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【テレビ局:業界研究】キー局6社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・NHK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い

テレビ局 フジテレビ 日本テレビ TBSテレビ テレビ朝日 テレビ東京 NHK
2024年10月9日(水) | 388,780 views

ワンキャリ編集部が、総力をあげてお届けする【最新版:業界研究】。

今回はテレビ業界について、「フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・NHK」についてご紹介します。

<目次>
●テレビ業界(キー局)の知っておきたい基本
 ・民放キー局とは?
 ・命運を分ける「3つの時間帯」の視聴率
●テレビ局の種類について
 ・キー局
 ・準キー局
 ・地方局
 ・公共放送(NHK)
●テレビ局業界の動向
 ・「テレビ離れ」対策:ネット配信の強化
 ・ネット広告の発達に伴うテレビ広告費削減
 ・テレビ放映以外への事業展開
 ・4K・8K配信放送の発達
 ・労働環境の見直し
●テレビ局業界の仕事内容・主な職種
 ・プロデューサー
 ・ディレクター
 ・AD
 ・カメラマン
 ・照明・音響
 ・アナウンサー
●テレビ業界(キー局)大手6社の業績比較・順位(売上高/営業利益)
●テレビ業界(キー局)大手6社の特徴・強み
 ・フジテレビ:映画や配信など、コンテンツ事業の強化で収益の拡大を図る
 ・日本テレビ:12年連続の三冠王! あらゆる部門で人気番組を保持
 ・TBS:不動のドラマ王! 国内外の配信事業も好調
 ・テレビ朝日:テレビコンテンツとネット放送で幅広い年齢層を掴(つか)む
 ・テレビ東京:アニメや経済ニュースなどの得意ジャンルを中心に事業拡大
 ・NHK:"いつでも どこでも 誰にでも"必要な情報を届ける公共メディア
●テレビ業界(キー局)大手6社の社風の違い
 ・フジテレビ:「楽しさ」を生み出す、明るく闊達な社風
 ・日本テレビ:部門に縛られず、社員全体にあふれる仲の良さ
 ・TBS:堅実で個性が大事にされる社風
 ・テレビ朝日:協議主義、「全員で考えて勝つ」番組制作
 ・テレビ東京:明るく穏やかな人が多く、個性を大切にする社風
 ・NHK:真面目な社風だが、一人一人が番組制作に熱意や誇りを持っている
●テレビ業界(キー局)各社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
●テレビ業界で働く魅力・やりがい
 ・企画力や発想力を生かせる
 ・作成したものが多くの人の目に届く
 ・収入が高い
●テレビ業界大手6社の選び方
 ・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
 ・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
 ・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
 ・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
 ・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
 ・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
●テレビ業界大手6社の求める人物像・選考対策
 ・テレビ局が求める人物像
 ・テレビ局の選考対策
●テレビ業界(キー局)以外の業界研究記事

テレビ業界(キー局)の知っておきたい基本

テレビ局に関する基本的な知識を見ていきましょう。


民放キー局とは?

民放キー局とは、全国ネットでの放送権利を有する企業を指します。その広告収入(CM放映権など)が収益の半分以上を占めます。そのため、視聴率に関わるコンテンツ(番組)の質は収益の増減に多大に影響を与えます。

しかし、近年ではスマートフォンやタブレットなどの台頭でインターネットを利用する時間が増加したことにより、相対的にテレビを見る時間が減少しています(※1)。つまり、テレビ局は今までどおりのクオリティのコンテンツでは収入が減少する可能性が高いということです。

キー局全体として、視聴率が低下している現状を打破するために、今まで以上に質の高いコンテンツを作ることへの課題感があるといえます。

(※1)参考:総務省「利用時間から見るメディア利用の変化」


命運を分ける「3つの時間帯」の視聴率

テレビ番組の視聴率は時間帯ごとに、こちらの3つの時間帯に分かれています。

・全日帯(6時〜24時)
・G帯(ゴールデンタイム)(19時〜22時)
・P帯(プライムタイム)(17時〜23時)
 └NP帯(ノンプライムタイム)(全日帯からP帯を除外した時間帯)

視聴率は、CM枠の販売価格(=広告収入)を決定する上での重要な要素です。すなわち、視聴率はテレビ局の経営にそのまま直結するといっても過言ではありません(※2)。

また、テレビ業界ではこの3つの時間帯すべてで視聴率1位になることを「視聴率三冠王」と呼びます(※3)。月間・年間と区分され、2023年はテレビ朝日が現在、年間視聴率三冠を獲得しました(※4)。

(※2)参考:フジテレビ「2018年度有価証券報告書 P.12」
(※3)……「NP帯」を入れると四冠という表現もあり
(※4)参考:ORICON NEWS「テレビ朝日、2023年年間視聴率で開局以来初の世帯3冠 個人全体は全日・プライムの2冠」

テレビ局の種類について


日本のテレビ局には、キー局・準キー局・地方局・公共放送(NHK)といったさまざまな種類があります。それぞれが異なる役割を果たしており、視聴者に多様なコンテンツを提供しています。ここでは、それぞれのテレビ局が持つ特徴や役割について詳しく解説します。


キー局

キー局とは、全国放送権を持つ主要なテレビ局を指します。具体的には、日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビの5局が該当します。これらの局は、NHKに比べて大衆性が高く、自局の強みを生かしたバラエティ番組やドラマなどのエンターテインメントコンテンツを多く制作しています。

また、キー局はローカル局に対して番組を提供するだけでなく、広告費を分担する役割も担っています。収益の大部分を広告費が占めるため、クリエイティブな発想やマーケティング力が重要となるのがキー局の特徴です。


準キー局

準キー局とは、キー局に次ぐ放送規模を持つテレビ局のことを指します。キー局が主に東京に拠点を置くのに対し、準キー局は大阪府内に拠点を構えています。そのため、「在阪準キー局」や「大阪準キー局」とも呼ばれることがあります。

具体的には、読売テレビ(讀賣テレビ放送)・朝日放送テレビ・毎日放送・テレビ大阪・関西テレビ放送が準キー局に該当します。これらの局は、関西圏全域を放送エリアとしており、地方局よりも幅広い影響力を持っていることが特徴です。


地方局

地方局とは、特定の地域のみを放送エリアとするテレビ局のことを指します。代表的な地方局には、山形テレビ・テレビ神奈川・中京テレビ放送・テレビ西日本などがあります。全国各地に存在し、それぞれが地域密着型の自主制作番組や通販番組を放送しているのが特徴です。

キー局に比べると規模が小さく、番組制作費やスタッフの人数も限られているため、アナウンサーが記者やディレクターを兼務するなど、多岐にわたって業務を担当することも少なくありません。


