こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】。今回取り上げるのは電機メーカーです。
テレビや冷蔵庫など、消費者に身近な商材を取り扱っている電機メーカーの中で代表的な4社「日立製作所(以下、日立)・ソニーグループ(以下、ソニー)・パナソニックグループ(以下、パナソニック)・三菱電機」に焦点を当て、事業と組織の観点で徹底比較します。
<目次>
●電機メーカー大手各社の業績比較・順位
●電機メーカー大手各社の特徴・強み
・日立製作所:盤石のポートフォリオを持つ電機メーカー
・ソニーグループ:日本を代表するコングロマリット
・パナソニック:国内・海外事業ともに順調。新しいグループ体制に
・三菱電機:産業用・協働ロボットから交通システムまで幅広く手がける
●電機メーカー大手各社の社風の違い
・日立製作所:真面目な社風だが、内に秘めた熱さを持つ集団
・ソニーグループ:自由であるが故に、主体性のある人物が求められる
・パナソニック:人の教育に熱心。創業者の思いを継承
・三菱電機:協調性・組織を重んじる
●電機メーカー大手各社の平均年収・平均勤続年数・平均年齢
●電機メーカーの選考対策ページ・クチコミ
●電機メーカー以外の業界研究記事
▼日立製作所のビジネスについて、詳しく知りたい方はこちらの動画をご覧ください
電機メーカー大手各社の業績比較・順位
各社の売上高・営業利益を比較してみましょう。
※出典:バフェット・コード「企業比較」
※出典:2021年度 有価証券報告書「日立製作所 P.76/ソニー P.113/パナソニック P.80/三菱電機 P.77」
※連結決算のデータを使用。また、日立のみ調整後営業利益です。
2021年度の売上高では、日立が10兆円を超えて1位でした。2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の影響により、「2021中期経営計画(2019-2021年度)」における目標は見直したものの、売上収益の拡大を図ることに成功しました(※1)。2020年度の売上高は約8兆7,291億円だったため、1.5兆円以上の増加を記録しています(※2)。
一方、営業利益ではソニーが1位でした。他の3社に大差をつけ、1.2兆円を超えています。また、ソニーは2年連続で過去最高の売上高・営業利益を記録しています(※3)。
(※1)参考:日立製作所「日立 統合報告書2022 p.6」
(※2)参考:日立製作所「損益計算書(要約)」
(※3)参考:ソニー「Corporate Report 2022 統合報告書 P.22」
電機メーカー大手各社の特徴・強み
各社ともに家電を中心に多岐にわたる事業を展開しているのが特徴に挙げられます。
日立製作所:盤石のポートフォリオを持つ電機メーカー
1910年に小平浪平が創業し(※4)、「日立の樹」のCMでおなじみの日立(※5)。
「何でも屋」といえてしまうほど、日立の事業範囲は広いです。グループの事業は、デジタルシステム&サービス・グリーンエナジー&モビリティ・コネクティブインダストリーズ・オートモティブシステムの4つの分野に分けられ、幅広くビジネスを展開しています(※6)。
※出典:日立製作所「2021年度 有価証券報告書 P.98」「2024中期経営計画」では、「データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現して人々の幸せを支える」ことを目標にしています(※7)。
また、Lumadaを中心に、デジタルとグリーンに関する事業ポートフォリオの強化を継続することも宣言しています(※8)。
「Lumada(ルマーダ)」は、illuminate(照らす)とdata(データ)を組み合わせた造語で、先進的な技術を活用してDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するソリューションやサービス、テクノロジー体系の総称です。Lumadaの具体例としては、水道管の漏水を自動的に検知したり、カメラで作業員の姿勢や動作を撮影し、AI(人工知能)で画像解析をすることで、「骨格の動き」をデータ化したりしたことが挙げられます(※9)。2021年度には日立エナジー(旧:日立ABBパワーグリッド)やグローバルロジック社のデジタル技術とLumadaを融合させ、さらなる拡大を目指しています(※10)(※11)。
(※4)参考:日立製作所「Hitachi Origin Story」
(※5)参考:日立製作所 日立の樹オンライン「日立の樹プロフィール」
(※6)参考:日立製作所「製品・サービス」
(※7)参考:日立製作所「2024中期経営計画 P.2」
(※8)参考:日立製作所「2024中期経営計画 P.7」
(※9)参考:日立製作所「企業のDXを推進する『Lumada』とは?“プレゼンの神様”澤円さんに聞く」
(※10)参考:日立製作所「2021年3月期 連結決算の概要 P.6」
(※11)参考:日立製作所「日立が米国 GlobalLogic社の買収を完了」
▼日立製作所に関する【ONE CAREER限定コンテンツ】はこちら!
