こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】
今回は日本産業の要ともいえる自動車業界の中からトヨタ自動車(以下トヨタ)・本田技研工業(以下ホンダ)・日産自動車(以下日産)・スズキ・マツダの主要5社についてお伝えします。
<目次> ●自動車業界とは? 事業内容/提供サービスを解説 ・事業内容 ・ビジネスモデル ●自動車業界の動向 ・全体の動向 ・乗用車業界の動向 ・軽自動車業界の動向 ・商用車業界の動向 ●自動車業界の仕事内容・主な職種 ・研究開発職 ・生産技術職 ・企画・マーケティング職 ・営業・販売職 ・事務職 ●自動車業界大手5社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益/営業利益率) ●自動車業界大手5社の特徴・強み ・トヨタ:自動車販売台数世界1位。SDGsへの取り組みも加速 ・ホンダ:多角的な事業展開 ・日産:機動性ある事業構造への転換を目指す ・スズキ:発展途上国で無類の強さ。アジアでの大きな成長が期待 ・マツダ:人間中心のクルマづくりで流行の最先端を目指す ●自動車業界大手5社の社風の違い・制度 ・トヨタ:全社員が大切にする「カイゼン」の文化 ・ホンダ:熱血・快活な雰囲気。自主性が求められる ・日産:成果主義の文化。海外勤務も多く外資色が強い ・スズキ:やりがいが多く、若手からさまざまな経験ができる環境 ・マツダ:社員同士のつながりを大切にする環境 ●自動車業界大手5社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数 ●自動車業界で働く魅力・やりがい ・給与や待遇が良い ・グローバルな視点を持てる ・多くの業務に携われる ●自動車業界大手5社の選び方 ・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう! ・情報収集ではワンキャリアの【選考対策ページ】を有効活用しよう! ・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう! ・手間がかかる「業界研究」はワンキャリアにおまかせ! ・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ! ・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう ●自動車業界大手5社が求める人物像・選考対策 ・自動車業界が求める人物像 ・自動車業界の選考対策
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自動車業界とは? 事業内容/提供サービスを解説
自動車メーカーは、乗用車や商用車を中心に、さまざまな種類の車両を設計・製造し、販売する企業です。車両そのものだけでなく、関連するサービスや技術も提供し、消費者の移動や物流のニーズに応えています。ここでは、自動車業界の事業内容とビジネスモデルについて詳しく解説します。
事業内容
自動車業界の事業内容は、自動車の開発・製造・販売を中心に、多岐にわたる関連産業と密接に連携して成り立っています。自動車業界は、自動車本体だけでなく、バイクやトラック、さらにはそれらを製造するための部品や素材のメーカー、組み立てを担当するメーカー、そして整備や販売を行う会社までを含む幅広い産業が該当します。
自動車の製造には、鉄鋼や金属、ガラス、ゴム、プラスチックなど、多くの素材と技術が関わっており、そのため「総合産業」とも呼ばれています。この広がりの中には、レンタカー業界やガソリンスタンド、自動車の修理・点検サービス、自動車保険業界など、車に関連するさまざまなビジネスが含まれます。
日本の自動車業界は、トヨタ・日産・ホンダといった主要企業が世界的な存在感を放っており、特にトヨタは販売台数や売上高で世界トップの水準を誇っています。このように、自動車産業は日本経済の基幹産業のひとつであり、国内外において重要な役割を果たしています。
ビジネスモデル
自動車業界のビジネスモデルは、完成車の製造から販売までの一連のプロセスを中心に構築されています。このビジネスモデルは、自動車産業全体のピラミッド型構造の頂点に位置しており、さまざまなサプライヤーやサービスプロバイダーと密接に連携しています。
まず、完成車メーカーは、自動車の設計・開発を行い、数万点に及ぶ部品を自動車部品メーカーから調達します。これらの部品は、ティアワン(Tier1)と呼ばれる部品メーカーから供給されますが、さらにその下にはティアツー(Tier2)などの下位層のサプライヤーが存在します。ティアワンの部品メーカーは、グローバルに展開する「メガサプライヤー」として、自動車メーカーに直接部品を供給する重要な役割を担っています。
完成車が製造されると、これらは系列ディーラーを通じて消費者に販売されます。また、自動車メーカーは販売後の修理やメンテナンスサービスも提供し、消費者との長期的な関係を築いています。さらに、レンタカーやカーシェアなどのサービスも自動車メーカーのビジネスモデルに組み込まれており、これにより全体にわたる収益の確保が可能となっています。
このように自動車メーカーは、自動車の製造・販売からアフターサービス、さらには関連するサービス業までを包括的に管理・運営することで、持続可能なビジネスモデルを構築しています。これにより、自動車産業は複雑かつ幅広いエコシステムを形成し、世界経済における重要な位置を占めています。