公共放送(NHK)

公共放送とは、国が設立・所管している放送局を指し、日本においてはNHK(日本放送協会)がその唯一の存在です。NHKは民間放送局と異なり、公共性の高い番組制作を行うことが特徴です。

収入の大部分は広告費ではなく受信料であり、この点で民間放送とは大きく異なります。国が実質的な母体であるため、リストラや倒産のリスクが低く、安定志向の学生に人気のある就職先です。

さらに、NHKは豊富な番組制作費を持ち、2023年度の番組制作費は3,133億円にも達しています。この額は、民間の大手テレビ局である日本テレビHDの893億3,100万円を大きく上回り、NHKの圧倒的な資金力が番組制作の質や規模に大きく寄与しているといえるでしょう(※5)。

(※5)参考:日本放送協会「2023年度(令和5年度)決算概要(単体・連結) p.13」/日本テレビホールディングス株式会社「2023年度 決算説明資料 P.14」

テレビ局業界の動向


テレビ局業界は、急速に変化するメディア環境に対応するため、さまざまな動向が見られます。まず、「テレビ離れ」と呼ばれる若年層を中心としたテレビ視聴離れが進むなか、各局はネット配信の強化に力を入れ、視聴者の獲得を目指しています。

また、ネット広告の発達により、テレビ広告費の削減が進んでおり、広告収入の減少に直面しています。こうした背景から、テレビ放映以外への事業展開が求められており、4K・8K配信放送の発達にも力を入れています。

さらに、労働環境の見直しも進行中で、働きやすい職場環境の整備が進められています。ここでは、これらの動向について詳しく解説します。


「テレビ離れ」対策:ネット配信の強化

インターネットやスマートフォンの急速な普及に伴う「テレビ離れ」の影響を受け、テレビ業界コンテンツ事業の展望は決して明るいといえません(※6)。しかし、各社そろって、テレビのコンテンツを最大限に生かせる、ネット配信企業との連携で生き残りをかけています。

<キー局の他社とのネット配信の取り組み>

・日本テレビ → 2014年「Hulu」の日本事業を買収(※7)。
・フジテレビ → 2015年「Netflix」と制作合意(※8)。
・テレビ朝日 → 2016年「AbemaTV」(2020年にサービス名を「ABEMA」へと変更)をサイバーエージェントとの共同出資で開局(※9)。2020年「TELASA」をKDDIと共同出資(※10)。
・TBS → 2017年「Paravi」を6社で共同出資(※11)。2023年「Paravi」と「U-NEXT」が経営統合。TBSはU-NEXT株式の20%を取得し、パートナーシップ協定を締結(※12)。

その他に、民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」は、2024年8月時点でスマートフォン・タブレットアプリ、コネクテッドTVを合わせた累計のアプリダウンロード数が7,800万を突破しました。さらに、月間動画再生数が4.9億回を達成し、ユーザー数においても4,100万MUBの最高記録を更新しました(※13)。

各社とも、テレビ番組のリアルタイム配信や放送終了後に一定期間無料で視聴可能なVOD(ビデオ・オン・デマンド:Video On Demand)、数多くのアーカイブ作品を視聴できる有料VODなどのネット配信に取り組んでいます。業界全体で「テレビだけでなくネットからも」というアプローチがスタンダードになっているといえます。

(※6)出典:総務省情報通信政策研究所「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> P.4」
(※7)参考:日本テレビ「Huluの日本市場向け事業を承継し定額制動画配信に参入~Huluの作品ラインアップも大幅強化~」
(※8)参考:フジテレビ「フジテレビと米・Netflix(ネットフリックス)がオリジナルコンテンツの制作で合意」
(※9)参考:テレビ朝日「テレビ朝日とサイバーエージェントが2つの新会社設立へ!」
(※10)参考:KDDI「KDDI×テレビ朝日 通信と放送の融合が加速、新しい動画配信プラットフォーム『TELASA (テラサ)』を4月7日から開始」
(※11)参考:プレミアム・プラットフォーム・ジャパン「リッチな新作を毎日 4社で競作・共作ライブ・ラジオ・ニュースも」
(※12)出典:TBS「TBSグループ 統合報告書2023 P.21」
(※13)参考:TVer「[TVer] 月間ユーザー数・月間動画再生数 2か月連続で過去最高記録更新 2024年8月の月間ユーザー数が4,100万MUB超、月間動画再生数も過去最高4.9億回を突破」


ネット広告の発達に伴うテレビ広告費削減

近年、テレビ業界の規模は縮小傾向にあります。特に2018年以降、テレビ局大手5社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日・テレビ東京)の売上高は減少に転じています。その主要な要因の一つが、テレビ局の収入の大部分を占める広告収益の減少です。

経済産業省の特定サービス産業動態調査によれば、テレビ広告業の売上高は2000年の約1兆7,521億円から減少傾向にあり、2023年には約1兆2,664億円まで減少しました。一方、ネット広告は急成長を遂げており、2006年の1,200億円から2023年には約1兆4,862億円にまで達しています。

このように、ネット広告市場の成長がテレビ広告費削減の一因となっており、テレビ業界全体に大きな影響を与えています。


テレビ放映以外への事業展開

テレビ業界は、パソコンやスマートフォンの普及に伴い、従来のテレビ放送に依存していた収益モデルからの転換を迫られています。視聴者が動画配信サービスなどのデジタルメディアへ移行するなか、多くの企業が広告費をテレビからネットへシフトさせているため、テレビ局の広告収入は減少傾向にあります。

この状況に対応するため、テレビ各社は新たな収益源を確保すべく、インターネットや不動産、ホテル、イベントなどの周辺事業への展開を進めています。例えば、フジテレビはオフィスビルの開発や賃貸、ホテルやリゾート施設の運営に注力しています(※14)。また、テレビ朝日は「ABEMA」などのインターネット事業を強化し(※15)、日本テレビはHuluや美術館、映画、テーマパーク、不動産事業にも取り組んでいます(※16)。

TBSも映画やイベント、不動産事業のほか、人気番組「SASUKE」の海外輸出などで事業を多角化しています(※17)。このように、各テレビ局はテレビ放映以外の分野に事業を拡大することで、新たな収益の柱を築こうとしています。

(※14)参考:フジテレビ「事業セグメント」
(※15)参考:テレビ朝日「テレビ朝日とサイバーエージェントが2つの新会社設立へ! 多チャンネル動画配信プラットフォーム運営会社「Abema TV」と ニュース専門チャンネル運営会社」
(※16)参考:日本テレビ「第91期報告書」
(※17)参考:TBS RECRUIT「TBSの事業展開を知る DXビジネス/グローバルビジネス/赤坂エンタテインメント・シティ」


