こんにちは、ワンキャリ編集部です。
自己アピールは、面接やエントリーシートを主とする就職活動で欠かせない分野です。しかし苦手とされる学生も多いのではないでしょうか。面接を目前にして、「自分にはそんなアピールできるエピソードも実績もないし、学生時代頑張ったこともない……」と頭を抱える学生も多く見かけます。
実は、学生の考える自己PRと採用担当が求める自己PRには大きな差があります。その認識のギャップから、企業の採用担当は偉大なアピールエピソードを求めているわけではないのに、学生は自分を大きく見せる自己アピールばかり……というもったいないことも起こっています。
そこで今回は、学生と企業の採用担当者の間にある自己アピールに対する認識のギャップを埋めて、正しく自分をアピールする方法をお伝えします。
<目次>
●何が原因で学生は自己アピールが苦手なのか?
●企業の採用担当が考える自己アピールの内容
●「学生時代頑張ったエピソード」がない学生は、短期アルバイトへGO
●企業面接官の視点を忘れずに、あなたの強みや長所をアピールしよう
何が原因で学生は自己アピールが苦手なのか?
まずは、なぜ学生は「自己PR」が苦手なのかをお伝えします。ここで1つ例え話を提示します。
自分が新しい授業のクラス飲みに参加したと想定してください。「まずは自己紹介で」と幹事から声が掛かります。
「◯◯学部◯◯学科の◯◯です。◯◯サークルに参加していて、ゼミは◯◯です。よろしくお願いします」
この例え話のように一般的な自己紹介で明らかになるのは、あなたの所属のみです。この自己紹介で、あなたは「嫌われる」ことはないでしょうが、「好かれる」ためにはさらに親交を深める必要があります。
一方、限られた学生を採用する面接においては、1つの企業・1人の面接官から「好かれる」自己紹介を求められます。しかし、学生は面接官に好かれる自己紹介をすることに慣れておらず、苦手意識を持っている学生が多くいます。「自己紹介と自己PRには、大きな違いがある」ということを忘れてはいけません。
では、どういった内容を書けば企業や面接官から「好かれる」自己PRになるのでしょうか?
企業の採用担当が考える自己アピールの内容
企業の採用担当に好かれる自己PRとは「企業でどうあなたが活躍できるか分かるアピール」内容です。もっと直接的に書けば「あなたが積極的に自分の仕事を頑張り、その結果お金を稼げた」アピール内容です。
例えば、以下のような、学生時代頑張ったこんな経験は自己PRに役立つエピソードです。どこが「積極的に自分の仕事を頑張り、その結果お金を稼げた」ことに該当しアピールとなっているか考えてみましょう。
・バイトで新しい販売方法を提案して利益率向上
・ボランティアで地域活性化イベントを開催し、観光客数を120%へアップ
・家庭教師で生徒の偏差値を平均10点アップ、人気講師として地域1位に
・食堂の賞味期限が切れそうな弁当を50%オフで販売し廃棄コストカットを達成
このように一見「お金を稼げたこと」と直接関係しないアピール内容でも、ある地域へ人を呼び寄せ消費を上げたことや、コストを削減して「マイナスを減らしたこと」もお金を稼ぐ方法と捉えることができ、面接での大切なアピールになります。
上記の例では家庭教師で人気講師になることも紹介団体のブランド強化につながり、ひいては売り上げに貢献します。遠まわりに見えるエピソードでも、企業が目的とする「お金を稼ぐ」ことに当てはまるのです。
また、こういったいわゆる「学生時代に頑張った」エピソードから、壮大なリーダーシップや社交性を面接官に感じさせることが必要なわけではありません。「バイト先で売れるお酒とツマミをセット販売」といった小さな工夫も、お金を稼ぐという立派な成果につながっていて、分かりやすくアピールできていればOKです。企業の採用担当者は偉大なエピソードではなく、お金を自分で作れる学生を求めています。
「学生時代頑張ったエピソード」がない学生は、短期アルバイトへGO
「面接で言えるような、自分で工夫してお金を稼ぐことにつながるエピソードなんてない」という学生におすすめなのが、短期アルバイトです。
短期アルバイトはすぐに結果が出る業務が多いため、工夫してお金を稼いだエピソードを効率的に作ることができます。短期アルバイトへ応募して「自分自身で考えて」「自分が業務へ工夫を加え」「自分が売り上げを改善した」成果を作って、面接や履歴書作成に臨んでみましょう。年賀状の配達であっても携帯電話の販売であっても、改善できる業務がすぐに見つかるはずです。
実際に知っているエピソード例として、バレンタインチョコの販売事例が挙げられます。バレンタインチョコは2月14日中で、販売企業にとってはいかにチョコを売り切るかが勝負です。売れ残ったら安売りになり、最後には廃棄処分。そこへ目をつけた学生が、バレンタイン後の2月末にチョコパーティを企画、大量の安いチョコをパーティで活用しました。チョコパーティという女性が集まりやすい飲み会になったことで、学生が企画したパーティは高い利益率を達成したそうです。
ここまでの大成功でなくても、効率的なチョコの袋詰め方法を考えたり、声掛けの工夫をしたりと、面接や履歴書でアピールできる内容になるような改善業務は、いくらでも潜んでいます。
企業面接官の視点を忘れずに、あなたの強みや長所をアピールしよう
ここまで、たとえ短期アルバイトでも、すぐに用意できる面接で企業から好かれるエピソードの作り方・アピール方法をお伝えしました。もちろん、自分が今まで多くの時間を費やしたような経験で自己PRができるのに越したことはありません。
ですが、自分のその経験が企業の採用者・面接官が求める自己PRと合致しないこともあります。その場合は「自分が伝えたいアピールポイントを決め、そのポイントにつながるような『工夫をして、お金を稼いだ』経験をしてエピソードを作ればいい」のです。企業の面接官の視点を忘れずに、あなたの強みや長所を存分にアピールしていきましょう!
※こちらは2017年1月に公開された記事の再掲です。