こんにちは、ワンキャリ編集部です。
人の話を聞くことが上手い人は、自己PRの際に「傾聴力」をアピールしますが、どのようにアピールすればいいか悩む学生も多いでしょう。
今回は、自己PRで傾聴力を効果的にアピールする方法や内定者例文をご紹介します。傾聴力を自己PRで用いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
<目次> ●傾聴力とは?|傾聴力がある人の特徴も解説 ・傾聴力とは? ・:特徴1:共感性が高い ・:特徴2:相槌や質問が得意 ・:特徴3:相手の本音を引き出すのが得意 ・:特徴4:相談されることが多い ●企業が傾聴力を評価する理由3つ ・良好な関係を築くために必要な能力であるため ・相手の本音を引き出せるため ・問題解決に役立つため ●5ステップ|自己PRで傾聴力の効果的な伝え方 ・ステップ1:最初に結論を伝える ・ステップ2:具体的なエピソードを伝える ・ステップ3:数値などを用いて成果を伝える ・ステップ4:傾聴力がどう役立ったかを伝える ・ステップ5:会社でどう生かせるかを伝える ●傾聴力をアピールするときのポイント5つ ・企業が求めている能力であるかを確かめる ・他の強みとセットで伝える ・傾聴力を他の言い方で伝える ・面接での振る舞いに気を付ける ・受け身の印象を残さないようにする ●【業界別】傾聴力を用いた内定者の例文 ・金融 ・メーカー ・広告 ・インフラ ・商社 ・不動産 ●【職種別】傾聴力を用いた内定者の例文 ・営業職 ・事務職 ・エンジニア職 ・コンサルタント職 ・クリエイティブ職 ●【エピソード別】傾聴力を用いた内定者の例文 ・アルバイト ・部活 ・ゼミ ●まとめ
傾聴力とは?|傾聴力がある人の特徴も解説
こちらでは、傾聴力の意味を解説し、傾聴力がある人の特徴を4つ紹介します。
傾聴力とは?
傾聴力は、相手の話を理解し、深く共感するスキルであり、信頼関係を築く上で重要な役割を果たします。
このスキルは、アメリカの心理学者カール・ロジャースによって初めて提唱され、カウンセリングやビジネスにおいても広く活用されています。傾聴力は、相手の言葉だけでなく、感情や背景にまで心を寄せて聴くことで、相手に安心感を与え、率直なコミュニケーションを促進します。
ロジャースは、このスキルを高めるために「共感的理解」「無条件の肯定的関心」「自己一致」の三原則を挙げています。これにより、聴き手は相手の立場に立ち、偏見なく話を受け止め、自分の言葉や態度と一致させることが求められます。
傾聴力は、ただ聞くのではなく相手のことを理解することで、信頼と協力を生む基盤となるといえるでしょう。
特徴1:共感性が高い
傾聴力がある人は共感性が高く、相手の立場や感情を深く理解しようとします。他人の話を聞く際に、自分自身の経験や感情を重ね合わせながら、相手の状況を感じ取れます。
これにより、話し手は自分の気持ちや考えが受け入れられていると感じ、安心して本音を語れます。共感性が高い人は、他者の視点を尊重し、たとえ意見が異なる場合でも、相手の感情や意見を理解しようと努めます。この姿勢が信頼を生み、相手との関係をより深いものにします。
また、共感することで話し手に安心感を与え、ストレスや悩みを軽減することにもつながります。共感性の高さは、単なる情報の共有を超え、感情や経験の共有につながるため、豊かな人間関係を築く重要な要素です。
特徴2:相槌や質問が得意
傾聴力がある人は、相槌や質問を適切に使いこなす能力を持っています。相槌は話し手に対して「私はあなたの話を聞いていますよ」と伝える重要な手段です。うなずきや短い合いの手を入れることで、話し手は安心して話を続けられます。
また、質問を通じて話を掘り下げ、より深い理解を得ることも得意です。これにより、話し手は自分の考えを整理しやすくなり、新たな気づきを得ることもあります。
相槌や質問の使い方が上手な人は、相手の話をただ受け入れるだけでなく、会話を円滑に進められ、相手が話しやすい環境を整えられます。適切な相槌や質問は、コミュニケーションを活性化し、双方の信頼関係を強化するといえるでしょう。
特徴3:相手の本音を引き出すのが得意
傾聴力の高い人は、相手の本音を引き出すことが得意で、話し手に安心感を与え、話しやすい雰囲気を作ることで、表面的な話題だけでなく内面にある本音や感情を自然に引き出せます。
このスキルは、相手の言葉や表情、態度を注意深く観察し、適切なタイミングでフィードバックや質問を行うことで可能になります。相手の本音を引き出すことは、単に情報を得るだけでなく、相手が自身の考えや感情を整理する手助けにもなります。本音を引き出す能力は、信頼関係を強化し、互いに理解し合うための重要なステップとなるでしょう。
特徴4:相談されることが多い
傾聴力が高い人は、周囲から相談されることが多い傾向にあります。傾聴力が高い人は、他者の話に対して偏見を持たず、客観的かつ共感的に対応できるため、安心して相談できる存在とみなされます。
相談者は、自分の話が真摯(しんし)に受け止められ、理解されると感じることで、信頼感を抱けます。また、傾聴力のある人は、相談者に対して適切なフィードバックやアドバイスを提供できるため、具体的な解決策を見つける手助けができます。
このような特性があるため、傾聴力が高い人は、周囲から頼りにされ、信頼される存在となることが多いといえるでしょう。
