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マッキンゼー、リクルート、ゴールドマン・サックス出身の経営メンバーが語る、プログリットで人材が急成長するワケ

企業インタビュー 教育 企業理解 インタビュー 日系
2023年11月15日(水) | 6,062 views
sponsored by プログリット

マッキンゼー・アンド・カンパニー、リクルート、ゴールドマン・サックス──。名だたる企業から集った、最強の経営陣の下でキャリアを築けるスタートアップをご存じでしょうか。

そのスタートアップとは、英語コーチングサービスによって、英語学習業界で脚光を浴びているプログリットです。

プログリットは2016年に創業しました。「先生が生徒に教える」という英語学習市場の常識を大きく覆し、「英語学習者の努力をサポートする」ために科学的アプローチに基づいた独自の英語コーチング手法を確立。数多くのビジネスパーソンの英語力を大きく向上させることに成功し、その評判は瞬く間に広まり事業が急成長しました。

また近年はAI(人工知能)などの最先端テクノロジーも活用したシャドーイング学習・添削サービス「シャドテン」をリリース。月額1万9,800円からのサブスクリプションサービスにもかかわらず、ユーザー数は伸び続けています。

さらに、昨年9月29日には東証グロース市場に上場。現在も右肩上がりの成長を可能にする「原理原則」に基づいた経営手法については、同社のCEOを務める岡田祥吾さんと弊社取締役CSOの北野唯我の対談記事でもお伝えした通りです。

・「原理原則」が頂点への近道。英語業界にブレイクスルーを起こす、プログリットの経営とは


今回は岡田さんに加えて、同社の共同創業者で副社長を務める山碕峻太郎さん、CFOの谷内亮太さんの3人にお話しを聞きました。マッキンゼー出身の岡田さん、リクルート出身の山碕さん、ゴールドマン・サックス出身の谷内さんがタッグを組んでどのように経営をしているのか、そして3人の古巣にはない「若手が伸びるプログリットの成長環境」についてお届けします。

<目次>
●経営メンバーの強みは「前向き・ポジティブ・強いメンタル」
●出会って間もなくCFOのオファー。「3日後に返事をください」
●若手の成長を加速させる「任せる文化」と「多様な人材」
●マッキンゼー、リクルート、ゴールドマン・サックスにはない、プログリットの成長環境

経営メンバーの強みは「前向き・ポジティブ・強いメンタル」

──まず創業当時を振り返ってもらえますか。最初は岡田さんが山碕さんに声をかけ、2人で起業したと聞きました。


岡田:実は大学生の頃から「一緒に起業しよう」と話していました。私としては、起業の際に山碕を選んだのではなく、もともと山碕と起業しようと考えていたくらいです。


山碕:岡田とは大学時代に留学した際に出会い、意気投合していました。留学時から「将来は一緒に何かやりたい」とよく話し、帰国後や就職してからも定期的に連絡を取り合って2人で飲みに行ったり、起業アイデアの議論をしたりしていました。

すると、ある日突然、岡田が家事代行サービスを思いつき、「このビジネスだったらイケる」という連絡をもらったことが起業のきっかけです。

2人で投資家を回ることもありましたが、当時は家事代行サービスに関して、実は心のどこかで「本当に成功するのかな」と信じ切れていない部分がありました。そんな中、2人で話し合っているときに、岡田が「やめよう。もっと自分たちにとって重要なことを事業にしよう」と言い出し、そこから現在の英語コーチングサービスに一気に切り替えていきました。

山碕 峻太郎(やまざき しゅんたろう):新卒でリクルートキャリアに入社。インフラ業界、自動車業界、金融業界など幅広い業界に対して、人事課題のコンサルティング営業を行う。その後、岡田と共に当社を創業。


──ターニングポイントになったのは間違いなさそうですね。2人で経営されていた時代に思い出深い出来事はありましたか。


岡田:当時は頭を抱えることもあったと思います。ただ、今から振り返ると、「苦しいことなんて、あったっけ?」というほど、本当に思い浮かびませんね。


山碕:起業してからの困難を聞かれることも少なくないため、「強いて言うのであれば」とよく挙げるエピソードが、創業2年目に広告費を使いすぎたときのことですかね。


岡田:当時はテレビCMへの出稿を増やし過ぎて資金が枯渇しかけ、融資を受けて何とか乗り切れました。

とはいえ、当時は生き残ろうと必死だったものの、苦しさやしんどさは感じていませんでした。心境としては、資金が足りなくなったことで、「それなら借りに行こう」という感覚でした。

岡田 祥吾(おかだ しょうご):新卒でマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。日本企業の海外進出、海外企業の日本市場戦略立案など、数々のプロジェクトに従事。また、同社を退社後、プログリットを創業。