▼日立製作所に関するおすすめ記事はこちら
・【日立製作所:3分対策】ES・webテスト・面接等、各選考ステップごとに評価ポイントを解説!
ソニーグループ:日本を代表するコングロマリット
「PlayStation®」や「ポータブルオーディオプレーヤー ウォークマン」などのヒット商品でおなじみのソニー(※12)。他社とは異なり、テレビやゲーム、イヤホンといった身の回りにある製品の分野だけでなく、金融系やエンタメ系の事業にも展開し、多種類の事業を営む複合企業=コングロマリットとして、確実に収益をあげています。
※出典:ソニー「2021年度 有価証券報告書 P.133」
2019年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により減収していましたが(※13)、2020年度以降、2年連続で過去最高の売上高・営業利益を記録しています(※3)。特に、2021年度の連結売上高および金融ビジネス収入は9兆9,215億円(前年比10%増)、営業利益は1兆2,023億円(前年比26%増)でした。映画事業における新作映画の劇場興行収入や動画配信サービスからのライセンス収入の増加、事業譲渡にともなう利益計上、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野における製品ミックスの改善、音楽分野におけるストリーミングサービスからの収入の増加などが増収増益の要因です(※14)。
また、2022年5月に行われた、2022年度経営方針説明会では、会長 兼 社長 CEOの吉田憲一郎が「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)と「人に近づく」という経営の方向性のもと、長期視点での経営に取り組んでいることを説明しました。人・社会・地球への「責任」と「貢献」を重視しているとした上で、人を軸とした3つの事業領域で進めている投資と成長についても触れています。今後も、企業価値向上に向けて、EPS(一株あたり利益)の成長を経営の規範とし、コンテンツ IP(※15)、DTC(Direct-to -Consumer)、テクノロジーへの投資を実行するとともに、自己株式の取得も引き続き戦略投資の一部と位置づけ、機動的に実施していく予定だと発表しました(※16)。
(※12)参考:ソニー「商品カテゴリー一覧」
(※13)参考:日経XTECH「『新型コロナの影響は682億円』、ソニーの19年度決算は減収・減益」
(※14)参考:ソニー「Corporate Report 2022 統合報告書 P.26」
(※15)……intellectual propertyの略。日本語では「知的財産」と訳される
(※16)参考:ソニー「ソニーグループ株式会社 2022 年度経営方針説明会について」
▼ソニーグループに関する【ONE CAREER限定コンテンツ】はこちら!
▼ソニーグループに関するおすすめ記事はこちら
・【ソニーグループ:3分対策】ES・webテスト・面接等、各選考ステップごとに評価ポイントを解説!
パナソニック:国内・海外事業ともに順調。新しいグループ体制に
「経営の神様(※17)」とまで呼ばれた松下幸之助が創業者である、パナソニック(※18)。
そんなパナソニックは、2022年4月から、持株会社にするとともに各事業会社を設立し、新しいグループ体制に移行しました(※19)。
※出典:パナソニックグループ採用情報「パナソニックグループについて」
新体制になる前である、2021年度の各セグメントの売上高の比率はこちらです。
※出典:パナソニック「2021年度 有価証券報告書 P.96」
2021年度の連結売上高は、7兆3,888億円で前年比10%増でした。国内売上は、産業・情報通信向け商品が好調に推移し、前年度比で増収。海外売上も、需要増加を受けた車載電池の伸長や、Blue Yonder社の新規連結の影響により、前年度比で増収となりました(※20)。
パナソニックでは、将来を担う新技術や新製品の開発にも注力しています(※21)。例えば、パナソニックの「顔認証技術」は世界最高水準の認証技術だけでなく、セキュアな個人情報管理対応と卓越したユーザビリティーを実現しています(※22)。この顔認証技術は、2017年に法務省がパナソニックの同システムを採用し、空港のゲートで運用が開始されています(※23)。同技術を活用し、NTTと連携しセキュリティ分野での協同開発を進め(※24)、さらに、2019年には世界最高水準といわれる顔認証技術を、オフィスにも導入することで、従来のICカードに代わる新しい「入退セキュリティ」を展開(※25)。2021年7月からは顔認証クラウドサービスの顔認証エンジンの新バージョンの提供を開始。一度に照合可能な人数を15万人に拡大(※26)。2022年10月には、厳格かつ簡単に本人確認を実現する、マイナンバーカードに対応した「本人確認用 顔認証カードリーダー開発キット」を発売しました(※27)。
