常識に捉われず、ゼロベースで「あるべき姿」を追求する
「Banking is necessary, but banks are not.」とかつてビル・ゲイツは言いました。
銀行業務は必要な一方で、銀行自体は必要とされなくなる時代がやってくるという意味です。デジタル化の進展に伴う消費者の行動変容、フィンテックの台頭や新たなプレーヤーの金融サービスへの参入、地方の人口減少などもあって、これまでの銀行の役割等を再定義する必要性を感じたことが、みんなの銀行プロジェクトの始まりとなりました。
ただ、既存の銀行のDX(デジタルトランスフォーメーション)をやろうとすると時間がかかりすぎてしまう。そのため一足飛びにDXを実現する方法として選んだ手段が、新たな銀行をゼロからつくるということだったのです。
店舗がひとつもないデジタルバンク
みんなの銀行は従来の銀行のような店舗をもたない、スマホで全て完結するデジタルバンクです。「デジタルバンク」というワードを目にしたことがない方も多いと思いますが、それもそのはず、日本初の形態だからです。
「全てが完結する」とは記載の通り、口座開設はもちろん、お金の出し入れ、ローンの借入・返済などがスマホのアプリ内で完結することができます。
みんなの銀行サービスのメインターゲットは、これからの日本の中核を担うデジタルネイティブ世代の人たちです。これから10年、20年先の未来を見据えたときに、今創るべきサービスを考え、形にしていく。それが今のみんなの銀行に求められている大きなミッションのひとつです。
【世界初】フルクラウドでの勘定系システム開発
全く新しい銀行を創るため、システム開発においても既存の常識に捉われない取り組みをしています。たとえば、勘定系システムの構築基盤にGoogle Cloudが提供するGoogle Cloud Platformを採用しており、これは国内金融機関では初めてとなります。また、マイクロサービスアーキテクチャを採用していたりと、技術的にもチャレンジングだと言えます。
また、みんなの銀行は従来型の銀行ビジネスに加えて、ビジネスパートナーと新たなサービスの共創に取組むBaaS(Banking as a Service)事業の拡大にも注力しています。
BaaSのコンセプトは、普段皆さんがよく使っているあらゆるサービスに金融が溶け込むことを指すため、未来のサービス体験を創っているともいえます。
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