「赤十字の仕事」というと、「病院」や「献血」をイメージする方が多いかもしれませんが、それだけではありません。
災害における被災者の救護活動や公衆衛生活動も日本赤十字社が担っており、日ごろからそのための訓練や物資の準備、救護活動の講習なども行っています。
その他、ボランティアや青少年赤十字、時には海外での救援・救護活動など、事業は多岐にわたります。
兵庫県支部の職場は、大きく分けると、支部、病院、血液センターの3つ。
それぞれ役割は違いますが、災害が起こった時に救護活動に関わるという使命のもと、1つにつながっています。皆さんはそれぞれの立場で、いざという時には自分が何をするべきかを、普段から考えながら仕事をしてください。
また、兵庫県は26年前に阪神・淡路大震災に遭い、全国の日本赤十字社支部、一般のボランティアの方々にお世話になりましたので、私たちは、東日本大震災や熊本地震、広島の豪雨被害など、全国で起こった大きな災害時には率先して救護に向かっています。
お世話になった皆さんへ恩返しをしたいという気持ちもありますし、災害の備えや救護に関する様々な経験もしていますので、それを伝えていく義務があるとも考えています。
「わたしたちは、苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、
いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ります。」
これは日本赤十字社が掲げている使命です。
私たち兵庫県支部もこの理念のもとで働いています。
災害時など、よく「赤十字のマークを見たら安心した」という声が聞かれますが、それは赤十字が国民の皆様に信頼されているという証です。
私たちの活動に対し、「ありがとう」という言葉や感謝の気持ち、「頑張ってね」という応援をいただいた時には大きなやりがいを感じられると思います。
「人のために何かをしたい」
「困っている人、苦しんでいる人を少しでも助けたい」
そんな想いがあり、赤十字の理念に共感できる方、多くの人たちにこの理念と活動を伝えていってくれるような方とぜひ一緒に働きたいと思っています。