4K・8K配信放送の発達

4K・8K配信放送の技術は、テレビ業界における映像体験の革新をもたらしています。従来のフルHDに比べて、4Kは約4倍、8Kは約16倍の解像度を持ち、圧倒的な高精細映像を視聴者に提供します。この技術の進化により、映画やスポーツ中継など、より臨場感あふれる映像体験が可能となり、視聴者の満足度が高まることが期待されています。

日本では、2018年12月にBS・CSでの4K・8K放送が本格的にスタートし、多くのテレビ局が対応コンテンツを拡充しています(※18)。特にスポーツやドキュメンタリー番組、自然映像などの分野で、4K・8Kの利点が最大限に生かされており、視聴者の関心を引くと同時に、放送業界の新たな収益源として注目されています。

しかし、4K・8K放送の普及には課題もあります。高精細な映像を楽しむためには対応テレビや受信機器が必要であり、これらの普及が進むにつれて、さらに多くのコンテンツが提供される見込みです。テレビ局は、この新技術を活用して視聴者のニーズに応えるため、積極的にコンテンツ制作と放送インフラの整備を進めています。

(※18)参考:A-PAB「新4K8K衛星放送視聴可能機器 1000万台突破記者発表会開催」


労働環境の見直し

近年、テレビ業界では「労働環境」の見直しが急務とされています。撮影・編集・放送などの業務は、短期間での集中作業が求められることが多く、職種によっては長時間労働が常態化しているケースも少なくありません。その結果、労働者の負担が大きくなり、ライフワークバランスの確保が課題となっています。

この問題に対処するため、多くのテレビ局が労働環境の改善に取り組んでいます。例えば、TBSホールディングスでは、2020年4月からテレワーク勤務制度が本格的に導入されました。また、2018年には博報堂などと共同で保育園を設立し、子育てをする社員の復職支援体制を強化しています(※19)。

さらに、フジテレビでは、柔軟な働き方を推進するためにテレワークの導入や時差出勤制度を取り入れ、個々のライフスタイルに合わせた勤務が可能となっています。配偶者の転勤や家族の介護、育児などの事情で退職した社員が再び会社に復帰できる「ジョブリターン制度」も導入され、働き続けやすい環境を整えています(※20)。

こうした取り組みを通じて、テレビ業界全体で「働き方改革」が進められており、労働者の負担軽減と生活の質の向上が期待されています。

(※19)参考:TBS「一般事業主行動計画」
(※20)参考:フジテレビ「人材育成・職場環境」

テレビ局業界の仕事内容・主な職種


テレビ局業界では、番組全体の企画立案から制作の進行管理までを担当し、番組の成功に責任を負うプロデューサーや、現場での演出や進行を指揮し、番組の具体的な内容を作り上げるディレクターなど、多様な職種が協力し合い、番組制作や放送を支えています。ここからは、テレビ局業界の各職種の仕事内容について詳しく解説します(※21)(※22)。

(※21)参考:テレビ東京 採用サイト「テレ東 新卒採用 2026 部門紹介」
(※22)参考:日本テレビ 採用サイト「日テレの仕事」


プロデューサー

プロデューサーは、番組制作における最高責任者として、ドラマやバラエティ、情報番組、報道番組など、さまざまなジャンルの番組制作を総合的に管理する役割を担っています。

番組の企画・立案から始まり、制作予算の決定、出演者の選定・手配、さらに編集後の最終確認に至るまで、全ての工程に深く関与します。プロデューサーは番組の成功に大きな影響を与える重要なポジションといえるでしょう。

プロデューサーには、番組を企画する際の発想力や企画力、予算やスケジュールを管理するための管理能力が求められます。また、チームをまとめ、制作現場を円滑に進行させるリーダーシップも重要です。特別な資格は不要ですが、プロデューサーになるためには、AD(アシスタントディレクター)やディレクターとしての数年間の現場経験が必要とされることが一般的です。


ディレクター

ディレクターは、番組制作における現場の責任者として、プロデューサーが企画・立案した内容を実際に番組として具現化する役割を担います。

具体的には、番組出演者との交渉や台本作成を行い、企画を忠実に再現するための準備を整えます。また、収録現場では、照明や音声、美術などの各スタッフに指示を出し、演出を統括します。さらに、取材やロケ、編集作業を自ら手掛けるディレクターも少なくありません。

ディレクターは、その専門性の高さから、テレビ業界における重要な職種とされています。しかし、プロデューサーと同様に、新卒でテレビ業界に入社してすぐにディレクターになれるわけではありません。通常は、ADとして数年間の経験を積んだ後にディレクターとしての役割を担うことになります。


AD

AD(アシスタントディレクター)は、ディレクターの指示を受けて番組制作の進行を支える役割を担う職種です。

具体的には、番組を制作するために必要な情報収集や、ロケ地の選定、収録準備、さらには編集作業のサポートなど、幅広い業務を担当します。また、最近では番組で取り上げる内容をリサーチすることもADの重要な役割となっています。

ADの仕事は、実際にテレビ番組の制作現場に関わるため、現場経験を積める貴重なポジションです。そのため、テレビ業界でのキャリアをスタートさせたいと考えている人にとっては、最初の一歩となる職種です。未経験者でも就けるため、テレビ業界に興味がある方にとって魅力的な職種といえるでしょう。


カメラマン

テレビ局のカメラマンは、映像を通じて番組の世界観やメッセージを視聴者に伝える重要な役割を担っています。その仕事は大きく分けて以下の2つに分けられます。

・スタジオカメラマン:スタジオ内で行われる収録や生放送の際、ディレクターの指示に従い、企画通りに映像を撮影します。スタジオカメラマンは、固定された環境での撮影が多いため、正確で安定したカメラワークが求められます。特に生放送では、一瞬のミスが番組全体に影響を与えるため、集中力と冷静さが必要です。

・取材ロケカメラマン:屋外でのロケや取材の際にカメラを回す仕事です。取材ロケカメラマンは、様々な環境での撮影に対応しなければならず、予期せぬ状況に柔軟に対応する力が求められます。音響スタッフと連携し、現場の雰囲気や重要な瞬間を捉えることが求められます。

カメラマンとして働くためには、映像に関する専門的な知識や技術が必要であり、多くの場合、専門学校や大学で映像学を学び、現場での経験を積むことが一般的です。また、創造力や撮影のセンスも重要で、独自の視点から魅力的な映像を撮ることが求められます。


照明・音響

照明・音響スタッフは、テレビ番組の制作において非常に重要な役割を担っています。

照明スタッフは、番組の雰囲気や世界観を照明によって表現します。スタジオやロケ地で、複数のライトを使い分け、セットや出演者を効果的に照らすことで、映像に深みや臨場感を与えます。

