就活でよく聞かれる質問が、学生時代に力をいれたエピソード、通称「ガクチカ」です。そこで今回は、ガクチカの構成や書き方をご紹介する他、アルバイトや部活、ゼミなどのエピソード別の例文を解説します。
ガクチカの見つけ方や、ガクチカがない場合の対策などもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
<目次> ●ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)とは何か? ・自己PRとの違い ・ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)を聞かれる理由 ・企業が見ているポイント ●ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)の書き方と高評価を得るポイント ・重要なのはエピソード(What)ではなく思考性(WhyとHow) ・成果よりプロセスを重点的に伝える ・企業が求める人物像とマッチするか ・エピソードのオリジナル性・具体性 ・文章の論理性・わかりやすさ ・成果を定量的・相対的に伝える ・ONE CAREERの体験談を参考にする ●ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)の構成・テンプレート ・結論 ・現状 ・目標 ・課題 ・アクション・解決に向けた取り組み ・結果・学び ●エピソード別のガクチカ(学生時代に力をいれたこと)の例文 ・アルバイト ・ゼミ・研究 ・サークル・部活 ・留学経験 ・インターンシップ経験 ・趣味 ・ボランティア ・資格 ・日常生活 ●ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)を書き始める前の対策 ・自己分析 ・企業分析 ・ロジカルシンキングの習得 ・ONE CAREERの体験談の活用 ●ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)の探し方 ・一番時間を使った経験 ・思い入れを強く持って取り組んだ経験 ・困難を乗り越えた経験 ・自分の強みを発揮できた経験 ・他人に褒められた経験 ・他の人には珍しい経験 ●ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)がない場合の対応策 ・今までの経験を深掘りする ・課題を設定してガクチカ(学生時代に力をいれたこと)を作り出す ●ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)を書く際の注意点 ・社風・仕事内容に合うエピソードを選ぶ ・高校以前のエピソードを使わない ・実績を残していないエピソードを使わない ・誇張しすぎるエピソードを書かない ・専門用語を使わない ・指定された文字数の9割以上を書く ・誤字・脱字はないか ●まとめ
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ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)とは何か?
ガクチカとは、「学生時代に力をいれたこと」の略語です。「学生時代に力をいれたことはなんですか?」という質問は、就活でよく聞かれる質問です。そのため、事前に回答を考えておくことで、スムーズに面接を進められるでしょう。
ここでは、ガクチカと自己PRの違いやガクチカを聞かれる理由、企業が見ているポイントなどを解説します。
自己PRとの違い
ガクチカと自己PRでは、「企業に対してアピールすること」が異なります。自己PRでアピールするのは、基本的に自分のスキルや能力、人柄などです。一方、学生時代のエピソードを中心に伝えるものがガクチカです。
強豪のサッカー部でレギュラーの座を獲得したエピソードを例に、それぞれの違いを確認しましょう。
- ガクチカ:100名の部員が所属するサッカー部で、はじめはレギュラーになれませんでしたが、食事の見直しと筋力トレーニングに力をいれた結果、レギュラーの座を獲得しました。
- 自己PR:自分の強みは、「課題解決力」だと認識しています。100名の部員が所属するサッカー部で、周囲からは難しいといわれていたレギュラーの座を得られたのは、自らの弱みを客観的に捉え、努力できたからだと考えます。
このように、ガクチカは力をいれて取り組んだエピソードを、自己PRは自分の強みを伝えることが一般的です。ガクチカでは取り組みの過程が、自己PRでは強みそのものが重視される傾向にある点も押さえておきましょう。
▼自己PRとガクチカの違いについて詳しく知りたい方はこちら ・就活記事|業界・企業研究、選考対策など就職活動に役立つコラムが満載!|就活サイト ONE CAREER
▼自己PRについて詳しく知りたい方はこちら ・自己PRの書き方【例文45選】履歴書・面接での伝え方を強み・職種別に紹介
ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)を聞かれる理由
就活の選考でガクチカを聞かれる理由として挙げられるのは、主に以下の2点です。
- 自社が求める人材とマッチしているかを確認するため
- 経験から学ぶ力があるかを見極めるため
企業は、ガクチカを通してその学生が自社の求める人材像とマッチしているかを確認しようとしています。なぜなら、ガクチカによってその学生の人柄や価値観の他、何をモチベーションにしているかがわかるためです。
経験から学ぶ力があるかどうかを見極めることで、入社後に活躍できるかどうかを評価しているケースもあります。
企業が見ているポイント
企業はガクチカを通して、その学生の人間性や自社を志望した理由、自社での活躍の見込みなどを知りたいと考えています。ここでは、企業が見ている具体的なポイントを、それぞれ確認しましょう。
あなたはどんな人間?
企業はガクチカのエピソードから、学生の性格や価値観を理解しようとしています。それらを踏まえて、自社の理念や社風にマッチしそうかどうかを判断すると考えられます。
新卒の採用選考では、実務スキルや経験での判断ができません。そのため、スキルや経験の代わりに性格や価値観を知り、自社とマッチするか否かの判断材料にします。
なぜうちの会社?
ガクチカのエピソードから、自社を志望した理由を読み取ろうとしていることも多いといえるでしょう。ガクチカを通してわかる価値観やモチベーションの源から、志望理由や志望度の高さを判断しようとしています。
自社に入ったら何ができる?
自社に入社したら何ができるかという点も、企業が知りたいポイントの1つです。そのため、ガクチカから「経験から学べるか」「努力ができるか」「分析力や課題解決力があるか」といった点を把握し、入社後の期待値を測ろうとしています。
▼この先で分かること▼・高評価を得られるガクチカの書き方・エピソード別のガクチカ例文・ガクチカを書くときの注意点

