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【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い

日本郵船 商船三井 川崎汽船 海運
2025年5月6日(火) | 276,242 views

こんにちは、ワンキャリ編集部です。

ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】。

今回は、業務のグローバルさから就活生に人気の根強い海運業界についてお伝えします! 他国との密接な関係が避けられない貿易業。まずは、海運の概要などの基本から大手3社(日本郵船・商船三井・川崎汽船)について、さまざまな視点から分析します。

<目次>
●海運業界とは? 事業内容/提供サービスを解説
 ・ビジネスモデル
 ・内航海運と外航海運の違い
●海運業界の動向
 ・新型コロナウイルス感染症による不況と回復
 ・石油価格の変動や世界情勢の影響を受けやすい
 ・海運大手3社が共同でコンテナ船事業を発足
 ・デジタル化への対応
 ・環境に配慮する取り組み
●海運業界の職種
 ・海上職
 ・陸上職
●海運業界大手3社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益/営業利益率)
●海運業界大手3社の特徴・強み
 ・日本郵船:安定型の「総合」物流企業
 ・商船三井:グローバルに大きくモノを動かす、海運のスペシャリスト
 ・川崎汽船:「進取の気性」常にチャレンジを続ける非財閥系企業
●海運業界大手3社の社風の違い・制度
 ・日本郵船:国を支える誇りを胸に、穏やかさを体現する
 ・商船三井:組織力の日本郵船、個人力の商船三井
 ・川崎汽船:おおらかな社風と充実したワークライフバランス
●海運業界大手3社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
●海運業界で働く魅力・やりがい
 ・外国企業との関わりも多く、グローバルな働き方ができる
 ・世界経済や世界貿易を支える、スケールの大きな仕事ができる
 ・船という環境下で業種が多いため、幅広い業務経験を積める
●海運業界大手3社の選び方
 ・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
 ・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
 ・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
 ・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
 ・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
 ・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
●海運業界大手3社が求める人物像・選考対策
 ・海運業界が求める人物像
 ・海運業界の選考対策
●海運業界以外の業界研究記事


▼業界理解が深まったら企業分析をしよう▼

海運業界とは? 事業内容/提供サービスを解説

海運業界とは、世界各地の港と港をつなぎ、物資や人の輸送を行う産業です。貨物輸送が主な事業であり、内航海運と外航海運に分かれ、国内外の経済活動を支える重要な役割を果たしています。ここでは、海運業界のビジネスモデルや運搬手段、内航海運と外航海運の違いについて詳しく解説します。


ビジネスモデル

海運業界のビジネスモデルは、主に物資の運搬、船舶の売買や賃貸によって成り立っています。

物資の運搬では、定期船と不定期船を使い分け、顧客のニーズに対応します。また、船舶の売買や賃貸も業界の重要な柱であり、効率的な運営をサポートしています。

ここでは、これらのビジネスモデルについて詳しく解説します。


物資の運搬


定期船は、決められた航路を定期的に往復するもので、主にコンテナ輸送などで使用されます。一方、不定期船は、依頼者のニーズに応じて運搬ルートを柔軟に変更する仕組みで、主に大口の貨物や特定の時期に集中する需要に対応します。

運搬する物資に応じて、さまざまな種類の船が活用されます。例えば、穀物や鉱物などを輸送するドライバルク船、自動車を専門に運ぶ自動車専用船などがあり、顧客のニーズに合わせた最適な輸送手段を提供しています。


船舶の売買/賃貸


海運業界では、船舶の売買や賃貸も重要なビジネスモデルの一つです。

海運業者は、物資を運搬するために船舶を必要としますが、すべての船舶を自社で保有することは難しく、限界があります。そこで、船舶を売買したりリースしたりする会社が存在し、必要に応じてこれらを利用することで、一時的に船舶を増やし、より多くの貨物を運搬することが可能になります。

船舶の賃貸は、海運企業にとって安定した収入源となるモデルです。特にリース契約により、船舶を貸し出すことで長期間にわたる安定した収益を確保できます。これにより、海運業者は自社で全ての船舶を保有せずとも、大規模な輸送を実現し、効率的な運営が可能となります。

このような船舶の売買・賃貸ビジネスは、海運業界全体の運搬能力を拡大させ、業界の発展に寄与しています。


内航海運と外航海運の違い


内航海運と外航海運の違いは、主に輸送範囲と運ぶ物資にあります。

内航海運は国内の港と港をつなぎ、主に日本国内での海上輸送を担当します。一方、外航海運は日本と海外をつなぎ、国際間の貨物や人の輸送を担っています。

内航海運は、国内の海上輸送に特化しており、石油や産業基礎資材、食料品、日用品などを日本国内の港から港へ運びます。国内輸送には他にトラックや貨物列車、航空機もありますが、内航海運は全体の約4割を占めており(※1)、大型貨物の輸送において重要な役割を果たしています。また、新幹線や地下鉄車両、工業用水の輸送も行っています(※2)。