(※17)参考:日経ビジネス「“経営の神様”松下幸之助氏『トップは万卒のため死ぬ心根を持て』」
(※18)参考:パナソニック「社史 1894‐1918年(明治27-大正7年)」
(※19)参考:パナソニックグループ採用情報「パナソニックグループについて」
(※20)参考:パナソニック「Annual Report 2022 財務とESGに関する報告書 2022年3月期 P.47-48」
(※21)参考:パナソニック「Annual Report 2022 財務とESGに関する報告書 2022年3月期 P.41」
(※22)参考:パナソニック「パナソニックの顔認証」
(※23)参考:パナソニック「法務省様がパナソニックの『顔認証ゲート』を採用」
(※24)参考:パナソニック「NTTとパナソニックが両社の画像認識技術を活かしたセキュリティソリューションを共同開発」
(※25)参考:パナソニック「『顔認証 入退セキュリティ&オフィス可視化システム(KPAS)』を受注開始」
(※26)参考:パナソニック「顔認証クラウドサービスの顔認証エンジン、新バージョンを提供開始 一度に照合可能な人数を15万人に拡大、認証率も向上」
(※27)参考:パナソニック「マイナンバーカードに対応した『本人確認用 顔認証カードリーダー開発キット』を発売」
▼パナソニックに関する【ONE CAREER限定コンテンツ】はこちら!
▼パナソニックに関するおすすめ記事はこちら
・【パナソニック:3分対策】ES・webテスト・面接等、各選考ステップごとに評価ポイントを解説!
三菱電機:産業用・協働ロボットから交通システムまで幅広く手がける
三菱電機は、1870年に岩崎彌太郎が海運事業を興したことに始まります(※28)。三菱グループに所属する企業として、1921年に分社化し誕生しました(※29)。
2021年度のセグメント別の売上高比率を見てみてましょう。
※出典:三菱電機「2021年度 有価証券報告書 P.90」
上記の円グラフが示すように、三菱電機の中核事業は「産業メカトロニクス」「重電システム」「家庭電器」の3つです。
まず、「産業メカトロニクス」で扱う製品は、産業用・協働ロボットや、電動車両用モーター・インバーター、カーナビゲーションシステムなどの「自動車機器」などが挙げられます(※30)。具体的な製品としては、忙しい現場で、人といっしょに、人のとなりで作業をこなす協働ロボット「MELFA ASSISTA」や(※31)、ブロック図を用いることで、直感的な操作で簡単にロボットシステムのプログラム作成が可能な「RT VisualBox」などがあります(※32)。また、インターネット通販などの電子商取引(EC)市場拡大や、新型コロナウイルス感染症の影響により急拡大した、搬送需要・非接触搬送のニーズに対応するため「多用途搬送サービスロボットシステム MELDY™」を開発しています(※33)。
次に、「重電システム」では、標準形エレベーターや、入退室管理システム、ネットワークカメラ・システムなど幅広い製品を手がけています(※34)。
その中には、「交通システム」という事業もあり、安全安定に車両を動かすための推進制御装置・電源装置や(※35)、列車の運行を集中的に監視・制御するための運行管理システムなどを提供しています(※36)。
最近の主な事例としては、世界初の鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム」による省エネ化を実現したことが挙げられます。同期リラクタンスモーターは、回転子鉄心内の磁気抵抗差によって生じる磁極との相互作用で発生する「リラクタンストルク」で駆動するものです。多くの鉄道車両で採用されている「誘導モーター」と比較して、回転子の発熱損失が小さく、効率や質量特性に優れていることが特徴です。このシステムを試験搭載した、日比谷線 13000系車両にて、新たに営業運用における消費電力量評価などの長期評価試験を行った結果、誘導モーターシステムと比較して約18%の省エネ化が実現可能であることを確認しています(※37)。
「家庭電器」では、家電製品だけでなく、住宅用設備や空調冷熱事業、照明器具・ランプも手がけています。空調冷熱事業では、家庭用ルームエアコン「霧ヶ峰」だけでなく、店舗、オフィス、ビル用から工場・産業用途まで幅広く展開しています。また、家電リサイクルにも注力しており、家電製品由来のさまざまな素材が混ざり合った混合プラスチックから、家電製品で使われている主要な3種類のプラスチック(PP・PS・ABS)を自動選別する技術を開発しています。さらに、選別材の物理的性質を改善し、自社製品に再利用する「自己循環リサイクル」を推進しています(※38)。
(※28)参考:三菱電機「三菱のあゆみ」
