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就活サイトトップ就活記事【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問集一覧と内定...

【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問集一覧と内定者の回答例

面接 選考対策
2025年6月11日(水) | 558,449 views

「面接対策、どうすればいい?」と悩んでいませんか?

就活の面接は、合否を左右する重要なステップ。しかし、「どんな質問が出るのか分からない」「入退室のマナーに自信がない」と不安を感じる方も多いでしょう。

本記事では、面接でよく聞かれる質問集を流れに沿った順番と業界別で紹介し、入退室のマナーを含めた基本の流れを詳しく解説します。また、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えながら、効果的な面接対策のポイントも紹介。この記事を読めば、面接の不安を解消し、自信を持って本番に臨めるようになります。

<目次>
●<1. 面接の基礎編:基本的なルールと準備>
 ・面接とは? 一般的な面接の種類とよく聞かれること
 ・面接はいつから行われる? 新卒採用選考における面接の位置づけ
●面接でよく聞かれること・質問15パターンと先輩の回答例一覧
 ・面接でよく聞かれる質問1:アイスブレイク
 ・面接でよく聞かれる質問2:自己紹介
 ・面接でよく聞かれる質問3:学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
 ・面接でよく聞かれる質問4:就活の軸
 ・面接でよく聞かれる質問5:志望動機
 ・面接でよく聞かれる質問6:自己PR・強み・長所
 ・面接でよく聞かれる質問7:弱み・短所
 ・面接でよく聞かれる質問8:挫折経験
 ・面接でよく聞かれる質問9:キャリアプラン
 ・面接でよく聞かれる質問10:他社の選考状況
 ・面接でよく聞かれる質問11:勤務条件
 ・面接でよく聞かれる質問12:時事問題
 ・面接でよく聞かれる質問13:逆質問
 ・面接でよく聞かれる質問14:動物に例えると? などの奇問
 ・面接でよく聞かれる質問15:キラー質問
●【業界別】面接でよく聞かれること・質問と回答例一覧
 ・メーカー
 ・総合商社
 ・投資銀行
 ・金融
 ・サービス・インフラ
 ・広告・出版・マスコミ
 ・ソフトウエア・通信
 ・公官庁・公社・団体
●新卒採用を行う企業が面接を実施する目的
 ・自社の社風や求める人物像とマッチするか確認したい
 ・社会人に必要な基礎的な能力を確かめる
 ・学生の志向性・モチベーションの源泉を確かめる
●面接での評価基準
 ・面接での評価基準を各選考ステップ別に解説!
 ・面接官が見ている4つの能力とは?
 ・集団面接で評価を分ける5つのポイント
●面接対策の2つのフェーズ:基礎対策と企業/業界別対策
 ・【フェーズ1】全業界共通の基礎的な対策
 ・【フェーズ2】志望業界・企業ごとに特化した対策
●面接前の基本的な下準備
 ・面接に落ちないためのマナーやNG行動
 ・面接での常識、やってはいけない行動について失敗例を交えて解説!
 ・面接日程のスケジューリングのコツ
 ・志望動機を作る上で必須の「業界研究」を短時間で終わらせる方法
 ・模擬面接で通過率を劇的にアップしよう!
 ・面接前日に確認しておきたい5つの準備と対策法
●<2. 面接対策編:質問別の対策、特殊ケースの対策、企業/業界別の対策など>
●全社共通の面接対策
●面接当日の流れとマナー|入退室について詳しく解説
 ・受付
 ・待機
 ・入室
 ・面接
 ・退室
●面接の質問への答え方のポイント4選
 ・面接官の質問の意図を理解する
 ・結論ファーストで端的に伝える
 ・客観的事実や数値を用いる
 ・目を見てハキハキと話す
●面接の質問に答えられないときの対処法
 ・考える時間をもらう
 ・完璧でなくても答えられる範囲で答える
 ・素直に分からないと伝える
●【面接での話し方】話し方のフレームワーク
●【企業別の面接対策】受ける企業の面接官/人事目線を思考する
 ・企業の目線で考え、最終面接から逆算する重要性
 ・正しい手順は企業/業界分析→自己分析
 ・企業ごとの評価ポイントや求める人物像を簡単に知る方法(2,000社以上収録)
●【特殊な面接の対策】企業によっては課される特殊面接
 ・圧迫面接の意図とは
 ・ケース面接対策のポイントと例題
 ・リクルーター面談の実施企業と質問例
 ・英語面接の攻略法
●<3. 【その他】面接のコツ・よくある疑問>
 ・面接の日程調整・お礼のメールの書き方と返信マナー
 ・面接にかかる時間と合否に関連性はあるのか?
 ・「良すぎる」姿勢で面接官に好印象を残そう
●まとめ:面接対策のためにしておくべきことリスト
●おわりに:これから面接対策をする就活生へのエール


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<1. 面接の基礎編:基本的なルールと準備>

まず初めに、新卒採用における面接の種類と位置付けなどの基本的なルール、準備すべきことについて以下でご紹介します。


面接とは? 一般的な面接の種類とよく聞かれること

面接は、エントリーシート(ES)の内容を面接官との対話によって深掘りし、自分の人柄や能力を売り込む場です。

個人面接や集団面接、ケース面接などがあり、評価されるポイントも異なります。


面接対策では、まず自己分析を通じて自分の強みや価値観を明確にし、面接官で話す内容の土台を作りをしてください。面接官は皆さんが社風やビジョン(企業が目指す方向性) に合うかもみています。
そこで、徹底的に企業研究を行い、自分がその企業でどのように活躍できるかを具体的に示すことが大切です。例えば、自分の経験や能力をどのように生かせるか、学生時代の経験を交えて伝えることで、面接官に入社後の活躍イメージを持ってもらうことができます。
面接官は「自社で活躍できそうな人材か」という視点で選考評価をしています。その企業になぜ入りたいのか、社内でどのような強みが生かせそうか、明確にして面接に臨むことが、面接の成功への鍵です。


記事監修アドバイザー:岩野
2024年にワンキャリア新卒入社。
1年目から新規事業「ワンキャリア新卒紹介」にアサイン。キャリアアドバイザーとして学生と企業の最適なマッチングの実現に従事している。 学生時代からフリーアナウンサーとしても活動しており、その経験を活かして大手アパレルメーカーとの共催セミナーをはじめ、50件以上のイベントに登壇。

・得意な領域:面接対策(魅力の最大化)/話し方・会話のコミュニケーション(アナウンサーの視点からもアドバイス可能)

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面接はいつから行われる? 新卒採用選考における面接の位置づけ

一般的にはESやWebテスト通過後に、複数回の面接を受けます。面接はインターン参加や内定が決まる重要な選考であるため、情報を集めて入念に対策をしましょう。

▼就活のスケジュールについて詳しく知りたい方はこちら
・27卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
▼この先で分かること▼
・質問例15選とその回答例
・業界別でよく聞かれる質問
・圧迫面接、英語面接の攻略法

面接でよく聞かれること・質問15パターンと先輩の回答例一覧

こちらでは、面接で頻出の質問とそれに対する答え方のポイントをご紹介します。


面接でよく聞かれる質問1:アイスブレイク

アイスブレイクとは、緊張感のある雰囲気を氷(アイス)に例えて、それを壊し、場を和ませるという意味の言葉です。

面接の本番は緊張しやすく、いきなり本題の質問に入ると就活生本来の人柄が伝わらない可能性もあるでしょう。アイスブレイクでコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作れば、就活生の緊張をほぐして人柄を確認できます。アイスブレイクでは、内容を見るというよりも学生の基礎的なコミュニケーション力が見られます。

アイスブレイクでよく聞かれる質問をいくつかご紹介します。

・今日はどうやってここまで来ましたか?
・最近は寒いですね。体調を崩していませんか?
・履歴書に映画が趣味と書いてありましたがどんなジャンルを見るのですか?
・最近晴れ続きですね。◯◯さんがお住まいの地域の天気はどうですか?
・(Web面接で)接続状況はどうですか?
・(Web面接で)オンライン面接の経験はありますか?


