文藝春秋は変化を恐れず、むしろ歓迎する出版社です。
新風を巻き起こす人を待っています。
「私は頼まれて物を云うことに飽いた。
自分で、考えていることを、 読者や編集者に気兼なしに、 自由な心持で云って見たい。
友人にも私と同感の人々が多いだろう。
又、私が知っている若い人達には、 物が云いたくて、ウズウズしている人が多い。
一には、自分のため、一には他のため、 この小雑誌を出すことにした。」
これは『文藝春秋』創刊の辞です。
大正12年(1923年)1月、流行作家の地位にあった菊池寛が、「頼まれて物を云うことに飽いた」とし、友人らとともに同人雑誌『文藝春秋』を発行したのです。
創刊号には、芥川龍之介、川端康成、横光利一らが寄稿しました。発行部数3000部、定価10銭、本文28頁の小冊子は、わずか3日ですべて売り切れたといいます。
文藝春秋は創業100年の長い歴史を持つ出版社ですが、社是や明文化された企業理念をあえて持ちません。
菊池寛の言葉にある「自由な心持」で、雑誌や書籍、コンテンツを作るのが文藝春秋であり、社の精神に繋がっているのです。
| 会社名 | 株式会社文藝春秋 |
|---|---|
| 文藝春秋コーポレートサイト | |
| 設立日 | 1923年(大正12年)1月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 飯窪成幸 |
| 所在地 | 東京都千代田区紀尾井町3-23 |
| 資本金 | 1億4,400万円 |
| 社員数 | 366名(2024年1月1日現在) |
| 事業内容 | 雑誌の発行、単行本・文庫・新書・コミックの刊行、ウェブメディア配信、電子書籍事業、EC事業「文春マルシェ」、各種イベント・セミナー事業など |
| メディア、レーベル | 文藝春秋、週刊文春、文學界、オール讀物、別冊文藝春秋、CREA、Sports Graphic Number、週刊文春WOMAN、文春オンライン、文藝春秋digital、文春文庫、文春新書など |
| 関連団体 | 公益財団法人 日本文学振興会 |
| 関連会社 | Bunshun Tech ZERO合同会社(Bunshun Tech ZERO LLC.) |
| 従業員数 | 358名(2024年1月1日現在) |
社内では社長を含めて全員が「さん」付けで呼び合うなど、フラットでオープンな社風です。
独自の報道で日本を動かす週刊文春のジャーナリズム、もっとも有名な文学賞であり、時代を彩ってきた芥川賞・直木賞。文藝春秋のコンテンツは、フィクション・ノンフィクション問わず日本を動かす力があります。
2024年にスタートした動画メディア「文藝春秋PLUS」のコンテンツ例です。政治家、経済人、芸能・スポーツなど、幅広いゲストとのトークを通して日本のいまを切り取ります。
スポーツ総合雑誌『Sports Graphic Number』が、Leminoと制作するオリジナルドキュメンタリー番組『NumberTV』です。ブッキングからインタビューまで、編集部が密接にコンテンツ制作に関わっています。
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