魅力ある製品の提供を通じ、環境と人間が融和した豊かな社会づくりに貢献します。
この経営理念のもと、日本高周波鋼業は特殊鋼という鉄鋼素材を製造している会社です。私たちが製造する特殊鋼は、自動車産業、エレクトロニクス産業、産業機械、航空・宇宙分野等で、部品や製造装置として利用されています。
しかしながら、その製品は目に触れない分野で活躍しており、皆さんとって知らない存在かもしれませんが、実は高度化する現代社会にとって必要不可欠な存在として大きな評価をいただいてきました。
そんな日本高周波鋼業の新たなメンバーとして「モノづくり」の可能性に挑戦しませんか!!
ひとくちに「鉄鋼」といっても、ただの鉄ではありません。
有名な高炉メーカー各社が製造する「普通鋼」とは違い、当社が扱うのは「特殊鋼」です。
特殊鋼とは「普通鋼にはできないパフォーマンスを持つ鋼」です。
たとえば、車のボディーは主に鉄板を「金型」で成形させて作られていますが、金型は鉄板よりも強度のある材質でなければ、金型が欠けたり割れたりしてしまう可能性があります。大量に同じ形状の品物を作るためには、金型は強く長持ちしてもらわなければなりません。そこで金型に用いられているのが工具鋼と呼ばれる「特殊鋼」です。
特殊鋼は、鉄にレアメタルを加えることで、多種多様の性質を付加されており、「普通鋼にはできないパフォーマンス」を発揮することができます。
当社は、このような優れた性質をもつ特殊鋼を溶解から二次加工まで一貫して製造し、販売しているメーカーです。
鉄スクラップを高温で溶かし、「鍛造」「圧延」といった工程を経てお客様が必要としている形状・寸法に加工し出荷しています。
当社の素材を、ユーザー各社さんがさらに加工して使われています。
優れた特殊鋼を作るには、鉄鋼材料の成分を微妙に調整したり、極めて小さい精密加工をしたりする技術が必要となります。
私たちは長年にわたり、特殊な分野で高い機能を発揮する特殊鋼製品を製造してきましたが、それを支えてきたのは「技術力」という私たちのDNAに他なりません。
当社の主力製品のひとつである軸受鋼のミニチュアベアリング材料は、パソコンやスマートフォンをはじめとする、年々小型化・省エネ化し続ける情報機器等に広く使用され国内で高いシェアを誇っています。