外航海運は、日本と海外を結ぶ国際的な海上輸送を担当します。日本は資源エネルギーや食料の多くを輸入に依存しており、また自動車や工業製品を輸出することで経済成長を遂げてきました(※3)。外航海運は、日本とアジア、アメリカなどとの貿易の99%以上を占め(※4)、四方を海に囲まれた日本にとって欠かせない国際貿易手段です。

(※1)参考:国土交通省「内航海運の現状等について P.1」
(※2)参考:海の仕事.com「
内航海運:船で人や物を運ぶ」
(※3)参考:経済産業省「
第4節 激変する世界情勢の中での日本の貿易投資動向」
(※4)参考:国土交通省海事局「外航海運の現状と外航海運政策 P.4」

海運業界の動向


海運業界は、世界の経済活動を支える重要な産業であり、近年さまざまな変動に直面しています。

新型コロナウイルス感染症による一時的な不況や石油価格の変動、世界情勢の影響を受ける中で、デジタル化や環境への配慮を進めながら成長を続けています。ここでは、海運業界の最新の動向について解説します。


新型コロナウイルス感染症による不況と回復

新型コロナウイルスの感染拡大は、海運業界にも大きな不況をもたらしました。特に2020年のパンデミック時には、世界全体で物流が停滞し、海運業界も深刻な減収を経験しました。

造船業では、特に海外の受注競争が激化する中、新型コロナウイルス感染症で新たな船の発注が減少し、受注量が大幅に落ち込む危機的な状況となりました。加えて、移動制限が商談の停滞を招き、さらなる受注減少に拍車をかけました(※5)。これにより、造船業界では事業基盤の強化や生産性向上が急務となっています。

一方で、2021年以降は経済の回復が進み、輸送ニーズが急増しています。これに伴い、コンテナの供給が追いつかず、サプライチェーンに混乱が発生しましたが、この状況が逆に運賃の高騰を招き、海運業界は過去最高益を記録しました(※6)。

(※5)参考:公益財団法人日本海事センター「新型コロナウイルス感染症の影響下における造船業の動向 P.3」
(※6)参考:四季報
「それでも最高益が続出した『海運業』の最新当期純利益一覧」


石油価格の変動や世界情勢の影響を受けやすい

海運業界は石油価格の変動や世界情勢に大きく影響されやすいという特徴があります。

石油価格の上昇は、燃料コストの増加につながり、輸送コスト全体を押し上げてしまうため、業界全体の収益に直接的な影響を及ぼします。また、政治的な不安定さや経済の変動が輸出入に影響し、需要と供給のバランスが崩れることがしばしばあります。

特に、国際的な紛争や経済制裁などの影響で物流が停滞したり、供給が制限されたりするケースも少なくありません。こうした世界的な動向により、海運業界はしばしば不安定な状況に直面します。

直近では、ロシアによるウクライナ侵攻をはじめとする地政学的リスクや、原油価格の高騰、そして世界的なインフレの進行が、海運業界にとって大きな課題となっています。


海運大手3社が共同でコンテナ船事業を発足

海運大手3社が共同で発足したコンテナ船事業は、業界全体の競争力強化を目的としています。

2017年7月、日本郵船・商船三井・川崎汽船の3社が共同出資し、新会社「Ocean Network Express社(ONE)」を設立しました(※7)。これにより、3社は各社単独では難しかった規模の効率化やコスト削減を実現し、事業の安定化を図っています。

この統合の背景には、コンテナ船の運賃低下や欧州・中国の大手海運会社によるM&Aの影響があり、競争が激化していたことが挙げられます。各社が単独で競争するよりも、協力して市場シェアを確保し、収益の改善を目指す方針に転換しました(※8)。

ONEは、香港やシンガポール、アメリカ、ブラジルなど、世界各地に拠点を設置し、グローバルなネットワークを構築しています(※9)。これにより、運航効率の向上や顧客対応力の強化を図り、業界内での地位を高めています。

(※7)参考:ONE「事業概要」
(※8)参考:ONE「ONE JAPANの成り立ち」
(※9)参考:日本郵船「ONE事業説明会 P.7」


デジタル化への対応

海運業界におけるデジタル化への対応は、特にサイバー攻撃への対策と業務効率化の2つの側面で進んでいます。

まず、船舶のインターネット常時接続の普及に伴い、サイバー攻撃リスクが高まっています。GPS(衛星利用測位システム)やその他の航海装置が標的となり、不正アクセスやウイルス感染が懸念される状況です。

実際に、2017年にはコンテナ船の操船システムが一時的に乗っ取られるという深刻な事例も発生しました(※10)。これを受けて、国際海事機関(IMO)は、2021年以降、船主や運航者にサイバーリスク対策を強化することを推奨しています(※11)。

また、海運業界ではDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が進んでおり、燃料費削減や業務効率化のためにデジタル技術が活用されています。

例えば、日本郵船は船舶運航データを収集し、船陸間で情報を共有するシステムを導入しました。これにより、運航ルートや速度の最適化を図り、数年間で約10%の燃料費削減を実現しています(※12)。今後、こうしたデジタル技術の活用は、海運業界全体でさらに拡大するでしょう。

