本記事は「ABEMA TIMES」の記事を転載、一部編集したものです。2021年3月1日に「ABEMA」で放送された『どうする?withコロナの就活&働き方【12時間特番】』の模様をお届けします。放送を見た方も見逃してしまった方も、ぜひご覧ください。
3月1日から始まった、2022年卒の就職活動。新たな一歩に期待を膨らませる学生も多い一方、ネットには「コロナ禍の就活ってどうすればいいの?」「説明会もオンラインばかりでアピールできない……」「志望する企業はコロナでも大丈夫なの?」といった不安の声も聞こえてくる。
そこで、3月1日放送のABEMA『どうする? withコロナの就活&働き方』では、3社の採用担当者を招き、学生からの率直な質問をぶつけた。
【参加企業・参加者】
・freee株式会社 上赤祥貴さん(新卒採用チームマネージャー、2017年新卒入社)
・丸紅株式会社 矢野倫久さん(人事部採用人材開発課、2007年新卒入社)
・株式会社ミクシィ 佐々木忠輝さん(新卒採用責任者、2016年中途入社)
Q.これをしたら即採用という「奥義」はある?
ミクシィ・佐々木さん:ない!(笑)。「どういう人を求めているか?」というのは、それぞれの会社がビジョンなど掲げていると思うが、それに沿った活動をされている方や、実現できる人を採用したいと思っているはず。なので、これがあったら全社採用というものは、基本的にはないと考えていただいた方がいいと思う。
丸紅・矢野さん:個人的にはあると思っていて、すごくシンプルで「あるがままの自分」を出す。これが一番強い。それができている人は信頼できるし魅力度も増す。ただ、絶対受かるか?というとちょっと難しいが。
Q.どんな学生がほしいの?
丸紅・矢野さん:さっき言った「あるがまま」に似ていて、自分を知っている方。理由は2つで、1つ目は意図的な強み・弱みでなく、理想から動物的欲求までいろいろな「カオスな自分」があると思う。それを全部落とし込んでいって「自分ってこんなやつなんだ」とわかった上で、「これをやりたい」とロジックを立てている人がいいなと思っている。自分の感情や考え方がわかる人は、相手の気持ちもわかるはず。これが「共感」だと思っていて、共感できる人は潜在ニーズを汲(く)み取るのがうまい。
2つ目は、これから新しいことで人は価値を出していかないといけない。新しいことをやるには極論「常識の真反対」というか、100人中99人がやめろと言うけど1人でやるくらいの気持ちだと思う。新しいことをやるのはつらいけど、最後の支えになるのは、自分はそれでもやりたいという原動力。これがわかっている人は、自分をわかっているという意味でいいなと。
freee・上赤さん:新卒、中途問わず「アンラーニング」(学びほぐし)できる人を求めている。あまり聞き慣れない言葉だと思うが、これまでに自分が経験したいいところは残しておく一方で、freeeで活躍していただくにはfreeeなりの考え方もあるので、それは柔軟に取り入れていく素養を持っている人。素直で謙虚、かつ成長意欲が高いような人材を求めている。
ミクシィ・佐々木さん:freeeさんとほとんど同じ。会社が成長し、どんどん変わっている中で、「Aが正しい」と言われていたモノが、「Bが正しい」と変わる瞬間が早くなってきている。それを自分の中に取り込み、自分を高められる人がいいと思う。
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