こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【業界研究:最新版】。今回は、味の素・日本ハム・明治グループ(明治・Meiji Seikaファルマ)(以下、明治)・マルハニチロ・日清食品・江崎グリコについて分析します。
<目次> ●食品業界とは? 事業内容/提供サービスを解説 ・食品業界のビジネスモデル ●食品業界(メーカー)の業界動向 ・全体の動向 ・業界分類ごとの動向 ・食品業界の展望 ●食品業界(メーカー)の仕事内容・主な職種 ・研究開発 ・商品企画 ・販売促進 ・生産・品質管理 ・営業職 ・コーポレート職 ●食品業界メーカー大手6社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益/営業利益率) ●食品業界メーカー大手6社の特徴・強み ・味の素:国内トップに甘んじず、世界を舞台に活躍する食品メーカー ・日本ハム:独自のサプライチェーンで幅広い事業を手がける ・明治:有名商品・ブランドを通じて「食と健康」を届ける国内屈指の食品メーカー ・マルハニチロ:国内外に存在感を発揮する世界最大規模の水産物サプライヤー ・日清食品:高い製品ブランド力 ・江崎グリコ:お客様の健康を第一に幅広い事業を手がける ●食品業界メーカー大手6社の社風の違い・制度 ・味の素:「人を大切にする」を体現するホワイト企業 ・日本ハム:風通しの良い活気のある企業 ・明治:「年齢×目的」で幅広い層に商品を届ける明治 ・マルハニチロ:幅広い職種を経験し、唯一無二の人材になれる環境 ・日清食品:真面目に他社が挑戦しないことに取り組む風土 ・江崎グリコ:手厚い福利厚生で長期的に働ける環境 ●食品業界メーカー大手6社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数 ●食品業界(メーカー)で働く魅力・やりがい ・多くの人が知る商品に携われる ・スケールの大きい仕事に携われる ●食品業界メーカー大手6社の選び方 ・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう! ・情報収集ではワンキャリアの【選考対策ページ】を有効活用しよう! ・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう! ・手間がかかる「業界研究」はワンキャリアにおまかせ! ・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ! ・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう ●食品業界メーカー大手6社が求める人物像・選考対策 ・食品メーカーが求める人物像 ・食品メーカーの選考対策 ●おわりに
▼業界理解が深まったら企業分析をしよう▼
食品業界とは? 事業内容/提供サービスを解説
食品メーカーとは、私たちの日常で消費する食品や飲料を製造し、消費者や企業に提供する企業のことを指します。
食品メーカーの主な仕事は、原材料の調達から食品の開発、製造、そして流通までの全ての工程を管理し、商品として市場に送り出すことです。食品メーカーは、加工食品・飲料・調味料などを幅広く扱い、特に加工食品を主力とする企業が多い傾向にあります。
この業界は、安定性が高く、食という人々の生活に欠かせない分野を支えるため、就職先として非常に人気があります。また、食品メーカーの就職競争率は非常に高く、特に明治や森永乳業、味の素などの大手企業は、内定競争倍率が数百倍にのぼることもあるため(※1)、就職難易度が非常に高いことが特徴です。
このように食品メーカーは、生活に欠かせない食を支える企業として、高い社会的意義を持つだけでなく、就活生にとっても人気の高い業界といえるでしょう。
(※1)参考:東洋経済オンライン「内定競争倍率『高い50社、低い50社』はどこか」
食品業界のビジネスモデル
食品が消費者の手に届くまでは、「生産」から「販売」まで、複数の段階を経るサプライチェーンが存在しています。ここでは、サプライチェーンの各段階を担う、農林水産業、仲介業、製造業、小売業の4つの業種の役割について説明します。
まず、農林水産業において、穀物や生鮮食品などの原材料が生産されます。これらの原材料は多くの場合、仲介業者(商社や食品卸売業者)に引き継がれます。仲介業者は、国内外での調達や大量製品の物流を担い、取引の円滑化を支えています。
次に、製造業者(食品メーカー)は仲介業者から原材料を仕入れ、加熱や加工を経て調味料や冷凍食品などの最終的な製品へと加工します。
最後に、完成した製品は再び仲介業者を通じて小売業(スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど)へ納品されます。小売業はこれらを陳列・販売し、消費者の食卓へ届けられます。
このように、食品業界は各段階が連携しつつ、厳格な品質管理のもとで製品が流通しています。
