こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】。
今回は、カード会社の中でも、学生の人気を誇る三井住友カード・ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコスの3社について、各社の特徴を比較しながらお伝えします。
<目次>
●カード業界とは? 事業内容/提供サービスを解説
・ビジネスモデル
・事業内容
・カード会社の収入源
●クレジットカードの種類
・銀行系
・信販系
・流通系
・交通系
●カード業界の動向
・キャッシュレス決済の拡大
・新型コロナウイルス感染症の影響
・インバウンド消費の拡大による需要増加
・不正利用の増加と対策の必要性
●カード業界の主な職種
・営業
・マーケティング
・商品開発
・システム・セキュリティ
・オペレーション
●カード業界大手3社の業績比較・ランキング(営業収益/営業利益)
●カード業界大手3社の特徴・強み
・三井住友カード:メガバンクグループの安定性と先進的な戦略でトップクラスのシェアを誇る
・ジェーシービー(JCB):日本発唯一の国際カードブランド
・三菱UFJニコス:MUFGの中核企業として決済インフラを整える
●カード業界大手3社の社風の違い・制度
・三井住友カード:安定した環境とキャリアの幅広さが魅力
・ジェーシービー(JCB):積極的に挑戦を後押しする・風通しが良い社風
・三菱UFJニコス:ワークライフバランスを保つ環境が充実
●カード業界で働く魅力・やりがい
・日常で多くの人が利用していて、やりがいを感じやすい
・目標達成によるインセンティブ制度がある
・最先端のサービスに関与することができる
・少数精鋭で若手のうちから裁量が大きい
●カード業界大手3社の選び方
・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
●カード業界大手3社が求める人物像・選考対策
・カード業界が求める人物像
・カード業界の選考対策
●カード業界以外の業界研究記事
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カード業界とは? 事業内容/提供サービスを解説
カード業界は、名前の通りクレジットカードを取り扱う業界です。ここでは、カード業界のビジネスモデルや事業内容について解説します。
ビジネスモデル
クレジットカード会社のビジネスモデルには「カード会社」「カード加盟店」「カード利用者」の3つが関与しています。
カード会社がカード加盟店とカード利用者の間に立ち、クレジットカードの発行や管理を行うことで、クレジットカードを用いた販売・購入が可能です。
クレジットカードの利用はそれぞれの立場にメリットがあります。カード利用者は現金を持ち歩かずとも商品が購入できるようになり、カード加盟店はカードが利用できるようにしておくことで集客力の向上や現金を扱うことによるトラブル・盗難などのリスク減少が見込めます。
カード会社はクレジットカードを通じてそのメリットを提供する代わりに加盟店から「加盟店手数料」、利用者から「年会費」「各種手数料」をもらっています。これがカード業界のビジネスモデルです(※1)。
(※1)参考:ドットマガジン「クレジットカード会社のビジネスモデルを知っておこう。収益の例」
事業内容

ここではカード会社の主な事業内容について紹介します。
イシュイング事業
主にクレジットカードの発行をする事業です。個人向けから法人向けまで多岐にわたるクレジットカードを発行し、利用者数を増やすことを目指します。
より幅広い人々に利用してもらうためにカードの種類を増やしたり、自社での発行だけでなく他社とのフランチャイズ契約による発行業務の拡大を行ったりしています(※2)。
(※2)参考:JCB「JCBが手掛ける事業」
アクワイアリング事業
クレジットカードが利用できる加盟店の開拓と管理を行う事業です。利用可能な店舗が増えれば増えるほどクレジットカードの利便性は増すため、カード会社にとって重要な事業です。
また加盟してもらうことがゴールではなく、各加盟店におけるカード利用の利便性の向上や加盟店のサポート・管理を行うことも事業の一環です(※2)。
ブランド事業
ブランド事業とは、カードのブランド的な価値を高めて、他社との差別化を図る事業です(※2)。
クレジットカードはいくつかの種類がありますが、その中で利用してもらうためには加盟店の多さなどに加えて、そのカードのブランドも関係します。金銭のやり取りを代行するカード会社は「信用」が重要であり、カードのブランドは「信用」を保証する役割も果たしています。
セキュリティ事業
セキュリティ事業は、カード決済を安心・安全に行えるシステム整備を主とする事業です(※2)。
先述したブランド事業に関連して、そのクレジットカードの「信用」に関わるため非常に重要な事業だといえます。
カード会社の収入源

先述したようにカード会社は「カード利用者」と「カード加盟店」から収入を得ています。具体的にどのような種類の収入があるのか紹介します。
手数料
手数料は加盟店からの「加盟店手数料」とカード利用者からの「各種手数料」に分けられます。
加盟店手数料は、クレジットカードを利用して商品が購入された際に加盟店から徴収します。各種手数料は分割払いなどを行った際に利用者カード会社に徴収されるものです(※3)。
(※3)参考:ファイナンシャルプラス「クレジットカード会社の儲けの仕組みとは?業界再編にも注目!」
年会費
カード利用者は、クレジットカードを利用するために「年会費」をカード会社に支払っています。
ただし、年会費が無料のカードも少なくありません。一方で、カードのグレードが上がると年会費も高くなる傾向にあります(※3)。
利息
クレジットカードには、現金を借りられるキャッシング機能がついています。
このキャッシング機能で現金を借りた際の利息も、カード会社の収入源の1つです。2006年以降はキャッシングによる金利が大きく低下したため、収入源としての規模は縮小しました(※3)。