面接でよく聞かれる質問2:自己紹介

アイスブレイク同様に、面接官は内容や話し方などの印象から就活生の人柄が見極められます。また、面接官は、ガクチカやアルバイトの経歴など自己紹介の内容に沿って質問を考えています。そのため、自己紹介で伝えることは、その後の質問で掘り下げられる可能性があります。

面接の自己紹介では、以下の内容を1分程度で話せるように準備しましょう。

・冒頭でのあいさつ
・名前・学校情報
・趣味やガクチカ、特技
・意気込みや熱意

こちらの記事では、面接における自己紹介のポイントについて例文とともに詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

▼面接での自己紹介について詳しく知りたい方はこちら
・就活面接の自己紹介では何を言う?1分で好印象を残す例文&ポイント


面接でよく聞かれる質問3:学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)

学生時代の経験に関する質問をして、学生の人柄や物事への取り組み方などが評価されます。過去の経験を通して、入社後どのような活躍が期待できるかの再現性を確認しています。

回答する際に意識したいポイントは以下4点です。

【状況】どのような目標があり、それに対してどのような課題があったか
【行動】目標達成のためにどのような行動をとったか
【結果】自分の行動によって状況がどのように変わり、どのような結果に結びついたか
【学び】その経験から得た学びや強みが入社後どう生かせるか

こちらの記事では、ガクチカを回答する上で意識すべきポイントやエピソードの作り方、実際に選考を通過した例文を多数紹介しています。ぜひ参考にしてください。

▼ガクチカについて詳しく知りたい方はこちら
・ガクチカが本当にないときの見つけ方|おすすめテーマと内定者例文付
・【学生時代に力を入れたこと:面接対策編】就活でよく聞かれる質問「ガクチカ」


面接でよく聞かれる質問4:就活の軸

就活の軸とは、「企業選びにおいて譲れないポイント」です。就活の軸に関する質問から、学生が自社にマッチする人柄であるか、また志望度の高さなどを確認しています。

回答する際に意識したいポイントは以下2点です。

・その軸を持つきっかけになった過去のエピソード
・その企業であれば実現できる根拠

こちらの記事では、就活の軸の決め方や一覧、ESや面接での答え方を例文とともに詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文


面接でよく聞かれる質問5:志望動機

志望動機から、「自社で活躍できる人材であるかどうか」が見極められます。具体的には以下の3つのポイントが重要視されています。

・入社意欲がどれほど強いか
・自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか
・入社後に活躍してくれそうか

回答する際に意識したいポイントは以下4点です。

・将来成し遂げたいこととそのきっかけ
・その業界を選んだ根拠
・中でもその企業を選んだ根拠
・入社後取り組みたいこと

こちらの記事では、志望動機の書き方を内定者の例文とともに、職種別・理由別・業界別に多数紹介しています。ぜひ参考にしてください。

▼志望動機について詳しく知りたい方はこちら
・志望動機【例文17選】ES・履歴書での書き方と職種・業界別の実例


面接でよく聞かれる質問6:自己PR・強み・長所

自己PR・強み・長所から、「学生が自社で活躍できるかどうか」が見極められます。具体的には以下の3つのポイントが重要視されています。

・自己分析ができているか
・企業の求める人物像と自己PR・強み・長所がマッチしているか
・入社後の活躍や成長を期待できるか

回答する際に意識したいポイントは以下3点です。

・強みや長所を発揮した具体的なエピソード・経験
・強みや長所を発揮して得られた成果
・その強みや長所を入社後どう生かすか

こちらの記事では、自己PR・強み・長所の書き方を例文とともに多数紹介しています。ぜひ参考にしてください。

▼自己PR・強み・長所について詳しく知りたい方はこちら
・【長所と短所】言い換え一覧100選と面接で聞かれたときの回答例文


面接でよく聞かれる質問7:弱み・短所

弱みや短所から、自己分析によって自分の課題を把握できているかが見極められます。具体的には以下の3つのポイントが重要視されています。

・弱みや短所を客観的に把握できているか
・弱みや短所をどう対策しているか
・弱みや短所が仕事とマッチするか

回答する際に意識したいポイントは以下3点です。

・強み・長所と弱み・短所が矛盾しないよう、強み・長所に置き換えられる弱み・短所を答える
・職種における致命的な短所を選ばない
・弱み・短所を克服しようとしていることをアピールする

こちらの記事では、長所と短所の言い換え方や伝え方を例文とともに多数紹介しています。ぜひ参考にしてください。

▼弱み・短所について詳しく知りたい方はこちら
・【長所と短所】言い換え一覧100選と面接で聞かれたときの回答例文


面接でよく聞かれる質問8:挫折経験

挫折経験とは、目標に向けて努力していたことが、内的または外的要因によって達成できなくなってしまった経験を指します。

挫折経験から、「挫折から何を学び、それをその後の人生にどう生かしたか、または生かそうとしているか」が見極められます。具体的には以下の4つのポイントが重要視されています。

・どれだけ挑戦する姿勢があるか
・困難にぶつかった時の対処方法や人間性・思考
・失敗からどれだけ学ぶ力があるか
・ストレス耐性があるか

回答する際に意識したいポイントは以下5点です。

・挫折前の目標
・具体的な挫折内容
・挫折を乗り越えるためにおこなったこと
・挫折から得た学び・成長
・学びを入社後どこで生かすのか

こちらの記事では、挫折経験をESや面接で効果的に伝える方法を例文付きでご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

▼挫折経験について詳しく知りたい方はこちら
・挫折経験の書き方【ES例文あり】面接での答え方・ないときの対策も解説


面接でよく聞かれる質問9:キャリアプラン

キャリアプランとは、「自分が目標とする将来像に近づくための具体的な行動計画のこと」です。

キャリアプランから、以下の2つのポイントが見極められます。

・学生の理想が自社で叶(かな)えられるかどうか
・学生が将来を見据えられているかどうか

回答する際に意識したいポイントは以下4点です。

・その企業で実現できるキャリアプランを伝える
・入社後どのように行動していくかを具体的に伝える
・志望動機の内容と一貫性を持たせる
・5年後、10年後など具体的な数字で客観性を持たせる

ここで、実際の選考での先輩の回答例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

【質問】
あなたは将来どんな人間になりたいですか。キャリアプランを踏まえて教えてください。

【先輩の回答例】
私は将来、多くの人の期待に応えられる人間になりたいです。私はこれまで、◯◯を◯年間続けており、常にチームメイトや応援してくれる人のためにプレーすることを最も大切にしてきました。その中で誰かに期待され、それに応えることにやりがいを感じていました。この経験から、期待に応えることで誰かを幸せにすることで、私はやりがいや達成感を覚えられ、人生をより良いものにすることにつながると考えたため、このような人間になりたいと思いました。このような人間になるために、MRとして多くの患者様やそのご家族、生活者に寄り添い、最も近い立場で期待に応え続けたいので、MRの経験を積み、知識や能力を高めることで、MRのプロフェッショナルとなれるようなキャリアプランを歩みたいと考えています。

※出典:エーザイ|2021年卒MR職本選考のES
【質問】
東急不動産の事業や風土を生かした、あなたの10年間のキャリアプランを教えてください。(動画で30秒)

【先輩の回答例】
私は10年後には商業開発のスペシャリストになるための準備をして行きたいです。
そのために、
最初の2年間で商業施設の運営管理やフロア営業推進に携わることで、お客様目線で考える力を身に付けたい。
3年目以降はウェルネス事業、6年目以降は住宅開発。
9年目以降は、商業施設の企画設計にたずさわりたい。その際には今まで得た知識を生かして新しいライフスタイルを作り出すような商業施設を設計したい。