(※10)参考:JPCERT「海運における船舶サイバーセキュリティ対策について P.12」
(※11)参考:inmarsat「CYBER SECURITY」
(※12)参考:日本郵船「船舶運航データ活用における人間とAIの協業で安全・効率運航を実現」


環境に配慮する取り組み

海運業界における環境に配慮する取り組みは、持続可能な未来に向けて非常に重要です。

まず、省エネ性能の向上がコスト削減にもつながる点で注目されています。船舶は一度に大量の荷物を運べますが、それには多くのエネルギーが必要です。特に原油価格の変動によって燃料コストが大きく影響するため、燃費効率を向上させることが重要な課題となっています。

その一環として、次世代燃料や新しい推進システムの開発が進められています。LNG(液化天然ガス)やアンモニア、水素などの新しい燃料を利用することで、従来の重油に比べて環境負荷を減らし、省エネ化を実現しようという取り組みが進行中です。

また、環境への配慮は、国際海事機関(IMO)の規制強化にも表れています。2020年1月からは、硫黄化合物や温室効果ガスに対する排出規制が強化され、海運企業はこれに対応するため、燃料の転換や排ガス洗浄装置(スクラバー)の設置が進められています(※13)。

これらの対策に加えて、ESG(環境、社会、ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)への対応も今後の海運業界に求められる課題といえるでしょう。

(※13)参考:国土交通省「硫黄酸化物(SOx)、粒子状物質(PM)、温室効果ガス(GHG)、船舶バラスト水規制について P.2」

海運業界の職種


海運業界の職種には、海上で直接業務を行う「海上職」と、陸上で物流管理や技術開発を支える「陸上職」があります。

海上職は、船長や機関士などの専門職が中心で、高度な資格が必要な場合が多い一方、陸上職は営業や事務職など、一般企業にも見られる職種が多く、専門知識がなくても挑戦しやすいのが特徴です。ここでは、海運業界における各職種について詳しく解説します(※14)。

(※14)参考:日本郵船「職種紹介」


海上職

海上職とは、船の中で働く職種を指し、実際に船に乗り込み、貨物やエネルギーの輸送に直接携わる役割を担います。

具体的な業務としては、航海の安全を確保するための航行管理、船舶の運航・エンジンのメンテナンス、そして積み荷の管理などが挙げられます。

これらの職務には高度な専門知識が求められるため、海技士免許などの国家資格が必須となるケースが多いのが特徴です。


船長・航海士


船長や航海士は、船舶の運航において重要な役割を果たす職種です。航海士は、航海中の貨物の管理や積み下ろし作業の監督、航海機器の保守管理などを担当します。航海士として働くには、国家資格である海技士免許が必要で、その階級に応じて業務の内容や責任の範囲が異なります。最高位の航海士が船長であり、船全体の指揮と運航の最終責任を負います。

船長になるためには、海技士免許を取得するだけでなく、小型船舶での実務経験が求められるなど、多くの要件をクリアしなければなりません。これは、大型船舶の船長としての業務が非常に高度な技術と知識を必要とし、航海の安全を確保するためです。

国土交通省の2023年の船員労働統計調査によると、船長の平均経験年数は約28.6年、一等航海士の平均経験年数は21.4年と、豊富な経験が求められます。平均年収は船長で約810万円、一等航海士で約720万円とされています。これらの職種は、長年の経験と責任の重さに応じた報酬が支払われる、非常にやりがいのある職務です(※15)。

(※15)参考:国土交通省「船員労働統計 P.19」を元に、表内の報酬を1年に換算してワンキャリ編集部が算出


機関士


機関士は、商船においてエンジンやプロペラなど、船舶の動力装置を管理する重要な職種です。

商船には通常3名の機関士が乗船し、船の動力を支えるエンジンや発電機、ボイラー、冷蔵庫など、さまざまな設備を24時間体制で監視・管理します。これらの設備が正常に稼働することで、船は安全に運航できます。

機関長は機関士の最高責任者であり、機関部全体の管理を担当します。航海中は、各種機器の状況を常に監視し、異常が発生しないか細かく確認することが求められます。また、問題が発生した際には迅速に対応し、修理やメンテナンスを行うことが必要です。

機関士や機関長になるためには、国家資格である海技士の試験に合格し、機関部門の免許を取得する必要があります。これには高度な専門知識と技術が求められるため、経験を積むことが不可欠です。

国土交通省の船員労働統計調査(2023年)によると、機関長の平均経験年数は約26.5年、一等機関士は約20.2年でした。平均年収は機関長で約760万円、一等機関士で約720万円とされています(※15)。


通信士


通信士は、無線通信を使って船と陸上との連絡を担当する役割を持っています。

具体的には、無線電話や無線機器を使って必要な情報を伝達し、船の運航をサポートします。また、通信機器の整備やメンテナンスも重要な業務であり、これらの機器が常に正確に機能するように保つことが求められます。