照明の配置や強弱、色合いの調整など、視聴者にとって見やすく、美しい映像を作り上げるために細かい計算が必要です。照明スタッフの多くは専門的な知識を持ち、番組制作会社に所属してテレビ局に派遣されることが一般的です。

音響スタッフは、番組の音声や音響効果を担当します。現場では、出演者の声や周囲の音をクリアに拾うためにマイクを使い、音声の収録を行います。また、収録した音声をミキサーを使って編集し、番組全体の音量バランスを整えることも音響スタッフの仕事です。

効果音やBGMの挿入によって映像の印象が大きく変わるため、音響スタッフの役割は非常に重要です。音声のクオリティを高めることで、番組全体の完成度が大きく左右されます。


アナウンサー

アナウンサーは、ニュースやナレーションを通じて情報を伝える役割を担う職種です。世の中で話題になっている情報や災害情報、天気予報などを、視聴者に分かりやすく正確に伝えることが求められます。アナウンサーには、発声や滑舌を鍛え、言葉を美しく正確に話す技能が必要です。

また、アナウンサーは番組の進行役として、番組全体の流れを円滑に進める役割も果たします。近年では、単にニュースを読むだけでなく、バラエティ番組や特別番組の司会を務めるなど、タレント的な側面も強くなってきています。そのため、テレビ局側もアナウンサーとしての技能だけでなく、個性や表現力も重視して採用を行うことが増えています。

アナウンサーの仕事は、番組の収録や放送時間に合わせた勤務が必要になるため、早朝出勤や長時間勤務が続くこともあり、体力的な負担も少なくありません。それでも、多くの視聴者に直接情報を届けるというやりがいの大きい職種です。

テレビ業界(キー局)大手6社の業績比較・順位(売上高/営業利益)

キー局各社の売上高と営業利益を見てみましょう。それぞれ各社のホールディングスを以下の通り、略記しております。

・フジ・メディア・ホールディングス → フジテレビ
・日本テレビホールディングス → 日本テレビ
・TBSテレビ → TBS
・テレビ朝日ホールディングス → テレビ朝日
・テレビ東京ホールディングス → テレビ東京
・日本放送協会 → NHK

※出典:バフェットコード「フジテレビ/日本テレビ/TBS/テレビ朝日/テレビ東京」
※出典:NHK「2023年度(令和5年度)決算概要 P.21」
※NHKのみ連結の売上高/営業利益を用いています


NHKは受信料を主な収入としており、かなり特殊な業績です。売上高は最も高いですが、営業利益はマイナスの値です。NHKを除くと、売上高はフジテレビ、営業利益は日本テレビがそれぞれ首位を獲得しています。

テレビ業界(キー局)大手6社の特徴・強み

フジテレビ:映画や配信など、コンテンツ事業の強化で収益の拡大を図る

フジテレビは、1957年に株式会社富士テレビジョンとして設立され、翌年1958年に株式会社フジテレビジョンに社名変更。1963年に国産初のアニメーション番組『鉄腕アトム』を、1969年には現在も続く『サザエさん』を放送開始するなど、日本を代表する番組を数多く抱えています(※23)。

アニメ以外にも、『SMAP×SMAP』や『森田一義アワー 笑っていいとも!』『めちゃ²イケてるッ! - What A COOL we are!-』など、人気の番組を次々と生み出してきました(※24)(※25)(※26)。

※出典:バフェットコード「フジテレビ」


メディア・コンテンツ事業と都市開発・観光事業が主な売り上げを占めるフジテレビ。メディア・コンテンツ事業では、シルク・ドゥ・ソレイユの大型作品『アレグリア ─ 新たなる光 ─』などの催物事業収入や、『ONE PIECE FILM RED』『沈黙のパレード』『Dr.コトー診療所』などのヒット作が続いた映画事業収入、FODプレミアムやFNNプライムオンラインのデジタル事業収入などが前年を上回っています。また、TVerなどを通じた配信広告セールスにおいても、『silent』をはじめとした連続ドラマの再生回数の影響で大きな伸びを見せました(※27)。

都市開発・観光事業では、特に観光分野に注力しています。コロナ禍で赤字を計上していた株式会社グランビスタホテル&リゾートの業績が回復。2022年度は4期ぶりに黒字を計上しています。また、2024年6月には「神戸須磨シーワールド」と「神戸須磨シーワールドホテル」が開業しています(※28)。

(※23)参考:フジテレビ「沿革」
(※24)参考:フジテレビ「SMAP×SMAP」
(※25)参考:フジテレビ「笑っていいとも!」
(※26)参考:フジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」
(※27)出典:フジテレビ「
有価証券報告書-第82期(2022/04/01-2023/03/31) P.19」
(※28)出典:フジテレビ「【グランビスタ ホテル&リゾート】神戸須磨シーワールド・神戸須磨シーワールドホテル2024年6月1日(土)開業決定」


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日本テレビ:12年連続の三冠王! あらゆる部門で人気番組を保持

1952年に日本初の民間テレビ放送免許を獲得した日本テレビ(※29)。長い歴史を誇る日本テレビは、「感動×信頼のNo.1企業」というビジョンを掲げています(※30)。

過去には2018年9月に58カ月連続で月間視聴率三冠を達成し、在京民放テレビ局の歴代最長記録を樹立(※31)。さらに、「2022年 年間個人視聴率(2022年1月3日~2023年1月1日)」において、全日・プライム・ゴールデンの全3部門で1位を獲得。個人3冠は12年連続を記録しています(民放のみの比較)(※32)。

また、上述した通り、2023年度の営業利益では約419億円で首位に立っており、ビジネス観点でも圧倒的な強さを誇っているといえます。ある役員は「バラエティのフジ、ドラマのTBS、スポーツのテレ朝というイメージがあるが、日本テレビはオールマイティーに各部門に強みがある」と言及しています(選考対策ページより)。

※出典:バフェットコード「日本テレビ」


『世界の果てまでイッテQ!』(バラエティー)(※33)、『news zero』(ニュース・情報)(※34)、『金曜ロードショー』(映画)(※35)、『Going! Sports&News』(スポーツ)(※36)など、あらゆる部門で人気番組を保持する日本テレビ。メディア・コンテンツ事業は、売上高の9割以上を占めています。

また、2014年にインターネット動画配信サービス会社「Hulu」の日本事業を買収し、SVOD(Subscription Video On Demand:定額制動画配信)事業に本格的に参入しました(※7)。また、その他にも、日テレ系の見逃し番組を無料で視聴できる動画サイト「日テレ無料(TADA)by 日テレオンデマンド」や「アンパンマンとこれ なあに?」などのデジタルコンテンツ(※37)にも注力しています。