(※29)参考:三菱電機「三菱電機について プロフィール」
(※30)参考:三菱電機「事業概要 産業メカトロニクス」
(※31)参考:三菱電機「協働ロボット MELFA ASSISTA」
(※32)参考:三菱電機「RT VisualBox」
(※33)参考:三菱電機「『多用途搬送サービスロボットシステム MELDY™』を開発 必要なものが必要な時に必要な人に届く社会を」
(※34)参考:三菱電機「事業概要 重電システム」
(※35)参考:三菱電機「製品情報 車両システム」
(※36)参考:三菱電機「製品情報 運行システム」
(※37)参考:東京地下鉄/三菱電機 「~安心で持続可能な社会の実現と更なる省エネ性能の向上を目指して~ 世界初 鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム」による省エネ化を実現 誘導モーターシステムと比較して約 18%の省エネ化を確認」
(※38)参考:三菱電機「事業概要 家庭電器」
▼三菱電機に関する【ONE CAREER限定コンテンツ】はこちら!
▼三菱電機に関するおすすめ記事はこちら
・【三菱電機:3分対策】ES・webテスト・面接等、各選考ステップごとに評価ポイントを解説!
電機メーカー大手各社の社風の違い
日立製作所:真面目な社風だが、内に秘めた熱さを持つ集団
日立には、単に真面目なだけではなく、内に秘めた熱い思いを持っている社員が多いといわれています。
生活に欠かせない製品を多く手がけ、売上高10兆円以上(※1)の規模を誇る企業でダイナミックな仕事ができるため、社員のモチベーションも高いそうです。内定者も社員について「ITや日立の製品によって、人々の生活の基盤を支えたいという強い使命感を持って働いている人が多かった」と話しています。
また、内定者によると、日立はグループ企業と一緒に仕事をすることが多く、一つの仕事が日立単体で完結しないことも頻繁にあるそうです。そのため、社内外問わず、チームをまとめて仕事を遂行していく協調性は不可欠でしょう(選考対策ページより)。
ソニーグループ:自由であるが故に、主体性のある人物が求められる
「自由闊達(かったつ)にして愉快なる理想工場」──この言葉はソニー創業者の一人である井深氏のものです(※39)。
この言葉通り、ソニーにはものづくりの原点であるイノベーションを生むための自由な社風が根付いています。
例えば、Seed Acceleration Program(SAP)という新規事業創出プログラムを通じて、社員から提案された新規事業を迅速に実行できる環境が備わっている点があります(※40)。これにより「First Flight」と呼ばれるクラウドファンディング制度がスタートし、少数のエンジニアでも簡単に社内ベンチャーを作れるようになっています(※41)。また、内定者いわく、社員の私服・染髪が許されている点もソニーの「自由さ」の表れであり、ストレスフリーな職場環境があるとのことです。その裏返しとして「さまざまな仕事に自分から挑戦できるが、指示待ちの人間には向かない会社」という社員もおり、常に主体性を持って動けるタイプの方に向いている企業ともいえるでしょう(選考対策ページより)。
また、こうした社風からか、日系大手企業には珍しく、コース別採用を行っている点も特徴の一つです(※42)。そのため、若手のうちから専門性を磨きたい学生にとっては魅力的な企業といえるでしょう。
(※39)参考:ソニー「ソニーグループについて 設立趣意書」
(※40)参考:ソニー「ソニー、新規事業の海外展開に向けた仕組みを整備:
海外市場におけるニーズ検証および海外顧客との対話を実現するテストマーケティング・プラットフォームHatsuhiko™をオープン」
(※41)参考:CNET Japan「若手×新規事業をソニーの中で育てる仕組み『First Flight』」
(※42)参考:ソニー「採用情報:グループ本社、ゲーム事業、エレクトロニクス事業、半導体事業」
パナソニック:人の教育に熱心。創業者の思いを継承
創業者の松下氏の格言である「事業は人なり」(※43)を示すように、人の教育に熱心であることがパナソニックの特徴です。
内定者の話によると、最初の7カ月間を「研修期間」とし、会社が開催するセミナーに出席することを義務付けたり、毎週自分のノルマを上司に報告し、その達成率についての報告を部署を問わず行ったりするそうです。
ある内定者は、「自分から成長していくことが求められる外資系企業の雰囲気がある『ソニー』、自分から物事をつかみ取れるような革新的な性格の人材を求めている『日立』というように、他社と比較すると、一定水準の教育の枠を定めてくれているという点で、パナソニックは親切な企業なのではないか」と語っていました(選考対策ページより)。
そのため、しっかりとした教育体制の下で働きたいと思う学生には魅力的な企業だといえるでしょう。