山碕:実際、当時は本気で「どうしよう」「何とかしなければ」と考えていたはずです。ただ、かつて悩んだ大きな問題も、今考えると非常にささいなことに感じます。もしかしたら、それが自分たちの成長している証しとも言えるかもしれませんね。


谷内:私から見ても、2人の前向きでポジティブなところは、大きな魅力に映ります。

元来のメンタルの強さに加え、強くあろうとし続けている。そして、とにかく前向きで何でもできると考え、そう考えないと思いは実現できないこともしっかり理解しています。

そんな2人が出会えば、一緒に起業することは自然なことでしょうね。

谷内 亮太(たにうち りょうた):新卒でゴールドマン・サックス証券に入社。約10年間、債券・株式の引受業務をはじめ、ストラクチャード・ファイナンスなど幅広い資金調達業務に従事。その後、2020年にプログリットへ入社。


山碕:私からすると、谷内さんもいわゆるネアカ・ポジティブです。だから経営メンバーの強みは「前向き・ポジティブ・強いメンタル」だと自負しています。その上、岡田はチャーミングさとブレない強さもあります。年上からも年下からも慕われる人柄であり、決心したことは周りや外部から意見されながらも、必ず達成していく強い信念を持っていますね。

出会って間もなくCFOのオファー。「3日後に返事をください」

──そんな谷内さんが加わった経緯についても、聞かせてください。


岡田:谷内は創業5年目の2020年2月の入社ですが、私たちとしては以前から上場を見据えてCFOを探していました。実際、2018年頃から候補者との食事や最終面接なども行い、採用も本格化させていました。

ところが、「この人だ」とスッと心に入り込んでくるような人材になかなか出会えず。迷ったら採用を見送ると決めていたこともあり、CFOの空席が続いていました。


──谷内さんは、マネーフォワードのCFOである金坂直哉さんから岡田さんを紹介されたと聞きました。


谷内:そうですね。あるとき、金坂さんとお会いした際に紹介され、後日3人で食事をすることが決まりました。

当時の私はスタートアップに明るくなく、どんな雰囲気かを知ろうとしていたくらいでした。ところが、そこにやってきた岡田を見て、「気が合いそうだな」という第一印象を受けました。

ゴールドマン・サックスで新卒配属された部署でも、根っから性格が明るく、非常に気が合う同期がいて、彼と岡田の雰囲気が似ていたことから、そう感じたのかもしれません。


岡田:谷内とはその場で意気投合し、金坂さんが帰宅した後も、2人でバーに行きました。

私としては食事のときから、谷内に「スマート・ハードワーク・成長マインド」の3つを感じました。この3つがそろうことはほとんどなく、何より感覚的にスッときて「この人だ!」と思えました。バーではパワーポイントで事業計画や上場までの道のりを一気に説明したことを覚えています。

谷内:私も覚えていますよ。


岡田:ただ、ほとんど寝ながら聞いていましたよね。


谷内:えっ!?


岡田:寝ていなかったですか(笑)。「半分くらいしか聞いていないんじゃないかな」と思っていました。


谷内:あのときは、まさかパワーポイントを見せられるとは思っていなかったからね(笑)。


──なるほど。その初対面後にCFOのオファーを受けたと。


谷内:食事から2週間後にオフィスを訪れ、山崎や各部門長と顔を合わせ、「3日後までに返事をください」と言われました。さすがに、むちゃなことを言ってくるなぁと思いましたね(笑)。

それでも、当時はゴールドマン・サックスでの仕事に一定の満足感を得てしまっていた自分もいて、気持ちとしては転職への心理的ハードルもそこまで高くありませんでした。ゴールドマン・サックスの大先輩から聞かされていた、「転職は自分から動くのではなく、求められたときに動きなさい」という話とオファーがリンクしたので、転職を決めました。

山碕:私も当時のことはよく覚えています。谷内は「自分の人生はまだまだで、これからよりチャレンジしていきたい」と話していて。

私からすればゴールドマン・サックスで10年も働いていたら、十分厳しいところでチャレンジしていると思えただけに、印象的でした。さらなる成長マインドセットと熱さを感じましたね。


岡田:私たちが求めていたのは、むしろ「何も知らないから、ゼロからもう一度はじめたい」というくらいのマインドセットや成長意欲を持った人材。自分自身、普段から心がけていることでもあるからこそ、谷内の考えが自然とスッと入ってきましたね。