※出典:東急不動産|2022年卒総合職本選考のES
▼面接でのキャリアプランの答え方について詳しく知りたい方はこちら
・【例文付き】面接でのキャリアプランの答え方|職種別、年代別に解説


面接でよく聞かれる質問10:他社の選考状況

他社の選考状況から、以下の3つのポイントが判断されます。

・軸を持って就活しているかどうか
・なぜ自社なのか、他社と比較した志望度の高さ
・他社からどのような評価を得ているか

回答する際に意識したいポイントは以下4点です。

・面接中の企業が第一志望だと伝える
・他社の企業名を挙げる際は一貫性を意識する
・他社にはない魅力を伝える
・エントリーした全ての企業名や落ちた企業名を伝える必要はない

こちらの記事では、他社の選考状況の伝え方に関してご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

▼他社の選考状況の答え方について詳しく知りたい方はこちら
・「他社さん、どこ受けてるの?」に正直に答えてはいけません


面接でよく聞かれる質問11:勤務条件

入社後のミスマッチが起きないように、勤務条件が確認される場合があります。実際の勤務条件と学生の認識に不一致がないか確かめることが目的です。

以下、質問例をご紹介します。

・なぜ総合職を志望しているのですか?
・なぜエリア総合職を志望しているのですか?
・なぜ一般職を志望しているのですか?
・希望する部署への配属にならなかったときはどうしますか?
・残業が月平均30時間ほどありますが大丈夫ですか?
・転勤についてどう思いますか?
・最初の3カ月は現場で夜勤も含む研修がありますが夜は得意なほうですか?
・海外での勤務についてはどう考えていますか?
・入寮することが必須ですが問題ないですか?
・部署によっては土日祝に出勤をすることになります。どのように感じていますか?

回答する際に意識したいポイントは以下4点です。

・希望がある場合は、前向きな理由を明確に伝える
・希望を伝える場合でも「企業の辞令に従う姿勢」を示す
・希望がない場合も、前向きな理由を伝える
・虚偽の内容を伝えない


面接でよく聞かれる質問12:時事問題

時事問題を通して、以下2点が確認されています。

・業界への関心の高さ
・社会に対して関心を向けているか

回答する際に意識したいポイントは以下4点です。

・業界や企業に関連する題材を選ぶ
・そのニュースに関心を持っている理由と自分の考えを伝える
・業界全体の傾向、社会への影響を説明する
・仕事へどう生かすか伝える

こちらの記事では、気になるニュースの答え方と準備方法を解説しています。ぜひ参考にしてください。

▼時事問題について詳しく知りたい方はこちら
・「最近のニュース」面接での答え方【例文10選】時事問題2025


面接でよく聞かれる質問13:逆質問

逆質問を通して、以下の内容が確認されています。

1次面接
・間接的な志望度チェック
・面接の場で 「人として空気が読めるか」のチェック

2次面接
・コミュニケーション能力があるか
・自社で働く意欲・熱意があるか
・自社に合った人柄か

最終面接
・学生の疑問や不安を解消したいため
・入社意欲や熱意を確認したいため
・経営方針を理解できているか確認したいため

逆質問の際に意識したいポイントは以下6点です。

・入社後の活躍をイメージさせる
・業界や企業の経営方針の理解度を示す
・面接官の役職や部署に合わせた質問をする
・自分の考えを述べながら質問をする
・逆質問に対する面接官の回答をさらに深掘りする質問をする
・これまでの面接と同じ質問はしない


面接での逆質問は、あなたの企業への関心度や理解度を示す絶好の機会です。
企業のビジョンや戦略、社風について具体的な質問をすることで、あなたが真剣にその企業で働きたいと考えていることを伝えられます。逆質問を通じて面接官の考えを引き出し、対話を深めることができれば、面接官にポジティブな印象を残すことができます。例えば、「御社の今後の展望について具体的に教えていただけますか?」といった質問は、企業理解の深さを示すと同時に、あなた自身のキャリアビジョンを共有する機会にもなります。
逆質問の機会を有効活用して、面接官とのコミュニケーションを深めましょう。

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こちらの記事では、面接ごとにおすすめの逆質問例を多数ご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

▼面接の逆質問について詳しく知りたい方はこちら
・一次面接の逆質問【厳選30例】高評価を得るコツと他面接との違い
・2次面接の逆質問例【60選】高評価を得るにはいくつ必要?NG例も解説
・社長面接【逆質問例40選】内定者の好事例からNG例まで解説
・最終面接の逆質問【厳選20例】NG例や評価アップのコツも一覧で紹介


面接でよく聞かれる質問14:動物に例えると? などの奇問

奇問とは、以下のような独特な質問です。

・1つしかない商品を2人のお客様に同時に欲しいと言われたらどうしますか
・あなたに学費を投資した親は得をしているといえますか
・あなたはいくらお金を持ったら満足できますか。それはなぜですか
・どの色が好き?

面接官は、このような奇問を主に以下の目的で質問します。

・実際に業務で直面する課題を与え、どれほど対応できるか査定する
・企業の根本理念に近しい問いを与え、価値観が合うか見る
・SNSへ質問内容を書き込まないかチェックに使う

回答する際に意識したいポイントは以下3点です。

・素直に、誠実に回答する
・具体的なエピソードを絡めて回答する
・自身の強みをアピールする

こちらの記事では、代表的な奇問の意図と面接官の評価方法を解説しています。ぜひ参考にしてください。

▼奇問について詳しく知りたい方はこちら
・「あなたを動物に例えると」「いくら金があれば満足か?」面接の奇問で満点を取る方法


面接でよく聞かれる質問15:キラー質問

キラー質問とは、面接時に学生の本質を見抜くための鋭い質問です。対応力・瞬発力・思考力などがチェックされます。

以下、質問例をいくつかご紹介します。

・他社のトップとの、とても大事な交渉に、社長の僕と随伴することになったとして、当日僕が来なかったらどうする?
・尊敬している仕事のできる上司が不正をしているのを見つけたらどうする?
・実家の家族が急病で倒れた日、絶対に休めない仕事があったらどうする?

回答する際に意識したいポイントは以下3点です。

・社風、文化に合わせた回答を心がける
・コンプライアンス違反がないように注意する
・労働者の責任について学んでおく

こちらの記事では、キラー質問の具体例と、キラー質問をチャンスに変えるコツを解説しています。ぜひ参考にしてください。

▼キラー質問について詳しく知りたい方はこちら
・こいつはヤバイ、就活生の生死を分ける「キラー質問」。面接で生き残るための回答例とは?

【業界別】面接でよく聞かれること・質問と回答例一覧

複数の業界を志望しているようなケースでは、面接ごとにスイッチを切り替える必要があります。

それぞれの業界でよく聞かれる質問と内定者の回答例を把握し、面接本番に備えましょう。

こちらの記事では各業界の概要についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

▼業界研究について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較


メーカー

メーカーで頻出の質問例をご紹介します。

・弊社の製品を知っているか/使ったことがあるか
・なぜBtoCメーカー/BtoBメーカーなのか
・「安全」についてどう考えているか
・ものづくりに興味を持った経験はあるか
・地方勤務になることが多いが大丈夫か

