ONE CAREER(ワンキャリア)
  • 企業検索
  • 選考・イベント
    • 本選考
    • インターン
    • 説明会・セミナー
    • 合説・座談会
  • ES・体験談
    • ES・体験談を探す
    • クチコミを探す
    • ESの達人(自動作成ツール)
    • 投稿する(謝礼あり)
  • 特集・番組
    • 就活記事
    • 企業動画
  • 就活支援サービス
ログイン / 会員登録
採用担当者様はこちら
マイページ
スカウト
お知らせ
申込済み...
就活支援...

ONE CAREER for Engineer
ONE CAREER PLUS(転職)
キーワード検索
  • 業界から企業をさがす
  • クチコミからさがす
就活サイトトップ就活記事OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説

OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説

OB訪問とは
2025年1月16日(木) | 174,496 views

こんにちは、ワンキャリ編集部です。

就職活動の相談でよく伺うのが「OB・OG訪問ってした方がいいでしょうか?」というご質問。この問いには、OB・OG訪問が正直に面倒だという本音が隠れているかと思いますが、「受けなくてもいい人」も存在するのも事実です。

今回はOB・OG訪問とは何か、メリットややり方についてご紹介します。

<目次>
●OB・OG訪問とは?
●OB・OG訪問はいつから始める?
●OB・OG訪問のメリット
 ・社員の生の声を聞ける
 ・選考対策になる
●OB・OG訪問が必要な人・しなくてもいい人の特徴
 ・OB・OG訪問が必要な人/就活が有利に進められる人
 ・OB・OG訪問をしなくてもいい人
●OB・OG訪問のやり方|OBを探す方法
 ・大学の先輩に頼む
 ・大学のキャリアセンターを利用する
 ・企業説明会や就活イベントで出会った社員に頼む
 ・企業の人事に直接連絡する
 ・逆求人サイトのメッセージで頼む
 ・OB・OG訪問用のウェブサイト・アプリを使う
 ・SNSでOB・OG訪問の相手を探す
●OB・OG訪問のやり方|事前準備編
 ・日程調整してアポイントをとる
 ・OB・OGの所属やバックグラウンドを事前チェックする
 ・企業分析を入念に行い、踏み込んだ質問を考える
 ・質問リストを事前に送付する
 ・リマインドメールを送る
●OB・OG訪問のやり方|当日編
 ・【対面時】余裕を持って待ち合わせ場所に向かう
 ・【オンライン時】接続確認のうえ、5分前には入室する
 ・丁寧にあいさつをする
 ・名刺をもらったら適切な場所に置く
 ・会話中はメモを取る
 ・相槌を打つなど反応を心がける
 ・当日中にお礼のメールを送る
●OB・OG訪問に関するよくある疑問点
 ・OB・OG訪問時の服装は?
 ・OB・OG訪問はどこで実施する?
 ・OB・OG訪問の長さはどのくらい?
●OB・OG訪問ができない人向け:人気の「凸ゲキ!代わりにOBOG訪問!」一覧
●まとめ

OB・OG訪問とは?

OB・OG訪問とは、実際に企業で働く方に対して、会社や仕事についての話を伺うことです。OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いに紹介してもらったり、就活イベントを活用して社員と接点を持ったりすることで機会が作れます。

「就職白書2024」によると、OB・OGなど社会人の先輩を訪問した就活生の平均訪問人数は4.74人であり、平均訪問社数は2.84社でした(※1)。このことから、OB・OG訪問を行う就活生は、複数の企業に対して4人以上のOB・OGと接点を持っているといえます。

(※1)参考:『就職白書2024』データ集「【学生】2024年卒就職活動振り返り調査」

OB・OG訪問はいつから始める?

OB・OG訪問は、就活が本格的に始まる前の1月~3月がおすすめです。早い場合、10月ごろから始める学生もいます。

就活解禁後は選考準備で忙しくなり、またOB・OG訪問を希望する学生が増えるため、希望通りに実施できない可能性があります。余裕を持ち、なるべく早めにOB・OG訪問をしましょう。



OB・OG訪問のメリット

OB・OG訪問のメリットは大きく2つあります。


社員の生の声を聞ける

OB・OG訪問では、社員の生の声を聞くことができます。具体的に、次の3点についてリアルな意見を聞けるでしょう。


会社の実情を知れる


まず、OB・OG訪問を通して、会社の実情を詳しく知ることができます。

インターンシップや説明会でも社風・ビジョンの説明はあります。ですがOB・OG訪問では、入社前と入社後のイメージの変化や会社の雰囲気など、よりリアルな話を聞くことができます。社風をイメージしやすくなり、入社後のミスマッチ防止にもなるでしょう。