日本国内の民間船においては、専属の通信士が乗船することは少なく、多くの場合で航海士が通信士の業務を兼任しています。情報の伝え間違いが事故につながるリスクがあるため、正確に状況を把握し、的確に伝達できる能力が求められます。

なお、船員労働統計調査(2023年)によると、平均経験年数は約15.3年、通信士(通信長)の平均年収は約690万円となっています(※15)。


船員


船員は、航海士や機関士、通信士などの専門職以外の従業員を指す職種です。船上での業務内容は多岐にわたり、甲板員や機関員、司厨員などが含まれます。

例えば、甲板員は貨物の積み込みや積み下ろし、甲板の清掃やメンテナンスを行い、機関員はエンジンや機器の点検・整備を担当します。また、司厨員は乗組員や旅客の食事を準備し、客室係のように旅客サービスに携わる職種もあります。

船員の中には、甲板員や機関員のように一定の技術が求められる場合もありますが、必ずしも専門資格を必要としない職種も多いため、海上職の中では比較的目指しやすい職種といえるでしょう。

2023年の船員労働統計調査によると、甲板員(甲板長)の平均経験年数は22.8年、平均年収は約480万円となっています(※15)。


陸上職

陸上職は、海上での貨物輸送を陸から支援する役割を担う職種です。具体的には、事務職や営業職、物流管理など、陸上での業務を通じて海運業務をサポートします。

これらの職種は、一般企業でも見られる業務内容が多く、海上職とは異なり、専門資格が必要とされることはほとんどありません。そのため、文系出身者や専門的な知識がない人でも比較的挑戦しやすい職種といえるでしょう。


技術開発職


陸上職の技術開発職は、造船計画や船舶設計、工務監督、船舶保守、そして新技術の開発といった多岐にわたる業務を担当します。主に、船舶の設計から保守に至るまで、幅広く技術的な支援を行う職種です。

造船計画や船舶設計の段階では、新たに建造される船の仕様を決定し、その設計を進めます。これには、運航時の安全性や効率性を考慮し、設計図面を造船会社と共同で確認・承認することが求められます。造船中には、工務監督として作業の進行状況や品質を監視し、指導することも重要な役割です。

また、船舶保守では、運航中の船舶が安全に航行できるよう、エンジンやその他の船内機器の状態を定期的に点検し、必要に応じて修繕を行います。こうした作業を通じて、船の長期的な運用を支えるのが技術開発職の責務です。

さらに、近年の海運業界では環境規制への対応が求められており、技術職は新たな技術革新にも貢献しています。燃費向上や排出ガス削減を目指した次世代船舶の設計や、運航データの分析を活用した改善策の提案なども、技術職の重要な任務です。


営業職


営業職は、主に顧客との契約交渉や運送契約の獲得を担当する職種です。資源・エネルギー会社や製造業者などと交渉し、新規契約を締結するだけでなく、既存の契約を更新するためのサポートも行います。顧客との信頼関係を築くことが重要で、長期的なビジネス関係を維持することが求められます。

海運業界の営業職は、国内外における物流の調整が必要なため、海外出張も多い点が特徴です。各国の法律や文化に対応しながら、効率的な物流プランを提案し、輸送契約を進める必要があります。

また、24時間365日稼働している船舶の性質上、トラブルが発生した場合には、休日や深夜でも迅速な対応が求められることがあります。そのため、営業職には、強い精神力と体力が必要です。

加えて、営業職は顧客に対して最適な輸送プランを提案し、費用対効果や時間の効率性を考慮したサポートを行います。メーカーや荷主に対して、輸送手段やルートの最適化を提案するなど、コンサルティング的な側面も強い職種です。

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事務職(運行管理など)


事務職は、海運業界においてモノや人を安全かつ効率的に運ぶための手続き全般を担当する職種です。主な業務には、案件に応じた船の手配や、航海計画に基づく運行管理、さらに港への入港手続きなどがあります。これにより、貨物の輸送がスムーズに行われるようにサポートします。

事務職は他の業界でも見られますが、海運業界では特にその規模の大きさが特徴です。扱う貨物や船舶の数が非常に多いため、ミスが発生すると大きな損害につながる可能性があり、他業界以上に責任感とリスク管理能力が求められます。

▼事務職について詳しく知りたい方はこちら
・君は本当に事務向きか?事務職が味わう「地獄」を解説する

海運業界大手3社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益/営業利益率)

海運業界大手3社の業績比較は以下のようになっています。

※出典:バフェット・コード「日本郵船/商船三井/川崎汽船」


売上高、営業利益ともに日本郵船が首位です。

海運業界大手3社の特徴・強み

日本郵船:安定型の「総合」物流企業

日本郵船は売上高約2.4兆円を誇る、「海・陸・空にまたがる総合物流企業グループ」です。

日本郵船グループでは、物流サービスを最適化するだけでなく、部材・部品生産から、配送までを総合的に管理し、物流全体の最適化を図っており、これらは世界でも例を見ない特徴です(※16)。