──入社後はCFOだけでなく、管理部長としてバックオフィス全般も担当していると聞きました。


山碕:入社後、最初の仕事がコロナ対応でしたよね。


谷内:消毒液が品薄で入荷できないから、何とか自作できないかと考えていたとき、「あれ? 何やっているんだろう」と思わず考えてしまったこともありました。


岡田:本当に泥臭い仕事ばかりですね。CFOという世間でイメージされる格好いい仕事ばかりでない中、受け入れてくれたのは、本当にありがたい限りです。

──谷内さんの入社前後で、社内に変化はありましたか。


山碕:会社全体における仕事の基準が一段階上がったと感じています。パワーポイントやエクセルの資料なども含めて、仕事のアウトプットの質が確実に高まりましたね。


岡田:私個人としても、大きく変わりました。それまでは1人で何役もこなす必要があり、ときとして事業を加速させるアクセルと同時に、管理部長としてブレーキも踏むという相反する役割を担うこともありました。

それが谷内に役割の一部を任せられるようになったことで、自分がやるべきことにフォーカスできるようになったと感じています。今は会社としての成長を考え、かつては踏み込み切れなかったアクセルも、しっかり踏み込めています。

若手の成長を加速させる「任せる文化」と「多様な人材」

──谷内さんにとって、入社後の印象深いことはありますか。


谷内:比較的新しい出来事ですが、ChatGPTが話題になったときですね。事業に取り込みたいという話を社内で話したところ、山碕が「やりますよ」と言い、ほんの数日でサービスのプロトタイプを作り、一気にリリースまでこぎつけたことがありました。

他の会社であれば1カ月はかかるであろうことを、1週間足らずでこなしてしまう圧倒的なスピード感には驚かされました。山碕にも他に仕事はありますが、当然すべての仕事を全力でこなしていたら体がもちません。ただ、彼からは自分でやらなくていい仕事や後回しにできる仕事を差配し、優先順位をつけるうまさを感じさせられます。


山碕:私自身、自分の一番の強みはメンバーに仕事を任せられることだと考えています。メンバーに任せ、誰もが仕事をやりたいという環境を作ることこそが自分の役割で、その前提があることで、どんなときでもメンバーには安心して仕事を任せられます。


──就職において選択肢が豊富にある現在の学生たちが、プログリットだからこそ得られることがあれば教えてください。


山碕:まずは多様性が挙げられます。私の前職であるリクルートでは新卒入社が多く、経歴や考え方が似通っている人材が集まりがちです。

一方、プログリットはバリューにこそ全員が共感しているものの、経歴などはバラバラ。ゴールドマン・サックスやマッキンゼー、リクルート、キーエンスといったそれぞれの出身者などから、おのおのの経験を学んでいけるはずです。


岡田:甘い環境ではなく、新卒入社でもいきなり責任者を任せられることもありますね。これは私の古巣のマッキンゼーをはじめ、大企業ではほぼあり得ないでしょう。

実際、新規事業の責任者は入社3年目の社員で、1年目から大きいプロジェクトを任せられてきました。

山碕:入社1カ月でプロジェクトを任せられるどころか、入社前から宿題があったほどですね。


岡田:ただ、彼に任せたプロジェクトはうまくいかずに、結果的に失敗に終わります。それでも、私たちは減点方式で評価することはなく、「どんどん失敗して、復活しよう」という考えのもとで、仕事を任せるようにしています。新規事業の責任者も、失敗を血肉とし、今では当時の経験を経て大きく成長しました。


──仕事を進める上で、アドバイスや声をかけることはありますか。


岡田:私は基本的に厳しく接すると決めているため、入社1カ月でも責任者は責任者という関わり方をしています。とはいえ、もしかしたら山碕が陰でサポートしてくれているかもしれません。


山碕:そうですね。全社員に隔週で1on1のミーティングを行っているため、その場で仕事の進め方や相談、フィードバックなどをしています。内容についても、失敗を避けるためのアドバイスというより、基本的には失敗するなら小さく失敗するより大きく失敗した方が成長するという考えによる助言です。

マッキンゼー、リクルート、ゴールドマン・サックスにはない、プログリットの成長環境

──学生の中には、「大企業orスタートアップ」で就活に悩んでいる方もいらっしゃいますが、どのようなアドバイスを送りますか。


谷内:昨今は大企業からスタートアップに転職する例も増えています。確かに新卒で多くの学生が行きたいと考える大企業は、教育制度が整っていて、確立したノウハウがあります。しかし、今のスタートアップにはそれらの大企業の強みを吸収して守りに入るのではなく、攻めに出ていける人材が集まってきます。

そう考えると、スタートアップで働く最大のメリットは、そういった挑戦するマインドを持っている人材とともに働けるところかもしれません。大企業からのステップアップやチャレンジとしてのステージとしてスタートアップが見られている感もあります。