製品の特長や企業理念、社風を理解し「メーカーならでは、その会社ならでは」の回答を伝えられるように対策しましょう。

こちらの記事では、メーカーの選考対策やクチコミ、体験談をご紹介しています。ぜひ参考にして、面接準備を万全にしましょう。

▼メーカーについて詳しく知りたい方はこちら
・【素材メーカー:業界研究】大手5社(日本製鉄・旭化成・AGC・クラレ・日本ガイシ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【電機メーカー:業界研究】大手4社(ソニー・日立製作所・パナソニック・三菱電機)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【化粧品メーカー:業界研究】日本の大手4社(花王・資生堂・コーセー・日本ロレアル)を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【飲料メーカー:業界研究】大手4社「アサヒ・キリン・サントリー・サッポロ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【食品メーカー:業界研究】大手5社(味の素・日本ハム・明治・日清食品・江崎グリコ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【重工メーカー:業界研究】大手3社「三菱重工業・川崎重工業・IHI」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【製薬:業界研究】大手5社(武田薬品工業・大塚製薬・アステラス製薬・第一三共・中外製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【精密機器メーカー:業界研究】大手5社(デンソー・東京エレクトロン・村田製作所・キーエンス・島津製作所)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:日系消費財メーカー】大手4社(花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【自動車メーカー:業界研究】大手5社(トヨタ・ホンダ・日産・スズキ・マツダ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【医療機器メーカー:業界研究】大手5社(キヤノン・富士フイルム・オリンパス・テルモ・オムロン)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い


総合商社

総合商社で頻出の質問例をご紹介します。

・なぜ他の総合商社ではなく弊社なのか、その志望理由を教えてください
・入社後に携わりたい業務や事業領域を教えてください
・最近気になったニュースはなんですか
・なぜ総合商社が良いのか教えてください
・商社で具体的にどんなビジネスをやりたいですか

上記の質問を見ると、総合商社の面接ではオーソドックスな質問が多いことが分かります。あらかじめ対策が可能なので、内定獲得に向けて入念に準備をしておきましょう。

こちらの記事では、商社の選考対策やクチコミ、体験談をご紹介しています。ぜひ参考にして、面接準備を万全にしましょう。

▼総合商社の面接対策について詳しく知りたい方はこちら
・【総合商社】「三菱商事じゃダメなの?」〜頻出質問と面接官をうならせる模範回答〜
・面接質問集&回答例!総合商社の内定者が就活中に聞かれた過去問
▼商社について詳しく知りたい方はこちら
・【総合商社:業界研究】五大商社(三井物産・三菱商事・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【鉄鋼商社:業界研究】大手4社「JFE商事・伊藤忠丸紅鉄鋼・阪和興業・メタルワン」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い


投資銀行

投資銀行からは、ゴールドマン・サックス(以下、GS)、バンク・オブ・アメリカ(以下、BofA)、モルガン・スタンレー(以下、MS)、日系証券会社からは野村證券、SMBC日興証券を例に取り上げます。

【GS】
・気になる経済ニュース
・来年の日本経済はどうなると予想するか
・自分を動物に例えると


【BofA】
・チームワークで大切なことは何か
・リーダーシップを発揮した経験
・苦手な人と仕事をする場合、どうするか


【MS】
・自己紹介と志望動機、学生時代に頑張ったことを1分以内で
・最近気になっているM&Aのニュースは何か
・実際の業務に生かせる自分の強みとは何か


【野村證券】
・投資銀行部門の志望動機
・自分の強み
・学生時代の経験


【SMBC日興証券】
・リーダーシップの理想は何か
・ブラジル国債と村田製鉄所の株ならどちらを買うか
・大切にしたい価値観


※出典:各企業(GS/BofA/MS/野村證券/SMBC日興証券)の投資銀行部門の面接

投資銀行部門の選考では多くの知識が問われるため、入念な対策が必要です。こちらの記事では、投資銀行の選考対策やクチコミ、体験談をご紹介しています。ぜひ参考にして、面接準備を万全にしましょう。

▼投資銀行の面接対策について詳しく知りたい方はこちら
・【面接対策:IBD】「最近気になったM&Aは?」スーパーデイも怖くない!面接でよく出る質問例と解説
▼投資銀行について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究:外銀(外資系投資銀行)】大手4社「モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い


金融

金融業界で頻出の質問例をご紹介します。

・銀行・証券会社の存在理由や役割は何か
・対人交渉の経験がある
・ストレス耐性があるか
・目標に向かって努力した経験はあるか
・お客様が当行を選ぶ理由は何だと考えるか
・経済を回したいとのことですが具体的には
・若年層の保険離れをどう解決するか
・目標達成が難しいと感じた時はどう対応するか

金融業界では多くの事業でノルマを課せられることが一般的です。ノルマの達成が難しい場合、大きなプレッシャーとなりストレスを感じることも多いでしょう。そのような環境を事前に理解した上で、前向きな回答ができるように準備しましょう。

こちらの記事では、金融業界の選考対策やクチコミ、体験談をご紹介しています。ぜひ参考にして、面接準備を万全にしましょう。

▼金融業界について詳しく知りたい方はこちら
・【メガバンク:業界研究】三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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サービス・インフラ

サービス・インフラ業界で頻出の質問例をご紹介します。

・ホスピタリティを発揮した経験があるか
・アルバイトは何をしていたか
・海外のお客様に対応したことはあるか
・サービスを受けるとき、価格以上の価値を感じたことはあるか
・チームで何か成し遂げた経験はあるか
・不規則な業務時間だが大丈夫か
・人から感謝された経験はあるか

サービスを提供した経験や、サービスを受けて感じたことが問われる傾向にあります。またチームで働くことが求められやすい業界のため、学生の価値観がマッチするかどうかという観点もチェックされます。

こちらの記事では、サービス・インフラ業界の選考対策やクチコミ、体験談をご紹介しています。ぜひ参考にして、面接準備を万全にしましょう。

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■コンサル
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■インフラ・資源
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・【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【ガス:業界研究】大手4社「東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:電力】大手4社「東京電力・関西電力・JERA・中部電力」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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広告・出版・マスコミ

広告・出版・マスコミで頻出の質問例をご紹介します。

・好きなCMは何ですか
・広告代理店で実現したいことは何ですか
・なぜ競合企業ではなく自社なのか教えてください
・学生時代に頑張った経験を教えてください
・あなたを動物に例えると何ですか
・あなたを一言で表してください
・人とのコミュニケーションの中で最も大切にしていることは何ですか
・InstagramとFacebook、どちらが好きですか
・最近注目しているニュースを教えてください
・USJとディズニーランドどちらが好きですか

広告・出版・マスコミ業界では、発想力、トレンドを読むことなどが求められるため、関係するサービスや商品に関連した質問をされることもあります。業界の動向やその会社ならではの特徴を踏まえた客観的事実と、自分自身の考えを合わせて回答しましょう。

こちらの記事では、広告・出版・マスコミ業界の選考対策やクチコミ、体験談をご紹介しています。ぜひ参考にして、面接準備を万全にしましょう。

▼広告代理店の面接対策を詳しく知りたい方はこちら
・広告代理店の面接質問集:「好きなCMは?」業界特有の対策と回答例
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・【テレビ局:業界研究】キー局6社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・NHK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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ソフトウエア・通信

ソフトウエア・通信業界で頻出の質問例をご紹介します。

・弊社の製品を使ったことがあるか
・ITを使って解決したい課題はなにか
・プログラミングの経験はあるか/学ぶことに抵抗はないか
・情報のキャッチアップが日々求められるが、普段から勉強する方か

インターネットやコンピューターといった情報技術を扱い、今まさに成長している業界です。AI(人工知能)やIotなど最新技術の話題も多いため、日々IT関連のニュースにアンテナを張り対策しましょう。

こちらの記事では、ソフトウエア・通信業界の選考対策やクチコミ、体験談をご紹介しています。ぜひ参考にして、面接準備を万全にしましょう。

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・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い


公官庁・公社・団体

公官庁・公社・団体で頻出の質問例をご紹介します。

・なぜ民間企業ではないのか
・民間企業と公務員の違いは何か
・なぜ国家公務員(地方公務員)を志望しているか
・苦手な人とはどのようにかかわるか
・意見が対立したらどうするか
・公務員とはどうあるべきと考えるか
・ルールやマナーは何のためにあると考えるか

官公庁・公社・団体では「なぜ民間企業ではないのか」のような質問がされる傾向にあります。国家公務員も地方公務員も仕事の範囲は広いため、仕事内容を理解した上で面接対策を進めましょう。