※出典:バフェット・コード「日本郵船」


また、2023年度のセグメント別売上高の構成比から分かるように、売上高の約52%を「不定期専用船事業」が占めており、「物流事業」「定期船事業」が続きます。

(※16)参考:日本郵船「日本郵船のご紹介」


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商船三井:グローバルに大きくモノを動かす、海運のスペシャリスト

商船三井は、海運業を中心に140年以上の歴史があり(※17)、運航隻数は世界2位(2024年3月末時点)であるが故に(※18)、「海運の生粋のスペシャリスト企業」といえます。

※出典:バフェット・コード「商船三井」


2023年度のセグメント別売上高の構成比から分かるように、売上の約35%を「自動車船事業」が占めており、その後に「エネルギー輸送事業」「ドライバルク船事業」が続きます。

(※17)参考:商船三井「歴史」
(※18)参考:MOL RECRUITING 2024 「WHAT’S MOL」


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川崎汽船:「進取の気性」常にチャレンジを続ける非財閥系企業

川崎汽船は、国内3位の約9,600億円の売上高を誇る、日本三大海運では唯一の非財閥系企業です。

2022年に公表した中期経営計画で、新しい企業理念を「グローバルに信頼される川崎汽船」としており、海運業を主軸とする物流企業として、今後も日本3大海運の一角であり続けることが期待されます(※19)。

※出典:バフェット・コード「川崎汽船」


2023年度のセグメント別売上高の構成比から分かるように、売上高の約57%を「製品物流」が占めており、「ドライバルク」「エネルギー資源」が続きます。

(※19)参考:川崎汽船「2022年度 中期経営計画 P.5」


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海運業界大手3社の社風の違い・制度

日本郵船:国を支える誇りを胸に、穏やかさを体現する

日本郵船は三菱系企業として1885年に創業し、以降人々の暮らしと世界の経済活動を支える挑戦を積み重ねてきた歴史があります(企業ページより)。そのため、「日本のために」という思いを強く持っています。

この誇りは、相手に振りかざすのではなく静かに心に宿す社員が多く、穏やかな雰囲気につながっています。伝統と誇りを胸に、落ち着いて目の前の業務に集中する、そんな環境が存在していると考えられます(2020年卒 選考対策ページより)。


商船三井:組織力の日本郵船、個人力の商船三井

財閥系海運会社として併願されることが多い商船三井と日本郵船。内定者いわく、三菱系で組織力を重視する日本郵船に比べて、商船三井では「人の三井」から来る個人の裁量を重視する社風が存在しているそうです。

実際に、ある社員はOB・OG訪問で「日本郵船は業務にマニュアルがあるため、どの社員でも対応できるようになっているが、商船三井は業務ごとに担当者が決まっているため、主体的に対応することが求められる」と語っていたとのことです。早期から成長するのに最高の環境だといえます(2021年卒 選考対策ページより)。


川崎汽船:おおらかな社風と充実したワークライフバランス

川崎汽船は、良い意味で気取らないおおらかな人が多いといいます。ある社員によると、「皆がひたむきに仕事に打ち込んでいる。ネームバリューを鼻にかける様子がなく、おおらかな雰囲気」とのことです(2019年卒 選考対策ページより)。

また、同社は組織全体で積極的に残業削減に取り組んでおり、ワークライフバランスの取りやすい環境も整っているそうです。

実際にある社員も仕事終わりにテニスクラブに行くこともあるなど(※20)、同社には仕事一辺倒ではない生活があるといえます(2022年卒 選考対策ページより)。

(※20)参考:川崎汽船 RECRUITING SITE「活躍する社員たち(オペレーション 松永 紬)」

海運業界大手3社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数

以下の表は、海運業界大手3社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数をまとめたものです。

※出典:2023年度 有価証券報告書「日本郵船 P.22/商船三井 P.20/川崎汽船 P.13」


日本全体の40代の平均年収は約511万円(※21)です。企業によって差はあれど、平均より高めの水準だといえるでしょう。

(※21)参考:国税庁長官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- P.180」より算出し、小数点以下四捨五入しています。

海運業界で働く魅力・やりがい

海運業界で働く魅力・やりがいには、グローバルな働き方や世界貿易への貢献、そして幅広い業務経験が挙げられます。国際的な取引や大規模な契約を通じて、世界経済を支える重要な役割を担える点は、この業界ならではの魅力です。ここでは、海運業界で働く魅力・やりがいについて詳しく解説します。



外国企業との関わりも多く、グローバルな働き方ができる

海運業界で働く魅力の一つは、外国企業との関わりが多く、グローバルな環境で働ける点です。特に外航海運を扱う企業では、日常的に海外の取引先とのやり取りが発生します。

例えば、電話やメールを通じて海外企業と連絡を取ったり、営業職として海外出張に行ったりすることがあります。また、長期的に海外事業所に赴任するケースもあり、国際的なビジネスの現場で活躍することが可能です。

このような環境は、語学力を生かしたい人や国際的なキャリアを築きたいと考えている人にとって、大きな魅力となるでしょう。特に外資系企業や総合商社を志望している就活生にも、海運業界はグローバルな視点を持つ仕事の場としておすすめです。