内定者のOB・OG訪問体験談

1名にOB・OG訪問を実施し、実際の1日の業務内容や社風・社内の成果に対する評価軸などを質問しました。
研究室のOBでしたが、失礼のないように日程調整などのメールの文面を構築しました。
聞きたいことに加え、自身の研究の概要を説明できるような準備をして挑む事が大切です。
基本的には親身になって話を聞いてくれるため質問は遠慮せず、人事には聞きにくいような給与や残業についてここで聞くと良いと思います。

※出典:ソニーグループ|技術系コース:半導体・デバイス・材料2024年卒本選考のOB・OG訪問

会社の実情について、ぜひ詳しく尋ねてみましょう。

▼企業研究について詳しく知りたい方はこちら
・企業研究のやり方を解説!企業研究ノートの作成方法や項目を紹介


業界や職種について知れる


次に、OB・OG訪問を通して、特定の業界や業種について理解を深められます。

OB・OG訪問では、業界内での立ち位置や競合他社との比較など、説明会などでは聞きづらいことも質問できます。実際に働く社員への質問を通して、その業界・職種の具体的な仕事内容や働き方、やりがい、デメリットなど、深く知れるでしょう。

▼業界研究・職種について詳しく知りたい方はこちら
・【業界研究:34業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
・【代表的な職種一覧】業種との違いや種類ごとの適性・志望動機をご紹介


キャリアや人生設計を知れる


3点目は、社員のこれまでのキャリアや人生設計を知れる点です。

入社後のキャリアや今後のキャリアプランを質問することで、具体的なイメージが湧き自分自身のキャリア設計の参考になるでしょう。また、何か目標がある場合は、それをその会社でかなえられるか確認できます。

内定者のOB・OG訪問体験談

計6名にOB・OG訪問を実施しました。
自分が挑戦したいカンパニーが決まっていたので、その方々に訪問し、業務レベルでの事業内容・長期的なキャリアの変遷や今後のキャリアビジョンなどを伺いました。
事前に質問項目や自己紹介資料を送ることも意識し、大変お忙しい中、学生に時間を割いてくれていることに感謝の気持ちをもって臨みました。

※出典:伊藤忠商事|総合職2024年卒本選考のOB・OG訪問

キャリアや人生設計など、OB・OG訪問でしか聞けない深い話をぜひ尋ねてみましょう。


選考対策になる

OB・OG訪問のもう1つのメリットとして、選考対策があります。


社員からの評価が選考に影響する可能性がある


業界・企業によっては、OB・OG訪問の有無や社員からの評価が選考に影響する場合があります。OB・OG訪問の実施回数が多ければ「熱意がある」と評価されたり、筋の良い質問をすれば「優秀だ」と評価されたりします。

OB・OG訪問を通して、企業によっては特別選考に進める場合もあるため、志望度の高さをアピールしましょう。


面接やエントリーシート(ES)の内容に説得力が増す


OB・OG訪問で得た情報を面接やESに活用することで、説得力の高い回答ができます。

面接やESで「志望動機」や「キャリアプラン」がよく聞かれます。会社のホームページや説明会で得られる情報は多くの学生が知っています。OB・OG訪問で実際の社員から社風や事業内容、キャリアプランを聞くことで、より具体的で差別化された志望動機・キャリアプランを回答できるでしょう。

▼面接・ESについて詳しく知りたい方はこちら
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策


面接練習になる


OB・OG訪問は、面接練習としても有効です。

志望企業の社員と1対1で話すため、ある程度緊張感があるでしょう。また、社員側から志望動機などを聞いてくれる場合もあり、実際の面接のような状況になります。

内定者のOB・OG訪問体験談

1名に最終面接前に不安を払拭(ふっしょく)する目的でOB・OG訪問を実施しました。
福利厚生や仕事のやりがい、社員やお客さまと接する際に意識していることなどを質問しました。NG質問がなく、親身に質問に答えてくださったため特に注意することはありませんでした。