(※43)参考:公益財団法人 松下社会科学振興財団 松下資料館「館長からのメッセージ」
三菱電機:協調性・組織を重んじる
事務系総合職では、クライアントの要望と技術者の声を両方聞き入れ、社内の意見をまとめていくことが求められます。また三菱系の組織を重んじる社風からも、協調性が重視されていると考えられます。
事実、ある内定者によると、どの面接においても「他者との協働過程」「合意形成過程」に関して掘り下げられるようで、「強みでは傾聴力、頑張ったことはチームでの経験を話し、チームワーク力を示した」と話します(選考対策ページより)。
また、技術者は難しい研究内容をチームのメンバー、場合によっては事務系社員にも共有する必要があります。そのため、技術系総合職の選考においては、自身の研究内容を深く理解し、それを相手に分かりやすく伝えることが求められます(選考対策ページより)。
▼電機メーカーのリアルを知りたいあなたへ
転職サイト「ONE CAREER PLUS」では、今回紹介した電機メーカーで働く社員のクチコミや転職体験談などを複数掲載しています。会員限定コンテンツなので、各電機メーカーのリアルな内情を知りたい方は以下から登録してご覧ください。
電機メーカー大手各社の平均年収・平均勤続年数・平均年齢
各社の平均年収・平均年齢・勤続年数は以下の通りです。
企業名 | 平均給与(万円) |
平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) |
日立製作所 | 897 | 42.7 | 19.3 |
ソニーグループ | 1085 | 42.6 | 16.7 |
パナソニック | 759 | 45.7 | 22.5 |
三菱電機 | 807 | 41.1 | 16.9 |
※出典:2021年度 有価証券報告書「日立製作所 P.13/ソニー P.12/パナソニック P.12/三菱電機 P.14」
※平均給与の千の位は四捨五入しています
個別にみると、給与ではソニーが、勤続年数ではパナソニックが1位です。2021年度の正規雇用者の平均年収が約496万円で、平均勤続年数は12.4年であることから(※44)、4社とも給与は平均より高水準であり、勤続年数も長いことがわかります。
(※44)出典:国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査ー調査結果報告ー P.13」
電機メーカーの選考対策ページ・クチコミ
いかがでしたか。電機メーカーは、企業によって注力している分野や社風が大きく異なります。それぞれの特徴を踏まえ、その企業でなければならない理由を明確にしましょう。
より詳しい選考情報はこちらをご覧ください。
日立製作所
ソニーグループ
パナソニックグループ
三菱電機
ONE CAREERへの新規会員登録/ログインが必要です。
クチコミはこちらをご覧ください。
日立製作所
ソニーグループ
パナソニックグループ
三菱電機
ONE CAREERへの新規会員登録/ログインが必要です。
電機メーカー以外の業界研究記事
電機メーカー以外の業界研究記事は、こちらをご覧ください。
▼業界研究まとめ記事はこちら ▪️メーカー ・【素材メーカー:業界研究】大手3社(日本製鉄・AGC・東レ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い ・【化粧品メーカー:業界研究】日本の大手3社(花王・資生堂・コーセー)を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【飲料メーカー:業界研究】大手4社「サントリー・アサヒ・キリン・サッポロ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【食品メーカー:業界研究】大手5社(味の素・明治・日清食品・キッコーマン・ヤクルト)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【重工メーカー:業界研究】大手3社「三菱重工業・川崎重工業・IHI」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【製薬:業界研究】大手4社(武田薬品工業・アステラス製薬・大塚製薬・第一三共)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【精密機器メーカー:業界研究】大手4社(デンソー・キヤノン・富士フイルム・キーエンス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:メーカー】日系・グローバルエリートは商社だけじゃない!海外売上50%越え日系メーカー厳選10社
・【業界研究:消費財】日系消費財メーカー(資生堂・花王・ユニチャーム)の違いを徹底比較!グローバルで百戦錬磨の意外な企業は?
