こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を上げてお届けする業界研究。今回は石油(エネルギー)業界です。
今回は、ENEOS(旧:JXTGエネルギー)・出光興産・コスモエネルギーホールディングス・国際石油開発帝石(INPEX)・石油資源開発(JAPEX)・三井エネルギー資源開発(MOECO)について、各社の特徴を比較しながらお伝えします。
詳しく見ていきましょう。
<目次> ●石油業界とは? 事業内容/提供サービスを解説 ・ビジネスモデル ・石油開発会社 ・石油元売会社 ・燃料商社 ●石油業界の業界動向 ・国内の需要は微減傾向にある ・原油価格は上昇している ・新エネルギー事業の拡大を目指す ●石油業界の仕事内容・主な職種 ・生産技術 ・研究開発 ・管理・保守 ・営業 ・資材調達 ・セールスエンジニア ●石油業界大手6社の業績比較・ランキング(営業収益/営業利益/営業利益率) ●石油業界大手6社の特徴・強み ・ENEOS:エネルギー業界の雄として、日本の産業を支える責任と誇り ・出光興産:2019年から業界大手2社が経営統合。それぞれの強みを生かしつつ業界トップを目指す ・コスモエネルギー:グループ各社の連携で築く一気通貫の石油サプライチェーン ・国際石油開発帝石:エネルギー貧国を根底から支える「インフラのインフラ」 ・石油資源開発:E&P事業のパイオニア企業 ・三井エネルギー資源開発(MOECO):将来への種まきを絶やさず、エネルギーの安定供給の実現へ ●石油業界大手6社の社風の違い・制度 ・ENEOS(旧:JXTGエネルギー):拡大する海外勤務のチャンス ・出光興産:業界内では比較的少数精鋭で成長できる環境 ・コスモエネルギーホールディングス:一般的な水準を大きく超える充実した福利厚生 ・国際石油開発帝石(INPEX):エネルギー保有国を中心とした、豊富な海外勤務環境 ・石油資源開発(JAPEX):技術のエキスパートを目指すことができる環境 ・三井エネルギー資源開発(MOECO):裁量が大きく大胆に仕事ができる環境 ●石油業界大手6社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数 ●石油業界で働く魅力・やりがい ・幅広いフィールドに関われる ・社会に大きな影響を与えられる ●石油業界大手6社の選び方 ・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう! ・情報収集ではワンキャリアの【選考対策ページ】を有効活用しよう! ・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう! ・手間がかかる「業界研究」はワンキャリアにおまかせ! ・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ! ・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう ●石油業界大手6社が求める人物像・選考対策 ・石油業界が求める人物像 ・石油業界の選考対策
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石油業界とは? 事業内容/提供サービスを解説
まずは石油業界がどのような事業内容であるかを詳しく見ていきましょう。

ビジネスモデル
石油業界のビジネスモデルとしては、安定的に石油を生産・供給し、利益を得ることで新たな埋蔵量を獲得し、新たな供給源を発見・開発していくというサイクルのもとで成り立っています(※1)。さらに詳しく見てみると、石油業界の事業は以下の3つに分けることができます(※2)。
・石油の開発・生産 「鉱区の取得」、「探鉱」、「評価」、「開発」、「生産・販売」などを行う ・石油の輸送 石油製品の輸送や供給・保管基地の運営管理業務などを行う(※3) ・石油の精製・販売 原油から多様な石油製品を生産し、供給する(※4)
事業は大まかに3つに分類されますが、国内の企業はすべてを担う企業や、精製・販売を主に手掛けている企業、開発・生産を主な事業としている企業の3つに大別できます(※5)。続いて企業種別に見ていきましょう。
(※1)参考:INPEX「石油・天然ガス開発のビジネスモデルと当社の強み P.10」
(※2)参考:INPEX「石油・天然ガス開発のビジネスモデルと当社の強み P.12」
(※3)参考:日本石油輸送「事業内容について」
(※4)参考:ENEOS「石油製品精製・販売」
(※5)参考:日経コンパス「石油開発・精製・販売」
石油開発会社
代表的な石油開発会社として、INPEXや石油資源開発などがあります(※6)。石油開発会社は石油のE&P(Exploration and Production:探鉱・開発・生産)を主な事業としており、石油の生産や既存油ガス田の追加開発や新規油ガス田を発見するための探鉱活動などを行っています(※7)。
INPEXと石油資源開発についてはこの後で詳しく解説していますので、気になる方は見てみてください。
(※6)参考:日本経済新聞「鉱業・エネルギー開発」
(※7)参考:JAPEX「石油・天然ガスE&P」
石油元売会社
代表的な石油元売り会社としてENEOSや出光興産、コスモエネルギーや富士石油などがあります(※8)。製油所を所持していたり、石油精製会社より石油製品を仕入れ、提供したりする企業を指すことが多いです(※9)。
ENEOS、出光興産、コスモエネルギーについてはこの後で詳しく解説していますので、気になる方は見てみてください。
(※8)参考:日本経済新聞「鉱業・エネルギー開発」
(※9)参考:ENEOS「日本の石油元売会社の再編動向 (2023年7月現在)」
燃料商社
代表的な燃料商社として伊藤忠エネクスやシナネンホールディングスなどがあります(※10)。石油元売会社やディーラーなどから石油を仕入れ、ガソリンスタンドやメーカーなどに届けることが主な業務内容です(※11)。また、企業によっては石油製品に限らず電力の供給や石油関連以外のサービス提供や販売促進なども行っています(※12)。
(※10)参考:日本経済新聞「エネルギー商社の会社」
(※11)参考:三菱商事エネルギー「エネルギー商社を知ろう」
(※12)参考:伊藤忠エネクス 採用ページ「仕事紹介」