※出典:住友生命保険|総合キャリア職(Gコース)2024年卒本選考のOB・OG訪問

このように、OB・OG訪問は面接練習としても活用できます。

OB・OG訪問が必要な人・しなくてもいい人の特徴

OB・OG訪問が必要な人/就活が有利に進められる人

まずは、OB・OG訪問を絶対にすべき人をご紹介します。


リクルーター制度がある会社を受ける人


リクルーター制度(※2)がある会社を受ける就活生はOB・OG訪問を必ず受けなくてはいけません。リクルーター制度はOB・OG訪問からスタートする採用形式であるため、訪問することが応募の必須条件ともいえます。リクルーター制度を採用している代表的な業界は金融・保険・インフラ・通信です。

(※2)……人事から依頼されて社員が採用を支援する制度のことで、学生をカフェなどに呼び出して優秀者の絞り込みを行います。OB・OG訪問を兼ねた面接ともいえるでしょう。


OB・OG訪問の有無を重視する業界で就活をする人


OB・OG訪問の有無で、選考へ進めるか決まる業界や企業もあります。

商社・銀行・保険などの人気企業では、優秀な学生が内定を競い合うため「熱意」が重要視される場合があります。その指標として「OB・OG訪問」などを活用する傾向にあるのです。

そういった企業ではOB・OG訪問の有無が選考の予備選抜になっているため、少なくとも10人くらいはOB・OG訪問を受けることをおすすめします。積極的に社員にコンタクトを取り、熱意をアピールしましょう。


仕事の仕方に譲れない条件がある人


「どうしても育児休暇が取りたい」「30歳までに管理職になりたい」といった明確な働き方の条件がある方は、OB・OG訪問が必須と考えてください。企業説明会では人事部から基本的な会社の概要しか伝えられないため「この部署は激務で成長できるけど、あの部署はまったりしている」といった詳細な情報は得られません。自分のキャリアビジョンや就活の軸・やりたい仕事がハッキリしている人は、OB・OG訪問という企業研究の貴重な機会を生かして、その企業が条件に見合うか確認しましょう。


会社を「人」で決めたい人


この人と一緒に働きたいと思った、というのは最後に内定先を決める決定打になることが多いようです。そのため、できる限り志望企業の「人となり」「雰囲気」を知るためにもOB・OG訪問は欠かせません。後で失望しなくてもいいように、必ず興味のある企業1社につき、複数の方からお話を伺い、参考にしましょう。


OB・OG訪問をしなくてもいい人

次に、OB・OG訪問をしなくてもいい人の特徴についてもご案内します。


OB・OG訪問の有無を上回る経歴を持っている人


在学時から世界トップクラスの研究をしており、志望企業の仕事内容的にその研究が求められていることがハッキリしている場合は、OB・OG訪問よりも研究を優先することをおすすめします。ただし生半可な研究成果では通用しません。私が知っている事例では、学部生にもかかわらず世界で有名な学術誌に論文が掲載されるレベルの研究を行う学生がOB・OG訪問をすることなく内定を手に入れていました。


外資系企業など、熱意より能力重視の企業だけを受ける人


一部の外資系企業をはじめとして、何よりも能力を重視する会社が存在します。そのような企業ではOB・OG訪問による熱意アピールは特に意味をなしません。あなたの能力が綿密に査定されますので、実力勝負と心得て、地頭やリーダーシップを裏付けるエピソード作りに専念しましょう。


社会人経験が豊富にあり、応募先の事情に精通している人


最後に、社会人経験が豊富にある学生の場合です。例えば、長期インターン先の会社が取引をしている会社へ新卒採用で応募するような場合がこれに該当します。取引を通じて先方の事情をよく知っているのであれば、熱意アピールのためだけにOB・OG訪問をする必要性は薄いでしょう。

また、志望企業での勤務経験が長期間ある場合も、OB・OG訪問は不要です。ベンチャーでの長期インターンがこれに当たります。既に社内で活躍しており、学生ながら成果を出せているのであれば企業側から積極的に採用オファーを出すことも珍しくありません。

OB・OG訪問のやり方|OBを探す方法

ここまで、OB・OG訪問のメリットをお伝えしました。ですが、OB・OGをどうやって探せばいいか分からない方もいるでしょう。そこで、OB・OGの探し方を複数ご紹介します。


大学の先輩に頼む

まず、ゼミや部活・サークルなどの知っている先輩に依頼してみましょう。

もともとの知り合いであるため、踏み込んだ話も聞きやすく、良い評価を付けてくれる可能性もあるでしょう。さらに、その相手の知り合いを紹介してもらうことで、OB・OG訪問の機会が広がるでしょう。


