こんにちは、ワンキャリ編集部です。
「営業事務の志望動機の書き方が分からない」と悩んでいる就活生は多いかと思います。こちらの記事では、営業事務の志望動機の例文や作成のポイントを解説します。また、営業事務の仕事内容や魅力、求められる能力や向いている人なども解説しますので、営業事務の志望動機を作成するヒントにしてください。
<目次>
●営業事務とは?
・営業事務の仕事内容
・営業事務の魅力ややりがい
・営業職との違い
・一般事務との違い ●営業事務の志望動機の書き方
・1. 結論
・2. 背景や具体的なエピソード
・3. 入社後の意気込み ●営業事務の志望動機を作成する際のポイント
・営業事務を志望する理由を明確にする
・応募先企業を志望する理由を明確にする
・営業事務に生かせるスキルや強みをアピールする ●営業事務の志望動機の例文 ●営業事務に求められる能力
・事務処理能力
・パソコンスキル
・コミュニケーションスキル
・タスク管理スキル
・臨機応変な対応力 ●営業事務に向いている人
・ホスピタリティが高い
・資料作成が得意
・チームで仕事をするのが好き ●おわりに
営業事務とは?
営業事務は、営業活動を支える重要なポジションです。主に事務作業を通じて、営業担当者や顧客をサポートする役割を担います。ここでは、具体的な仕事内容や他職種との違いを解説します。
営業事務の仕事内容

営業事務は、営業活動を円滑に進めるための事務的な業務を幅広く担います。業務の正確さや対応力が求められ、社内外との調整役としても重要な役割を果たします。
主な仕事内容は以下のとおりです。
- 書類作成(見積書・請求書など)
- 顧客対応(電話・メール対応、来客対応など)
- 納品・在庫管理(商品の発送手配、在庫確認など)
- 営業サポート(会議準備、データ入力など)
ひとつずつ掘り下げてみていきましょう。
書類作成
営業事務の代表的な業務のひとつが、各種書類の作成です。見積書・請求書・納品書・送付状など、顧客との取引に欠かせない書類を正確かつ迅速に作成する必要があります。
場合によっては、営業担当者に代わって提案資料やプレゼン用スライドなどを用意することもあります。さらに、営業実績の集計や社内報告資料など、社内向けのデータ作成を任される場面もあるでしょう。
いずれも基本的なパソコン操作が求められ、Word・Excel・PowerPointのスキルを生かして作業するのが一般的です。内容の正確さと体裁の整った資料作成が重要です。
顧客対応
営業事務は、営業担当者が不在の際に顧客からの電話やメールに対応する役割も担います。
問い合わせ内容によっては即答できないこともあるため、事前に営業と情報を共有し、顧客の状況や要望を把握しておくことが求められます。状況によっては、営業に同行して客先を訪問するケースもあるでしょう。
顧客と良好な関係を築くためには、丁寧で的確な対応を心がけることが大切です。営業と顧客の橋渡し役として、信頼を得る対応ができるかどうかが業務の質を左右します。単なる事務ではなく、顧客対応力も問われる仕事といえるでしょう。
納品・在庫管理
営業事務は、商品の納品や在庫管理にも携わります。営業が受注した商品の在庫状況を確認し、必要に応じて納品手配や発送業務も行います。
さらに、納品書や出荷伝票の作成、納品後の確認、請求書発行までの流れを一貫して管理することもあります。また、営業活動で使用する販促用のサンプルを準備・保管し、顧客に送付するなどの業務も含まれるのが一般的です。
在庫数の変動に注意し、正確なデータ管理を行うことで、納品遅れや在庫切れを防止することが重要です。営業活動を支える重要なバックオフィス業務としての責任があることを覚えておきましょう。
営業サポート
営業事務の核となるのが、営業サポート業務です。営業担当者が商談や提案に集中できるよう、書類作成や日程調整、データ管理など幅広く支援を行います。時には提案書の作成や顧客への資料送付、代理での問い合わせ対応も任されるでしょう。
営業人数に対する配置は企業によって異なり、1人の営業事務が複数名の営業を担当する場合もあれば、1対1でサポートすることもあります。そのため、営業活動全体を俯瞰(ふかん)し、優先順位をつけて動き、信頼される営業のパートナーとして機能することが求められます。
営業事務の魅力ややりがい
営業事務の魅力は、単なる裏方にとどまらず「人と関わるなかで成果を支える実感が得られる点」にあります。営業から依頼された資料が商談で評価されたり、迅速な対応が顧客満足につながったりと、自身の行動が結果として可視化される場面も多いものです。
また、社内外の関係者との連携を通じて信頼関係を築けるのも特徴です。人から頼られることにやりがいを感じる人や、縁の下の力持ちとして貢献することに喜びを見いだせる人にとって、営業事務は非常にやりがいのある職種といえるでしょう。
営業職との違い
営業職と営業事務の違いは、主に役割と外回りの有無にあります。
営業職は顧客との商談や新規開拓、売上目標の達成など「外に出て結果を出す仕事」であるのに対し、営業事務はその活動を社内で支える「内勤中心の支援役」です。
営業が安心して商談に臨めるように資料作成やスケジュール調整を行うなど、日々の業務は連携を前提としています。直接的に契約を取る機会は少ないものの、裏側から売上や成果を支える立場であることが、営業事務ならではの役割といえるでしょう。
一般事務との違い
一般事務と営業事務の違いは「担当範囲」と「関わる相手の層」にあります。
営業事務は営業部門に所属し、営業担当者の業務を支援するのが役割です。見積作成や在庫確認、顧客対応など、営業活動に直結した業務が多く、社外の人とのやり取りも頻繁にあります。
一方、一般事務は総務や人事など管理部門に属し、主に社内業務を担当します。庶務・電話対応・経理補助など、その業務範囲は社内全体を支えることに重点が置かれている点が異なるといえるでしょう。