一方で、「内航海運」の場合、主に国内輸送を行うため、海外との取引は少なく、グローバルな働き方を求める人にはあまり向いていないかもしれません。しかし、日本の貿易量のほとんどが海上輸送で成り立っている現状を考えると、日本経済を支える重要な役割を担うことには変わりません。

日本と世界をつなぎ、国際舞台で活躍したい人には、海運業界はまさに魅力的な選択肢といえるでしょう。


世界経済や世界貿易を支える、スケールの大きな仕事ができる

世界経済や貿易を支えるスケールの大きな仕事に携われる点も海運業界で働く魅力の一つです。

世界で運ばれている貨物の多くは海運を通じて輸送されており、海運なしでは貿易が成立しません。国と国を結び、世界中の経済活動を支える要である海運に関わることは、社会的にも大きな役割を果たす仕事です。

さらに、海運船舶が運ぶ貨物の量は膨大であり、取引規模が非常に大きいのが特徴です。営業職の場合、1件の契約でも多額の費用が発生するため、大規模な取引を扱うことが多くなります。このようなスケールの大きな仕事に携わることは、他業界では味わえない醍醐味(だいごみ)です。

ただし、同時に責任も重く、ちょっとしたミスでも大きな損失を招くリスクがあります。大きな責任を負いながらも、スケールの大きな仕事に挑戦したい人にとって、海運業界は非常に魅力的なフィールドといえるでしょう。


船という環境下で業種が多いため、幅広い業務経験を積める

世界経済や貿易を支えるスケールの大きな仕事に携われることも、海運業界で得られるやりがいの一つといえるでしょう。

海運業界では、実際に船を運航する航路運営や運航管理のほか、港湾の管理業務などの海運ならではの職種に加え、企画や経理、総務といったバックオフィス業務も存在します。

こうした職種を経験しながら、ジョブローテーション制度を導入している企業では数年ごとに業務を異動し、幅広いスキルを身に付けることが可能です。

海運業界は単なる運輸業にとどまらず、国際的な規模で貿易や経済を支えるダイナミックな業務に幅広く関われるため、大きなやりがいを感じることができる職場環境です。

海運業界大手3社の選び方

自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!

自己分析とは、過去の経験・エピソードから「自分がどういう人間で、何ができるかを言葉にするプロセス」のことです。

就活において基礎となるプロセスで、会社を選ぶ際だけでなく、自己PRや志望動機を作る際にも役に立ちますが、「自己分析のやり方が分からない」のが学生に共通する悩み。

こちらの記事では、自己分析のやり方をあらゆる角度から分解し、解説しています。

▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説


情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!

「第一志望に受かりたい」「選考突破に必要な情報だけを知りたい」「いろいろな人の考えに触れたい」。

そんな気持ちに答えるべく、ワンキャリアでは4,000社を超える人気企業の選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を掲載しているほか、1,800件を超える就活記事も掲載しています。

例えば、合格の秘訣のページでは、企業の魅力や各職種の魅力、会社が求める人物像、選考のポイント、内定者の感想を掲載しているため、会社を選ぶ際の参考にできます。

こちらの記事では、これらの情報を掲載している「選考対策ページ」「募集ページ」「就活記事」の活用法をご紹介します。

▼ワンキャリアの活用方法について詳しく知りたい方はこちら
・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリアを使い倒せ!


ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!

ワンキャリア公式YouTubeチャンネルでは、過去に配信した100社以上の説明会動画が見放題です。これらを利用して企業研究や志望動機のブラッシュアップに役立てましょう。

・『【公式】ワンキャリア / ONE CAREER 就活チャンネル』はこちら

また、ワンキャリアのキャリアアドバイザーによる新番組『ワンキャリコミット』も見逃せません。クチコミやワンキャリアライブの企業情報をもとにした、人気企業・難関企業の選考対策動画や、「自分に合った会社はどれか?」「秋以降どう動けば良い?」など、就活生のためのお悩み解消コンテンツをご用意しています。ぜひ情報収集に役立ててみてください。

・『ワンキャリコミット』はこちら


手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!

業界研究を行うことで、志望企業と競合他社の違いが明確になり、自分に合った会社を見つけられ、志望動機の説得力が増します。

志望動機が重視される「日系メーカー」「インフラ」、業界研究をしないと「入社後やりたいこと」「強い志望動機」が語りづらい「金融」「商社」「広告」、内定辞退を恐れ、「業界1位・2位の企業ではなく、なぜうちなのか」がしつこく聞かれる「業界3位以下の企業」では業界研究はマストといわれています。

とはいえ、時間がかかる業界研究は、正直ちょっと面倒ですよね。

そこで、ワンキャリア編集部が就活生の代わりに業界研究を行いました!

就職活動が本格化して忙しい時期こそ、ワンキャリアの業界研究記事をぜひフル活用して、効率良く情報を集めましょう!

▼業界研究記事について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較


企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!