さらに、2023年9月には、スタジオジブリの株式を取得し子会社化したことを発表。「スタジオジブリの自主性を尊重し、スタジオジブリは今後ともアニメーション映画の制作、ならびにジブリ美術館、ジブリパークの運営に専念していく(※38)」としています。

(※29)参考:日本テレビ「日本テレビ略史」
(※30)参考:日本テレビ「トップメッセージ」
(※31)参考:日本テレビ 企業・IR情報「プレスリリース 2018年 年間視聴率『三冠王』を獲得いたしました!」
(※32)参考:日本テレビ 企業・IR情報「プレスリリース 2022年 年間個人視聴率『三冠』を獲得いたしました!」
(※33)参考:日本テレビ「バラエティ・音楽」
(※34)参考:日本テレビ「ニュース・情報」
(※35)参考:日本テレビ「映画」
(※36)参考:日本テレビ「スポーツ」
(※37)参考:日テレ公式 デジタルコンテンツサイト「アプリ」
(※38)引用:スタジオジブリ「日本テレビによるスタジオジブリの株主取得に関するお知らせ」


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TBS:不動のドラマ王! 国内外の配信事業も好調

TBSは1951年に株式会社ラジオ東京として設立され、ラジオ本放送を開始しました。1955年にテレビ本放送を開始。カラー本放送を開始した1960年に、社名を株式会社東京放送(略称TBS)に変更しました(※39)。

ドラマ制作に強みを持つTBSは近年、王道のドラマ枠「日曜劇場」でヒットを連発しています。2021年度は金曜ドラマ『最愛』が「2022年 日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビドラマ 最優秀賞」(※40)を受賞。さらに、2022年度は『TOKYO MER~走る緊急救命室~』、2023年度は『アトムの童(こ)』が「コンテントアジア賞 ベストアジアドラマ部門 最優秀賞」を受賞しています(※41)(※42)。

実際に、ある社員も「撮影期間に余裕があるなど、他局に比べて内容にこだわったドラマ作りができる」と語っていたそうです(選考対策ページより)。

また、「2023年度 新ファミリーコア視聴率(4〜49歳)」のG帯P帯で2位を獲得しており、幅広い世代に人気を博しているといえます(※43)。

※出典:バフェットコード「TBS」


売上高の7割以上を占めるメディア・コンテンツ事業。2023年度は、国内の無料動画配信や国内外の有料動画配信の好調に加え、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のロングラン公園で総観客数は100万人を突破、2024年1〜3月の総合番組再生数ランキングではTBSドラマやバラエティが1位、2位を獲得するなど、テレビの内外でもTBSのコンテンツは多くの人々を引きつけています(※44)。

また、売上高の2割弱を占めるライフスタイル事業においては、従来の雑貨小売販売事業やビューティ&ウェルネス事業に加え、知育・教育事業へ本格参入。「知育・教育コンテンツを通し、子どもたちに多くの夢や希望、そして生きる力を伝えていきたい」としています。これに伴い、2023年6月、やる気スイッチグループホールディングスを連結子会社化しています(※45)。

(※39)参考:TBS「沿革」
(※40)参考:TBS「『最愛』が日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビドラマ 最優秀賞を受賞!」
(※41)参考:TBS「『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』がコンテントアジア賞2022でベストアジアドラマ部門最優秀賞を受賞!」
(※42)参考:TBS「『アトムの童』がコンテントアジア賞2023でベストアジアドラマ部門最優秀賞を受賞!」
(※43)出典:TBS「
TBSグループ 統合報告書2024 P.3」
(※44)出典:TBS「
TBSグループ 統合報告書2024 P.39」
(※45)出典:TBS「
TBSホールディングスがやる気スイッチグループホールディングスに出資 連結子会社化し、知育・教育事業へ本格進出」


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テレビ朝日:テレビコンテンツとネット放送で幅広い年齢層を掴(つか)む

テレビ朝日は、1957年に株式会社日本教育テレビとして創立されました。1966年には『題名のない音楽会』、1976年には『徹子の部屋』、1979年には『ドラえもん』と、現在も続く人気番組を放送開始しています(※46)。

2023年度は、全日・プライム・ゴールデン(世帯)で2年連続3冠を達成。特に「AFCアジアカップカタール」の「日本×イラン戦」の視聴率は2023年度プライム帯の民放最高視聴率を獲得しました。その他、『相棒season22』をはじめ、『特捜9season6』『刑事7人』など人気シリーズを中心に5作品が民放連続ドラマの年間トップ10内にランクインしたり、『ザワつく!金曜日』が2023年度すべての放送回で同時間帯民放トップを獲得したりしました(※47)。

※出典:バフェットコード「テレビ朝日」


テレビ放送事業とインターネット事業が、売上高の8割以上を占めるテレビ朝日。番組連動CM企画や、『動画、はじめてみました』をはじめとするネット連動企画など、積極的な「コンテンツ360°展開」が収益に貢献しているとしています(※48)。

インターネット戦略においては、「ABEMA」のWAU(1週間のアクティブユーザー数)が2300万前後で好調、「TELASA」も会員数200万人達成を目指す勢いです。その他にも、オウンドメディアの「テレ朝news」「テレ朝動画」「ANN NEWS」、動画広告配信プラットフォームの「UltraImpression」など、データ利活用を促進しています(※49)。

また、エンタテイメントとテクノロジーが融合する発信拠点として「東京ドリームパーク」が 2026年春開業予定。その他、アニメ・ゲーム、メタバースなどコンテンツを活用した新たなビジネス領域にチャレンジするとしています(※50)。これらの取り組みから、テレビ番組やインターネット配信以外にも注力していることが伺えます。

(※46)参考:テレビ朝日「社史」
(※47)出典:テレビ朝日「
2024年3月期 決算説明会 P.8-9」
(※48)出典:テレビ朝日「2023年3月期 決算説明会 P.8」
(※49)出典:テレビ朝日「
2024年3月期 決算説明会 P.14-15」
(※50)出典:テレビ朝日
「2024年3月期 決算説明会 P.17/P.21」


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テレビ東京:アニメや経済ニュースなどの得意ジャンルを中心に事業拡大

1964年に、日本科学技術振興財団テレビ局(通称・東京12チャンネル)という、教育専門局として開局しました。1973年に一般総合局に移行し、1981年にテレビ東京に名称を変更しています(※51)。

今年開局60周年を迎えたテレビ東京は、「ちょっといい明日のために。」をキャッチコピーとして、新たな企業理念を作成しました(※52)。テレビ東京といえば、特にアニメ番組に強みを持っており、「新世紀エヴァンゲリオン」や「ポケットモンスター」などの、誰もが知る人気アニメを放送しています。