大学のキャリアセンターを利用する

OB・OG訪問を頼める知り合いがいない場合もあるでしょう。この場合、大学のキャリアセンターを訪ねましょう。同じ大学出身のOB・OGを見つけられます。

ただし個人情報保護法の観点で、申請した一部の卒業生の連絡先しかない可能性があります。必ずしも志望企業のOB・OGが見つかるとは限らない点がデメリットです。


企業説明会や就活イベントで出会った社員に頼む

自分と同じ出身大学のOBがいないときには、就職活動イベントで企業社員とのコネクションを作りましょう。例えば企業の説明会で名刺をもらい、後日あらためてOB・OG訪問もできます。

そういった場で名刺をもらう学生は少ないので、OB・OG訪問を快諾してくれる可能性があります。1人OB・OG訪問ができれば、その後はその企業の社員から他の社員を芋づる式に紹介してもらえます。


企業の人事に直接連絡する

志望している企業の人事に、OB・OG訪問を申し込む方法もあります。

もちろんすべての企業が対応してくれるとは限りませんが、対応してもらえた場合は、確実にその企業で働くOB・OGに出会えるのがこの方法のメリットです。

企業によっては、採用活動の一環としてホームページから社員訪問を申し込めるように制度化されていることがあります。しかし、企業公認であることもあって、予約が取りにくいことがほとんどです。

失礼な態度をとれば評価が下がる一方で、評価されれば選考が有利になる可能性もあります。しっかり準備しましょう。


逆求人サイトのメッセージで頼む

逆求人サイトを活用してOB・OGを探す方法もあります。

企業側からオファーやスカウトが届いていればメッセージを送れるので、ぜひOB・OG訪問をお願いしてみましょう。オファーを送ってきた企業はあなたに興味を持っているため、承諾してくれるでしょう。

以下、おすすめの逆求人サイトをいくつかご紹介します。

逆求人サイト
・OfferBox
・career ticket scout
・キミスカ
など


OB・OG訪問用のウェブサイト・アプリを使う

最近は、OB・OG訪問のマッチングサービスも充実しています。あまり共通項のない社員がほとんどだとは思いますが、ツテがなければ使ってみてください。

以下、おすすめのOB・OG訪問マッチングサービスをいくつかご紹介します。

OB・OG訪問マッチングサービス
・Matcher
・ビズリーチ・キャンパス
・デザイン思考カレッジ
など


SNSでOB・OG訪問の相手を探す

SNSを利用してOB・OGを探す方法もあります。所属企業や所属部署がプロフィールから判断できる場合、有効でしょう。

最近はXで、いわゆる「業界アカ」として発信している人も存在し、直接アポイントを取ることも可能です。

Facebookについては、最近企業名でのユーザー検索ができなくなってしまったので、難しいかもしれません。できたとしても、失礼のないように連絡しましょう。

OB・OG訪問のやり方|事前準備編

ここからは、OB・OG訪問の事前準備について解説します。


日程調整してアポイントをとる

OB・OGを見つけたら、まずはアポイントをとりましょう。

OB・OGの都合を考慮し、日程や時間帯に融通が利くように意識し、丁寧かつ簡潔な文章を心がけましょう。

依頼メールの例をご紹介します。

【件名】
OB・OG訪問のお願い(◯◯大学 井口太郎)

【本文】
◯◯株式会社◯◯部
▲▲様

突然のメール失礼いたします。
◯◯大学◯学部◯学科に在籍しております、3年の井口太郎と申します。

現在、△△△△年新卒入社に向けて就職活動をしており、貴社を志望しております。
(紹介者名)から、▲▲様のご連絡先を紹介していただきました。(or大学のキャリアセンターにてご連絡先を伺いました。)

貴社への理解を深めたいと思っており、仕事内容についてお話をお伺いさせていただきたく、ご連絡いたしました。

ご多用中と存じますが、お受けいただけるようでしたら、▲▲様のご都合のよろしいときにお目にかかりたく存じます。
書中でのお願いで大変恐縮ではございますが、ご検討いただけますと幸いです。

--------------------------------------------------------------
◯◯大学◯学部◯学科3年 井口太郎 (Iguchi taro)
TEL:080-****-****
Mail:*******************@************.ac.jp
--------------------------------------------------------------