・【業界研究:日系消費財メーカー】大手4社(花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【自動車メーカー:業界研究】大手3社(トヨタ・ホンダ・日産)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【医療機器メーカー:業界研究】大手3社(キヤノン・富士フイルム・オリンパス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️商社 ・【総合商社:業界研究】五大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【鉄鋼商社:業界研究】大手4社「伊藤忠丸紅鉄鋼・メタルワン・阪和興業・JFE商事」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️金融 ・【メガバンク:業界研究】三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:地銀】横浜銀行、千葉銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、池田泉州銀行。Uターン就活生から圧倒的な人気を誇る地方銀行の違いや意外な魅力とは?
・【業界研究:生保と損保の違い】保険業界を受けるなら知っておきたい、生命保険、損害保険業界の違いを徹底比較!
・【生命保険:業界研究】大手生保(日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)を比較!業績比較・ランキング・強み・社風の違い
・【損害保険:業界研究】大手4社(東京海上日動火災保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【カード:業界研究】大手3社「三井住友カード・ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【信託銀行:業界研究】大手3社「三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・SMBC信託銀行」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【外資系投資銀行:業界研究】大手4社「J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【アセットマネジメント:業界研究】大手4社「野村アセットマネジメント・アセットマネジメントOne・大和アセットマネジメント・三井住友DSアセットマネジメント」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️コンサル ・【戦略コンサル:業界研究】MBB「マッキンゼー・BCG・ベイン」を比較!仕事内容・社風/強みの違い
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビーム)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️マスコミ・エンタメ ・【出版:業界研究】4大出版社(集英社・講談社・KADOKAWA・小学館)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【テレビ局:業界研究】キー局4社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【大手広告代理店:業界研究】大手6社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・セプテーニ・デジタルHD・ADK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:旅行業界】「JTB、HIS、KNT-CT、日本旅行」大手旅行会社4社それぞれの強みや社風、給料を徹底比較!
▪️インフラ・資源
・【インフラ:業界研究】大手3社(JR東海・東京電力・東京ガス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:インフラ業界】「安定時代の終焉」日本を支えるインフラ業界:電力・ガス・交通の魅力と将来性
・【鉄道:業界研究】大手5社「JR東日本・近畿日本鉄道・JR東海・JR西日本・東京地下鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【私鉄:業界研究】大手3社「東急・東武鉄道・小田急電鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【ガス:業界研究】大手4社「東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:エネルギー】電力・ガス業界の大手4社「東京電力・関西電力・東京ガス・大阪ガス」の事業や年収を徹底比較!
・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
・【業界研究:航空会社】大手2社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL))を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【非鉄金属:業界研究】大手4社(住友電気工業・三菱マテリアル・JX金属・住友金属鉱山)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【デベロッパー2:業界研究】大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【スーパーゼネコン:業界研究】主要5社(大林組・鹿島建設・大成建設・清水建設・竹中工務店)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️IT・通信 ・【SIer:業界研究】SIer大手5社(アクセンチュア・NTTデータ・野村総合研究所・日本IBM・富士通)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▪️人材・教育 ・【人材:業界研究】大手4社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・リンクアンドモチベーション」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手4社「ベネッセ・リクルート・トライ・LITALICO」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▼就活記事の総集編まとめ
・【新特集スタート】就活生の悩むべき問題は5つだけ。モヤモヤした視界を切り開く「就活の羅針盤」
・インターン/就活はいつから?スケジュールと準備の進め方
・OB・OG訪問とは?就活でOB・OG訪問が必要な人、しなくていい人
・志望動機の書き方と例文集|人気8業界のES通過例文と王道の回答例
・【自己PRの書き方】ESで強みを効果的にアピールするには?新卒採用担当の目線と内定者の回答例から解説
・【面接対策】質問集&回答例|新卒就活でよく聞かれることと準備方法
・【自己分析のやり方】たった4通り!簡単にできる方法・ツール・シートを解説
・【業界研究:34業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方/コツや役割を網羅的に解説
・ケース面接対策&例題|コンサル・日系大手も出題!ゼロからの始め方
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策