「2024-2026年度中期経営計画」でも、「アニメ・経済報道・独自IPの強化」の3つを軸としており、アニメや経済ニュースなどの得意ジャンルをさらに伸ばす方針をとっています(※52)。具体的には、日本最大級の経済動画サービス「テレ東BIZ」の事業拡大や(※53)、アニメ・IP戦略室の設置、さらなる海外展開(※54)などの方策を打ち出しています。

※出典:バフェットコード「テレビ東京」


テレビ放送による売上が最も多いですが、割合では6割程度であり、他の大手テレビ局に対して少なくなっています。それに対して特徴的なのがアニメ・配信事業での売上が大きい点です。テレビ東京の得意ジャンルであるアニメを存分に生かして、配信、商品化、ゲーム化などさまざまな事業を展開し、減少傾向のテレビ放送の売上をカバーしています(※55)。

(※51)出典:テレビ東京「沿革」
(※52)参考:テレビ東京「トップメッセージ」
(※53)参考:テレビ東京「2024年3月期 通期決算説明会 P.11」
(※54)参考:テレビ東京「2024年3月期 通期決算説明会 P.13」
(※55)参考:テレビ東京「2024年3月期 通期決算説明会 P.8」


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NHK:"いつでも どこでも 誰にでも"必要な情報を届ける公共メディア

1950年、もともとあった社団法人日本放送協会を解散し、放送法に基づく特殊法人として設立された日本放送協会(通称NHK)。1953年に日本初のテレビ本放送を行い、1964年には東京大会オリンピックを史上初の衛星中継をするなど、日本のテレビ放送の歴史において重要な役割を担ってきました(※56)。

NHKは日本で唯一の公共放送であり、国が設立・所管しています。コンテンツ戦略も公共放送としての役割を重視しており、インターネットの発達で情報の増加とともにフェイクニュースなども問題となっている現代において、正確で信頼できる情報の発信源となり民主主義における多角的な視点の確保に貢献することを目指しています(※57)。

※出典:NHK「2023年度(令和5年度)決算概要 P.23」


NHKは売上のほとんどが受信料で成り立っています。そして、NHKは2023年10月にこの受信料を1割値下げしました。これは、受信料を払う世帯を少しでも100%に近づけて、より公平に必要な情報を提供する公共メディアとしての役割を達成するための方策といえます(※58)。

(※56)出典:NHK「NHKの沿革と放送史」
(※57)参考:NHK「NHKことしの仕事 2024 P.2」
(※58)参考:NHK「受信料を値下げしました」


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テレビ業界(キー局)大手6社の社風の違い

各企業の社風を見ていきましょう。

フジテレビ:「楽しさ」を生み出す、明るく闊達な社風

フジテレビには、「楽しくなければテレビじゃない」というスローガンがあります(※59)。その言葉通り、同社には「楽しさ」を生み出す、明るく闊達(かったつ)な社風があるようです。実際に、同社の社員は「仕事を超えた楽しさがある」、「仕事が忙しくなると余裕がなくなりがちだが、張り詰める感じではなく、楽しんで仕事をしている印象がある」と語っています(※60)。

一方で、テレビ局というと、一般的には「激務で大変そう」というイメージを持つ学生も多いのではないでしょうか? しかし、新入社員が「入社してみて感じた就活時とのギャップ」について「意外と自分の時間も確保できる」ところだと語っていることからも(※61)、同社が働く環境の整備に努めていることが伺えます(2024年卒 選考対策ページより)。

(※59)参考:日刊スポーツ「フジテレビ4月期改編は原点にしてDNA『楽しくなければテレビじゃない』で巻き返す」
(※60)参考:RECRUIT FUJI TELEVISION「技術の仕事 特別編 ワールドカップバレー×技術社員」
(※61)参考:RECRUIT FUJI TELEVISION「2022年新入社員アンケート企画 ガリ就活博士『新人徹底分析するガリ』編」


日本テレビ:部門に縛られず、社員全体にあふれる仲の良さ

日本テレビには、素材やノウハウを部門間で共有する文化が根付いています。社内での交流の多さから社員同士の距離が近い傾向にあり、チームワークの良さを形成しているようです。

実際に、制作局の社員は「昨日の番組を見たか? などの話で、いつも子どものように盛り上がっている」と語っています(※62)。

これに加え、内定者は「任意研修にほとんどの人が集まるほど仲が良い」と述べています。よって、部門に縛られず、みんなで良いものを作ろうとコンテンツに向き合える環境だと考えられるでしょう(選考対策ページより)。

(※62)参考:日本テレビ「SPECIAL TALK 制作局座談会」


TBS:堅実で個性が大事にされる社風

TBSには、全体的に堅実で落ち着いた雰囲気があります。内定者によると「社員さんは全くギラギラせずに、真面目で落ち着いている人が多い」そうです。堅実な社風の会社で、着実にキャリアを積み重ねていきたいと考える学生には最適な企業といえるでしょう。

また、内定者いわく「個性が大事にされる風潮がある」そうです。そのため、社員一人一人の思いが番組に反映されやすいといえます。実際に、内定者は「競合他社は大人数での会議を繰り返して番組案を作っている。一方、TBSは個人が考えた案の骨子がそのまま残って番組になることがある」と述べています。これが功を奏し、『水曜日のダウンタウン』(※63)など、他局にはない独特の番組作りが実現できているといえます(選考対策ページより)。

(※63)参考:TBS「TBSテレビ番組表」


テレビ朝日:協議主義、「全員で考えて勝つ」番組制作

キー局内定者が説明会やOB・OG訪問で社員から聞いた話によると、テレビ朝日には1人の天才が番組作りを推し進めるというよりは、全員で協議して決めた企画を番組としてヒットさせていくという不文律のようなものがあるそうです。

そんな社風が反映されてか、実際の選考でも「グループディスカッション(GD)」「模擬番組制作」といったように、学生がグループでどのように振る舞うのかを図る選考が多くなっています。また、選考経験者によると、ある社員が「議論ができない人はテレビ朝日で活躍することはできない。すぐに埋もれてしまう」と語っていたそうです。

現在、「ABEMA」にも力を入れているテレビ朝日。地上波のテレビ放送だけでなく、インターネット放送にも注力するテレビ局で働きたいと考える学生におすすめの企業といえます(選考対策ページより)。


テレビ東京:明るく穏やかな人が多く、個性を大切にする社風

先ほども述べた通り、テレビ東京は特定のジャンルでの、独自性の高いコンテンツ制作に力を入れる会社です。また、他のキー局に比べて番組制作費や従業員の人数も少ないため、一人一人の個性や企画力を生かして、工夫して番組を作成するようです。