実際にプロフェッショナルファームや大企業から転職する人材は、もう一段階上の成長を欲している人材ばかり。その上でプログリットは、共同創業者の2人の資質からポジティブさがしっかりと浸透しているため、大きな成長機会があるはずです。

山碕:大企業とスタートアップ、あるいはコンサルティング企業と事業会社など、世の中にある多くの二項対立は実のところ、世間が勝手に作り出しているだけです。そんなことにとらわれるよりも、気にせずに自分が本当にやりたいことを追求することが大切でしょうね。


岡田:私もそう思います。最後は本気になるかどうかの問題。本気になれるのであれば、どんな仕事でもおもしろいと感じられるのではないでしょうか。


谷内:ただ、現代は終身雇用ではなく、個人で生きていけるかが問われる時代になっています。それこそゴールドマン・サックスにおいて、私は完全にブランドにぶら下がっている自覚がありました。

一方、スタートアップにはブランドや基盤がないものの、1人で生き抜く力を培える環境があると言えるかもしれません。

私は転職が個人としての力試しの機会にもなりましたが、実はゴールドマン・サックスの同期で今も在籍し続けているのは、ほんのわずかです。また転職した人のうち半数くらいは事業会社を選んでいます。その理由も最後は自分1人でも生きていける力をつけたいと考え、そのための近道として選択しているはずです。

もし1人で生きていきたいと考えるのであれば、大企業に就職してわざわざ遠回りする必要もないでしょう。


岡田:さすがですね! 問いに対する答えを自分なりにいろいろと考えていたものの、終身雇用というマクロの話題から個人で生き抜く流れで締めるとは思いつかなかったです(笑)。 


──もしも目の前にみなさんの古巣であるマッキンゼー、リクルート、ゴールドマン・サックスに行くか、プログリットに行くかどうかで悩んでいる学生がいるとしたら、何を伝えたいですか。


谷内:今のプログリットは、とにかく面白いステージにあります。

スタートアップと言っても上場を果たし、財政体制を見ればそれなりの体力もある。M&Aでも新規事業でも、1つの当たり外れで会社の規模を変えられるほどのインパクトを残せる環境は貴重で、最高のチャレンジができる状況にあると言えるでしょう。

ゴールドマン・サックスへの入社も間違いなく素晴らしいこと。しかし、それは世界で何万人といる社員の1人でしかないのも事実です。もし個人の力で働きたい、輝きたいと考えるのであれば、おのずと選ぶべき道も見えてくるはずではないでしょうか。


山碕:私はリクルート出身ですが、プログリットには他にもリクルート出身者は2名在籍しています。そして、彼らはリクルートで活躍してきた人材。わざわざリクルートに入社しなくても、プログリットで彼らから学べることは数多くあります。

その上で、プログリットには成長する環境とチャレンジできる環境の2つがそろっています。成長は高い基準の環境でどれだけ働けるかにかかっているため、岡田や谷内をはじめ、厳しい環境で戦い抜いてきた人材によって築かれたプログリットの高い基準は、成長にはうってつけです。


岡田:私はシンプルに、プログリットには1つの業界を変革するチャンスが巡ってきているということを伝えたいです。これは、マッキンゼーではまず経験できないことだと思います。

しかも、まだまだ社内が整っていないからこそ、責任者などの大きなポジションもつかみやすい状況にあります。先ほどもお伝えしたとおり、任せるときは思いっきり任せますし、若いうちに成長したい方は今がチャンスです。

──最後にどんな方と一緒に仕事がしたいか、メッセージをお願いします。


谷内:採用する際は、いかにイベントを楽しめるかというマインドを重視していますね。実際に、失敗やアクシデントが起きたときも、「もうダメだ」「どうしよう」と落ち込む相手より、「とりあえず大丈夫」「次を考えよう」と考えられる相手の方が生産的な時間を過ごせるはずです。

そのため、ポジティブさは絶対に欠かせない要素ですし、これらの素養を持った方とビジネスを成長させたいですね。


山碕:私たちは、「熱くて、いい人」という採用要件を掲げています。

まず、「熱さ」は自身の成長や世の中に対して何かを成し遂げたいという、情熱があるかどうか。そして、「いい人」は周囲から愛されるコミュニケーションや人柄を見ています。「われこそは!」と思った方に、ぜひエントリーしていただきたいです。


岡田:英語業界は硬直し、長らく変化が起きていない業界です。ただ、10年後には劇的な変化が起こっているはず。それはプログリットが変化を起こしているに違いないからです。

業界も、日本も変える。そんな挑戦に共に立ち向かってくれる方々を、迎え入れたいですね。


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【執筆:小谷紘友/撮影:百瀬浩三郎/編集:山田雄一朗】

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