OB・OGの所属やバックグラウンドを事前チェックする

会社ごとには事業領域の幅があり、領域ごとにカルチャーが大きく異なります。そのため、的確な質問を行うためには、OBの方が「どの企業か」以上に「どの部署でどんな仕事をされている方か」が重要です。

弊社を例にとると、とある部署の投資を担当するチームと、化学品を扱う部署の物流担当するチームでは、同じ年次の社員でも仕事の時間軸や対峙(たいじ)する現場の感覚も大きく異なっています。
※引用:ONE CAREER「【現役商社マンが指南】50名にOB訪問をされたから分かる、総合商社OB訪問で好印象を得る質問の特徴」

OBの方のバックグラウンドに合わせて、的確な質問を行うためにも、気軽に聞けそうなOBであれば、LINEやFacebookなどで事前に連絡をとり確認させてもらうとよいでしょう。


企業分析を入念に行い、踏み込んだ質問を考える

筋の良い質問をするためには、入念な事前準備が不可欠です。

せっかくOB・OG訪問を実施できたとしても、質問内容によっては、社員からの回答の抽象度が高かったり、採用ページにある情報しか得られなかったりすることがあります。反対に、採用ページにはない情報を得られた場合、選考で企業に対する志望度の高さを伝える際に効果的です。

ここでは、総合商社志望の学生のOB・OG訪問の体験談をご紹介します。

【準備方法】
企業の採用ホームページや説明会で得た情報だけでなく、他の公開情報もふまえて多角的に分析。
■ アニュアルレポート(*ステークホルダー向け)
例:三菱商事「統合報告書 2017」
■ 決算説明資料(ステークホルダー向け)
例:伊藤忠商事「決算公表資料(短信等) 2017年度」

*ステークホルダー……利害関係者。具体的に消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入れ先、得意先、地域社会、行政機関など ■アナリストレポート(投資家向け)
・Yahoo!ファイナンス:ヤフー(Yahoo! JAPAN)プレミアム会員になると閲覧可能 ※会費は月1,188円
例:三菱商事
・SBI証券:口座を持つことで無料で閲覧可能 ※「評価レポート」の欄から確認可能
例:三井物産 【実際の質問】 ・「私は1つの案件を自ら作り、完結するところまで一貫してできるような働き方をしたいと考えています。事業投資を行う際、投資案件は投資担当の方が自ら入手されるのでしょうか? あるいは分業制で社内の営業担当の方が顧客から入手してくるのでしょうか?」 ・「ニュースリリースで見る限り、大半は出資比率が20%以下のマイナー出資でした。事業投資先の出資比率が100%ではない場合、他株主との折衝・交渉という仕事も出てくると思います。交渉はどのようなプレーヤーとどういった論点で交渉を行うのでしょうか?」 ※出典:ONE CAREER「【現役商社マンが指南】50名にOB訪問をされたから分かる、総合商社OB・OG訪問で好印象を得る質問の特徴」

こちらの記事ではOB・OG訪問の質問について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

▼OB・OG訪問の質問について詳しく知りたい方はこちら
・OB・OG訪問の質問リスト【厳選50選】 深い内容を聞くコツ・前日に送るメール例


質問リストを事前に送付する

質問を考えたら、事前に質問リストを共有しましょう。

訪問相手が事前に質問内容が分かっていると、ある程度答えを考えた上でOB・OG訪問の対応ができるため、深い内容を聞き出すこともできるでしょう。

内定者のOB・OG訪問体験談

面談がスムーズになるように事前に質問リストを作成し共有した。面談では、私の質問内容に合わせて会社説明資料を用意してくださったので、事前準備は重要だと感じた。また、年次の若い方を訪問したので、わりと突っ込んだ質問もいくつかした。

※出典:住友商事|プロフェッショナル職2022年卒本選考のOB・OG訪問

早めに共有することで、「事前準備をきちんと行う学生」 = 「志望度が強い学生」と評価される場合もあります。遅くても前日までには送付しましょう。

OB・OG訪問前に質問リストを送付する際のメールの例をご紹介します。

【件名】
OB・OG訪問での質問について(◯◯大学 井口太郎)

【本文】
◯◯会社 ◯◯部
▲▲様

お世話になっております。
◯◯大学◯学部◯学科の井口太郎です。

この度は、ご多用のところOB・OG訪問をお引き受けいただきまして、誠にありがとうございます。
当日伺いたい質問を事前にお知らせしますので、ご確認いただけますと幸いです。