また、官公庁・公社・団体は、国民や住民の生活をより良くするための業界でもあります。素直さや誠実さ、真面目さが伝わるようなエピソードをアピールしましょう。

こちらの記事では、公官庁・公社・団体の選考対策やクチコミ、体験談をご紹介しています。ぜひ参考にして、面接準備を万全にしましょう。

▼公務員について詳しく知りたい方はこちら
・公務員とは?仕事内容や種類、向いている学生の特徴など詳しく解説

新卒採用を行う企業が面接を実施する目的

企業が面接を実施する目的は、主に次の3点が考えられます。



自社の社風や求める人物像とマッチするか確認したい

面接官は、学生の考え方や人柄といった人物像を把握し、自社とマッチする人材か確認しています。質問を通して「採用後にこの学生と一緒に働きたいか」「部署のメンバーとうまくやっていけるか」が判断されます。

企業や職種によって求める人物像は異なるため、求める人物像にマッチした内容をアピールしましょう。ワンキャリアでは、企業や職種ごとに合格の秘訣(ひけつ)を紹介しています。ここではトヨタ自動車の例をご紹介します。

トヨタ自動車のインターン・本選考対策のポイント
・周囲と徹底的に向き合い、泥臭く巻き込める姿勢を示せるか
・主体的に問題解決に取り組み、良い変化を起こせる姿勢を示せるか
・トヨタへの圧倒的な志望度を示せるか

※出典:トヨタ自動車|事務職2020年卒の選考対策ページ

トヨタ自動車の選考を受ける場合は、上記と合致する強み・長所を表すエピソードを選ぶようにしましょう。

以下から、企業・職種ごとの合格の秘訣(ひけつ)を検索できます。こちらをぜひ参考にして、アピールできる長所を選びましょう。

▼企業ごとの合格の秘訣を詳しく知りたい方はこちら
・ONE CARRER 企業一覧


社会人に必要な基礎的な能力を確かめる

面接は、社会人としての基礎的な能力があるかを確認する目的もあります。

面接を通して「基本的なマナーや立ち振る舞い、コミュニケーション能力、身だしなみなどがきちんとできているか」という点が評価されます。

▼面接時のマナーについて詳しく知りたい方はこちら
・【新卒向け面接マナー】入室・退室や集団・オンライン面接の注意点
・【身だしなみ:男性編】就活で好印象な髪形・スーツなどのチェックリスト
・【身だしなみ:女性編】就活で好印象の髪形・スーツなどのチェックリスト


学生の志向性・モチベーションの源泉を確かめる

学生の志向性が企業に合っているか、何をモチベーションに行動しているかを確認することも面接の目的です。

入社後の目標などのモチベーションの源泉は何か、その目標に対してどう行動していくのかなど、質問を通じて成長意欲の高さも確認しています。また、学生のやりたいことやキャリアプランと自社の方向性にギャップが生まれないかも判断されます。

面接での評価基準

ここでは、面接での企業の評価基準をご紹介します。


面接は、ただの質問と回答の場ではなく、自分の魅力を伝えるチャンスです。
面接官は、あなたがどんな考えを持ち、どのように行動する人なのかを知りたいと思っています。そのため、過去の経験を具体的に語りながら、「どんなことを学び、それを今後どう生かしていくのか」を伝えることが大切です。特に、失敗から学んだことや、それをどう乗り越えたかを話すことで、「成長できる人」であることをアピールできます。
企業は、「完璧な就活生」を求めているわけではありません。挑戦し、壁にぶつかっても改善しながら成長できる人材を求めています。だからこそ、面接では「自分らしさ」を大切にしながら、具体的なエピソードを交えて自分の強みを伝えましょう。
しっかり準備をして、自信を持って臨めばあなたの魅力はきっと伝わるはずです。

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面接での評価基準を各選考ステップ別に解説!

それは採用担当者の視点を意識していないからかもしれません。まずは企業側が採用を決める際に評価しているポイントを押さえてみましょう。


面接官が見ている4つの能力とは?

最も優秀な学生と、最もダメな学生は「面接が5分で終わる」と言われています。

「5分で落ちる」学生にならないためには? 瞬時に見抜かれてしまう4つのポイントをお伝えします。

▼評価基準について詳しく知りたい方はこちら
・トップ学生とダメ学生は「面接が5分で終わる」!?面接官が見ているあなたの4大能力


集団面接で評価を分ける5つのポイント

面接官との直線的なやりとりが行われる個人面接とは違い、複数人の思惑が飛び交う集団面接では、求められるスキルや所作も変わってきます。

特に気を配るべきポイントはネガティブな意味で浮いてしまうこと。集団面接の流れを理解し、立ち回り方を身につけておきましょう。

▼評価基準について詳しく知りたい方はこちら
・集団面接|マナーや流れ、質問例など受かる人のコツや対策法を網羅

面接対策の2つのフェーズ:基礎対策と企業/業界別対策

面接(選考)対策は「全企業共通の基礎的な対策」と「志望業界・企業ごとに特化した対策」のフェーズに分けて行うといいでしょう。以下で、それぞれの対策方法について解説します。


【フェーズ1】全業界共通の基礎的な対策

志望業界・企業ごとに特化した対策を行う前に、全業界共通で行える基礎的な対策を行いましょう。以下で詳しい内容をご紹介します。


1. 定番質問への回答を準備する


まずは、どの企業の面接でも聞かれる定番質問の回答を準備しましょう。企業によって変える必要がある部分もありますが、大枠は大きく変わらないためテンプレートとなるものを準備しておきましょう。

具体的な質問としては、以下の3つが挙げられます。それぞれについては後述の記事を参考にしてみてください。

・ガクチカ
・自己PR
・志望動機
▼ガクチカについて詳しく知りたい方はこちら
・【学生時代に力を入れたこと:面接対策編】就活でよく聞かれる質問「ガクチカ」
・ガクチカ例文30選!高評価を得る作成方法とテーマ・文字数別ESを紹介
・【ガクチカの書き方】絶対に外せないテンプレ/構成とテーマ別の例文
▼自己PRについて詳しく知りたい方はこちら
・面接での自己PRの答え方【例文15選】長所別・エピソード別に紹介
・【自己PRのテンプレ】就活で使える強みの書き方を解説|例文付き
・自己PRとガクチカの違いって?かぶる原因と一貫性を持たせる書き方
▼志望動機について詳しく知りたい方はこちら
・志望動機は書き出しが重要!?例文7パターンと書き方の鉄則
・志望動機【例文17選】ES・履歴書での書き方と職種・業界別の実例


2. 面接での話し方のコツを覚える


続いて、話し方のコツを押さえておきましょう。コツは以下の3点です。

・結論ファースト
・行動の背景を明らかにする
・定量的な表現

「自分の強みは○○です」などのように、まずは結論を伝えましょう。結論を伝えた後にそれを裏付けるエピソードや経験、どういった経緯でそう考えたのか、思ったのかなどの具体的な行動背景を伝えましょう。また、その際に数字や実際の結果などを混ぜられるとイメージがつきやすくなるため、定量的な表現も入れるように意識するといいでしょう。


3. 面接の練習をする


最後に、面接の練習を行いましょう。志望度が高い企業の面接などを受ける前に何度か練習することでコツを掴(つか)めたり、緊張が少しほぐれた状態で面接を受けたりできます。面接の練習方法としては以下の3つが挙げられますので、参考にしてみてください。

・キャリアセンターを活用する
・OB・OG訪問で話してみる
・実際に選考を受けてみる

【フェーズ2】志望業界・企業ごとに特化した対策

全企業の面接に共通する基礎的な対策が出来たら、業界・企業ごとに特化した対策を行っていきましょう。以下に具体的な内容をご紹介します。


1. 企業分析


まずは業界・企業の分析を行いましょう。分析のポイントとしては以下の2点があります。

・「誰に・何を・どのように」提供しているのか
・志望動機

まずは、全体像を把握するために「誰に・何を・どのように」提供しているのかを調べましょう。これらを業界別、企業別で一覧にしてまとめると比較がしやすいです。業界研究・企業分析について詳しくは後述の記事に記載してありますので、参考にしてみてください。