企業研究は、企業のホームページを見て、OB・OG訪問をして……と、膨大な時間がかかるように思われがちですが、実は短時間で終わらせられるのです!

多くの企業が採用する「Big Five(ビッグ・ファイブ)理論」のテスト。実は簡易版のテストを使うだけでも、ある程度自分に向いている業界・会社・仕事分野が分かります。自分の適性をつかんでおけば「向いていない業種の採用選考を受け続ける」リスクを回避でき、企業研究の時間短縮にもつながるでしょう。

▼企業研究について詳しく知りたい方はこちら
・企業研究は10分で終わらせる!「欲しい人材を見抜く」裏ワザ

次にワンキャリア編集部が皆さんの代わりに企業研究を行う「3分対策シリーズ」をお届けします。各企業の社風や選考のポイントをまとめてあるので、ES締め切り直前や面接前日の時間がないときの企業研究におすすめです!

・企業の対策は3分で全部終わらせる!ワンキャリ編集部がお届けする「3分対策シリーズ」


就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう

就活をしているとよく聞く「就活の軸」というワード。自分の就活の軸を持っていると行きたい会社は確固たるものになります。

就活の軸を見つけるにはまず、自己分析をして自分の「本音」と「建前」を整理しましょう。おのずと自分ならではの就活の軸が姿を現すはずです。

▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文

海運業界大手3社が求める人物像・選考対策

海運業界が求める人物像

各社が求める人物像は、下記の「合格の秘訣」を参考にしてください。

日本郵船

商船三井
川崎汽船

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海運業界の選考対策

日本郵船

商船三井
川崎汽船

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エントリーシート(ES)対策


企業が志望動機で注目しているポイントは、「会社で活躍できる人材であるかどうか」という点です。そして具体的には以下の3つのポイントを重要視しています。

  • 入社意欲がどれほど強いか
  • 自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか
  • 入社後に活躍してくれそうか

これら3つのポイントを含んだ志望動機は説得力があり、過去の選考参加者や内定者のESからも高評価を受けやすいことが分かっています。

▼エントリーシート(ES)の書き方について詳しく知りたい方はこちら
・志望動機【例文17選】ES・履歴書での書き方と職種・業界別の実例
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策


Webテスト対策


Webテストは多くの企業で実施されており、企業ごとに異なるテストが使用されています。そのため、事前にテスト内容を把握し、対策をしておくことが重要です。

海運業界では、特に「SPI」と「玉手箱」が多く実施されています。

SPIは性格と能力の2領域を測定し、能力検査は言語(国語)と非言語(数学や算数)で分かれています。時間制限がついているという特徴があり、受験者の解答状況や正答率によって問題が変わっていきます。正答率が高ければ難易度の高い問題が出題され、高得点につながるので、時間内で的確に問題を解けるようにしておきましょう。

玉手箱は、計数理解(数学)、言語理解(国語)、英語理解、性格テストの4種類に分かれており、問題数に対して解答時間が非常に短いことが特徴です。そのため、満点を目指すのではなく、確実に解ける問題に集中することが求められます。また、玉手箱は毎年似たような問題が出題される傾向があるため、スピード感に慣れるために多くの問題を解いておくことが大切です。

TG-WEBは難易度が高いテストですが、解法を知っていればスムーズに解答できることが特徴です。新型のTG-WEBでは解答時間が非常に短く設定されているため、事前に参考書などで対策をし、制限時間内で解く練習をしておくことが重要です。特にWebテスト形式では電卓を用意しておくと良いでしょう。

▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力)
・【玉手箱対策】問題&解答集|出題企業と問題形式(計数・言語・英語)まで紹介


面接対策


業界や会社によって面接で問われる内容は異なります。そのため、志望する業界に合わせた対策が必要です。以下では、業界や企業ごとに準備を進める際のポイントをご紹介します。

まず、面接選考を通過するためには「企業目線」で考えることが重要です。内定の判断を行うのは、その企業の人事担当者や役員ですので、企業が求める人材像を理解することが不可欠です。経営計画などの企業情報を調べることはもちろんですが、企業側の視点に立ち、「どのような人材が求められているのか」を意識しながら面接準備を進めましょう。

また、面接対策では自己分析を行い、自分をアピールするための材料をそろえることも重要です。しかし、選考対策の順番としては、まず企業や業界の分析を行い、その後に自己分析を進める方が効果的です。企業のニーズを理解した上で自分の強みを整理することで、より説得力のあるアピールが可能になります。

ワンキャリアでは、企業ごとの選考ステップや合格の秘訣を紹介しています。これにより、各企業が重視する評価ポイントや求める人物像を効率的に把握でき、情報収集の手間も省けます。企業研究を進める際には、ぜひご活用ください。

▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例


OB・OG訪問


OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらったり、就活イベントを利用して社員と接点を持ったりすることで機会を得られます。これにより、説明会では得られないリアルな情報を知ることができ、業界や企業についての理解が深まることは間違いありません。

さらに、業界や企業によっては、OB・OG訪問の有無や訪問時の評価が選考に影響することもあります。訪問の回数が多いと「熱意がある」と評価されたり、質の高い質問をすることで「優秀だ」と思われたりすることがあります。

