないものも多くあります。失格になる場合もありますので、注意しましょう。例えば、スマートフォンや時計、電卓の持ち込みは不可とされています。もし、かばんに入っていた場合は、テストセンターの会場に入室する前にロッカーにしまうなどの対応が必要です。また、リアル会場では、筆記用具やメモ用紙も会場のものを使用することが前提ですので、私物を持ち込まないようにしましょう。
まとめ
ここまでテストセンターについて、概要・受検方法・必要な準備・持ち物・注意点について紹介しました。テストセンターで試験を受ける際は、テストセンターならではの作法を理解する必要があります。テストセンターの試験結果を他の企業の試験でもそのまま使えることもあるので、準備はもちろん試験対策も重要です。
志望企業でテストセンターの受検が必要かどうかは、ワンキャリアに載っている先輩の就活体験談を参考にしてみてください。
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