今回の記事では、エントリーシート(ES)の書き方を網羅的にご紹介します。ESをこれから初めて書くという方やESを通過するコツを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、ワンキャリアでは、内定に近づくポイントや業界ごとの例文集など、あらゆるノウハウを無料公開していますので、こちらもご活用ください。
<目次> ●ESの基礎編 ・ESとは? ・新卒採用の選考におけるESの位置づけ ・ESと履歴書の違いとは? ・ESの種類と提出方法 ・「です・ます」と「である」どちらでも問題なし ●ESのよくある質問と企業が見ているポイント ・能力や性格を問う質問 ・熱意や志望度を問う質問 ・思考力や知識量を問う質問 ●ES対策の全体像 ●ESの書き方の基本 ・1. 結論ファーストで書く ・2. 行動の背景を順序に沿って明らかにする ・3. 数字を用いて定量的に書く ●【設問別】ESの構成やテンプレート ・志望動機 ・自己PR ・ガクチカ ●ESでよくある質問への回答のコツ ・(1)志望動機で差をつけ、企業にアピール ・(2)とりあえず応募してしまった企業の志望理由の書き方・回答例 ・(3)「挫折経験は?」への回答例とアピール方法 ・(4)「自分を動物に例えると?」の質問の意図と答え方 ・(5)「学生時代頑張ったことは?」への回答例と書く際のコツ ・(6)自己PRの書き方とは? 自分の強みを一言でアピールする極意と自己PR例文集 ・(7)企業の強み・弱みと自分をつなぐアピール方法 ●ESの例文15選|エピソード・職種別 ・【職種別】ESにおける志望動機の例文 ・【エピソード別】ESにおける自己PRの例文 ・【エピソード別】ESにおけるガクチカの例文 ●ESを書くスピードや質を磨き込む方法 ・自己分析 ・ESを添削してもらう ・ESの達人を活用してESを書く ・ワンキャリア体験談を活用する ●ESを書く際の注意点 ・会社の求める人物像を把握する ・話し言葉を使わない ・大きな余白はないようにする ・誤字・脱字に注意する ・期限ギリギリではなく早めに提出するしよう ●ESを提出する際のチェックポイント ・Web上でESを提出する場合 ・手書きのESを提出する場合 ●ESの書き方に関するよくある質問(FAQ) ・サークルやゼミで使っていた専門用語は、そのまま使っても良いですか? ・アピールできるエピソードが複数ある場合、どれを選べば良いですか? ・専門とは異なる職種を志望する場合、どのようにアピールすれば良いですか? ・大手企業とベンチャー企業で、評価されるESのポイントは異なりますか? ・ESと履歴書の内容は重複してもいいですか? ●まとめ:ESの書き方としておくべき準備
ESの基礎編
ESとは?
ESとは、選考に応募した企業に対して、自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、志望動機などを記入し、主にウェブで提出する書類のことを指します。自分という人物を読み手に伝えることの難しさから、就活における最初の関門であるといえるでしょう。
新卒採用の選考におけるESの位置づけ
ESとは、就活における最初の課題です。ESを通過しなければ、面接はおろかWebテストや筆記テストも受けられません。
まずは、最初の関門であるESの選考を突破することを目指しましょう。
ESと履歴書の違いとは?
まず、ESと履歴書では問われている内容が異なります。
履歴書:コンビニエンスストアや大学の生活協同組合(生協)など、市販で入手可能。名前、住所、学歴などの「自分の基本情報」が問われる。
ES:原則企業のホームページや企業から送られてきたフォームでしか入手できない。自己PR、志望動機などの「自分の人柄や熱意」が問われる。
ESの種類と提出方法
ESには「Web」「手書き」「白紙」といった種類があります。ただ、現在はウェブ上でESを提出することがほとんどで、例外的に、ESを郵送したり、説明会や選考会の会場で執筆したりすることもあります。志望企業がどのようなESの形式を課しているのかをワンキャリアの選考対策ページを使って事前に調べておくと良いでしょう。
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「です・ます」と「である」どちらでも問題なし
ESには、「ですます調」と「である調」のどちらを使っても大丈夫です。しかし、一貫性を持たせることが非常に重要です。
「ですます調」を選ぶと、読み手に対してより丁寧で親しみやすい印象を与えられます。一方、「である調」はよりフォーマルな印象を与えられます。
どちらを選ぶにせよ、文中での語尾の統一は必須です。混在していると、文章全体の一貫性が乱れ、読み手に混乱を与える可能性があります。
自分の性格や志望する企業の文化に合わせて選ぶのも1つの方法です。丁寧さや柔らかさを強調したい場合は「ですます調」、正確さや専門性を強調したい場合は「である調」を選択することが考えられます。