東洋紡株式会社は、140年以上の歴史を持つ総合素材メーカーとして、いま新たな挑戦のフェーズに突入しています。創業者・渋沢栄一の精神を受け継ぐ企業理念「順理則裕（じゅんりそくゆう）」――“なすべきことをなし、ゆたかにする”という言葉を胸に、私たちは「素材＋サイエンスで、人と地球に求められるソリューションを創造し続ける企業」へと進化を遂げようとしています。

世界では、環境問題・食糧不足・エネルギーの転換・高齢化など、多くの社会課題が同時に進行しています。その中で、素材の力はこれまで以上に求められています。だからこそ私たちは、「技術で世界の課題を解く」ことを本気でめざしています。

環境分野では、バイオマスやリサイクル素材の活用、単一素材（モノマテリアル）による分別回収のしやすい包装、フィルムの薄肉化などを通じて、EUをはじめとした環境先進地域にソリューションを提供。日本発の技術で、世界のルールメイキングに挑んでいます。

また、医療・健康分野では、当社の核となる高分子技術とバイオ・メディカル技術を融合させ、「人々の健康と快適な暮らし」に貢献するソリューションを展開。リニューアブルポリマー100％を目指す“新循環プラスチック”、水や空気をキレイにする“環境アクティブクリーン”、そして未病の段階から人々の健康に寄与する“ウェルビーイング”の三本柱を軸に、未来を見据えた開発を進めています。

これらの革新的な取り組みを実現しているのは、東洋紡で働く「人」です。

私たちが大切にしているのは、誰もが安心して意見を出し合える風通しのよさ。社長自身が「現場が主役」と語り、若手社員とも毎月対話の場を設けています。“まじめな雑談”と題した対話の中から、意外な視点やアイデアが生まれています。階層や年次にとらわれないカルチャーが、自由な発想を支え、イノベーションの原動力となっています。

東洋紡は今、2030年に向けて「輝く企業」になるための変革期にあります。事業構造の見直しや、高付加価値品へのシフト、収益体質の強化など、“稼ぐ力”を取り戻す取り組みを全社一丸となって推進中です。

この大きな変革の渦中にある今だからこそ、若い皆さんの力が必要です。

社会の当たり前を変える素材を開発したい。
まだ世の中にない技術を生み出したい。
自分の仕事が世界をよりよい方向に導くと信じたい。

そんな強い想いを持った方に、私たちは出会いたいと願っています。
ともに、“なすべきこと”を成し、“ゆたかな社会”を創造していきましょう。