<立命館大学 Aさん(理系/男性)>
内定先
野村総合研究所、NTT西日本
就活サマリー
【就活の進め方・軸は?】
合同説明会で志望職種を再確認
【内定獲得の秘訣は?】
こびを売らないOB訪問
【大学特有の就活事情は?】
キャリアセンターでしか得られない経験がある
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名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのでしょうか?
ワンキャリ編集部では「トップ内定者」にインタビューを行い、彼らの就活スタイルを徹底調査しました。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けします。【大学別トップ就活生レポート2019】
【目次】
・就活の進め方・軸は?
・受けた企業一覧
・内定獲得の秘訣は?
・就活スタイルまとめ
・大学特有の就活事情は?
・一年間の就活年表
就活の進め方・軸は?
Aさんが就活を進める上で重視していたのは以下の2点です。
・社会や人々の生活を豊かにするプログラミングスキルを得られる企業
・合同説明会で志望職種を再確認
社会や人々の生活を豊かにするプログラミングスキルを得られる企業
Aさんは「社会や人々の生活を豊かにする仕事に就きたかった」と言います。これは就活生なら誰もが一度は願ったことかもしれません。
しかし、Aさんはその願いを実現するための職種を具体的に考えていました。それが「プログラミング技術を取得できる企業への就職」です。
現代のあらゆる「便利」の根本には「システム」があることがほとんどです。そしてシステムを利用した仕組みはこれからも限りなく増える、とAさんは考えました。
これから先も社会や人々が豊かになり続けるためには「ITスキル」が欠かせないということ、そして自分がこれからの未来を生き抜くためにも、やはりそのスキルが必要と考えたそうです。
そのため、就活を始める時点で「ITスキル、特にプログラミングスキルを取得できて、その技術を活かせる企業」に焦点を絞って就活を開始したと言います。
就活生にとって、志望対象とする職種や企業を早い段階で絞り込むというのは勇気がいることではないでしょうか。
しかし、Aさんは、自分が以前から思い描いていたビジョンを具体化するために、就活開始時点で的を絞って臨んだのです。
このことから「自分がやりたいことを形にするための手段」を考えることが大事だと言えるでしょう。
合同説明会で志望職種を再確認
Aさんが就活を進める中で大事にしたのが「合同説明会への参加」でした。
Aさんいわく「合同説明会は選考に受からなくても参加できるし、周囲の学生の動きも見ることができてコスパが良い」だそうです。
Aさんが合同説明会に参加する動機は、自分が志望する職種や企業の説明を聞きたい、ということだけではありませんでした。
どの職種・企業もフラットな視点で客観的に見て、興味がないと思っている企業の説明も受けてみることで、自分が志望している職種や企業が本当に自分が望んでいるものなのか、ということも確かめていたと言います。
その結果、Aさんは自分が志望している職種や企業以外は、何度説明を受けても興味を持つことができなかったそうです。
この確認作業があったことで、就活中の「自分が進むべき道は間違っていない」という自信につながったのではないかと言います。
しかし、同時にAさんは自分が興味を持っている職種にフォーカスをし過ぎたのではないか、という反省も口にしています。
後のインターンシップ選考で、さほど強い興味を持っていなかった企業の選考にもれてしまいます。
その後、志望する企業のインターンシップに採用されたので、結果としては良かったのですが
「興味が薄い企業であっても、採用されていれば精神的な余裕ができただろう、ある程度の研究をしておくべきだった、リスクヘッジのバランスが取れていなかった」と、振り返ります。
このことから、自分が進むべき道を見極めながらも、全体のバランスを取るも考えることが大事だと言えるでしょう。
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
【インターン】 パナソニック |
ー |
3年秋 (M1) |
【インターン】 野村総合研究所 パナソニック、NTT西日本 |
ー |
3年冬 (M1) |
【インターン】 NTT東日本、 野村総合研究所、 NTTデータ 【本選考】 ソフトバンク、 アクセンチュア |
ー |
4年春 (M2) |
【インターン】 NTT西日本、パナソニック 【本選考】 アビームコンサルティング、 野村総合研究所、 ソフトバンク、NTT西日本、 新日鉄住金ソリューションズ、 日本総合研究所、KDDI、 NTTコムウェア、NTTデータ、 富士ゼロックス、パナソニック、 TIS、NTTドコモ |
野村総合研究所、 NTT西日本 |
内定獲得の秘訣は?