・(質問)
・(質問)
・(質問)

以上でございます。
お忙しい中恐縮ですが、何卒(なにとぞ)よろしくお願いいたします。

--------------------------------------------------------------
◯◯大学◯学部◯学科3年 井口太郎 (Iguchi taro)
TEL:080-****-****
Mail:*******************@************.ac.jp
--------------------------------------------------------------


リマインドメールを送る

OB・OG訪問の前日に、リマインドメールを送りましょう。キャンセルや当日のトラブルを防げます。

OB・OG訪問前日のリマインドメールの例をご紹介します。

【件名】
明日のOB・OG訪問について(◯◯大学 井口太郎)

【本文】
◯◯会社 ◯◯部
▲▲様

お世話になっております。
◯◯大学◯学部◯学科の井口太郎です。

この度は、ご多用のところOB・OG訪問をお引き受けいただきまして、誠にありがとうございます。
明日は15:00に◯◯でお待ちしております。
何卒(なにとぞ)よろしくお願いいたします。

--------------------------------------------------------------
◯◯大学◯学部◯学科3年 井口太郎 (Iguchi taro)
TEL:080-****-****
Mail:*******************@************.ac.jp
--------------------------------------------------------------

こちらの記事では、OB・OG訪問のメールについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

▼OB・OG訪問のメールについて詳しく知りたい方はこちら
・【例文つき】OB/OG訪問のメールの書き方|返信するときのルールを解説

OB・OG訪問のやり方|当日編

ここからは、OB・OG訪問当日に気を付けたい点についてご紹介します。


【対面時】余裕を持って待ち合わせ場所に向かう

OB・OG訪問に限らずですが、遅刻はNGです。対面の場合、事故や遅延の可能性を考慮し、早めに動きましょう。

万が一遅刻しそうであれば、分かった時点でOB・OGに連絡しましょう。


【オンライン時】接続確認のうえ、5分前には入室する

オンラインの場合、事前にリンクや接続、音声や画面を確認しておきましょう。また、当日は5分前までに入室しましょう。

こちらの記事では、オンライン面接時のマナーを詳しく解説しています。オンラインのOB・OG訪問についても参考になるでしょう。

▼面接のマナーについて詳しく知りたい方はこちら
・【面接マナー】新卒就活の決定版!集団面接やオンライン面接も解説


丁寧にあいさつをする

OB・OGと合流したら、丁寧にあいさつしましょう。以前から知っている先輩であっても、相手が社会人であることを意識しましょう。

あいさつに加え、OB・OG訪問を快諾いただいたお礼と簡単な自己紹介も一緒に伝えましょう。

▼OB訪問のマナーについて詳しく知りたい方はこちら
・【こんなOB・OG訪問は落ちる】学生が知らない、失礼にあたるマナー11例を社会人のホンネ付きで再現してみた


名刺をもらったら適切な場所に置く

対面で名刺をもらった場合、次のように対応します。

1. 立ち上がって両手で受け取る
2. 「ありがとうございます。頂戴します。」と伝える
3. 自分から見てテーブルの左側に置く
4. 複数人の場合、席順に並べて置く

名刺を雑に扱うことはマナー違反にあたります。丁寧に扱いましょう。


会話中はメモを取る

メモを取りながらOB・OGの話を聞きましょう。熱心に話を聞いている印象をOB・OGに与えることで、評価につながる可能性があります。

対面の場合、筆記用具とノートを持参しましょう。


相槌を打つなど反応を心がける

OB・OGの話を聞くときは、適度に相槌(あいづち)を打ちながら反応しましょう。メモを取ることに必死になりすぎないように注意してください。

オンラインの場合は特に反応が伝わりづらいため、積極的に反応するように心がけましょう。


当日中にお礼のメールを送る

OB・OG訪問後は、必ず当日中にお礼のメールを送りましょう。社会人にとっては、お礼メールや報告を当日中に行うのが仕事を行う上での最低限のマナーです。

お礼メールには、以下の内容を含めましょう。

・訪問を受け入れていただいたことへのお礼
・カフェなどでごちそうになったことへのお礼
・話したことで学べたこと・役に立ったこと
・これからどのように生かすか

OB・OG訪問後のお礼メールの例をご紹介します。

【件名】
OB・OG訪問の御礼(◯◯大学 井口太郎)

【本文】
◯◯株式会社◯◯部
▲▲様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部◯学科の井口太郎です。

