こんにちは、ワンキャリ編集部です。
今回は戦略コンサルBIG3といわれる、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン コンサルティング グループ、ベイン・アンド・カンパニーのそれぞれの特徴や社風を徹底比較します。
▼関連記事はこちら ・コンサル志望必見!戦略コンサルBIG3(マッキンゼー、BCG、ベイン)の強さの秘訣〜1分でわかる「総合」「戦略」コンサルの違い〜
<目次>
●各社の特徴
・マッキンゼー:徹底したグローバル体制を誇る、世界No.1ファーム
・BCG:日本のコンサル業界をけん引する、日本No.1ファーム
・ベイン:結果主義への徹底的なこだわりがある
●各社の社風・社員の人柄の違い
・「突出した個性」のマッキンゼー
・「落ち着いた雰囲気」のBCG
・「控えめな個性派」のベイン
●マッキンゼーとBCGの思考法の違い
・「フレームワーク戦略」のマッキンゼー
・「仮説思考」のBCG
●おわりに
各社の特徴
マッキンゼー:徹底したグローバル体制を誇る、世界No.1ファーム
マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)は、アメリカに本社を置く、戦略コンサルの中でも圧倒的な存在感を誇る世界的なコンサルティングファームです。世界65カ国以上の130都市以上に拠点があり(※1)、日本支社は設立から50年以上たっています(※2)。
同社には「My Own McKinsey」という言葉があり、「キャリアは、誰かに指示されて形成されるものではなく、自ら設計し組み立てていくものである」という考えがあります。「組織の目標達成のために個人がある」のではなく、「個人のキャリア・ゴールを支援する」ための会社であろうとする姿勢が特徴です(※3)。
世界中の多様な仲間と仕事ができることにより、毎日発見が生まれることは、社員に良い影響を与えているようです。東京オフィスのパートナー社員も、以下のように語っています。
地域・産業・専門の経験をそれぞれに持ったグローバルな同僚と、思い立ったその日に役職、地域など全く何の壁もなく、自由に平場で議論できること。また知識の独占ではなく共有と本気のこすれ合いによりイノベーションが生まれ、お互いを高め合えるということは、そこから得られる知識・知恵にとどまらず、マインドセットの変革という意味でも大きく私を成長させてくれました。
※引用:マッキンゼー・アンド・カンパニー「坂本貴則 パートナー、 東京オフィス」
また、それに伴うグローバル案件の豊富さも、マッキンゼーの大きな特徴です。グローバルにNo.1のシェアを築いているマッキンゼーだからこそ、他のファームよりも量・質ともにスケールの大きい案件が集まってきます。その後のキャリアパスを考えた際に「グローバル案件の経験を豊富に積みたい」と思う場合、マッキンゼーはそのチャンスが多いといえるでしょう(選考対策ページより)。
(※1)参考:マッキンゼー・アンド・カンパニー「Our Offices」
(※2)参考:マッキンゼー・アンド・カンパニー「McKinsey & Company Japan」
(※3)参考:マッキンゼー・アンド・カンパニー「採用情報 コンサルタントとして働くこと」
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BCG:日本のコンサル業界をけん引する、日本No.1ファーム
ボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)はアメリカに本社を置く、世界的なコンサルティングファームです。グローバル全体では世界50を超える国々に100拠点以上の支社を持ち(※4)、日本では1966年に東京オフィスを開設しました(※5)。
最初に日本に進出した戦略コンサルティング企業ということで、日本でまだ知られていなかったコンサル業の先駆けとして、多くのトップ企業を支援してきました。そのため、グローバルでは劣るマッキンゼーに対しても、日本におけるプレゼンスでは上回っています。
また、日系戦略ファームであるDI・CDIなどはいずれもBCGからスピンアウトして出来ており、BCGが日本のコンサル業界に大きな影響を与えていることが分かります(選考対策ページより)。
(※4)参考:ボストン コンサルティング グループ「BCG Worldwide」
(※5)参考:ボストン コンサルティング グループ「BCG 日本共同代表からのメッセージ」
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ベイン:結果主義への徹底的なこだわりがある
ベイン・アンド・カンパニー(以下、ベイン)は、アメリカに本社を置く世界的なコンサルティングファームです。世界40カ国に65拠点の支社を持っています(※6)。
ベインの特徴は、徹底した結果主義です。ベインの企業ロゴが意味するのは、「True North(真北)」、つまり顧客に真っ向から向き合い、真に正しい方向を示すという企業理念です(選考対策ページより)。
顧客に真剣に向き合うベインの姿勢は業務にも現れており、公式サイトにも以下のように述べられています。
ベインは、様々な形態の「連動報酬」制をクライアントと締結しています。これは、クライアントの「結果」と当社の得る経済的なインセンティブを連動させるものです。ベインの社員は、クライアントの利益を上げるべく熱心に取り組んでおり、このコミットメントは、金銭的に連動した契約に非常に適しています。クライアントの繁栄のもと、ベインの繁栄があると言えます。
※引用:ベイン・アンド・カンパニー「ベイン・アンド・カンパニーについて ベインの信条」
あるパートナー社員は「案件が終了した後でも株式チャートを見るなどして結果に出たかどうかを見るようにしている」と話していたそうです。M&A案件でも、手を出しても企業価値が上がらないと判断した場合は「やらない方がいい」と提案することもあるようです。以上より、結果主義への強いこだわりがうかがえます(選考対策ページより)。
(※6)参考:ベイン・アンド・カンパニー「ベイン・アンド・カンパニーについて」
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ここからは3社の社風に関して、社員の人柄と思考法の違いから比較していきます。
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