これらが調べられたら、志望動機の作成へと移りましょう。基礎的な対策で作成した大枠をもとに、収集した情報をもとにして企業に合わせた志望動機を作成しましょう。志望動機の作り方について詳しく知りたい方は、先ほどご紹介した記事を参考にしてみてください。

▼業界研究について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
▼企業研究について詳しく知りたい方はこちら
・企業研究のやり方を解説!企業研究ノートの作成方法や項目を紹介
・【企業分析・質問対策】意外と簡単!IR情報を7つのポイントで読み解こう


2. 求められる人物像の把握


企業分析が出来たら、各企業が求める人物像を把握しましょう。求める人物像を把握するためには、収集した情報を整理する他にも会社説明会に参加したり、OB・OG訪問を行ったりしましょう。各企業が求める人物像、強みとしては以下が例として挙げられます。強みや長所などについて詳しく知りたい方は、後述の記事を参考にしてみてください。

・論理的思考、協調性、独創性など
▼強み・長所について詳しく知りたい方はこちら
・【強み30選】就活の自己PRで使える強みの見つけ方と一覧|例文つき
・長所一覧30選!就活での効果的な伝え方や例文・見つけ方を紹介


3. 企業別に適したアピール


最後に、企業別に適したアピールをしましょう。これまでに収集した情報、作成した志望動機などをもとに自己PRや自分の強み、長所をアピールしましょう。企業が求める人物像や、企業で生かせる強みなどを盛り込むといいでしょう。具体的な対策方法としては以下が挙げられますので、参考にしてみてください。

・エピソードを複数用意し、ESや面接で強調するものを決める

面接前の基本的な下準備

ここでは、面接を受ける前にしておくと良い準備をご紹介します。


面接に落ちないためのマナーやNG行動

面接で気を付けたいのがマナー違反をしないこと。マナーを守ることは社会人のコミュニケーションの基本です。苦労してせっかく希望の会社の面接に進んだのに、マナー違反が原因で落ちてしまったら、もったいないですよね。

もう一度、こちらの記事で注意点をおさらいしませんか?

▼マナーについて詳しく知りたい方はこちら
・「なぜか面接で落ちる」君が知らない、7つのNG行動チェックリスト


面接での常識、やってはいけない行動について失敗例を交えて解説!

面接初心者の方に向けて、面接を受ける前に知っておきたい常識と、知らずにおかしてしまう「あるある」ミスのパターンを解説します。内定獲得に近づくための簡単な対策をお伝えしていますので、ぜひ試してみてください。

▼マナーについて詳しく知りたい方はこちら
・就活の面接でよくある失敗例から学ぶ、第一志望企業内定への対策法


面接日程のスケジューリングのコツ

6月1日の面接解禁後の面接日程スケジューリングは、内定獲得のためには極めて重要です。

志望度の高い企業の面接をどの日時に設定すべきか、おすすめの1日のスケジューリングと、面接がかぶってしまったときの対処法をご紹介します。

▼スケジューリングについて詳しく知りたい方はこちら
・面接解禁、即内定しよう!鬼のスケジューリング術


志望動機を作る上で必須の「業界研究」を短時間で終わらせる方法

面接でよく問われる「なぜこの業界を志望するのか?」「なぜこの企業を志望するのか?」という質問。志望動機作成に欠かせない企業研究・業界研究には、こちらの記事をご活用ください!

▼業界研究について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較


模擬面接で通過率を劇的にアップしよう!

面接での印象をよりよくするために、就活を終えた先輩に面接官役を頼んで、実際の面接に近い状況で質問に答えていく「模擬面接」にトライしてみましょう。

実際に受け答えをしてみて、フィードバックをもらうことで、自分では気づかなかったポイントを改善でき、面接の質が各段に上がります。


面接の流れを事前にシミュレーションし、模擬面接を行うことは本番の緊張を和らげるのにとても効果的です。
キャリアセンターやOB・OG訪問を活用すると、実践的なフィードバックを受けられ、自分の改善点が明確になります。特に、模擬面接を繰り返すことで、想定外の質問にも落ち着いて対応する力がついていきます。本番に近い環境で練習することで、適度な緊張感の中でも冷静に受け答えができるようになり、面接のパフォーマンスが向上します。
しっかり準備を重ねることで自分らしさを伝えられ、内定獲得にもつながっていきます。

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▼模擬面接について詳しく知りたい方はこちら
・模擬面接のやり方5ステップ|聞かれる質問集と面接官の選び方も紹介


面接前日に確認しておきたい5つの準備と対策法

就活が忙しくなればなるほど、1つの面接に割ける準備時間は少なくなります。準備不足や練習不足は緊張と不安をもたらし、面接での評価にも悪影響を及ぼしかねません。

そこで、前日でも間に合う面接対策を、こちらの記事でご紹介しています。5つのポイントを確認して心の準備を整えましょう。

▼面接前日の準備について詳しく知りたい方はこちら
・【面接前日に確認!】思わぬ質問からの失敗を防ぐ5つの準備・対策法

<2. 面接対策編:質問別の対策、特殊ケースの対策、企業/業界別の対策など>

続いて、実際に面接で聞かれる質問への対策方法をご紹介します。

全社共通の面接対策

まずはどこの業界における面接でも重要な面接でのポイントをご紹介します。

面接当日の流れとマナー|入退室について詳しく解説

就活の面接は、自分をアピールする大きなチャンスです。しかし、面接のマナーが守れていなければ、面接官にマイナスイメージを与えてしまいかねません。そのため、就活生は、面接の基本的な流れやマナーを押さえておく必要があります。ここでは、以下の5つのシーンに分けて、基本的な手順やマナーを解説します。

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。



面接時のマナーや立ち振る舞いは、あなたの社会人としてのポテンシャルを伝える上で大切です。
第一印象を良くするために、服装や言葉遣い、姿勢に気を配るだけでも、面接官に好印象を持ってもらいやすくなります。特に、相手の話をしっかり聞き、落ち着いて受け答えをすることを心がけましょう。また、視線を合わせたり、明るい表情を意識したりするだけで、自然と信頼感を与えられます。
緊張するかもしれませんが、「しっかり準備してきた自分」を信じて挑んでください。基本的なマナーを押さえることで、あなたの誠実さや社会人としての素養を伝えられ、面接を有利に進めることができます。

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受付

面接を受ける就活生は面接開始予定時間の10分前に会場へ到着し、受付をします。受付が予定時間より早過ぎても失礼にあたります。なお、コートを着ている場合、会場に入るときはコートを脱ぎ、畳んで腕にかけて入ります。マフラーや手袋などの小物は、カバンの中にしまっておきましょう。

受付では、「学校名・氏名」と「用件・担当者の名前」を伝えてください。用件を伝える場合は、簡潔に分かりやすく伝えることを意識しましょう。

(例)こんにちは、◯◯大学の◯◯と申します。本日◯時から◯◯様と面接のお約束で伺いました。


待機

受付が済んだ後、面接室や控室に案内されます。面接室に案内された場合はすぐに面接が始まるため、気を引き締めて臨みましょう。

控室に案内された場合は、指示があるまで静かに待機します。


入室

担当者から名前を呼ばれたら、速やかに控室から移動し、面接室に入室します。入室するときは、以下にご紹介する基本的な流れとマナーを忘れずに行いましょう。

1. 面接室のドアを3回ノックする
2. 面接官から反応があった場合は「失礼いたします」とあいさつをする
3. 静かにドアを開く
4. 入室したら、面接官に完全に背を向けないようにして、静かにドアを閉める
5. ドアの前に立ち、一礼をする
6. 用意されている椅子の横に立つ
7.「学校と名前をお願いします」と言われたら「◯◯大学の◯◯と申します。よろしくお願いします」とあいさつをする 8. 面接官の指示に従い、着席する