本日はご多用のところ、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
▲▲様のお話から自分のビジョンがはっきりとし、貴社で働かせていただきたい気持ちがさらに強まりました。
特に今日の「(具体例)」のお話は、(感想)で印象に残り、大変勉強になりました。

これから▲▲様からいただいた貴重なお話を参考に、さらなる企業研究を進めて参ります。
またご相談させていただくこともあるかもしれませんが、その際は、ご指導よろしくお願いいたします。

貴重なお時間をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

--------------------------------------------------------------
◯◯大学◯学部◯学科3年 井口太郎 (Iguchi taro)
TEL:080-****-****
Mail:*******************@************.ac.jp
--------------------------------------------------------------

OB・OG訪問に関するよくある疑問点

最後に、OB・OG訪問に関してよくある疑問点にお答えします。




OB・OG訪問時の服装は?

指定がない場合はリクルートスーツがおすすめです。私服と指定された場合、オフィスカジュアルと考えましょう。通常の選考と同様の身だしなみを意識してください。

こちらの記事では、身だしなみについて解説しています。ぜひ参考にしてください。

▼身だしなみについて詳しく知りたい方はこちら
・【身だしなみ:男性編】就活で好印象な髪形・スーツなどのチェックリスト
・【身だしなみ:女性編】就活で好印象の髪形・スーツなどのチェックリスト


OB・OG訪問はどこで実施する?

OB・OG訪問の場所は、OB・OGからの提案を待ちましょう。遠方の場合はこちらからオンラインを提案しましょう。

OB・OGの仕事の合間に行う場合、社内の会議室、オフィスビルのカフェ、営業先近くのレストランなど、OB・OGの都合の良い場所を指定してもらいましょう。

OB・OGからこちらで決めるようにと言われた場合は、OB・OGの来やすさ・帰りやすさを考慮して候補を複数提示しましょう。


OB・OG訪問の長さはどのくらい?

OB・OG訪問は、30分~1時間実施する場合が多いです。

短すぎると聞きたいことを全て聞けませんが、長すぎるとOB・OGの負担になります。アポイントを取るときに時間を提示し、OB・OGの都合・希望に合わせて調整しましょう。

話が盛り上がって予定時間を超えそうな場合は、「予定時間を過ぎますが大丈夫ですか?」と確認しましょう。

OB・OG訪問ができない人向け:人気の「凸ゲキ!代わりにOBOG訪問!」一覧

時間的な問題や地理的な問題で、「どうしても」OB・OG訪問ができない場合は、ワンキャリアの「凸ゲキ!代わりにOBOG訪問!」を参考にしてください。この体験記では、大学生の目線で一流企業の社員に対して志望動機や仕事内容、実際に経験したこと、持っている価値観などを質問しています。

OB・OG訪問を予定している人も、これらの記事を読んでおけば、OB・OG訪問の雰囲気や上手な質問の方法が学べるはずです。ぜひ参考にしてください。

▼人気の「凸ゲキ!代わりにOBOG訪問!」一覧
・【三菱UFJ不動産販売】三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が保持する圧倒的な顧客基盤を元に不動産売買をサポート。三菱UFJ不動産販売の総合職 ・【神鋼商事】求めるのは「誠実」な人材。明日のものづくりを支え社会に貢献する「神鋼商事」 ・【カシオ計算機】「子育て中の現役マネージャー」が語る。カシオ計算機で実現するキャリアと家庭の両立 ・【ワンキャリア】「誰のもとでマーケティングを学ぶか」。ワンキャリアだから経験できる新卒マーケターの醍醐味とは

まとめ

以上、OB・OG訪問のメリットややり方、必要な学生と不要な学生についてお伝えしました。

OB・OG訪問が明確に必要ないのは、「既に社会人として活躍できる要素を備えており、志望企業がOB・OG訪問を評価指標においていない場合のみ」です。

また、上記の条件に当てはまる方でも、なるべくOB・OG訪問を行うことをおすすめします。

OB・OG訪問によって説明会だけでは見えなかった良し悪しが見え、業界全体への理解、ひいては企業理解が深まることは間違いありません。OB・OG訪問をすべきか迷ったら、まずは最初の1人、同じゼミやサークルの先輩からで構いませんのでスタートしてみましょう。

