レノボは、PC出荷台数世界No.1を誇るFortune Global 500のグローバルテクノロジー企業です。 世界180以上の国と地域で事業を展開し、PCにとどまらず、水冷サーバーをはじめとする高性能ITインフラ、AI、エッジコンピューティングなどの分野でも高い評価を得ています。 日本市場では、2011年に設立したジョイントベンチャーを通じて、NECパーソナルコンピュータ(NECPC)の技術力とブランド力を取り込みながら、レノボ・ジャパンとして事業を展開。グローバルの知見とローカルの強みを融合し、革新的な製品とサービスを提供しています。
| 代表者 | 檜山 太郎 |
|---|---|
| 所在地 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田四丁目14番1号 秋葉原UDX 10階 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立日 | 2005年4月28日 |
| 従業員数 | 960人(2025年7月時点) |
| 事業所 | 東京(秋葉原)、神奈川(みなとみらい)、山形(米沢)、群馬(太田)、他営業拠点 |
当社では、開発エンジニア、研究開発リサーチャー、インサイドセールス、パートナーセールス、購買担当職を募集しています。
すべての職種に共通して、私たちは以下のような基礎的な資質や志向を重視しています。
【具体的な素養】
●論理的思考・論理的コミュニケーション能力
●ものづくりや最新のIT動向への興味
●リーダーシップ
●グローバルな環境での活躍
●レノボの企業文化への共感と体現
ものづくり、サポート、デザイン、商談など、職種は違っても、常に問題解決する力が求められます。そのためには、論理的思考力は必要不可欠です。ただ論理的に考えることができればそれでよいのかというと、そうではありません。例えば、エンジニアというと、とかく一人で黙々と仕事をするイメージがあるかもしれませんが、当社のエンジニアは社内外の様々な人たちと連携して開発を進めていきます。その際に必要な力は、論理的に物事を考えるだけでなく、日本語・英語双方にてそれを相手に的確に伝えたり、理解したりできることです。それは、顧客である量販店と商談を行う営業職、修理サポートを通じて発見した課題を開発現場にフィードバックするサービス技術者でも同じです。
また、現在はPCやタブレットなどITのハードウェア(機器)の開発がメインではありますが、技術革新により将来はPCやタブレットといった領域にとどまらないかもしれません。それでも、ITのものづくりをしていくことには変わりないでしょう。当社のメンバーには、最新のIT事情やものづくりへの興味が求められます。
リーダーシップについては、単なるリーダー経験ではなく、当事者意識を持って主体的に考え、率先して発言したり行動したりすることを意味しています。このような人がいなければ仕事は進まないのです。この素養のある方は、普段からリーダーシップを発揮されていることでしょう。
当社の「グローバル感」を端的に表すなら「隣の部署が海外にある」ということ。世界中の様々な国で活躍する仲間とのコラボレーションは、日常的な光景であり、その際は英語が共通言語になります。言語だけでなく、異文化コミュニケーションに興味のある方・抵抗のないことが素養として重要となります。
就職を考えるにあたり、私は日本のトラディショナルな会社ではなく、外資系のグローバルな市場で活躍できる仕事がしたいと考えていました。そこで、出会ったのがNEC Lenovoだったのです。
入社当初からローカル環境で動作するAIアシスタントの「AI NOW」のプロジェクトにはじまり、革新的なアイデアのためのブレインストーミンググループや、社内ハッカソンなどに参加することができたのが大きな収穫でした。特にハッカソンでは、APACで3位という実績を収めることができた経験も、それからの仕事を強力に進めていく上での大きなやる気につながっています。
現在の仕事は、先述の「AI NOW」に関連し、日本チームでThinkPad Intelプラットフォームのモデル消費電力の評価を担当。他にもさまざまなIntelのデバイスを使って競合他社の分析も行っています。
私は大学の博士課程ではコンピューター・ビジョン分野の研究をしており、現在携わっているAIに関連したNLP(自然言語処理)分野とは異なる研究をしていました。それでも入社後のハッカソンを通した経験や、プロジェクトチームで、異なる分野であろうと深く研究を進めていく機会に恵まれました。
こうして得られた知識をもとにした私のフィードバックが、多くのチームやLenovoのパートナーの役に立ち、開発の進展につながっていることに大きなやりがいを感じています。
NEC Lenovoに入社したきっかけは、大学時代にLenovoのThinkPadを使用していたから。就職活動時のエントリーシートを書いている時、ふと手元に目を落とした時に目に入ってきたのがThinkPad。比較的安価で、スペックも高かったこのPCが役立ってくれたことを改めて感じて、NEC Lenovoを受けてみようと感じたんです。
