近鉄グループの歴史は、1910年に大阪・奈良間を結ぶ奈良軌道が設立されたことに始まります。以来、鉄道事業を中心に、事業を通じて地域の発展と幸福に寄与することを変わらぬ役割と考え、事業を営んでまいりました。
現在、近鉄グループは、運輸、不動産、国際物流、流通、ホテル・レジャーなど暮らしに関わる多様な事業を各地で展開しています。
その事業エリアは、近畿を中心として、北は北海道、南は沖縄、さらに海外まで及び、グループ会社の総数は約250社にも及びます。
近鉄グループは、『「いつも」』を支え、「いつも以上」を創ります。』をグループ経営理念に掲げ、この経営理念を具現化すべく、すべてのグループ会社がお客様に安心・安全を提供することで日常をお支えするのはもちろん、常に変化する時代やニーズに応えながら革新を続け、新たな時代を切り開いていく挑戦の姿勢を持ち、事業を展開しています。
近鉄グループホールディングスは、近鉄グループの純粋持株会社として、グループ全体の経営指針の策定や、グループの総合力・連携力を高める役割を担っています。
変化する経営環境の中で、各事業の特性を活かしつつ、グループの総合力を最大限に発揮し、グループ価値の増大を図ってまいります。
1 ) 運輸事業
近畿・東海の主要都市を結ぶ路線距離私鉄日本一の鉄道をはじめ、バス、タクシー、フェリーなど幅広く取り組む近鉄グループの運輸事業。そのうち、鉄道事業では、観光特急の導入、最新の列車情報を提供する近鉄アプリの配信、チケットのIC化など、お客様のさらなる利便性と快適さを追求した取り組みを行うほか、安全性の向上にも注力しています。
2 ) 不動産事業
「あべのハルカス」をはじめとするビルや商業施設の企画・開発・運営だけでなく、天王寺公園エントランスエリア「てんしば」の官民連携による地域活性化など、さまざまな不動産事業を展開しています。 住宅部門では、近畿日本鉄道の沿線内はもちろん、首都圏などの沿線外でもマンション開発や戸建て事業に積極的に取り組んでいます。さらには、農業ビジネス「近鉄ふぁーむ花吉野」など、所有地を活用した新たな事業の創出にも着手しています。
3 ) 国際物流事業
国際物流事業を営む近鉄エクスプレスは、輸送に加えて通関業務や関係書類の作成などにも対応する日系大手の「フォワーダー(混載業者)」として、世界中あらゆる場所へ貨物をお届けしています。船舶・航空機・車両・鉄道など、世界中にある無数の輸送手段を組み合わせ、お客様の要望にきめ細やかに応えるロジスティクス・サービスをワンストップで提供しています。
4 ) 流通事業
近鉄百貨店をはじめ、駅ナカショッピングモール、コンビニエンスストア、食品スーパーマーケットなど、流通事業では商業施設・販売店の管理・運営などに取り組んでおり、ご利用をいただく皆様に快適な空間と生活を豊かにする商品を届けています。近年はクラフトビールの醸造を始めたほか、地域のお土産も販売する駅ナカショッピングモール「Time’s Place」の出店も実施し、沿線地域の魅力発信に取り組んでいます。
5 ) ホテル・レジャー事業
ホテル事業では、都ホテルズ&リゾーツとして国内外に25のホテル・旅館を展開しています。常にお客様から「選ばれるホテル」を目指し、お客様が求められるサービスの実現に努めています。
またレジャー事業では、「志摩スペイン村」や「海遊館」など、さまざまなレジャー施設を運営。人々に日常とは一味違った喜びと感動、楽しさを届ける“今までにないエンターテイメント”を追求しています。
近鉄グループホールディングスの総合職のキャリアは、事業をまたいだジョブローテーションを繰り返しながら幅広く経験を積み、近鉄グループ各社または近鉄グループホールディングスの経営層を目指します。
そんな当社では、以下の3つの特徴を持つ方とぜひ一緒に働きたいと思っています。
①何かおもしろいことはないか常に考えている
②簡単には諦めず、最後までやり遂げる
③地域への貢献を意識しながら、収益を生み出せる
多様な経験をしたいという方、将来的に経営に携わりたい方、そして地域や社会に貢献できる仕事がしたい、という方はぜひ当社にご興味を持っていただければ嬉しく思います。