こんにちは、ワンキャリ編集長のKENです。
11月1日(火)、11月2日(水)は、突き抜ける人材ゼミの内容を【密着取材】として連続配信します。
今回は予告編と称し、その一部を先行公開します。
格差社会では「志を持った一握りの人が、何を成すか」が社会の行く末を決める
1957年生まれ、東京大学経済学部を卒業し、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。その後、独立し、㈱XEEDを設立して戦略系コンサルティングの第一人者として活躍する傍ら、ベーシックインカムの導入を提唱するなど、「論客」としても知られている。
この経歴は、波頭亮氏。彼は密着取材の中でこう語った。
「今の時代、トップの一握りの人がどんな志を持ち、何を成すかによって、社会の在り方と、進んでいく方向が変わる」
日本はこれまで「中産階級」という、普通の人々によって支えられてきた。
一般的にも国の豊かさは、「普通の人々がどれだけ勤労意欲を持てるか?」がとても大事だといわれる。
だが、その現状が、少しずつ変わりつつある。
例えば、アメリカでは、すでに、0.1%の人が富の半分を所有し、1%まで増やすと全体の70%の富を所有するといわれる。
そして、日本でも「貧困と格差は年々深刻になっている」ともいわれる。
言い換えると、一部の絶対的強者と、大多数の弱者という構造に分かれるということだ。そんな時こそ大事なのは「リーダーの在り方」だ。波頭氏は、「新世代のリーダー像」を語り尽くす……。
人工知能の出現により「論理的思考」すら、価値を失いつつある
「人工知能(AI)の出現」によって、僕らの働き方は変わりつつある。
AIが「ほとんど人間の脳と変わらない状態になる」といわれるのが、2045年。問題設定や、課題設定、目的の修正までも行えるようになるといわれる。いわゆる「シンギュラリティ」と呼ぶポイントだ。
この変化によって、人としての「付加価値」は大きく変わろうとしている。
波頭氏によると、「AIにできないこと」、つまり志や、意思力、豊かな感情、鋭い感性にしか付加価値の源泉が存在しなくなるというのだ。
その心は一体どこにあるのだろうか?
11月1日(火)は前編として、『波頭亮 vs 茂木健一郎:人財の陳腐化に抗う、異才の策』を公開する。乞うご期待。
茂木健一郎氏:Geniusを決める要素は、IQではなく、「グリット(Grit)」になりつつある
「頭が良い人=IQが高い人」というのは、かつての時代ー
そう語るのは茂木健一郎氏。かつて世界では、「gファクター」と呼ばれる、前頭葉の海馬に関係する部分こそ、天才を決める要素だといわれてきた。
しかし、近代科学によると、成功するかどうかは、IQとは全く関係ない、「やり抜く力」との相関が高いことが見えてきた。「グリット」と呼ばれる、今、全世界で注目されている概念だ。
一体、グリットとは何か?
茂木健一郎氏が語る「天才」とはどんな姿をなすのだろうか?
密着取材班は、このミステリーに徹底的に迫っていく。
特異的な能力を開花させる「望ましい困難」という概念
天才的で、ユニークな能力はどこから生まれるのか?
誰もが一度は抱いたことがある疑問だろう。
この問いに答える概念は、認知科学の中で注目されている「Desirable Difficulty(望ましい困難)」だ。困難があったほうがそれを乗り越えようとしてオリジナルな能力が発達するという考え方だ。
アインシュタインの脳の研究によっても証明されている「Desirable Difficulty(望ましい困難)」を探し、誰でもユニークな能力を獲得する方法を茂木健一郎氏が紹介する。
11月1日から2日連続の【新連載】波頭亮×茂木健一郎対談を見逃すな!
「突き抜ける人財ゼミ」というイベントがある。今年で4回目となる本イベントは、毎年学生に大人気であり、応募者が殺到する。
今年も1,500名の応募の中から、僅か11名が選ばれ、夏の軽井沢に集められた。2泊3日間で、一流の講師と時間を共にする権利を得る。
ONE CAREERでは、毎年、参加できなかったユーザーから「どんな講義内容だったのか知りたい」という声を頂く。これまで完全クローズドだった講義内容の一部を、ONE CAREERのライターKENが密着取材、紹介していく。
突き抜ける人財ゼミ密着取材
第1弾:【密着取材】波頭亮 vs 茂木 健一郎対談:人財の陳腐化に抗う「異才の策」
第2弾:【密着取材】茂木健一郎、天才の鍵は、グリット(Grit)にあるーコモディティ化する偏差値