(※)この記事は2020年までの情報を基に作成いたしました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年は各社のサマーインターンの実施状況が変更する可能性もございます。
こんにちは、ワンキャリ編集部です。
就活生の約8割が参加しているといわれるインターン。
しかし、これから就活を始めようとしている人の中には「志望業界が決まっていないから、どこの企業のインターンを受ければいいか分からない」と悩んでいたり、「そもそも何のためにインターンに参加するのか分からない」と思ったりしている人も多いのではないでしょうか。
これから本格化する夏インターン選考。インターンに参加しようと思っている方も多いでしょう。
インターンというと、周りの友達に合わせて、とりあえず手当たり次第にエントリーしている人もいると思いますが、それでは参加する意味が薄くなってしまいます。
選考を受ける前に、まず「自分は何のためにインターンを受けるのか?」という目的を明確にすることが大切なのです。
この記事では、「インターン」の基礎知識から、ワンキャリ編集部がおすすめするインターンまで、余すことなくお届けします!
<目次>
●1. そもそもインターンって何?
●2. インターンは大きく分けて「3パターン」ある
●3. インターンを実施する目的
●4. インターンに参加する目的を設定しよう
●5. おすすめインターン一覧
1. そもそもインターンって何?
皆さんは、日々当たり前のように「インターン(インターンシップ)」という言葉を聞いていると思います。しかし、インターンの意味について理解しているでしょうか?
インターンとは「就業体験」という意味。学生に就業体験をさせ入社後のミスマッチを減らすための仕組みとして、アメリカで導入されたのが始まりです。ここ数年、日本でも実施する企業が増え、多くの就活生から注目を集めています。
その理由として、主に以下の内容が挙げられるでしょう。
・本選考の中にインターン(ジョブ)が組み込まれているため
・インターンに参加することで、本選考で優遇される場合があるため
・実際に行われる業務内容を体験できるため
・ネットの情報だけでなく、働いている人の声を直接聞けるため
年々、実施企業と参加する学生が増えているインターンについて、これから詳しく説明していきます!
2. インターンは大きく分けて「3パターン」ある
インターンは、実施する企業によって期間が異なります。
以下では、期間ごとに詳しく説明していきます。
上の図から、1dayインターンは会社説明を実施する企業が多いことが分かります。
1dayインターンはエントリーシート(ES)選考のみ、もしくは選考なしで参加できるものも多いです。志望業界がまだ定まっていないという人は、気軽に参加してみてください。
3. インターンを実施する目的
同じインターンという言葉でも、業界によって目的や意味合いが大きく異なる場合があります。
「これを知らないと大惨事!?業界別インターンと内定の関係性」を参考にして、業界ごとに見てみましょう。
外資系企業「実は本選考の山場」
外資系金融・外資系コンサル・外資系メーカーなど、外資系企業でのインターンは、通称「ジョブ」とも呼ばれ、最終選考に限りなく近い「本選考の山場」を指します。
【インターンを実施している主要な外資系企業】
・マッキンゼー・アンド・カンパニー
・ボストン コンサルティング グループ
・KPMGコンサルティング
・P&G Japan など
総合商社「志望度チェッカー&優秀者引き抜き」
総合商社では、インターンに学生が参加しているかどうかで「志望度の強さ」をチェックするためにインターンを利用しています。
インターン自体は企業説明会のようなやさしい内容も含まれていますが、参加の有無は後ほどの選考に大きく関わってくるといえます。
【インターンを実施している主要な総合商社】
・双日
・豊田通商 など
大手消費財メーカー「会社の業務理解・PR」
大手消費財メーカーでは、製品の魅力やその製品が生まれるまでの複雑なプロセス、そのプロセスにまつわる業務を理解してもらうためにインターンを実施する企業が多々あります。
【インターンを実施している主要な消費財メーカー】
・ユニ・チャーム など
広告「優秀層の囲い込み」
広告業界は「優秀者を確保する」目的を重視してインターンを用意しています。
採用人数が多いこともあり「協調性抜群」タイプだけでなく「クリエイティブ」「頭脳派」など、さまざまなタイプの学生を採用したい広告・マスコミ業界では、グループワークなど、外資系コンサルティングファームを志望するような左脳系学生をターゲットにすることも多いようです。
【インターンを実施している主要な広告代理店】
・電通
・博報堂DYグループ など
日系金融「業界への興味を喚起」
メガバンクや保険など日系金融や、BtoB(Business to Business:取引先も企業で、一般的消費者に触れない)企業は、「就活生が業界知識を持たないばかりに受けてくれなかったら困る」という共通の課題を抱えています。
そこで、インターン経験を通じて広く業界へ興味を持ってもらい、本選考を受ける学生の人数を増やしたいと考えています。
【インターンを実施している主要な日系金融】
・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行 など
IT・ベンチャー「試用期間」
IT・ベンチャーでは短期・長期複数のインターンを用意していることが多くあります。
短期インターンでは、本命としてはベンチャーを受けに来ない層へ興味を持ってもらい、知名度を高めたり優秀層を確保したりする目的があります。
長期インターンは、ほぼ正社員として採用する前の「試用期間」です。長期ではほぼアルバイトのような形で働いてもらい、人材としての真価を見極めることで優秀な人材を直接採用したいと考えています。また、大手ベンチャー企業であればインターンまでに倍率が高い選考を経ていることも多く、正社員雇用への期待値はかなり高いといえるでしょう。
【インターンを実施している主要なIT・ベンチャー企業】
・リクルート
・ソフトバンク
・ディー・エヌ・エー(DeNA) など
以上から、同じインターンでも、各業界でインターンをする目的や意味が異なっていることが分かります。
4. インターンに参加する目的を設定しよう
自分は、何のためにインターンに参加するのか? それに合わせて選考を受ける企業を探してみましょう。
有償インターンの中でも、特に高額報酬のインターンを実施している代表的な企業は、以下の9社が挙げられます。
企業名 | 報酬額(円) | 期間(日) |
アウローラ |
100,000 | 2 |
ディー・エヌ・エー(DeNA) |
100,000 | 4 |
リクルート | 100,000 | 5 |
LINE |
500,000(エンジニア) 100,000(企画営業職) |
25(エンジニア) 4(企画営業職) |
コロプラ | 60,000 | 3 |
JT(日本たばこ産業) |
50,000 | 5 |
日本マイクロソフト | 350,000 | 35 |
VOYAGE GROUP |
120,000(エンジニア) | 21 |
サイボウズ |
100,000(エンジニア) | 5 |
※2019年時点の情報です。
5. おすすめインターン一覧
ここまで、さまざまな種類のインターンについて紹介してきましたが、皆さんの中には、エントリーする企業をどうやって選べばいいか悩んでいる人も多いと思います。
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この部門にランクインした企業は、「参加してよかったインターンを実施した企業」といえます。ぜひ夏インターン選びの参考にしてみてください。
まずは、GOLD賞を受賞した企業10社です。
次に、SILVER賞を受賞した企業30社です。
残りの企業一覧、そして詳しい内容は「就活クチコミアワード2022 インターン部門」をご覧ください。
インターンの「すべて」を公開する「#インターンのリアル」
いかがでしたか?
さまざまな業界・企業でインターンを実施していますが、皆さんが参加できるインターンの数は限られています。「参加しなければよかった」という思いをしてほしくありません。
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