また、採用時に学歴不問の実力主義の姿勢をとるテレビ東京は、OJT重視の方針で研修期間が短く、新人もすぐ現場に出るそうです。従業員の少なさもあって若手にも十分な発言権があり、1年目からすぐに主体的に制作に関わる機会が与えられるそうです(2019年卒 選考対策ページより)。


NHK:真面目な社風だが、一人一人が番組制作に熱意や誇りを持っている

NHKは他の民放テレビ局と大きく性質が異なるため、そこに就職する社員もNHKでの番組制作に対して、独自のこだわりや熱意を持っていることが多いそうです。また、使用できる番組制作費も多く規模の大きな番組が作れるという点も、熱意のある社員を集める理由の一つです。

公共放送という立場での番組制作をするため、全体の社風としてある程度真面目な傾向はあるそうです。入社後はさまざまな業務の経験を積みながら、徐々に個人の強みとなる専門性を高めていくようです(2023年卒 選考対策ページより)。


テレビ業界(キー局)各社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数

テレビ業界大手6社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数は以下の表のようになっています。


※出典:2023年度有価証券報告書「フジテレビ P.10/日本テレビ P.9/TBS P.11/テレビ朝日 P.9/テレビ東京 P.10」
※「テレビ朝日」を除き、有価証券報告書の提出会社であるホールディングス社員のデータであるため、各社単体のデータではないという点にご注意ください。
※平均給与は千の位を四捨五入しています。


どの企業も平均年収が1000万を超えています。日本全体の40歳から54歳の平均年収が約521万円(※64)であるため、大手テレビ局の年収は高い水準であることが分かります。

(※64)出典:国税庁長官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告ー P.21」より算出。

テレビ業界で働く魅力・やりがい


テレビ業界で働くことには、多くの魅力とやりがいがあります。まず、企画力や発想力を生かして、自分のアイデアを形にできることが大きな魅力です。番組の企画や演出など、創造力を発揮できる場面が多く、クリエイティブな仕事を求める人にとってやりがいがあります。

また、作成した番組や映像が多くの視聴者の目に届くことで、自分の仕事が社会に影響を与えていると実感できることも大きなやりがいです。さらに、テレビ業界は報酬が高い傾向にあり、努力に応じた収入を得ることができる点も、働くうえでの大きな魅力です。ここからは、テレビ業界で働く魅力・やりがいについて深掘りして解説します。


企画力や発想力を生かせる

テレビ業界で働く際、企画力や発想力を存分に生かせる点が大きな魅力です。番組制作においては、どのような番組を作るかをゼロから考え、取り上げたいテーマをリサーチし、独自の方向性で企画を練り上げていきます。

さらに、企画を実現するための実行力も重要です。企画が成功するためには、各担当者がどのような役割を果たすべきか、全体の計画を立て、実際に実行に移す力が求められます。計画通りに進まない場合も多く、その際には柔軟な対応が求められることも少なくありません。

このように、企画力や実行力を磨きながら、クリエイティブな環境で働けるため、テレビ業界は大きなやりがいを感じられる仕事だといえるでしょう。


作成したものが多くの人の目に届く

自分が携わった番組やコンテンツが多くの人々に届くこともテレビ業界で働く魅力の一つです。視聴率が高かったり、視聴者からの感想や意見が寄せられたりすることで、自分の仕事が多くの人々に影響を与えていることを実感できます。

また、番組が社会に対して大きな影響を与え、変化を促せるという点も、この業界ならではの大きな魅力といえるでしょう。


収入が高い

テレビ業界は高収入のイメージが強いですが、実際にキー局に勤務する社員の平均年収は非常に高水準です。2023年度の有価証券報告書によると、フジテレビの社員の平均年収は約1,621万円、テレビ朝日は約1,400万円、TBSは約1,313万円、日本テレビは約1,297万円といった数字が示されています。

特に、長く勤務し、プロデューサーなどの責任ある職種に就くことで、さらに高い収入を得られます。ただし、勤務先によって収入には違いがあり、キー局に入社する場合に特に高収入が期待できますが、番組制作会社などに所属する場合はキー局と比較して収入が下がる場合もあります。

テレビ業界大手6社の選び方

自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!

自己分析とは、過去の経験・エピソードから「自分がどういう人間で、何ができるかを言葉にするプロセス」のことです。

就活において基礎となるプロセスで、会社を選ぶ際だけでなく、自己PRや志望動機を作る際にも役に立ちますが、「自己分析のやり方が分からない」のが学生に共通する悩み。

こちらの記事では、自己分析のやり方をあらゆる角度から分解し、解説しています。

▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説

情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!

「第一志望に受かりたい」「選考突破に必要な情報だけを知りたい」「いろいろな人の考えに触れたい」。

そんな気持ちに答えるべく、ワンキャリアでは4,000社を超える人気企業の選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を掲載しているほか、1,800件を超える就活記事も掲載しています。

例えば、合格の秘訣のページでは、企業の魅力や各職種の魅力、会社が求める人物像、選考のポイント、内定者の感想を掲載しているため、会社を選ぶ際の参考にできます。

こちらの記事では、これらの情報を掲載している「選考対策ページ」「募集ページ」「就活記事」の活用法をご紹介します。

・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリアを使い倒せ!


ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!

ワンキャリア公式YouTubeチャンネルでは、過去に配信した100社以上の説明会動画が見放題です。これらを利用して企業研究や志望動機のブラッシュアップに役立てましょう。

また、ワンキャリアのキャリアアドバイザーによる新番組『ワンキャリコミット』も見逃せません。クチコミやワンキャリアライブの企業情報をもとにした、人気企業・難関企業の選考対策動画や、「自分に合った会社はどれか?」「秋以降どう動けば良い?」など、就活生のためのお悩み解消コンテンツをご用意しています。ぜひ情報収集に役立ててみてください。

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・『ワンキャリコミット』はこちら


手間がかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!

業界研究を行うことで、志望企業と競合他社の違いが明確になり、自分に合った会社を見つけられ、志望動機の説得力が増します。

志望動機が重視される「日系メーカー」「インフラ」、業界研究をしないと「入社後やりたいこと」「強い志望動機」が語りづらい「金融」「商社」「広告」、内定辞退を恐れ、「業界1位・2位の企業ではなく、なぜうちなのか」がしつこく聞かれる「業界3位以下の企業」では業界研究はマストといわれています。

とはいえ、時間がかかる業界研究は、正直ちょっと面倒ですよね。

そこで、ワンキャリア編集部が就活生の代わりに業界研究を行いました!

就職活動が本格化して忙しい時期こそ、ワンキャリアの業界研究記事をぜひフル活用して、効率良く情報を集めましょう!

