ディスコは世界トップシェアの半導体製造装置メーカーです。
■世界の半導体製造を支える“高度なKKM技術”
ものづくりに必要不可欠な根幹技術である「Kiru・Kezuru・Migaku」
ディスコはこのKKM技術に事業領域を特化しており、
現在は半導体や電子部品の製造領域で活躍しています。
求められる加工精度はμm(ミクロン:mmの千分の一)単位。
ディスコの加工技術は、髪の毛の断面を36分割できるほど微細です。
そのような精密加工を実現するためのツールとして、
精密加工装置と、それに取り付けて使う切断・研削用砥石の研究開発、製造、販売を行っています。
■OnlyOne技術を持つ世界トップメーカー
ディスコ製品の大半は世界シェア約80%を占めていますが、
私たちが提供するのは装置や砥石だけではなく、お客様が求める最良の加工結果です。
そのために、最適な加工プロセス(アプリケーション技術)の提案を行うなど、
Kiru・Kezuru・Migakuに関するトータルソリューションを提供することで、
「次もディスコに相談しよう」と思っていただけるOnlyOneの存在を目指しています。
| 会社名 | 株式会社ディスコ |
|---|---|
| 設立日 | 1940年3月2日 |
| 代表者 | 代表執行役社長 関家 一馬 |
| 所在地 | 本社:東京都大田区大森北2-13-11 |
| 生産拠点 | 広島事業所(呉工場:呉市広文化町1-23、桑畑工場:呉市郷原町4010-1)、長野事業所(茅野工場:茅野市豊平480) |
| 資本金 | 221億2,958万円 |
| 売上高 | 3,933億円(2025年3月末) |
| 従業員数 | 単体:5,491名、連結:7,349名 (2025年6月末現在) |
企業分析ツール バフェット・コード では、もっと詳しく企業の業績情報を見ることができます。
「高度なKiru・Kezuru・Migaku技術」をぶれずに追及し続けることで、世界最高精度の加工結果を実現。
ディスコには、独自の管理会計「Will 会計」という仕組みがあります。これはWill(=意志)という社内通貨を用いて業務やサービス、備品等を金額換算し、収支を管理するものです。これを社員一人ひとりに適用し、個人で収支を管理する仕組みを「個人Will 会計」と呼んでいます。
Willによる収支の見える化により、社員は客観的・定量的に自分のパフォーマンスを把握することができます。またWillの仕組みの下では、自分の意志で業務選択ができ、他社員との業務のやりとりにおいては、互いに納得した上で業務を遂行できます。つまり、社員は自己の「意志」で仕事(キャリア)のデザインが可能になり、結果的に社員の「やりがい向上」にもつながっています。
ディスコは、ものづくりに対して強いこだわりをもっており、装置の部品や社内設備、ソフトウェア等、可能なものは原則すべて内製しています。改良のしやすさ、ノウハウの社内蓄積、継続的なコストダウン、在庫の最小化等、多くのメリットがある内製化が、メーカーとしての強さをつくりあげていくものと信じています。
「作る価値があるものは原則自らの手で」というのがディスコのスタンスです。自らつくることで、在庫の管理、開梱作業、外部との打ち合わせ日程調整等、外注により生じる諸工数を削減できる上、よりよくするためのアイディアを即座に反映できるメリットもあります。
製品パーツ、組み込みソフト、社内システム、広告等、つくれるものすべてが内製化の対象。目先を見れば効率や品質の面で外注が勝るかもしれませんし、標準仕様品が優れていれば購入することももちろんあります。しかし、自ら試行錯誤を繰り返し、改良を重ねる過程で身につくものづくりの力は、時を経るほど加速度的に増していき、その力がメーカーとしての強さにつながっていくものと信じて、内製化を推し進めています。