面接室に入室するまでは落ち着いた行動を心がけてください。途中、体調不良などの予期せぬ事態に陥った場合は、担当者にその旨を伝え、指示に従いましょう。名前を述べるとき、自己紹介をする必要はありません。簡潔に大学名と名前だけを伝えてください。


面接

面接中は背筋を伸ばし、正しい姿勢で座りましょう。また、面接官と話をするときは、笑顔を保ち、はっきりとした口調で伝えることが大切です。緊張すると早口になったり、声が小さくなったりしてしまいがちです。小さな声でモゴモゴとしゃべると、自信がない印象を与えてしまいます。

面接は第一印象を決める重要な場面です。悪い印象を与えないよう、座り方・話し方には注意しましょう。

まれなケースですが、名刺を渡してあいさつをする面接官もいます。名刺の受け取り方は、以下のポイントを押さえましょう。

1. 両手で受け取り「頂戴いたします」と伝える
2. 名刺をさっと確認する
3. 机上の左手側に名刺を置く(ない場合は、カバンにしまう)


退室

面接官から面接の終了の旨を伝えられたら、正しい姿勢で座ったまま「本日はありがとうございました」とお礼を伝え、お辞儀をします。退室時の流れは、以下のように進めましょう。

1. 椅子の横に立ち、再びお辞儀をする
2. ドアの前まで移動し、面接官の方を向く
3.「失礼します」と伝え、お辞儀をする
4. 静かにドアを開け、退室する

面接室から退室するときは、物音を立てないよう静かに移動します。退出後、速やかに建物の出口へと向かいましょう。

▼面接時のマナーについて詳しく知りたい方はこちら
・【新卒向け面接マナー】入室・退室や集団・オンライン面接の注意点
・【身だしなみ:男性編】就活で好印象な髪形・スーツなどのチェックリスト
・【身だしなみ:女性編】就活で好印象の髪形・スーツなどのチェックリスト

面接の質問への答え方のポイント4選

質問に答える際に注意したいポイントを4つご紹介します。


面接官の質問の意図を理解する

質問に適切に答えるには、面接官の出題意図を正しく理解する必要があります。面接官はこの質問を通して何を知りたいのか、何を確認したいのかを把握した上で、質問に答えましょう。

何を聞かれているか分からなかった場合は、質問の意図を尋ねるといいでしょう。


結論ファーストで端的に伝える

まず結論から回答しましょう。志望動機や自己PRなど全ての受け答えに共通します。

どんなに良い内容であっても、結論から伝えなければ面接官は話の全体像を掴むことができません。理由や経緯から話し始めると、面接官は何が言いたいのか理解が難しく、話がなかなか耳に入ってきません。

回答を分かりやすく伝えるためには「PREP法」を意識するといいでしょう。

PREP法とは
以下の頭文字を省略した、文章を簡潔にまとめるフレームワークのこと ・Point:結論 ・Reason:理由 ・Example:具体例 ・Point:まとめ


客観的事実や数値を用いる

過去の経験に関して素晴らしいエピソードがあったとしても、どんなに素晴らしいことなのか説得力がなければ面接官に伝わりません。

そこで、自分の主張を強調したいときや面接官に納得してもらいたいときに客観的事実や数値を用いることがおすすめです。

NG例
・サークルの勧誘活動を頑張り、例年より多くの新入生を獲得しました
・バイト先でマニュアルを作って売り上げに貢献しました

OK例
・サークルの勧誘活動に力を入れ、例年の新入生が5~6人のところ、13人を獲得できました
・バイト先でマニュアルを作ったところ、顧客を待たせる時間を5分から3分に短縮でき、回転率が上がったと店長にほめてもらえました

上記のように、数字や客観的な事実を入れて面接官がイメージしやすいように話しましょう。具体的な数字があると信ぴょう性も上がります。


目を見てハキハキと話す

説得力のある内容でも自信のない姿・表情・声では面接官に伝わりません。背筋を伸ばし、面接官の目を見て大きな声でハキハキと話しましょう。

人の印象形成に対する考え方に「メラビアンの法則」があり、この法則によると、人の印象は以下の情報によって決定するといわれています。

言語情報(言葉の意味・会話の内容):7%
聴覚情報(声質・口調・声量):38%
視覚情報(見た目・表情・しぐさ・視線):55%

人は話す内容以外にも、声のトーンや動作、表情などから多くの影響を受けます。したがって、質問に答えるときに目を見てハキハキと話すことでより良い印象となります。

目を見るとどうしても緊張してしまうという場合は、ネクタイの結び目や眉毛辺りを見るといいでしょう。

▼身だしなみについて知りたい方はこちら
・【身だしなみ:男性編】就活で好印象な髪形・スーツなどのチェックリスト
・【身だしなみ:女性編】就活で好印象の髪形・スーツなどのチェックリスト

面接の質問に答えられないときの対処法

面接前にきちんと準備を行っていたとしても、時には想定外の質問をされ、すぐに答えられない場合もあるでしょう。このような場合の対処法を、以下3点ご紹介します。


考える時間をもらう

焦って見当違いな回答をしないよう、落ち着いて考える時間をもらうことがおすすめです。回答が思いつかずに何も答えずにいると、悪い印象を与えます。

また、質問の意図を尋ねることもおすすめです。

面接官に時間をもらいたいと申し出る際の伝え方をいくつかご紹介します。

考える時間をもらうときの伝え方例
・考えを整理する時間をいただけますか?
・申し訳ないですがすぐに答えられないため、少し考えさせていただきます。
・質問の意図は◯◯ということでしょうか?
・申し訳ございませんが、もう少し具体的にご教示いただけますと幸いです。


完璧でなくても答えられる範囲で答える

業界や企業における知識・経験は面接官のほうが深いです。そのため、必ずしも完璧な回答は求められてはいません。

面接官は、学生の分からないなりにも仮説を立てて、自分の考えを反映させて回答する姿勢を評価します。

回答が難しい質問をされても、間違った回答を過度に恐れず、自分なりに考えて回答することを心がけましょう。


素直に分からないと伝える

考える時間をもらっても回答が思いつかない場合もあるでしょう。この場合は、素直に分からないと伝えましょう。

ただし、分からないとだけ伝えるのではなく、面接後に勉強する姿勢を見せることが重要です。成長意欲をアピールすることで、面接官は「この学生は分からないことを吸収する姿勢がある」「入社後も成長が期待できそう」という好印象を抱きます。

また、面接官自身の考えを聞いてみるのもおすすめです。

ここで、回答できなかった際の伝え方をご紹介します。

考える時間をもらうときの伝え方例
・申し訳ありませんが勉強不足で分からないため、面接後にすぐ調べます
・◯◯さん(面接官)のお考えをご教示いただけないでしょうか?
・今後はアンテナを高く持ち、業界知識の収集に努めます
・今後は仮説検証をする思考の癖を付けていきたいと思います

【面接での話し方】話し方のフレームワーク

面接では、質問に対して「結論ファースト」で回答することを意識するのが重要です。その上で、以下の流れに沿って話を展開するといいでしょう。


【企業別の面接対策】受ける企業の面接官/人事目線を思考する

企業の目線で考え、最終面接から逆算する重要性

面接選考を通過するためには、「企業目線」で欲しい人材を考えることが重要です。なぜなら、内定を出すかどうかを判断するのは、その企業にいる人事の社員や、人事担当の役員だからです。 経営計画などを用いて、企業の情報を収集することももちろん重要ですが、企業側の目線で「求めている人材」を考えながら、面接に参加すると良いでしょう。

また、面接でのゴールを「内定獲得」とおいた際、選考の最後にある最終面接から企業の意図を逆算して、面接に臨むこともポイントです。なぜなら、「採用は1つの流れである」からです。

