『肥前さが幕末維新博覧会・幕末維新記念館(メイン館)』
事業主:肥前さが幕末維新博推進協議会
開催年:2018年~2019年
開催地:佐賀県佐賀市
丹青社業務範囲:総合プロデュース、企画、デザイン・設計、コンテンツ制作、施工、演出、運営計画
デジタル演出業務内容:総合プロデュース、企画、システム設計・制作、映像制作、演出、運営計画
■事例概要
明治維新150年を記念して開催された博覧会のメインパビリオン。「歴史と未来をつなぐ架け橋」をコンセプトに、当時の世界に没入し、世の中が変化する当時の想いを今・未来に活かしてもらうことを目指して、体験ストーリーを構築しました。
約10か月間の会期でおよそ34万人を集客し、県内でも記録的な集客を実現したイベントとなりました。このイベントで芽生えた志は、会期終了後も県の活動のさまざまな場面で活かされています。
■デジタル演出の関わり方
「歴史」というコンテンツを、いかにして多くの人に楽しんでいただくかがプロジェクト立ち上げ当初の最大の課題でした。
この課題解決のために、体験ストーリーを来場者目線で徹底して磨き、来場者の心理変化に寄り添う空間構成と、大型スクリーンによる圧倒的な没入体験から、映像と照明、メカ/機構が、人の動きと連動して展開するライブショー、時と場を超えて集まる偉人たちの会話に参加するようなラウンド型の映像体験など、シーンごとに異なる演出手法を採用し、来場者を飽きさせない展開をめざしました。
最後のシーンでは、来場者自らがこのパビリオンで感じたことをメッセージとして残せるしかけを取り入れ、パビリオンでの体験をより印象的なものに仕立てました。
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