こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】。
今回は「鉄鋼商社業界」について解説します。鉄鋼商社で有名な「JFE商事・伊藤忠丸紅鉄鋼・阪和興業・メタルワン」を比較しながら、4社それぞれの企業風土と選考対策を紹介します。
<目次> ●鉄鋼商社とは? 事業内容/提供サービスを解説
・事業内容
●鉄鋼を扱う商社について
・総合商社
・総合商社系専門商社
・独立系専門商社
・メーカー系専門商社
・二次問屋
●鉄鋼商社業界全体の動向
・世界的な鉄鋼需要の増加
・原料価格の高騰
・環境規制の強化
・中国の鉄鋼産業の台頭
●鉄鋼商社の仕事内容・主な職種
・文系職種
・理系職種
・文系・理系を問わない職種
●鉄鋼商社業界大手4社の業績比較・ランキング(売上高/営業利益)
●鉄鋼商社業界大手4社の特徴・強み
・JFE商事:親会社の強力なネットワークを持つグループ会社
・伊藤忠丸紅鉄鋼:強力な海外ネットワークを持つグローバル企業
・阪和興業:独立系ならではの強みを生かし、幅広い事業を展開
・メタルワン:「変革と挑戦」で飛躍的進歩を成し遂げる、世界最大の鉄鋼総合商社
●鉄鋼商社業界大手4社の社風の違い・制度
・JFE商事:川上から川下まで事業に携われる。海外勤務率も高い
・伊藤忠丸紅鉄鋼:鉄鋼商社業界の中でもワークライフバランスが保ちやすい
・阪和興業:独立系商社ゆえの個の力が重視される
・メタルワン:少数精鋭体制。裁量のある環境で経験を積める
●鉄鋼商社業界大手4社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
●鉄鋼商社で働く魅力・やりがい
・社会に欠かせない鉄に携われる
・日本のものづくり産業を支えるやりがいがある
・グローバルな視点で活躍できる
・人との信頼関係を活かせる
・大規模な仕事に携われる
●鉄鋼商社業界大手4社の選び方
・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出す
・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用する
・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用する
・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ
・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ
・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理する
●鉄鋼商社業界大手4社が求める人物像・選考対策
・鉄鋼商社が求める人物像
・鉄鋼商社の選考対策
●鉄鋼商社業界以外の業界研究記事
▼業界理解が深まったら企業分析をしよう▼
▼説明会ならワンキャリア▼
ワンキャリアでは就活に役立つイベントを多数開催しています。悩みに応じて参加するイベントを選べるので、自分のペースで就活を進めることができます。
イベント例
- 合同説明会:外資系企業からベンチャー、日系大手まで幅広く企業を見てみたい人におすすめ
- 企業座談会:企業や業界についてより詳しく知りたい人におすすめ
- 就活セミナー:自己分析やES作成法、業界研究など、就活ノウハウについて知りたい人におすすめ
鉄鋼商社とは? 事業内容/提供サービスを解説
鉄網商社とは、鉄鋼製品の販売や輸出入を専門に行う商社を指します。
具体的には、鉄網メーカーから鉄板や鉄管などの鉄網製品を仕入れ、建設会社や製造会社などに販売することをしています。また、国間での鉄網製品の輸出入にも携わり、日本から海外への輸出(Out)や、海外から日本への輸入(In)を行っています。
事業内容
ここでは、鉄網商社の主な事業内容について詳しく解説します。

トレーディング:鉄鋼メーカーと企業をつなぐ
トレーディングとは、国内外にいる売り手と買い手の仲介を行い、取引の成功に向かって取り組む活動のことを意味します。
そこで、鉄網会社の場合、鉄網製品を仕入れた後、それらを自動車メーカーや建築会社を含めたさまざまな業界の企業に向けて販売します。消費者ではなく、企業を対象に売ることで、BtoBビジネスモデルであることが分かります。
さらに、金融面における取引全般をサポートする役割を果たしており、金融リスクの管理やメーカーへの情報提供を通じて利益を生み出しています。
加工:ニーズに合わせた鉄鋼製品の加工
鉄網商社では、仕入れた鉄鋼製品を顧客のニーズに応じたサイズや形状に加工する事業を展開しています。これは、製品に付加価値を加え、顧客にとっての利便性を高めるためです。
最近の鉄鋼メーカーが単なる加工に止まらない理由は、商社を介さず直接消費者に届ける動きがあるためです。そうした中で、鉄鋼商社の存在感を出すために、商社ならではの価値を提供することが求められるようになりました。
事業投資:資源採掘事業へ投資する
商社では、鉄網の素材である、鉄鉱石や石炭の採掘事業への投資活動も行っています(※1)。そうすることで、顧客となる鉄網メーカーに対して継続して安定的に供給できます。顧客との長期的な信頼関係を築くためにも、欠かせない活動だといえるでしょう。
(※1)参考:三菱商事「主力事業の歴史と強み」