▼就活記事の総集編まとめ
・27卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
・就活メール【例文6選】基本マナーや署名の仕方、返信、日程調整のテンプレを紹介
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文
・【代表的な職種一覧】業種との違いや種類ごとの適性・志望動機をご紹介
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力)
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方・流れやコツを網羅的に解説
・【フェルミ推定】例題・出題例13選!考え方と解答例も紹介
・ケース面接対策&例題|コンサル・日系大手も出題!ゼロからの始め方
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
・【ガクチカの書き方】絶対に外せないテンプレ/構成とテーマ別の例文
・自己PRの書き方【例文45選】履歴書・面接での伝え方を強み・職種別に紹介
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
・内定とは?内々定と採用の違いや内定決定後の流れと辞退方法まで解説

※こちらの記事は2016年1月に掲載された記事の再掲です。

ーページトップへ戻るー

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
ONE CAREER の人気記事をお届けします。
Facebook Twitter
ワンキャリ編集部
公式アカウント
ワンキャリ編集部

はじめてのキャリアを選ぶ、就活サイト「ONE CAREER」の編集チーム。
▼公式Twitter/Facebook
https://twitter.com/onecareerjp
https://www.facebook.com/onecareer.jp/

@onecareerjp をフォロー

この記事に関連する就活記事を読む

  • 2025/01/17
    トイアンナ

    OB訪問のマナーと服装【社会人の本音】連絡の取り方・当日の対応とNG例

    皆さんは、OB・OG訪問のリスクをご存じでしょうか?例年、社会人から「当日、学生の態度や発言がありえなかった」という話を聞いています。怒りを招いてしまうだけならまだしも、あまりに失礼が過ぎると人...
ワンキャリ編集部
公式アカウント
ワンキャリ編集部
トップに戻る

業界別の企業

  • コンサル・シンクタンクの企業
  • 金融の企業
  • メーカーの企業
  • 商社の企業
  • IT・通信の企業
  • 広告・マスコミの企業
  • 人材・教育の企業
  • インフラ・交通の企業
  • 不動産・建設の企業
  • 旅行・観光の企業
  • ブライダル・美容・くらしの企業
  • 医療・福祉の企業
  • 小売・流通の企業
  • 公務員・団体職員の企業
  • その他の企業

業界別のエントリーシート(ES)

  • コンサル・シンクタンクのエントリーシート(ES)
  • 金融のエントリーシート(ES)
  • メーカーのエントリーシート(ES)
  • 商社のエントリーシート(ES)
  • IT・通信のエントリーシート(ES)
  • 広告・マスコミのエントリーシート(ES)
  • 人材・教育のエントリーシート(ES)
  • インフラ・交通のエントリーシート(ES)
  • 不動産・建設のエントリーシート(ES)
  • 旅行・観光のエントリーシート(ES)
  • ブライダル・美容・くらしのエントリーシート(ES)
  • 医療・福祉のエントリーシート(ES)
  • 小売・流通のエントリーシート(ES)
  • 公務員・団体職員のエントリーシート(ES)
  • その他のエントリーシート(ES)

業界別の体験談

  • コンサル・シンクタンクの体験談
  • 金融の体験談
  • メーカーの体験談
  • 商社の体験談
  • IT・通信の体験談
  • 広告・マスコミの体験談
  • 人材・教育の体験談
  • インフラ・交通の体験談
  • 不動産・建設の体験談
  • 旅行・観光の体験談
  • ブライダル・美容・くらしの体験談
  • 医療・福祉の体験談
  • 小売・流通の体験談
  • 公務員・団体職員の体験談
  • その他の体験談
  • はじめての方へ
  • 運営会社
  • 編集部
  • 利用規約
  • 個人情報の取り扱いについて
  • プライバシーポリシー
  • 電気通信事業法に係る情報公開
  • コンテンツポリシー
  • 投稿ガイドライン
  • よくあるご質問
  • 採用担当者はこちら
  • お問い合わせ窓口
  • ワンキャリアID 利用規約
  • ワンキャリアID 個人情報の取り扱いについて
ⓒ2009-2025 ONE CAREER Inc. All Rights Reserved.
会員登録してすべてのコンテンツを見る
会員登録(無料)
アカウント情報

メールアドレスを変更してもワンキャリアIDや別サービスのメールアドレスは変更されません

確認メールが届いていない方はこちら
ログインはこちら
ログイン
パスワードを忘れた方はこちら
30万件のクチコミ・就活体験談が読み放題!
新規会員登録(無料)はこちら