▼業界研究について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較


企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!

企業研究は、企業のホームページを見て、OB・OG訪問をして……と、膨大な時間がかかるように思われがちですが、実は短時間で終わらせられるのです!

多くの企業が採用する「Big Five(ビッグ・ファイブ)理論」のテスト。実は簡易版のテストを使うだけでも、ある程度自分に向いている業界・会社・仕事分野が分かります。自分の適性をつかんでおけば「向いていない業種の採用選考を受け続ける」リスクを回避でき、企業研究の時間短縮にもつながるでしょう。

次にワンキャリア編集部が皆さんの代わりに企業研究を行う「3分対策シリーズ」をお届けします。各企業の社風や選考のポイントをまとめてあるので、ES締め切り直前や面接前日の時間がないときの企業研究におすすめです!

▼業界・企業研究について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・企業の対策は3分で全部終わらせる!ワンキャリ編集部がお届けする「3分対策シリーズ」


就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう

就活をしているとよく聞く「就活の軸」というワード。自分の就活の軸を持っていると行きたい会社は確固たるものになります。

就活の軸を見つけるにはまず、自己分析をして自分の「本音」と「建前」を整理しましょう。おのずと自分ならではの就活の軸が姿を現すはずです。

▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文

テレビ業界大手6社の求める人物像・選考対策

テレビ局が求める人物像

フジテレビ
日本テレビ
TBS

テレビ朝日
テレビ東京
NHK
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テレビ局の選考対策

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エントリーシート(ES)対策


企業が志望動機で注目しているポイントは、「会社で活躍できる人材であるかどうか」という点です。そして具体的には以下の3つのポイントを重要視しています。

  • ・入社意欲がどれほど強いか
  • ・自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか
  • ・入社後に活躍してくれそうか

これら3つのポイントを含んだ志望動機は説得力があり、過去の選考参加者や内定者のESからも高評価を受けやすいことが分かっています。

▼エントリーシート(ES)の書き方について詳しく知りたい方はこちら
・志望動機【例文17選】ES・履歴書での書き方と職種・業界別の実例
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策


Webテスト対策


Webテストは多くの企業で実施されており、企業ごとに異なるテストが使用されています。そのため、事前にテスト内容を把握し、対策をしておくことが重要です。

デベロッパーでは、特に「SPI」と「玉手箱」、「TG-WEB」が多く実施されています。

SPIは性格と能力の2領域を測定し、能力検査は言語(国語)と非言語(数学や算数)で分かれています。時間制限がついているという特徴があり、受験者の解答状況や正答率によって問題が変わっていきます。正答率が高ければ難易度の高い問題が出題され、高得点につながるので、時間内で的確に問題を解けるようにしておきましょう。

玉手箱は、計数理解(数学)、言語理解(国語)、英語理解、性格テストの4種類に分かれており、問題数に対して解答時間が非常に短いことが特徴です。そのため、満点を目指すのではなく、確実に解ける問題に集中することが求められます。また、玉手箱は毎年似たような問題が出題される傾向があるため、スピード感に慣れるために多くの問題を解いておくことが大切です。

TG-WEBは難易度が高いテストですが、解法を知っていればスムーズに解答できることが特徴です。新型のTG-WEBでは解答時間が非常に短く設定されているため、事前に参考書などで対策をし、制限時間内で解く練習をしておくことが重要です。特にWebテスト形式では電卓を用意しておくと良いでしょう。

▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力)
・【玉手箱対策】問題&解答集|出題企業と問題形式(計数・言語・英語)まで紹介
・TG-WEB対策のすべて|例題や解答集、おすすめの問題集まで解説


面接対策


業界や会社によって面接で問われる内容は異なります。そのため、志望する業界に合わせた対策が必要です。以下では、業界や企業ごとに準備を進める際のポイントをご紹介します。

まず、面接選考を通過するためには「企業目線」で考えることが重要です。内定の判断を行うのは、その企業の人事担当者や役員ですので、企業が求める人材像を理解することが不可欠です。経営計画などの企業情報を調べることはもちろんですが、企業側の視点に立ち、「どのような人材が求められているのか」を意識しながら面接準備を進めましょう。

また、面接対策では自己分析を行い、自分をアピールするための材料をそろえることも重要です。しかし、選考対策の順番としては、まず企業や業界の分析を行い、その後に自己分析を進める方が効果的です。企業のニーズを理解した上で自分の強みを整理することで、より説得力のあるアピールが可能です。

ワンキャリアでは、企業ごとの選考ステップや合格の秘訣を紹介しています。これにより、各企業が重視する評価ポイントや求める人物像を効率的に把握でき、情報収集の手間も省けます。企業研究を進める際には、ぜひご活用ください。

▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例


OB・OG訪問


OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらったり、就活イベントを利用して社員と接点を持つことで機会を得たりできます。これにより、説明会では得られないリアルな情報を知ることができ、業界や企業についての理解が深まることは間違いありません。

さらに、業界や企業によっては、OB・OG訪問の有無や訪問時の評価が選考に影響することもあります。訪問の回数が多いと「熱意がある」と評価されたり、質の高い質問をすることで「優秀だ」と思われたりすることがあります。

OB・OG訪問をすべきか迷っている場合は、まずは最初の1人、同じゼミやサークルの先輩など身近な人から始めてみると良いでしょう。

▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説

テレビ業界(キー局)以外の業界研究記事

テレビ業界(キー局)以​​外​​の業界研究記事は、こちらをご覧ください。

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・【大手広告代理店:業界研究】大手5社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・ADK・JR東日本企画)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:旅行業界】「JTB、KNT-CT、HIS、日本旅行」大手旅行会社4社それぞれの強みや社風、給料を徹底比較!
▪️インフラ・資源
・【鉄道:業界研究】大手8社「JR東日本・JR東海・JR西日本・東急・阪急電鉄・東武鉄道・名古屋鉄道・東京地下鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【ガス:業界研究】大手4社「東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:エネルギー】電力・ガス業界の大手4社「東京電力・関西電力・東京ガス・大阪ガス」の事業や年収を徹底比較!
・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
・【業界研究:航空会社】大手2社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL))を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【非鉄金属:業界研究】大手4社(住友電気工業・JX金属・三菱マテリアル・住友金属鉱山)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【デベロッパー2:業界研究】大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【スーパーゼネコン:業界研究】主要5社(鹿島建設・大林組・清水建設・大成建設・竹中工務店)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️IT・通信 ・【SIer:業界研究】SIer大手5社ランキング(NTTデータ・富士通・NEC・日立製作所・日本IBM)!業績比較・平均年収・社風/強みの違い
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