当社はスキー場に架けられているリフトやゴンドラ・ロープウェイなどの輸送交通システムを手掛ける、わが国を代表する専門メーカーです。オーストリアの有力メーカー、ドッペルマイヤー社との技術交流も活発に行い、新しい技術の開発に意欲的でその技術水準は世界からも高く注目を集める存在です。
納入した実績の中では「苗場スキー場」と「かぐら・田代スキー場」を結ぶ、全長5,481m「苗場-田代ゴンドラ」や箱根町早雲山~大涌谷~桃源台間を結ぶ国内初となる複式単線自動循環式ゴンドラ(自動循環式フニテル)などが主に挙げられます。特に自動循環式フニテルは、搬器を2本のロープで支えることにより、風に対して高い安定性が得られるようになりました。本機種はマウンテンリゾートはもとより、通年営業を行う観光地、そして都市部においても採用されることが期待されています。
また、当社は本格的なモータリゼーションが到来しつつあった1960年代初めという早い時期から立体駐車装置分野に参入し、「Auto Tower(オートタワー)」ブランドのもとエレベータ方式の「NCEパーク」や垂直循環方式の「ATパーク」、水平循環方式や多層循環方式のほか、手軽な設備で収容能力を倍増できる2段・多段方式の駐車装置を多数ラインナップし、貴重な都市空間と時間の有効活用を提案しています。
今後も、“感動品質”と“環境融合”をテーマに技術革新を続けていきます。
日本ケーブルは、ワイヤーロープを使って「人やモノ」を運ぶ技術、いわゆる“索道技術”をコアテクノロジーとして、世界最先端の輸送設備の開発を行う総合メーカーです。
その事業フィールドは、ロープウェイやケーブルカーをはじめ、都市空間づくりに寄与する立体駐車装置、都市向け輸送設備など、山から都市まで多岐にわたっています。
設計部門は業務に集中しやすく、かつ、コミュニケーションがとりやすいオフィスレイアウトになっております。女性技術者も活躍しております。