こんにちは、ワンキャリ編集部です。
就活の履歴書には、自己PRを書く欄があります。しかし、自己PR欄に記載することが見つからず、「自己PR欄に何を書けばいいのか分からない」「自己PRってなぜ必要なの?」「エントリーシート(ES)との違いは?」と、悩む方もいるでしょう。
そこで、本記事では履歴書の自己PR欄の効果的な書き方を、強み別・職種別に例文付きで解説します。ぜひ参考にしてください。
<目次>
●自己PRとは?
・そもそも自己PRとは? 企業が聞く目的や評価軸
・履歴書とESの自己PRとの違い
・「長所」との違い
●自己PRが簡単に書けるテンプレート【4要素】
・【結論】自分の強み
・【背景】強みを発揮した具体的なエピソード・経験
・【成果】強みを発揮して得られた結果
・【活用】将来への展望
●【強み別】自己PRの書き方例文25選
●【業界別】自己PRの書き方例文10選
●【職種別】自己PRの書き方例文10選
●履歴書の自己PRを書く時のポイント8つ
・履歴書の自己PRの文字数:100~200文字
・ESや面接と矛盾した内容を伝えない
・エピソードが中途半端にならないようにする
・文字サイズやバランスなど読みやすさを意識する
・誤字脱字に注意する
・改行を適度に使う
・一文を長くしすぎない
・アピールポイントは絞る
●他の学生と差別化できる自己PRの書き方のコツ4つ
・1. 企業が重視するポイントをキーワードとして入れる
・2. 具体的な数値で伝える
・3. 第三者からの客観的な意見を盛り込む
・4. 内定者の自己PRから企業に評価される自己PRの要素を把握する
●こんな自己PRはNG! 書き方の注意点
・後ろ向きな表現を使う
・誇張してしまう
・内容に一貫性がない
・内容が抽象的
・企業が求める人材像とズレている
●履歴書・ESと面接での自己PRの伝え方の違い
・履歴書での自己PRの書き方
・ESでの自己PRの書き方
・面接での自己PRのポイント
●まとめ
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自己PRとは?
履歴書の自己PR欄は、あなたの強みや経験をアピールするための重要なポイントです。ここでは履歴書において自己PRが果たす役割と、ESとの違いなどについて掘り下げて説明します。

そもそも自己PRとは? 企業が聞く目的や評価軸
自己PRとは履歴書・ES・面接などの場で自分の強みやスキル、過去の経験が具体的にどのように仕事で生かせるかをアピールすることです。企業が自己PRを聞く目的は、自己PRの情報を通じて就活生が持っている能力や将来性を評価し、組織のニーズにどれだけマッチしているかを判断するためです。企業が自己PRを聞く目的も理解することで、より効果的な自己PRを形成できるといえるでしょう。
企業は、応募者のスキルや性格が実際の業務にどのように生かせるかを重視するため「この人が企業にどのように貢献できるか」という観点で自己PRを読んでいます。したがって、自己PRは単なる自己紹介で終わるのではなく、企業に対する具体的な提案と捉えるべきです。
言い換えれば、自分の強みを企業で生かす方法を具体的に説明することで、面接官に入社後の活躍イメージを与え、選考を突破するための鍵となります。
2024年、新卒でワンキャリアに入社。
学生時代は国際系の学部に所属し、ケニアで2か月間インターンをしたりインドで1か月間一人旅したりとアクティブに過ごしていた。
大学で教職課程を履修しており、ワンキャリアでは内定者インターンとしてキャリア教育事業に携わったのちに、新卒入社後1年目から新規事業「ワンキャリア新卒紹介」にアサイン。
・得意な領域:ガクチカ・自己PRの整理・言語化/面接対策(深掘り質問への対策)/就活軸の整理(特に海外軸・社会貢献軸)
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以下では、企業がどのような軸で学生の自己PRを評価しているかを、軸別で詳細に解説します。
自己PRにおける評価ポイントは大きく分けて以下の5つです。

それでは、これらの目的を達成するために企業はどのような観点で自己PRを見ているのでしょうか?