Aさんの内定獲得の秘訣は以下の2点です。
・誰よりも早い就活の開始
・こびを売らないOB訪問
誰よりも早い就活の開始
Aさんは大学3年の6月から就活を開始しました。一般的な就活開始時期としては早いと言えるでしょう。
実際に同期の学生のほとんどはその時点でまだ就活を始めていませんでした。Aさんが少しでも早く就活を開始したかったのには2つの理由があると言います。
1つ目は、自分が志望する企業にも、東大や京大の学生が応募をするだろうという危機感だったそうです。
いわゆる「就活に有利な学生」が本格的な就活を開始する前に動き出すことで、差をつけたかったと言います。
2つ目は、Aさんの先輩である優秀な知人が、真面目に就活をしたにもかかわらず、内定獲得にとても苦労していたことだったそうです。
「この人でダメなら、自分はもっと早くから努力しなければ」と強く感じたと言います。
Aさんは大学3年の6月から就活を開始し、以後1年間は就活に時間をかけるつもりでした。それは就活開始時点でのファーストステップが「インターンに採用されること」だったためです。
Aさんは「秋のインターンに参加するのに、秋から就活を始めて間に合うわけがないと思った」と言います。
就活を同期の学生よりも早く開始したことで、「合同説明会やOB訪問などを少しでも多く重ねて、インターンに参加する」というAさんの目論見は見事かなったのです。
このことから「就活は早く始めるに越したことはない」と言えるでしょう。
こびを売らないOB訪問
Aさんがライバルたちと差をつけるために行ったのが「社員との積極的なコミュニケーション」です。
インターンやOB訪問で会う社員の方たちとできるだけ多く会話することを心がけたと言います。ここまでは普通の就活生と同じやり方かもしれません。
しかし、Aさんが違ったのは「こびは売らない」と決めていたことでしょう。
Aさんは就活生がやってしまいがちな「私は御社にお世話になりたいと思っているのですが……」で始める会話を避け、できるだけ率直な会話や質問を心がけたそうです。
目の前にいる社員が所属している企業の競合他社の名前を出して「私は○○社と御社とどちらに向いていると思われますか?」などと質問したこともあると言います。
もちろん、先方が嫌な気持ちにならないよう、言い方には注意を払ったそうです。
そのかいあってか、先方の社員から具体的なソリューションについての話を聞かせてもらったり、先方の「一社会人としての意見」を多く吸収できたそうです。
それらを元に最終面接で逆質問をした時には「深く調べていますね」と面接官に言ってもらえたこともあったと言います。
このことからAさんの率直でこびない話し方が、先方社員に相手が就活生であるということを意識させず、素直な意見を引き出せた、と言えるでしょう。
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験 |
|
対策時期 |
3年(M1)1月 |
対策期間 |
1カ月以内 |
対策方法 | 参考書、 過去の傾向をWEBなどで調査 |
グループディスカッション |
|
対策時期 | 3年(M1)8月 |
練習回数 | 4~6回 |
練習内容 | 対策セミナー、 選考を受ける中で |
面接 |
|
対策時期 | 3年(M1)2月 |
練習回数 | 4~6回 |
練習内容 | 対策セミナー、 メンターとの模擬練習、 選考を受ける中で |
OB/OG訪問 |
|
訪問時期 | 3年(M1)2月 |
訪問回数 | 7~9回 |
大学特有の就活事情は?
Aさんは立命館大学のメリットについて「キャリアセンターが強かったこと」と述べています。
Aさんの大学はキャリアセンターでのサポートがあり、社員との交流にも大変役立てることができました。
キャリアセンター主催のOB訪問に参加したり、情報を確保したりと、学部の学生との付き合いだけでは得られない経験があったそうです。
一方で、デメリットとして「学生の就活に対する熱量が比較的低い」とも言っています。
理系ということもあり、大学院に進学する学生も多く、そういう意味では学部の学生と目指すところが違ったそうです。
そのため、同じ学部では一緒に就活に励むライバルを見つけることができず、就活を始めてからは学部の生徒とはほとんど関わらなくなったとも言っています。
一年間の就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ー |
7 | ー |
ー |
8 |
【インターン】 パナソニック |
・GD対策 |
9 | ー |
ー |
10 |
【インターン】 野村総合研究所 |
ー |
11 |
【インターン】 パナソニック、 NTT西日本 |
ー |
12 |
【インターン】 NTT東日本 |
ー |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 |
【インターン】 野村総合研究所 【本選考】 ソフトバンク |
・WEBテスト/筆記試験 |
2 |
【インターン】 NTTデータ 【本選考】 ソフトバンク、 アクセンチュア |
・面接対策 ・OB/OG訪問 |
3 |
【インターン】 NTT西日本 【本選考】 アビームコンサルティング、 野村総合研究所、 ソフトバンク、NTT西日本、 新日鉄住金ソリューションズ |
ー |
4 |
【インターン】 パナソニック 【本選考】 日本総合研究所、 NTTコムウェア、KDDI、 富士ゼロックス、TIS、 パナソニック、NTTデータ、 NTTドコモ、NTT西日本、 野村総合研究所 |
ー |
5 | ー | ー |
6 |
【本選考】 野村総合研究所 |
ー |
7 | ー |
ー |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
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