大学では、大電力や高電圧を扱う強電分野の研究をしていたこともあって、同期は電力会社などインフラに関わるような企業を志望する人も多かったのですが、私は新しくものを作り出し、私の作り出したものを手に取る人が喜んでくれる、そんな仕事がしたかったんです。
入社後すぐに配属されたのは、X1 Titanium 開発EEチーム。ここで1年間みっちりと勉強したのち翌年は、Lenovoの代表的な機種の一つである、X1 Carbon/Yoga(2-in-1)開発EEチームに配属されました。
このチームでは、当時の新技術であった、LPDDR5やLPDDR5xの実装に携わることができました。この時、私が携わり実装したメモリースピードが高く、高容量のパソコンを届けられたという経験は、私の中でも大切なものとなっており、自信に繋がっています。
現在は、X1 Carbon/Yoga(2-in-1)開発チームに所属し、プラットフォームメーカーのインテルと協業して、X1 Carbon/YogaだけでなくSME(主題専門家)として、いくつかの製品をヘルプする役職についています。
ユーザーのPC使用環境が大きく変化する近年の時流を捉えるため、ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionのプロジェクトは発足しました。コンセプトは、薄型軽量であり、かつ低消費電力と操作性を両立したもの、さらにユーザーからの要望が高いAIを活用したスマートフォンとの連携機能の追加というもの。それぞれのコンセプトをクリアするために、各分野のエンジニアがアイデアを出し合い、設計開発に挑みました。
ひとつ目の薄型軽量化の面での目標は、ThinkPad X1 Carbon初となる、1kgを下回る重量の実現。これは、日本をはじめとしたアジア圏のお客様から特に多く挙げられている要望でもありました。従来の品質や耐久性を保ちつつ薄型軽量化を実現するための施策として、筐体カバーやマザーボードの新規開発、接合構造、ファンやCPUのレイアウトに至るまで、細部にまでこだわり抜いた設計の見直しが提案されました。
その結果、配線設計の難易度は格段に上がり、カバーの薄型化や軽量素材の採用による剛性低下、ヒンジ周辺の接合不足、強度不足などが障害としてプロジェクトに立ち塞がりました。難易度の高い問題であったものの技術者たちは検討を重ね、カーボン繊維の配向の調整や強度の最適化と、ヒンジとカバーの形状改良で衝撃分散化する技術を追求。その結果、従来の品質・剛性を保ちながら、980g台という軽量化に成功しています。
新たに発足したプロジェクトが作る新型フォルダブルPCの名前はThinkPad X1 Fold 16。開発チームは、アメリカのマーケティングや、台湾の開発部チームなどと連携しながら、前機種開発時に直面していた課題や、お客様や社内ユーザーから上がった問題の解決を模索していきました。
その上で目指された新しい形は、ビジネスでの活用をより強く意識し、モニターサイズを13.3型から16.3型へと大型化しつつも、全体の薄さも追求したもの。
目指す形は決まったものの、モニターの大型化と薄型化に取り組む中で、新たな課題も発生していきました。
PC全体の薄型化を目指す上でBell shape hingeという特殊な形状のヒンジを使用することになったのですが、これにより前機種の構造と比較してもモニターの折ジワは目立ちやすいものとなってしまいました。さらに、モニターにはOLED(有機EL)を採用したものの折りたたむ動作を繰り返すことでデラミネーション(層間剥離)が発生してしまうことも問題となりました。この2つの問題によって製品開発スケジュールに影響が生じましたが、それでもこれらは必ず解決しなければならないものであるため、解決のために何度も試行錯誤が重ねられました。
プロジェクトに携わったのは、横浜の大和研究所に加え、アメリカ・中国・台湾など各国のチーム。本来であれば、それぞれの拠点を訪問し合い、試作品を手に取り、顔を合わせながら議論を重ねていくのが最も効率の良いプロジェクトの推進方法です。しかし、開発に取り組んでいた期間は世界的に感染症が流行しており、ミーティングの機会も必然的にオンラインのみとなってしまいました。
こうした中で、コミュニケーションのギャップが生じてしまったことも、問題の長期化につながっていきました。それでも各国のスタッフはそれぞれに言葉を尽くし、オンライン会議であっても製造ラインの画像や設計中の製品の姿をライブカメラに映しながら、オンラインミーティングで生じる距離の壁を埋める努力をしていきました。
Formula 1のグローバル・テクノロジー・パートナーであるレノボ.。
レノボは、あらゆる人へ革新的なテクノロジーを提供するというビジョン
「Smarter Technology for All」 を掲げるグローバル・テクノロジー・カンパニーです。
PC市場をリードしながら、サーバー、ストレージ、モバイル、ソリューション、サービスといった
「New IT」技術(クライアント、エッジ、クラウド、ネットワーク、インテリジェンス)の
発展を促進する新たな成長分野へも進出。
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