2023年度における製造業の名目GDPは約123兆円、これは日本全体の約20%を占め就業者ベースでは約17%、6人に1人はモノづくりに携わっている基幹産業です。さらに自動車業界というカテゴリーで区分すると約56兆円、554万人が働いている産業です。このなかで、当社はパーツメーカーとして活動し、国内3ヶ所、海外5ヶ所の製造拠点を生かしながら多くの国々、自動車メーカーへ精密部品を納品しています。昨年からは「グローバルニッチトップ企業100選」に選ばれた技術力、マーケット力も評価され医療機器部品、産業機械部品にも業界の幅を広げ、より多くの方が安全安心に生活できる毎日を支えています。
創業65年を迎え、あらためて”Growing every days”というブランドメッセージを国内外の社員に発信しています。創業時の成長を支えた家電業界・テレビの基幹部品を作っていた経験がある社員、直近のIoT、ワークフローなどのデジタル技術を利用した仕事をしている社員との融合で更なるチャレンジを進めていきます。4年後に迎える創業70周年には現在建築中の新社屋で働きやすい環境を整え、皆さんもキャリアアップできるステージを用意します。
当社の理念は「社会に役立つものを創造する」。移動手段である自動車、健康を守る手段である医療機器、モノづくりの手段となる設備機器へのプレス部品の供給は現在の仕事。将来は”こんな金属部品、プレス加工で出来る?”という問いかけあれば、どの業界のモノづくりも支えられる会社になり、皆さんや周囲の方々が快適な生活を送る未来を創りたいと願っています。
| 会社名 | 日伸工業株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 清水貴之 |
| 所在地 | 滋賀県大津市月輪1-1-1 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 従業員数 | 2024年6月期 376名(グループ合計987名) |
| 設立日 | 1959年8月 |
| ホームページ | |
| 事業内容 | 精密金属部品の生産、金属プレス金型の設計・製作、生産設備の設計・開発 |
製造業では、皆さんが産まれる前からグローバル化が進み、日本企業は世界での戦い方の変革を求められています。創業から続けてきた家電業界でのものづくりは、当社の顧客がレッドオーシャンでマーケットシェアを失った時から激減、最盛期の50%程度の販売となった時期もありました。ここからパーツメーカーとしてグローバルで活躍する企業に認定されるまで復活を遂げるにはストーリーがあります。現在は金属に命を吹き込み、日々伸展する技術で世界を支えるメーカーになったという自負、お伝えします。
技術力を示す国家資格・技能検定の合格者は120名を超え、割合でいうと3人に1人。厚生労働大臣表彰を受けた技術者、TOEIC960点超のセールススタッフ、社会人大学に通学し学位認定を受けた経営企画スタッフ、高卒5年目でQC検定に合格した品質管理スタッフなどバラエティーに富んだ人材が、それぞれの職場で成果を上げるため日々キャリアアップを進めています。ありきたりな言葉ですが、社員の成長が会社の成長と信じ費用の一切と社内外での勉強会の実施などのバックアップは全面的に行います。また翌年の創立記念式典の場で合格者は金一封と表彰を受け、本人や友人がモチベーションを上げて頂けるよう取組んでいます。
会社組織を利用し、ご自身も知らなった仕事やスキルに出会える「セレンディピティ」を体感してください。
当社の成績は7月が期首、6月が期末で直近期が2024年6月で終わり、グローバル連結254億円、国内131億円。国内販売の売上総利益は10%に迫る実績となりました。これでコロナ禍後で3年連続の増収増益となり、私達が選択したHVやEVに使用される精密部品の研究開発、量産。経済産業省から認定受けた補助金事業での新しい取組みは課題を丁寧に乗り越えながら進化している証拠です。
現在はプレス業界では難しいとされている自動ライン設備を研究開発し、生産性向上に取り組み、給与賞与を中心に福利厚生の充実を図っています。