OB・OG訪問をすべきか迷っている場合は、まずは最初の1人、同じゼミやサークルの先輩など身近な人から始めてみると良いでしょう。

▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説

海運業界以外の業界研究記事

■業界研究まとめ記事はこちら
▪️メーカー
・【素材メーカー:業界研究】大手5社(日本製鉄・旭化成・AGC・クラレ・日本ガイシ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【電機メーカー:業界研究】大手4社(ソニー・日立製作所・パナソニック・三菱電機)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い ・【化粧品メーカー:業界研究】日本の大手4社(花王・資生堂・コーセー・日本ロレアル)を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【飲料メーカー:業界研究】大手4社「アサヒ・キリン・サントリー・サッポロ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【食品メーカー:業界研究】大手5社(味の素・日本ハム・明治・日清食品・江崎グリコ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【重工メーカー:業界研究】大手3社「三菱重工業・川崎重工業・IHI」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【製薬:業界研究】大手5社(武田薬品工業・大塚製薬・アステラス製薬・第一三共・中外製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【精密機器メーカー:業界研究】大手4社(デンソー・キヤノン・富士フイルム・キーエンス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:日系消費財メーカー】大手4社(花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【自動車メーカー:業界研究】大手5社(トヨタ・ホンダ・日産・スズキ・マツダ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【医療機器メーカー:業界研究】大手5社(キヤノン・富士フイルム・オリンパス・テルモ・オムロン)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️商社 ・【総合商社:業界研究】五大商社(三井物産・三菱商事・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【鉄鋼商社:業界研究】大手4社「伊藤忠丸紅鉄鋼・メタルワン・阪和興業・JFE商事」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️金融 ・【メガバンク:業界研究】三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:地銀】横浜銀行、千葉銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、池田泉州銀行。Uターン就活生から圧倒的な人気を誇る地方銀行の違いや意外な魅力とは?
・【業界研究:生保と損保の違い】保険業界を受けるなら知っておきたい、生命保険、損害保険業界の違いを徹底比較!
・【生命保険:業界研究】大手生保(日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)を比較!業績比較・ランキング・強み・社風の違い
・【損害保険:業界研究】大手4社(東京海上日動火災保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【カード:業界研究】大手3社「三井住友カード・ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【信託銀行:業界研究】大手3社「三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・SMBC信託銀行」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:外銀(外資系投資銀行)】大手4社「モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【アセットマネジメント:業界研究】大手4社「野村アセットマネジメント・アセットマネジメントOne・大和アセットマネジメント・三井住友DSアセットマネジメント」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️コンサル ・【戦略コンサル:業界研究】戦略コンサル大手5社「マッキンゼー・BCG・ベイン・A.T. カーニー・ADL」を比較!仕事内容・社風/強みの違い
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、アビーム、EY、KPMG)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️マスコミ・エンタメ ・【出版:業界研究】4大出版社(KADOKAWA・集英社・講談社・小学館)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【テレビ局:業界研究】キー局6社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・NHK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【大手広告代理店:業界研究】大手5社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・ADK・JR東日本企画)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:旅行業界】「JTB、KNT-CT、HIS、日本旅行」大手旅行会社4社それぞれの強みや社風、給料を徹底比較!
▪️インフラ・資源
・【鉄道:業界研究】大手8社「JR東日本・JR東海・JR西日本・東急・阪急電鉄・東武鉄道・名古屋鉄道・東京地下鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【ガス:業界研究】大手4社「東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:エネルギー】電力・ガス業界の大手4社「東京電力・関西電力・東京ガス・大阪ガス」の事業や年収を徹底比較!
・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
・【業界研究:航空会社】大手2社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL))を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【非鉄金属:業界研究】大手4社(住友電気工業・JX金属・三菱マテリアル・住友金属鉱山)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【デベロッパー2:業界研究】大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【スーパーゼネコン:業界研究】主要5社(鹿島建設・大林組・清水建設・大成建設・竹中工務店)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️IT・通信 ・【SIer:業界研究】SIer大手5社ランキング(NTTデータ・富士通・NEC・日立製作所・日本IBM)!業績比較・平均年収・社風/強みの違い
・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️人材・教育 ・【人材:業界研究】大手5社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・レバレジーズ・ビズリーチ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手5社「リクルート・ベネッセ・Gakken・公文・ナガセ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い

▼就活記事の総集編まとめ
・【新特集スタート】就活生の悩むべき問題は5つだけ。モヤモヤした視界を切り開く「就活の羅針盤」
・27卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・志望動機【例文17選】ES・履歴書での書き方と職種・業界別の実例
・【強み30選】就活の自己PRで使える強みの見つけ方と一覧|例文つき
・ESで強みを効果的にアピールする方法は?【内定者例文付き】
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方・流れやコツを網羅的に解説
・ケース面接対策&例題|コンサル・日系大手も出題!ゼロからの始め方
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策

(Photo:Unitone Vector/Shutterstock.com)

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