例えば、リーダーシップを発揮したエピソードでは、「いつ」「どのような場面で」「何に対して」「どのようなリーダーシップを発揮したのか」を具体的に伝え、「企業でどのように生かせるか」を論理的に示すことが重要です。
つまり、ただのエピソード自慢で終わらず、なぜその経験が自分にとって重要で企業でどのように生かせるのかを説明する必要があるといえます。こうすることで、採用担当者に「この人は企業にとって価値がある」と納得してもらうことができるでしょう。
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学生の強みと企業の要望が合致しているかどうか
企業側は、「企業に対して利益を生み出してくれる学生」を求めており、自己PRにおいて学生がアピールする強みが企業の求めるものと合致するかを見ています。そのため、企業にとって必要な強みやスキルの有無を評価項目として設定し、自己PRでも確認していると考えられます。
つまり、企業研究を通じて企業が求める強みやスキルを分析し、それらを自身が兼ね備えていることを自己PRを通じてアピールすることが大切です。
学生と企業の相性が合うかどうか
企業側は、企業が求める強みやスキルだけでなく、社風にあった人柄を持つ人材を採用したいと考えています。企業の社風にマッチしない人材が入社してしまうと、短期離職につながりやすいためです。
特に、新卒採用では中途採用とは異なり、面接などの時点で持っている実績やスキルより、「入社後に社員たちとうまくやっていけそうか」といった相性の面が重視される傾向にあります。そのため、企業側は自己PRから学生の人柄を知ることで企業との相性を確かめています。
その強みに具体性・説得力があるか
企業側は、自己PRで「本当に学生がその強みを持っているのか?」を確認しています。つまり、学生がアピールした強みに対して、明確な「根拠」があるかどうかを評価項目として設定していると考えられます。
そのため、自分の強みが生かされた具体的な経験や、強みが形成された過程・エピソードを簡潔に分かりやすく伝えることが重要です。
入社後の再現性があるかどうか
新卒採用担当は、学生がアピールした強みが入社後の仕事に生かされるかどうかを見極めようとしています。それは、企業は社員に継続的に活躍することで利益を創出し続けてもらいたいと考えるからです。
そのために、学生が自己PRで示すべきポイントは「再現性」です。言い換えると、「どのような環境でも強みを発揮できることを示す」ということです。新卒採用担当は、選考を通じて「本当にこの学生の強みゆえの結果なのだろうか」「たまたま周囲の環境や運に恵まれただけではないのか」という考えを持って学生を見ています。そのため、社会に出てからも活躍できる人間であることを新卒採用担当に納得させるために、自分の強みに再現性があることを新卒採用担当にアピールしましょう。
再現性を印象付けられるか否かは、自分の強みやエピソード自体よりもどのように伝えるかが大きいです。
自分の強みを的確に説明できる論理性があるかどうか
いくらアピールポイントを持っていたとしても、それを新卒採用担当に示せなければ意味がありません。ここでは、「自分の強みやその根拠を理解すること」「明確に強みを伝える論理的な思考」の2つが重要です。
そのため自己分析を綿密に行い、自己PRの書き方のコツを押さえることで自分の人物像を明確に伝えられるようにしましょう。
履歴書とESの自己PRとの違い
ESの自己PRと履歴書の自己PRは、<
記載する内容と方法に違いがあります。ESの自己PRでは詳細に自己分析を行い、企業の求める資質や能力に対して自分の経験や強みがどのように関連しているかを深く掘り下げて記載します。
一方、履歴書の自己PRでは記載するスペースに限りがあるため、より簡潔に自分の強みを提示する必要があります。ESはよりカスタマイズされた内容が求められ、履歴書は強みなどを簡潔にまとめて伝えることが求められる点に留意しましょう。
「長所」との違い
自己PRと長所はしばしば混同されますが、明確な違いがあります。自己PRは「仕事での強み」に焦点を当て、自己の能力や過去の実績を企業のニーズと結びつけて提示します。一方、長所は「人柄や性格のよさ」のことを指し、必ずしも直接的な仕事のスキルとは関連しないことがあります。例えば、「協調性が高い」「ストレス耐性がある」といった性格の特徴が長所として挙げられることが多いでしょう。
なお、「強み」は自分の能力やスキルそのものを指します。強みは自己PRで提示する要素の一部であることを理解しておきましょう。
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