会計検査院は、政府機関等の会計の検査を行う日本の国家機関です。1880年に設置され、太政官（内閣の前身）の下に組織されましたが、日本国憲法下では内閣・国会・裁判所のいずれに対しても独立した地位を有しています。会計検査院の主な業務は日本国憲法第90条および会計検査院法に定められており、国や国が出資を行う政府関係機関の決算、独立行政法人の会計、補助金等国の財政援助が与えられる地方公共団体の会計などを検査することです。この検査権限は内閣やその管轄下の各機関のみならず国会・裁判所を含む全ての国家機関に及ぶものとされています。