具体的に解説すると以下の通りです。

<ES(人事)>
意図:「1次面接を想定して、面接が成立しそうか否か?」
=自社に必要な資質を企業・業界研究や自己分析を通して考えているか?
キーワード:「研究したことを言語化できるか」
↓
<グループディスカッション(GD)(人事)>
意図:「最低限のコミュニケーション能力があるか? ウチの企業に合いそうか?」
キーワード:「ESで計れない能力と雰囲気がマッチするか」
↓
<1次面接(若手~中堅人事)>
意図:「自分の能力を証明できるエピソードや表現力がある? 上司に会わせても怒られない?」
キーワード:「自社で必要な能力を対人(面接という形)で最低限表現できるか?」
↓
<2次面接(現場部長/人事部長クラス)>
意図:「本当に現場で通じる資質がある? 最終面接で問われる熱意は足りている?」
キーワード:「若手が認めた実力は現場レベルで通じるか?」
↓
<最終面接(役員)>
意図:「この子は最終面接まで来ているから能力はある。あとは熱意があるか? 辞めないか?」
キーワード:「ウチに合う/来てくれる学生か?」

このように、最終面接で問われる「ウチに合う/来てくれる学生か?」を証明できるよう、ESやGDの段階からアピールすべきであることが考えられます。


正しい手順は企業/業界分析→自己分析

面接対策をする際、自分をアピールするために自己分析を行うことがあるでしょう。もちろん、自己分析も選考通過に欠かせない対策です。しかし、面接を受けるためには、企業/業界分析→自己分析の順番で対策することが望ましいでしょう。

その理由は、相手が必要としている能力を分析し、その能力を証明できるエピソードをいくつか探す/作ることが、「企業目線で欲しい学生」を考えた上での面接対策になるからです。

企業に必要な資質を企業/業界分析を通じて考え、その資質を証明するためのエピソードや伝え方を考えるために自己分析をすることで、面接選考を突破する可能性をより高いものにできるでしょう


企業ごとの評価ポイントや求める人物像を簡単に知る方法(2,000社以上収録)

ワンキャリアでは、企業ごとに選考ステップや合格の秘訣をご紹介しています。 情報収集の手間がかかる、企業ごとの評価ポイントや求める人物像を簡単に知ることができます。効率的な企業研究にお役立てください。

▼気になる企業の合格の秘訣こちらから
・企業一覧

【特殊な面接の対策】企業によっては課される特殊面接

こちらでは、頻出ではないものの、回答が難しいとされる質問における対策方法をご紹介します。


圧迫面接の意図とは

圧迫面接とは、面接官が学生に対して否定的な態度をとったり、わざと答えにくいような質問をしてきたりする面接です。学生の「ストレス耐性」や「臨機応変さ」、そして「本性」を見るために行われます。

圧迫面接は社会や実際の仕事で直面するさまざまな逆境のリハーサルです。冷静に対応する心構えの仕方を知っておきましょう。

▼圧迫面接について詳しく知りたい方はこちら
・圧迫面接とは?質問例や対策・予防法を実例とともにご紹介


ケース面接対策のポイントと例題

業界や企業によっては選考においてケース面接が用いられる場合があります。ケース面接は実践的でなんだか難しいものというイメージがあるかもしれません。しかしケース面接はあくまで思考力を問う選考で、本や就活記事などで対策してスキルをつけることで失敗を避けられます。

▼ケース面接について詳しく知りたい方はこちら
・【ケース面接】「聞いても周りが知らない」でも大丈夫!回答&解説付きで読むだけでOK
・ケース面接対策&例題|コンサル・日系大手も出題!ゼロからの始め方
・【フェルミ推定】例題・出題例13選!考え方と解答例も紹介


リクルーター面談の実施企業と質問例

志望する企業に在籍する社員から、メールや電話でカフェなどに呼び出されて行われるリクルーター面談。銀行、保険、証券、インフラ、メーカーなどさまざまな業界・企業で実施されています。対応するのは自分の大学の先輩にあたる社員が多く、状況的に緊張も緩みがちです。

しかしリクルーター面談は採用フローに含まれていると考えるべきです。リクルーターたちは何を評価しているのか、対策と企業別の解説を参考にしてみてください。

▼リクルーター面談について詳しく知りたい方はこちら
・リクルーター面談とは|質問リスト30選・お礼メール例も解説


英語面接の攻略法

語学が堪能なバイリンガルならともかく、英語のESは多くの学生が手こずってしまいます。英語面接では面接官の前でしゃべらなければなりませんので二重のプレッシャーが。英語を勉強し直そうと焦ってしまうかもしれませんが、それは本質から遠ざかります。

英語ESや英語面接においても、採用する側の意図を汲(く)み取った、シンプルな回答こそが大事です。

▼英語面接について詳しく知りたい方はこちら
・Google翻訳で突破!英文レジュメ(エントリーシート)の書き方&例文【英語ニガテ就活生に贈る、一からの勉強は不要の攻略法】
・【就活】英語面接を突破!聞かれる質問と面接官を納得させる回答例文

<3. 【その他】面接のコツ・よくある疑問>

面接の日程調整・お礼のメールの書き方と返信マナー

面接で重要なのは本番だけではありません。その前後のメールでのやり取りも面接の一環だと考えて、書き方やマナーをしっかりとおさえることが重要です。

大原則として、返信はできるだけ早く、遅くとも24時間以内に行い、受信後すぐに返信できない場合は取り急ぎの連絡を入れます。また、返信する時間は企業の営業時間内が望ましく、深夜などは避けるようにしましょう。

件名は簡潔に用件と名前を記載し、「Re:」をそのまま残しましょう。また、メール本文は、宛先、あいさつ、伝えたい内容、締め、氏名の順で構成し、分かりやすく簡潔に書きます。

内容としては、感謝の気持ちや誠意が伝わるように丁寧な返信を心がけることが重要です。

▼就活でのメールについて詳しく知りたい方はこちら
・就活メール【例文6選】基本マナーや署名の仕方、返信、日程調整のテンプレを紹介


面接にかかる時間と合否に関連性はあるのか?

面接時間について「早く終わってしまった」「オーバーしてしまった」と一喜一憂した経験はありませんか? 実は面接時間には合否の指標となる秘密が隠されているんです。

適切な長さはどれくらいなのか、取るべき対策はあるのか、事前に考えてみると選考突破が近づくかもしれません。

▼面接時間と合否の関連について詳しく知りたい方はこちら
・面接時間の平均は?短いor長い場合は不合格?採用の裏側を整理


「良すぎる」姿勢で面接官に好印象を残そう

面接での第一印象を良くする上で最も重要な要素は「姿勢」。姿勢が良いと、「自信を持っているように見える」「発声しやすい」などのメリットがたくさんあります。

面接で姿勢を良くする上で気を付けておくと良いポイントを心・技・体のフレームワークで説明します。

▼姿勢について詳しく知りたい方はこちら
・面接で姿勢が良くてもスルーされるが、良すぎると褒められる

まとめ:面接対策のためにしておくべきことリスト

ご紹介した内容を踏まえ、面接対策のためにしておくべきことをまとめると以下の通りです。

面接(選考)は「基礎対策と企業」「業界別対策」の2つのフェーズに分けて対策する。

おわりに:これから面接対策をする就活生へのエール

ここまでご覧いただけた方は、面接でよく聞かれる質問への回答例から自分の答えを準備することや、企業側の採用の評価から逆算した自己紹介・自己PRのポイント、どんな質問でも面接官の意図や隠された理由を理解することの重要性がご理解いただけたと思います。後は面接本番で緊張をして失敗しないように練習あるのみ。

高評価を得られる面接となり、第一志望内定へとつながるよう、皆さんの就活を応援しています!


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※こちらは2020年7月に公開された記事を一部情報更新し、再掲しています。

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