ワンキャリ編集部が総力をあげてお届けする【最新版:業界研究】。
今回は、野村アセットマネジメント、アセットマネジメントOne、大和アセットマネジメント、三井住友DSアセットマネジメントの4社を比較しながら資産運用業界について解説します。
「金融業界に興味はあるけれど、資産運用業界はよく分からない……」という学生のみなさんは、ぜひ参考にしてください。
<目次>
●アセットマネジメントとは? 事業内容/提供サービスを解説
・事業内容
・ビジネスモデル
●アセットマネジメント業界の動向
・資産運用への関心が高まり市場が活性化している
・市場の活性化に伴い、大手企業を中心に求人が増加している
●アセットマネジメント業界の職種
・運用系
・営業系
●アセットマネジメント業界大手4社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益)
●アセットマネジメント業界大手4社の特徴・強み
・野村アセットマネジメント:国内市場で運用残高43.5%のシェアを誇る
・アセットマネジメントOne:国内およびアジア最大の運用資産残高を持つ資産運用会社
・三井住友DSアセットマネジメント:国内外の年金基金法人顧客に強みを持つ
・大和アセットマネジメント:大和証券の販売力と幅広い商品ラインアップ
●アセットマネジメント業界大手4社の社風の違い・制度
・野村アセットマネジメント:海外で活躍できる環境が整う
・アセットマネジメントOne:キャリアの選択肢の幅が広く働き方が柔軟
・三井住友DSアセットマネジメント:チャレンジングな社風。配属は適材適所の価値観が強い
・大和アセットマネジメント:少数精鋭で若手から活躍できる環境
●アセットマネジメント業界大手4社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
●アセットマネジメント業界で働く魅力・やりがい
・収入や待遇が非常に良い
・金融や資産運用に関する高い専門性が必要で、人材としての価値が高まる
・投資判断が成功した際に明確な数字で現れるため、達成感が大きい
●アセットマネジメント業界大手4社の選び方
・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
・情報収集ではワンキャリアの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
・手間がかかる「業界研究」はワンキャリアにおまかせ!
・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
●アセットマネジメント業界大手4社が求める人物像・選考対策
・アセットマネジメント業界が求める人物像
・アセットマネジメントの選考対策
●アセットマネジメント業界以外の業界研究記事
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アセットマネジメントとは? 事業内容/提供サービスを解説
アセットマネジメントとは、「アセット(資産)」と「マネジメント(管理・運用)」を組み合わせた言葉で、個人や法人が所有する資産を最適に運用し、その価値を最大化するための専門的なサービスを提供する業務を指します。
ここでは、アセットマネジメントの事業内容やビジネスモデルについて詳しく解説します。
事業内容
アセットマネジメントとは、投資家や機関から預かった資産を運用・管理する業務を指します。主に投資信託や投資顧問の形で、株式や債券、不動産といった金融資産に投資を行い、投資家に対して最適な運用を提供する役割を担っています(※1)。
アセットマネジメントはもともと、個人や企業の金融資産を対象にしたサービスとして金融業界で発展しましたが、現在ではその活動の幅が広がり、公共インフラである道路や橋の運用にまで適用されるようになっています。
これにより、金融業界のみならず、不動産業界や建設業界など、多岐にわたる分野でアセットマネジメントの活躍が見られるようになっています。
投資家の代わりに資産を管理・運用するというこの業務は、リスクを最小限に抑えつつ利益を最大化することが求められ、金融市場の動向を敏感に察知するスキルや、投資戦略を立案する力が重要とされています。
(※1)参考:野村アセットマネジメント「業界を知る」
ビジネスモデル
アセットマネジメント会社のビジネスモデルは、顧客の資産を運用し、その運用に対する報酬(fee)を得ることを基本としています。そのため、運用による収益がそのまま会社の利益になるのではなく、顧客に対する「運用委託報酬」が主な収益源です。
アセットマネジメント会社は、顧客資産の管理を継続的に行うため、毎年資産に対して一定の手数料を受け取ります。このように長期間にわたって手数料を得るモデルは「ストック型ビジネス」と呼ばれます。
ストック型ビジネスは、預かっているだけで報酬を得られるように見えますが、実際には長期的な信頼関係の構築や顧客のフォロー、確かな運用実績が求められるため、継続的な努力が必要です。
なお、アセットマネジメント業務の主な柱は「投資信託」と「投資顧問」の2つに分かれており、投資信託は個人投資家の資金を運用する業務、投資顧問は機関投資家(年金基金や金融機関)の資産を管理・運用する業務です(※2)。
このように、アセットマネジメントは、個人と機関の双方に対して資産運用サービスを提供している点が特徴的です。
(※2)参考:アセットマネジメントOne「アセットマネジメントOneのビジネス」
